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Toshiyaのベースは2メーカー|ESPとKillerのシグネチャー全9機種【2026年版】

Toshiyaのベースは2メーカー|ESPとKillerのシグネチャー全9機種【2026年版】

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

DIR EN GREYのベーシストToshiyaのシグネチャーモデルは、ESPとKillerの2メーカーから出ています。ESP公式サイトのアーティストページには、ESPブランドだけで4機種が掲載されており、その中心が889mmスーパーロングスケールのESP D-TT [TRICK STAR]と、864mmロングスケールのESP D-TR <RU-DRIVE Arch>です。さらにKillerからも5弦のKB-Impulss Animosityがラインナップされています。ベース・マガジンの公式プレイヤーページでToshiya本人の使用機材として挙げられているのも、この2メーカーの3本です。本記事では、ESP公式・Killer公式に掲載されたスペックを機種ごとに整理し、廉価ラインのEDWARDS E-TT(税込236,500円)やGrassRoots G-TT-MINI(税込79,200円)まで含めた全ラインナップ、さらにアンプ・エフェクターの構成までをまとめました。

Toshiya(DIR EN GREY)の使用ベース——結論と全体像

先に全体像を示します。Toshiyaのシグネチャーベースは、メーカー別・価格帯別に次の3層に分かれます。この構造を押さえておくと、以降のスペック比較と入手ルートの話が読みやすくなります。

  • ESP本体のシグネチャーモデル:ESP D-TT [TRICK STAR](889mmスーパーロングスケール)とESP D-TR <RU-DRIVE Arch>(864mmロングスケール)を中心とした4機種。税込594,000円〜814,000円

  • Killerのシグネチャーモデル:KB-Impulss Animosity(5弦・889mm、税込935,000円)と、そのコストパフォーマンスモデルKB-Impulss Diadem(税込363,000円)

  • 廉価ライン:EDWARDS E-TT(889mm、税込236,500円)、GrassRoots G-TT-MINI(710mmのミニベース、税込79,200円)

本人の使用機材として公表されているのは3本

ベース・マガジンの公式プレイヤーページ「BASSIST FILE-Toshiya」のBASS欄には、次の3本が挙げられています(出典:ベース・マガジン「BASSIST FILE-Toshiya」、2026年9月閲覧)。

  • ESP/D-TT TRICK STAR

  • Killer/KB-IMPULSS Animosity

  • ESP/D-TR RU-DRIVE

同ページには掲載時の実機写真としてESP D-TT TRICK STAR Toshiya Custom“00号機”(ベース・マガジン2020年1月号掲載時)と、Killer KB-IMPULSS Animosity(同2018年11月号掲載時)が載っています。なお、同ページはこの3本の掲載順や優劣を説明していないため、本記事でも「どれがメイン機なのか」という断定はしません。

ここがポイント:ToshiyaのシグネチャーベースはESPだけではありません。ESPのD-TR <RU-DRIVE Arch>の発売告知は2019年6月7日付、KillerのKB-Impulss Animosityの予約特典に関する告知も同社公式ページに2019年6月7日付で記載されています。「Toshiya=ESPのみ」という前提で機材を探すと、Killer製の選択肢が視界から外れます。

Toshiyaのプロフィール

Toshiyaは3月31日生まれ、長野県出身。1997年にDIR EN GREYを結成し、1998年にはインディーズ・バンドとして初の日本武道館公演を成功させ、1999年にメジャー・デビューしました。2018年9月の『The Insulated World』までに10枚のオリジナル・アルバムなどを発表しています。国内の活動に留まらず、2002年にはアジア、2005年にはヨーロッパ、2006年にはアメリカへと進出。個人としては2015年からファッション・ブランド“DIRT 100% Natural Dirty”のクリエイティブ・ディレクターとしても活動しています(出典:ベース・マガジン「BASSIST FILE-Toshiya」、2026年9月閲覧)。

同ページの本人回答Q&Aでは、ベースを始めたきっかけを「十代の頃、ベースという楽器に可能性を感じたから。」と答え、座右の銘として「変化を恐れない。」を挙げています。好きなベーシストを問う設問への回答は「すべてのベーシスト。」でした。

ESP製シグネチャーモデル——全4機種のスペック

ESP GUITARSの公式アーティストページには、ESPブランドのシグネチャーモデルとして4機種が掲載されています(同ページにはEDWARDSとGrassRootsのモデルも併載されており、そちらは後述します。出典:ESP GUITARS公式サイト アーティストページ「Toshiya」、2026年9月15日閲覧。価格・スペックは同ページ掲載)。ここではその全機種を、公式のスペック表に沿って整理します。

ESP D-TT [TRICK STAR]/D-TT [TRICK STAR] BLACK

889mmのスーパーロングスケールを採用したモデルです。ブリッジはGOTOH J510SJ-5、ピックアップはセイモア・ダンカンSSB-5n(ネック)とSSB-5b(ブリッジ)。コントロールはマスターボリュームと3バンドEQで、プリアンプにはESP CINNAMONを内蔵しています。

なお、ESP公式のスペック表は弦数を記載していません。購入時は販売店の商品ページで弦数を確認してください。

項目

D-TT [TRICK STAR]

D-TT [TRICK STAR] BLACK

ボディ

Swamp Ash

Swamp Ash

ネック

Hard Maple, Walnut, Paduak 7P

Hard Maple, Walnut, Paduak 7P

指板

Rosewood, 24frets

Rosewood, 24frets

インレイ

MOP Dot

MOP Dot

スケール

889mm(Super Long)

889mm(Super Long)

ペグ

HIPSHOT Ultralite

HIPSHOT Ultralite

ブリッジ

GOTOH J510SJ-5

GOTOH J510SJ-5

ピックアップ

Seymour Duncan SSB-5n/SSB-5b

Seymour Duncan SSB-5n/SSB-5b

コントロール

Master Volume, 3 Band EQ(ESP CINNAMON)

Master Volume, 3 Band EQ(ESP CINNAMON)

カラー

Black Rising Sun

Black

価格

814,000円(税抜740,000円)

704,000円(税抜640,000円)

この個性的なボディシェイプには由来があります。デジマート・マガジンの製品ニュースによれば、D-TT〈TRICK STAR〉のシェイプは、故IKÜZÖNE(Dragon Ash)が愛用していたikütrönを元に製作されたものです(出典:デジマート・マガジン「【ESP/D-TT〈TRICK STAR〉BLACK】DIR EN GREY Toshiyaモデルのブラック・バージョン」2016年12月14日)。同記事はD-TT〈TRICK STAR〉BLACKを完全受注生産品と紹介しています。

ESP D-TR <RU-DRIVE Arch>/D-TR [RU-DRIVE]

D-TR系は864mmのロングスケールで、ブリッジはGOTOH J510SJ-4。D-TTとはスケール長もフレット数も異なる、別カテゴリのモデルです。

項目

D-TR <RU-DRIVE Arch>

D-TR [RU-DRIVE]

ボディ

Swamp Ash w/Ivory Binding

Alder

ネック

Hard Maple 3P

Hard Maple 3P

指板

Rosewood, 22frets w/Ivory Binding

Rosewood, 22frets w/White Binding

スケール

864mm(Long)

864mm(Long)

ペグ

GOTOH GB707E

GOTOH GB707E

ブリッジ

GOTOH J510SJ-4

GOTOH J510SJ-4

ピックアップ

Seymour Duncan SSB-5n/SSB-5b

Seymour Duncan SJB-1n/SJB-1b(Plastic Covered)

コントロール

Master Volume, 3Band EQ(CINNAMON)

Master Volume, 2 Band EQ, Dummy

カラー

Silver Burst

White

価格

792,000円(税抜720,000円)

594,000円(税抜540,000円)

D-TR <RU-DRIVE Arch>について、ESPの製品ニュースは「既存のD-TRと同シェイプながら、D-TTで培われた要素が盛り込まれた新しいD-TRです。ボディはスワンプアッシュで、ボディトップにはHALIBUTと同系のアーチド加工を施しています」と説明しています。同ページにはToshiya本人のコメントも掲載されており、「水面下でずっと動いてた企画なので、やっと完成に至ることができ感無量です」と語っています(出典:ESP GUITARS「DIR EN GREYの薫、Die、Toshiya ニューモデル発売」2019年6月7日)。

本人使用機“00号機”と市販モデルの違い

ベース・マガジンに掲載されたToshiya本人の実機「ESP/D-TT TRICK STAR Toshiya Custom“00号機”」のスペックは、市販モデルと完全には一致しません。同誌の記載では、ボディがスワンプ・アッシュ、ネックはメイプル/ウォルナット/パープルハートの7ピース、指板はローズウッド、スケール35インチ、24フレット、ピックアップはセイモア・ダンカンSSB-5×2、プリアンプはESP CINNAMON、ペグはヒップショット・ウルトラライト、ブリッジはゴトーJ510SJ-5です。

市販のD-TT [TRICK STAR]と比べると、ネックの積層材の一部が異なります(市販モデルはESP公式表記でPaduak)。本人機と市販品を同一のスペックとして扱わないほうが、購入時の期待値のズレを避けられます。

Killer製シグネチャー——もう一つのシグネチャーライン

KillerからもToshiyaのシグネチャーベースが出ています。ESP公式サイトはKillerを国内ディストリビューターとして掲載していますが、製品としてはESPのシグネチャーモデルとは別のラインです。

KB-Impulss Animosity

Killer公式サイトの製品ページによれば、KB-Impulss Animosityは889mmスケールの5弦ベースです。See-through whiteモデルのスペックは、ボディがAlder 2P、ネックが5ピース(Hard maple/Wallnat/Maple/Wallnat/Maple)のU字シェイプ・ボルトオン、24フレット。ピックアップはSeymour Duncan SJB-5bを2基、ブリッジはGotoh 404SJ-5、ペグ(チューナー)はHipshot HB6Y 3/8、ナットはブラス、ストラップピンはSchaller S-Locksです。コントロールはピックアップのシリーズ/パラレル切り替えスイッチ、マスターボリューム、3バンドEQ(Treble/Middle/Bass)。ヘッドにはToshiyaモデル専用のKillerロゴが入ります。希望小売価格は935,000円(税抜850,000円)で、Killer Hard Caseが付属します(出典:Killer Guitars「KB-Impulss Animosity See-through white」、2026年9月15日閲覧)。

同ページには「一時受注停止中 2023•7•28」と記載されています。購入を検討する場合は、販売店に現在の受注状況を確認するところから始めることになります。

ベース・マガジンに掲載されたToshiya本人使用のAnimosityは、シースルー・オフホワイトとシースルー・ダークブラックの2本。同誌の記載では、オフホワイト個体はボディがメイプル、ネックがメイプル3ピース、ダークブラック個体はボディがアッシュ、ネックがメイプル/ウォルナット/ブビンガの7ピースで、どちらもスケール35インチ、24フレット、ピックアップはセイモア・ダンカンSJB-5×2、プリアンプはESP CINNAMON、ブリッジはゴトー404BO-5(裏通し)です。市販モデルとは仕様が異なる個体である点に注意してください。

KB-Impulss Diadem

Killer公式サイトはKB-Impulss Diademを「KB-Impulss Animosityのコストパフォマンスモデル」と位置づけています。889mmスケール・24フレットの5弦という骨格は共通で、ボディはAlder 2Pまたは3P、ネックは3ピース。ピックアップはKillerオリジナルのJBタイプ(HBサイズカバー付き)、ブリッジはGotoh 205B-5、ペグはGotoh GB707E、ナットはボーン、ストラップピンはESP Strap Lock ESL-01。コントロールはAnimosityと同じくシリーズ/パラレル切り替えスイッチ、マスターボリューム、3バンドEQです。カラーはBlack satin(指板ローズウッド)とWhite satin(指板メイプル)の2色。希望小売価格は363,000円(税抜330,000円)で、こちらもKiller Hard Caseが付属します(出典:Killer Guitars「KB-Impulss Diadem」、2026年9月15日閲覧)。

Diademも同ページに「一時受注停止中 2023•7•28」と記載されています。

予算別に選ぶ——EDWARDS・GrassRootsまで含めた全ラインナップ比較

ESP公式アーティストページには、ESP本体のほかにEDWARDSとGrassRootsのToshiyaモデルも掲載されています。ここまでに挙げた全機種を、価格順に並べて比較します。

モデル

ブランド

スケール

ボディ

ピックアップ

価格(税込)

G-TT-MINI

GrassRoots

710mm

Alder

SB-5n/SB-5b

79,200円

E-T-TR(生産完了)

EDWARDS

864mm

Alder

EW-1B×2

143,000円

E-TT

EDWARDS

889mm

Swamp Ash

SSB-5n/SSB-5b

236,500円

KB-Impulss Diadem

Killer

889mm

Alder 2P/3P

Original JB×2

363,000円

D-TR [RU-DRIVE]

ESP

864mm

Alder

SJB-1n/SJB-1b

594,000円

D-TT [TRICK STAR] BLACK

ESP

889mm

Swamp Ash

SSB-5n/SSB-5b

704,000円

D-TR <RU-DRIVE Arch>

ESP

864mm

Swamp Ash

SSB-5n/SSB-5b

792,000円

D-TT [TRICK STAR]

ESP

889mm

Swamp Ash

SSB-5n/SSB-5b

814,000円

KB-Impulss Animosity

Killer

889mm

Alder 2P

SJB-5b×2

935,000円

※ESP・EDWARDS・GrassRootsの価格はESP公式アーティストページ、Killerの価格はKiller公式製品ページ掲載の希望小売価格(いずれも2026年9月15日閲覧)。E-T-TRはESP公式ページ上で「DISCONTINUED」と表記されています。Killerの2モデルは同社公式ページに「一時受注停止中 2023•7•28」と記載があります。

EDWARDS E-TT——ESP本体と同じスケール・同じピックアップ

予算を抑えつつToshiyaモデルの骨格を手にしたい場合、現実的な選択肢になるのがEDWARDS E-TTです。ESP公式のスペック表によれば、ボディはSwamp Ash、ネックはHard Maple 3P、指板はRosewoodの24フレット、スケールは889mm(Super Long)、ブリッジはGOTOH J510SJ-5、ペグはGOTOH GB707E、ピックアップはSeymour Duncan SSB-5n/SSB-5b、コントロールはマスターボリュームと3バンドのアクティブEQ。カラーはBlackとBlack Rising Sunの2種類で、価格はいずれも236,500円(税抜215,000円)です。

注目したいのは、スケール長(889mm)、ブリッジ(GOTOH J510SJ-5)、ピックアップ(Seymour Duncan SSB-5n/SSB-5b)が、ESP本体のD-TTと同じ型番で記載されている点です。一方でネックの積層構成は異なり(D-TTはHard Maple, Walnut, Paduak 7P、E-TTはHard Maple 3P)、プリアンプもESP公式の表記上は別の回路名が記載されています。ESP公式ページ上でE-TTに生産完了の表記はなく、2026年9月15日時点では現行ラインナップとして掲載されています。

GrassRoots G-TT-MINI——710mmのミニサイズ

さらに手前の価格帯には、GrassRoots G-TT-MINIがあります。ESP公式ページの製品解説は「スケールは710mmとなってます。」と記載しており、ボディはAlder、ネックはHard Maple 3P、指板はPau Ferroの21フレット、ブリッジはBB 010、ピックアップはSB-5n/SB-5b。コントロールはマスターボリューム、ピックアップバランサー、ネックトーン、ブリッジトーンという構成です。価格は79,200円(税抜72,000円)で、ピックガードが付属します。

アンプ・エフェクター——公式プレイヤーページ掲載の機材

ベース・マガジンの公式プレイヤーページには、Toshiyaのアンプとエフェクターも掲載されています。以下はすべて同ページの記載に基づくものです(出典:ベース・マガジン「BASSIST FILE-Toshiya」、2026年9月閲覧)。

アンプ・DI

カテゴリ

機材名

アンプ・ヘッド

Fender/BASSMAN 300

キャビネット

Ampeg/SVT-810E

DI

AVALON DESIGN/U5 MONO DI

DI

BOSS/DI-1

ヘッドとキャビネットで異なるメーカーが組み合わされています。Fender BASSMAN 300のヘッドに、Ampeg SVT-810Eのキャビネットという構成です。DIが2機種挙げられている点も、ライブでの信号の取り回しを考えるうえで参考になります。

エフェクター

機材名

同ページでの分類

Two Notes/Le Bass

プリアンプ

Free The Tone/PA-1QB

イコライザー

TAURUS/TUX

コンプレッサー

TAURUS/Bass Engine

プリアンプ

TECH21/SANSAMP BASS DRIVER DI

プリアンプ

TECH21/SANSAMP BOOST CHORUS

コーラス

Commune/SENTURION CRAZY BOOSTER

ファズ

ZOOM/MS-60B

マルチ・エフェクター

Gamechanger Audio/PLASMA Pedal

オーバードライブ/ディストーション

ROCKTRON/MULTI VALVE

マルチ・エフェクター

Two Notes/TORPEDO LIVE

スピーカー・シミュレーター/ロード・ボックス

同ページで「プリアンプ」と分類されている機材が3機種(Two Notes Le Bass、TAURUS Bass Engine、TECH21 SANSAMP BASS DRIVER DI)挙がっているのが、このリストの目立つ点です。スピーカー・シミュレーター/ロード・ボックスに分類されたTwo Notes TORPEDO LIVEも含まれています。

※上記は掲載順であり、接続順ではありません。同ページは信号の接続順を示していないため、本記事でも接続順の図は掲載していません。

ピック

ESP公式サイトのアクセサリー欄には、Toshiyaモデルのピック「PA-DT08」が掲載されています。素材はポリアセタール、厚さ0.8mm、形状はトライアングル、価格は110円(税抜100円)です。過去にはDIR EN GREY 爆音上映会「目黒鹿鳴館GIG」限定のPA-DT08-BAKUON、TOUR 20 疎外の限定ピックPA-DT08-TOUR20-1も発売されていましたが、いずれもESP公式ページ上でDISCONTINUEDと表記されています。

中古市場での入手——実測データと購入時の見方

ここからは購入検討者向けの実務情報です。サウンドマニアでは2026年9月15日に、デジマートの「ベース」カテゴリを対象として、Toshiyaシグネチャー関連モデルの掲載状況を実測しました。

デジマート掲載状況の実測結果(2026年9月15日時点)

キーワード12種(Toshiya/D-TT/D-TR/E-TT/E-T-TR/E-T-100TR/Animosity/Diadem/TRICK/RU-DRIVE/G-TT-MINI/DIR EN GREY)で横断検索し、重複を除いた結果は次のとおりです。

区分

件数

内容

新品掲載

22件

G-TT-MINI/E-TT/Diadem/D-TR系/D-TT系/Animosity

中古掲載

2件

EDWARDS E-T-100TR(165,000円)/ESP D-TT [TRICK STAR](550,000円)

ヴィンテージ

0件

—

アウトレット

0件

—

※E-T-100TRは、ESP公式のToshiyaアーティストページには掲載のないモデルです。本表はデジマートの掲載状況をそのまま記録したものです。

この実測から言えることは2点です。

1点目。中古の母数が2件では、相場レンジを算出できません。 本記事では実測にもとづく中古相場レンジを掲載していません。掲載価格から推測したレンジを載せることもできますが、母数2件の数値は「相場」と呼べる代物ではないためです。代わりに、状態の見方と比較の手順を後述します。

2点目。中古を待つ必然性が高くありません。 新品掲載が22件あり、なかでもEDWARDS E-TTは5件、GrassRoots G-TT-MINIは2件が掲載価格(メーカー希望小売価格と同額)で並んでいました。ESP本体のD-TT/D-TR系も複数件が掲載されていました。予算が合うなら、状態リスクのある中古個体を探し続けるより、現行品の新品を検討する道が開けているということです(ESP本体のD-TT〈TRICK STAR〉BLACKは2016年の製品ニュースで完全受注生産品と案内されたモデルで、納期は販売店への確認が必要です)。

中古個体を検討するときのチェックポイント

それでも中古で探す場合、Toshiyaモデル特有の確認事項があります。

スケール長の確認。 D-TTとE-TTは889mm、D-TR系とE-T-TRは864mmです。同じ弦・同じ音程であればスケールが長いほど張力は高くなり、フレット間隔も広がります。購入前に自分の手の可動域で演奏できるか、可能であれば試奏で、難しければ最低限、現在使っているベースのスケール長と比較して確認してください。

電装系の動作確認。 ESP・EDWARDS・KillerのToshiyaモデルの多くは、アクティブEQを内蔵しています(例外はEDWARDS E-T-TRで、ESP公式のスペック表ではコントロールがネック/ブリッジそれぞれのボリュームとトーンのみと記載されています)。アクティブ回路は電池駆動のため、中古では電池ボックスの端子の腐食、EQノブを回したときのノイズ、電池を外した状態での音の出方を確認しておくと安心です。

ネックとフレットの状態。 1フレットと最終フレットを同時に押さえ、中間付近のフレットと弦の隙間を見る方法が、ネックの反りを確認する基本的な手順です。フレットは頂点が平らに削れていないかを見ます。D-TTとE-TTは24フレット、D-TR系は22フレットと仕様が異なるので、商品説明のフレット数と実機の写真が一致しているかも合わせて確認してください。

個体差の確認。 Toshiyaモデルには、同じ型番でカラー違いが存在する機種があります(D-TT [TRICK STAR]のBlackとBlack Rising Sun、KB-Impulss DiademのBlack satinとWhite satinなど)。本人使用機と市販モデルでスペックが異なるモデルもあるため、出品説明のスペックがメーカー公式の記載と一致しているかを照らし合わせておくと、思っていたものと違う個体を掴むリスクを下げられます。

よくある質問(FAQ)

ToshiyaはKiller製ベースを使っている?

はい。Killer Guitarsの公式サイトには、Toshiyaのシグネチャーモデルとして「KB-Impulss Animosity」と、そのコストパフォーマンスモデル「KB-Impulss Diadem」の製品ページが掲載されています。ベース・マガジンの公式プレイヤーページでも、Toshiyaの使用ベースとしてKiller/KB-IMPULSS Animosityが挙げられています。ESPのシグネチャーモデルと並行して存在する、もう一つのシグネチャーラインです。

ESPとKillerのシグネチャー、どちらを選べばいい?

公開されているスペックで比較すると、判断材料は次のとおりです。ESP D-TT [TRICK STAR](税込814,000円)はSwamp Ashボディに7ピースネック、ピックアップはSeymour Duncan SSB-5n/SSB-5b、プリアンプはESP CINNAMON。Killer KB-Impulss Animosity(税込935,000円)はAlder 2Pボディに5ピースネック、ピックアップはSeymour Duncan SJB-5bを2基で、ピックアップのシリーズ/パラレル切り替えスイッチを備えます。両者ともに889mmスケール・24フレットという骨格は共通です。違いが出るのは、ボディ/ネックの材構成と、ピックアップの種類、そしてシリーズ/パラレル切り替えの有無です。

なお、Killerの2モデルは公式ページに2023年7月28日付で一時受注停止の記載があるため、現在の受注状況は販売店への確認が必要です。

予算20万円台でToshiyaモデルは買える?

EDWARDS E-TTが税込236,500円で、ESP公式アーティストページに現行モデルとして掲載されています(2026年9月15日閲覧)。889mmスケール、GOTOH J510SJ-5ブリッジ、Seymour Duncan SSB-5n/SSB-5bという骨格はESP本体のD-TTと共通です。さらに予算を抑える場合は、710mmスケールのGrassRoots G-TT-MINI(税込79,200円)という選択肢もあります。

ESP D-TTの独特なボディシェイプには元になったモデルがある?

デジマート・マガジンの製品ニュースによれば、D-TT〈TRICK STAR〉のボディシェイプは、故IKÜZÖNE(Dragon Ash)が愛用していたikütrönを元に製作されたものです。Toshiyaのシグネチャーモデルのなかでも、D-TT系とD-TR系ではシェイプが異なります。

Toshiyaモデルのピックは市販されている?

ESP公式サイトにToshiyaモデルのピック「PA-DT08」が掲載されています。ポリアセタール素材、厚さ0.8mm、トライアングル形状で、価格は110円(税抜100円)です。

まとめ

  • シグネチャーは2メーカー体制:ESP(D-TT [TRICK STAR]/D-TR <RU-DRIVE Arch>ほか4機種)とKiller(KB-Impulss Animosity/Diadem)の両方からモデルが出ています

  • スケールは889mmと864mmの2系統:D-TT・E-TT・Killerの2モデルが889mm、D-TR系とE-T-TRが864mm

  • 廉価ラインはEDWARDS E-TT(税込236,500円)とGrassRoots G-TT-MINI(税込79,200円):E-TTは889mm・SSB-5・J510SJ-5という骨格をESP本体と共有

  • アンプはFender BASSMAN 300+Ampeg SVT-810E:エフェクターはプリアンプ系3機種を含む11機種がベース・マガジンに掲載

  • 中古は実測で2件のみ:相場レンジは算出できる母数に達しないため掲載していません。新品掲載は22件で、現行品から選ぶ道があります

Toshiyaの機材を追いかけるとき、最初につまずきやすいのが「ESPだけを見てしまう」という点です。ESP公式とKiller公式の両方を確認し、そのうえで自分の予算と手のサイズに合うスケール長を選ぶ——この順番で検討すれば、候補の見落としは避けられます。

楽器の選び方や中古楽器の購入に関する情報は、サウンドマニアでも発信しています。

サウンドマニア編集部

楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選びや、メンテナンス・演奏に関する実用的な情報をわかりやすくお届けします。

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