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上ちゃん(ホルモン)のベースはSadowsky|黒と赤2本の仕様【2026年版】

上ちゃん(マキシマム ザ ホルモン)の使用ベース|黒と赤のSadowsky 2本の使い分け【2026年版】

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

マキシマム ザ ホルモンでベースを弾く上ちゃんが2020年10月時点でメインにしていたのは、Sadowskyのベース2本です。イケベ楽器店が同月に収録した対談で、本人がレギュラーチューニング用の黒とローチューニング用の赤を「半々くらい」で使い分けていると語っています(出典:イケベ楽器店「特別対談|川崎哲平×上ちゃん(マキシマム ザ ホルモン)【IKEBEベースの日】」、2020年11月11日公開・2025年10月15日再編集)。

この記事では、その2本がそれぞれどんな不満から生まれ、どんな仕様になっているのかを本人の説明に沿って整理します。あわせて、Music Man StingRayとModulusを経た遍歴、対談で明かされた弦のゲージとチューニング、Ado「逆光」をはじめとするバンド外での演奏までを扱います。

上ちゃんのメインベースはSadowsky──黒と赤、2本の使い分け(2020年10月時点)

上ちゃん(本名:上原太)は、マキシマムザ亮君、ダイスケはん、ナヲとともにマキシマム ザ ホルモンを構成する4人のうちの1人で、ベースを担当しています。公式サイト(スマートフォン版)のプロフィールでのパート表記は「4弦と歌とDANGER×FUTOSHI」です。

2本を手がけたのは、対談中で「Sadowsky TYO チーフルシアー」と紹介されている菊地嘉幸氏です。上ちゃんは対談で、黒を作るときの話の中で「SadowskyのJBタイプ」と表現しています。

個体

用途

成り立ちと仕様

赤

ローチューニング用

最初のSadowsky。既存のRV4を改造・セットアップしてもらった1本。Dチューナーを付け、ドロップDとドロップCで使い分けている

黒

レギュラーチューニング用

一からオーダーした2本目。ネックの裏まで黒く塗装。表に出るコントロールはヴォリュームのみ。Modulusの弾き心地を再現したフィンガーランプ付き。指板はエボニー

出典:イケベ楽器店の対談記事(2020年10月収録)での本人と司会の説明

対談では、最初の1本を使い始めたのは2007年とされています。2020年10月の収録時点で、この2本を半々くらいの比率で持ち替えていると本人が話しています。

ポイント:上ちゃんの機材を理解する起点は「1本のメインベース」ではなく、「チューニングで役割を分けた2本」という構成にあります。

合わないと思っていたSadowskyを手にするまで

赤:ダウンチューニングで音が前に出なかったことがきっかけ

上ちゃんが菊地氏を紹介されたのは、2007年3月に秋葉原のライブハウス「グッドマン」で行ったセミナーの終演後でした。このとき「使ってみませんか?」と声をかけられたものの、当時はModulusが大好きだったため、話はいったん流れています。Sadowskyには「すごく上手い、弾ける人が使うベース」というイメージがあり、自分には合わないと思っていたとも話しています。

状況が変わったのは、バンドの楽曲にドロップCなどのダウンチューニングを使う重い曲が増えてきた時期です。上ちゃんはメインとは別にもう1本Modulusを持ってそれで対応していましたが、音が前に出てこないことに悩んでいたと語っています。そこで、ローチューニング用の1本を作ってもらうことになりました。

司会の立﨑隆宏氏(イケベ楽器店 グランディベース東京)は、ツアー直前のタイミングで菊地氏が三日間ほどで仕上げたと聞いた、と振り返っています。上ちゃんによれば、既存のベースを改造・セットアップしてもらったもので、ベースになったのは「普通のディンキー、RV4」。細かい仕様はお任せだったので把握していないそうです。RV4はSadowskyのモデル名で、Sadowskyの輸入代理店だったオカダインターナショナルのサイトでは、ディンキーシェイプのボディを持つMetrolineシリーズのモデルとして掲載されています(オカダインターナショナル「RV4(生産完了品)」)。

対談では、ステンレスフレット、ダウンチューニング用のネックとブリッジのセットアップ、そして汗対策の防水加工が施されたと語られています。実際に弾いてみると想像以上に音が前に出て、暴れ感のあるロックな鳴りだったといい、当時を「イメージで決めつけてすいませんでした」という気持ちだったと振り返っています。

黒:Modulusとの音の差を埋めるためにオーダー

黒ができるまでは、Sadowskyはローチューニング用の赤1本だけで、レギュラーチューニングはModulusという分担でした。司会によれば、DVD『Deco Vs Deco~デコ対デコ~』にはこの組み合わせで収録されています。

赤の音に納得すると、今度はレギュラー用のModulusとの音の差が大きく感じられるようになった、と上ちゃんは話しています。「もうちょっとローがあって、抜けの良い音にしたい」と相談し、それまで弾いてきたModulusの良い部分を残しながら進化させる方向で作ってもらったのが黒です。ピックアップとプリアンプは標準仕様のままだと本人が答えています。

ネックの裏まで黒く塗ったのは、とにかく真っ黒にしたかったことと、裏までしっかり塗装して湿度変化に強くするためだと説明しています。当時、ネック裏まで黒いSadowskyはなかったそうで、司会はこのモデル以降オーダーを受けられるようになったと補足しています。

ブランドではなく、作り手との相性

上ちゃん自身は、Sadowskyというブランドそのものにこだわりがあるわけではなく、菊地氏という人との相性が良かったのだと説明しています。理由として挙げているのは、何でも相談に乗ってくれたこと。さらに、菊地氏や司会の立﨑氏がライブに来てちゃんと音を聴いてくれることを、長く付き合える理由だとも語っています。司会によれば、菊地氏はライブ中に会場のいろいろな場所へ移動して、音の聴こえ方を確かめていたそうです。

ブランド名より、要望を持ち込める相手がいるかどうか。ほかのプレイヤーの使用機材は、INORANの使用ギター|Fenderシグネチャー・ジャズマスターの系譜【2026年版】でも取り上げています。

ポイント:赤はダウンチューニングで音が前に出ないこと、黒はレギュラー用Modulusとの音の差がきっかけです。2本とも、具体的な不満を製作者に持ち込んだところから生まれています。

上ちゃんのSadowskyに入っている工夫

2本には、上ちゃんの演奏環境と弾き方に合わせた仕様が入っています。対談では、それぞれの理由も本人が説明しています。

1. コントロールはヴォリュームひとつだけ(黒)

ボディ表面に出ているノブはヴォリュームのみで、残りのコントロールは裏パネルの中に入れてほしいと、製作時に本人が伝えています。理由は、ライブ中に暴れるので、ツマミがあると触ってしまうからだと説明しています。

2. Modulusの弾き心地を再現したフィンガーランプ(黒)

上ちゃんによれば、Modulusはピックアップが大型のハムバッカーで、指でピッキングしたあとにピックアップに当たって指が止まる感覚があります。SadowskyのJBタイプではそれがなく、弾き心地に違和感があったといいます。

その対策として菊地氏が作ったのが、本人いわく「ダミーピックアップ的なもの(いわゆるフィンガーランプ)」です。Modulusの弦とピックアップの間隔を細かく測ってそれを再現し、ピックガードの材質を加工した専用パーツに仕上げています。微妙にサイズの違う2種類を作って試し、そこから選んだそうです。おかげで違和感なく移行できた、と本人は話しています。

3. 汗に耐えるための防水加工(2本とも)

1本目の赤、2本目の黒ともに、汗が直接内部に入らないようコントロール部分に加工がされています。上ちゃんはその理由を、ライブハウスで水たまりができるほど汗をかく環境でライブをしているからだと説明しています。

なお、司会によれば黒の指板はエボニーです。司会は、硬い材なのでガチガチの音がすると思われがちだが、実際にはパンチの効いたサウンドになり、上ちゃんの音はそれがわかりやすい、という趣旨の説明をしています。

ポイント:ヴォリュームのみはライブ中の誤操作対策、防水は汗対策、フィンガーランプはModulusからの弾き心地の引き継ぎ。3つは理由がそれぞれ別で、どれも本人が自分の困りごととして説明しています。

Sadowskyに至るまでのベース遍歴──StingRayからModulusへ

上ちゃんがベースを弾き始めたのは高校3年生くらいの頃です。それ以前はエレクトーンを習っており、中学生くらいまではエレクトーンの先生を目指してグレード試験も受けていたと話しています。最初はギターを少しだけやっていて、その頃はLUNA SEAが流行っており、J-ROCK的なヴィジュアル系にハマっていたそうです。その後Red Hot Chili Peppersを見てベースに入りました。音楽的にというより、FLEAとバンドの存在そのものがかっこよく、そのイメージに憧れたのが動機だったと本人は説明しています。

  • Music Man StingRay:最初のベース。当時FLEAが愛用していたのと同じStingRayを、曲のコピーより先に「見た目から」買ったと話しています。対談の時点では手元に残っていません

  • Modulus(FLEAモデル):青ラメ塗装でLane Poorのピックアップが付いた個体。StingRayのあと、ライブでずっと使っていたベースで、対談の時点でも「譲れなくて」ずっと所有しています

  • Modulus(ローチューニング用):ダウンチューニングの曲に対応するため、メインとは別に持っていた1本。音が前に出ないことが、赤のSadowskyを作るきっかけになりました

  • Fodera:以前持っていたと本人が語っています。リスナーとしてはMarcus MillerやVictor Wootenが好きだという話の流れで出てきたものです

ModulusのFLEAモデルについて、英MusicRadarはFLEAと結びついた最も初期のベースのひとつとして紹介しています。同サイトが取り上げた個体はLane Poorのピックアップ付きで、ほかにBartoliniやBasslines MMを載せた仕様も用意されていたこと、カーボンを含むネックの滑らかさ、スラップ向きの出力の大きさに触れています(出典:MusicRadar「Cool and classic basses: Modulus Graphite Flea Bass (FB4)」、2012年7月18日)。

大型ハムバッカーのModulusからジャズベースタイプのSadowskyへ移り、その違和感を専用パーツで埋めた、という流れは、上ちゃんの機材の変化をたどるうえでの軸になります。ほかのベーシストの機材は、草刈愛美の使用ベース・機材まとめ|サカナクションの音作りとTAIJI(沢田泰司)の使用ベース|Killer Criminal Bass・Impulss【2026年版】で扱っています。

ポイント:StingRayはFLEAへの憧れから選んだ1本。その後ライブで長く使ったModulusの弾き心地が、黒のSadowskyの仕様に引き継がれています。

本人が語ったセッティング──弦のゲージ、弦高、チューニング

対談で明かされたセッティングの情報は多くありませんが、ローチューニングの扱い方がよくわかる内容です。

項目

内容

弦のゲージ

45〜105。司会が「しかも弦のゲージ普通なんですよ」と振り、本人が「普通の45~105です」と答えています

弦高

低めとみられます。同席した川崎哲平氏が「上ちゃんはきっとローアクション」という前提で話し、上ちゃんはそれを否定せず、逆に哲平氏の弦高が高いことに驚いています

チューニング

黒はレギュラー。赤はDチューナーを付け、ドロップDとドロップCで使い分けています

出典:イケベ楽器店の対談記事(2020年10月収録)

対談では、哲平氏が「一音下げって弦のテンションがベロンベロンになりません?」と投げかけ、司会が弦のゲージは普通のままだと補足しています。司会は実際に上ちゃんのベースを弾かせてもらったことがあり、普通に弾くとまったく弾けなかったと話しています。それに対して上ちゃんは、あの独特の弦のテンション感も含めて好きなのだと答えています。

ポイント:上ちゃんはローチューニングでも標準的なゲージのままで、緩いテンションを「好き」と言っています。ただし司会が普通に弾けなかったと話すほどの設定で、万人向けのセッティングとして語られているわけではありません。

バンドの外での演奏──Ado「逆光」とウルトラ・ザ・上ちゃん

上ちゃんは、Adoの「逆光」(ウタ from ONE PIECE FILM RED)でベースを担当しています。映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌で、楽曲提供はVaundy、歌唱は劇中キャラクター・ウタの歌唱担当であるAdoです。2022年7月6日に配信が始まり、同日にバンドの公式X(当時のTwitter)が上ちゃんのコメントとともに担当を告知しました(出典:激ロック、2022年7月6日)。

さかのぼると、巨乳まんだら王国。のアルバム『王国民洗脳教育セット』で、「割礼カレー」「69」の2曲に「ウルトラ・ザ・上ちゃん」名義でベースを弾いています。Wikipediaでは2004年のリリースとされており、脚注に挙がっている巨乳まんだら王国側のブログ(2007年3月19日)でも、この2曲を上ちゃんが弾いたと紹介されています。

一方で対談の上ちゃんは、セッションミュージシャン的な活動にも興味はあり、他の場所でも弾いてみたいと思いつつ、なかなかセッションに飛び込む勇気がないと話しています。

上ちゃんの話から、機材選びに持ち帰れること

対談では、機材だけで音が決まるわけではないという話も出ています。司会が、エフェクターやプリアンプで膨らませても鳴っていない音は太くならないと述べ、哲平氏も、出ていない周波数はどうイコライジングしても出てこないとPAエンジニアによく言われる、と応じています。上ちゃん自身は、ベースの音がよく抜けて聴こえることについて「そこは凄く楽器に助けられてますね」と話す一方で、試奏している様子を見れば、力の入れ具合や指の圧で「鳴らせてるな、あんまり鳴らせてないか」がわかる、とも語っています。

そのうえで、上ちゃんの経験から読み取れることを3つ挙げます。

1. 乗り換えで弾き心地が変わったら、何が違うのかを言葉にする

上ちゃんは、ModulusからジャズベースタイプのSadowskyへ移ったときの違和感を「ピックアップに当たる(指が止まる)感じがない」と具体的に説明し、菊地氏はそれを寸法の計測と専用パーツで解決しました。大型のハムバッカーを積んだベースからジャズベースタイプに持ち替える人にも、似た違和感が起きる可能性はあります。違和感の中身を言葉にできれば、リペアマンや楽器店に相談しやすくなります。

2. ダウンチューニング用は、本数を分けるだけでは解決しなかった

上ちゃんはもともと、ローチューニング用にメインとは別のModulusを1本持っていました。それでも音が前に出ず、解決したのは、ステンレスフレットを入れ、ダウンチューニング用にネックとブリッジをセットアップした赤のSadowskyでした。楽器そのものも替わっているため、どの要素が効いたのかまでは切り分けられません。それでも、低いチューニング専用の1本を用意するなら、本数を分けるだけでなく、そのチューニングに合わせた調整まで含めて考える、というのが上ちゃんの経験から読み取れることです。

3. 弦のテンションは、真似する前に自分で試す

上ちゃんはドロップCでも45〜105のままで、緩いテンションを好んでいます。一方で、そのベースを弾いた司会は「普通に弾くと全然弾けない」と話しています。同じゲージで下げるか、太い弦にするかは弾き手の好みと弾き方で変わる部分です。上ちゃんの設定をそのまま真似するより、実際に試してから決めるのが無理のない順序です。

複数本のギターを扱った記事として、ギタリストの例も参考になります。Toru(ONE OK ROCK)の使用ギター|PRS Private StockとCustom 24【2026年版】や清水依与吏のメイン機はNash T-57|back number使用ギター15本【2026年版】で扱っています。

ポイント:上ちゃんのセットアップは、いずれも本人の弾き方と演奏環境で起きた問題への対処です。同じ問題が起きていない人が同じ仕様を入れても、同じ効果が得られるとは限りません。

中古で近い方向性の1本を探すときの見方

国内で生産されていたSadowskyのMetroline/TYOシリーズは、2020年初頭に生産拠点をドイツへ移すことが発表され、同年11月11日の池部楽器店のプレスリリースでは、国産の最終在庫が入荷したと案内されていました(出典:株式会社池部楽器店 プレスリリース(PR TIMES)、2020年11月11日)。

本記事では実測にもとづく相場レンジを掲載していません。価格の代わりに、個体を見極めるための判断材料を挙げます。

状態を見るときのチェック項目

  • ネックの反りとトラスロッドの余裕:1フレットと最終フレットを同時に押さえ、中間付近の隙間を見ます。反りが出ていても、ロッドにまだ回す余裕があれば調整で戻せる可能性があります。締め切られている個体は、その先の調整余地が少なくなります

  • フレットの残量:頂点が平らになっていないか、弦の当たる部分に溝ができていないかを確認します。弦高を低くして弾くつもりなら、特に見ておきたいところです

  • 電装系:各ノブをゆっくり回してノイズが出ないか、ジャックの接触が不安定でないかを確認します

  • プリアンプの動作:RV4のようにプリアンプを搭載したベースは、電池まわりの接触不良が音切れの原因になることがあります。新しい電池を入れた状態で試奏させてもらうと切り分けやすくなります

  • 改造の有無:パーツが交換されていないか、出品情報の記載や店員への質問で確認します

調整や修理が必要そうな個体を検討するときは、工房の費用感を先に掴んでおくと判断しやすくなります。費用の考え方は島村楽器 修理の料金は高い?工房相場と比較して検証で整理しています。購入後に音が出ないといったトラブルに遭遇した場合は、アンプの音が出ない原因と対処法──症状別チェックリストで即解決の切り分け手順が参考になります。

購入チャネルの違い

チャネル

試奏

特徴

中古楽器店(店頭)

できる場合が多い

実際に鳴らして判断できる。気になる点を店員に質問できる

フリマアプリ

できない

写真と説明文で判断することになる。状態は出品者に質問して確認する

オークション

できない

入札の状況で価格が動く。個体差のリスクは自分で引き受ける

委託販売

店舗型ならできる場合がある

個人の出品物を店舗が仲介する形。手数料の条件は事業者により異なる

各チャネルの一般的な特徴です。条件は事業者と時期により変わるため、各社の最新の案内をご確認ください

ポイント:弦高を低くして弾くつもりなら、フレットの残量とネックの調整余地は必ず確認したい項目です。試奏できるチャネルの価値はここにあります。

よくある質問

Q1. 上ちゃんのメインベースは何ですか?

Sadowskyです。イケベ楽器店の対談で、本人がレギュラーチューニング用の黒とローチューニング用の赤の2本を挙げ、半々くらいで使い分けていると語っています(2020年10月時点)。

Q2. 黒と赤の2本は何が違うのですか?

赤は最初の1本で、既存のRV4を改造・セットアップしてもらったローチューニング用です。2020年10月の対談時点では、Dチューナーを付けてドロップDとドロップCで使い分けています。黒は一からオーダーしたレギュラーチューニング用で、表に出るコントロールはヴォリュームのみ、Modulusの弾き心地を再現したフィンガーランプ付きです。防水加工は2本ともに入っています。

Q3. 弦のゲージやチューニングは?

弦のゲージは45〜105で、本人が「普通の45~105」と答えています。ローチューニング用でもこのゲージのままで、緩いテンション感も含めて好きだと話しています。

Q4. Sadowskyを使い始めたのはいつですか?

対談では、最初の1本を使い始めたのは2007年とされています。同年3月に秋葉原で行ったセミナーの終演後に、製作者の菊地氏を紹介されたのが出会いでした。

Q5. Ado「逆光」でベースを弾いているのは本当ですか?

はい。2022年7月6日に配信が始まった「逆光」(ウタ from ONE PIECE FILM RED)でベースを担当しています。楽曲提供はVaundy、歌唱はAdoで、映画の劇中歌です。

Q6. 上ちゃんはFenderのジャズベースを使っているのですか?

イケベ楽器店の対談で、上ちゃんが自身のベースとして挙げているのはSadowsky、Modulus、Music Man StingRay、Foderaです。同じ対談にFenderのジャズベースが出てくる場面はありますが、それは同席した川崎哲平氏が自身の使用歴として語っているものです。

まとめ

  • 上ちゃんのメインベースはSadowskyで、レギュラーチューニング用の黒とローチューニング用の赤の2本を使い分けています(2020年10月時点)

  • 赤はダウンチューニングで音が前に出なかったことから、黒はレギュラー用Modulusとの音の差から生まれました。最初の1本の使用開始は2007年とされています

  • 黒にはヴォリュームのみのコントロールとModulusの弾き心地を再現したフィンガーランプ、2本ともに防水加工が入っています

  • それ以前はMusic Man StingRay、続いて青ラメのModulus(FLEAモデル)を使っていました。そのModulusは対談の時点でも所有しています

  • 弦のゲージは45〜105。ローチューニングでも太い弦には替えていません

  • バンド外では、Ado「逆光」(2022年)でベースを担当しています

上ちゃんの機材は、FLEAへの憧れから始まり、演奏の中で感じた具体的な不満をひとつずつ製作者に持ち込むことで形になってきました。何に困っているのかを言葉にできれば、機材選びは型番の暗記ではなく問題解決になる。上ちゃんの2本のSadowskyは、その実例と言えます。

サウンドマニア編集部

楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選びや、メンテナンス・演奏に関する実用的な情報をわかりやすくお届けします。

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