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山中拓也 使用ギター 機材

山中拓也(THE ORAL CIGARETTES)の使用ギター|ジャズマスターとテレキャスの2本【2026年版】

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THE ORAL CIGARETTESのヴォーカル&ギター・山中拓也は、FenderNewsのインタビュー(2018年)で、自分のギターについて「ジャズマスとテレキャスの2本で全然困っていない」と語っています。その2本がFender Classic Player Jazzmaster SpecialとFender American Deluxe Telecasterです。同じインタビューでは、アンプはEVHの5150、足元は「ディレイを1個置いていますけど、ほぼスイッチングだけ」と話し、「エフェクターで音を歪ませるのが嫌い」とも明言しています。この記事では、本人の発言を出典として、ギター・アンプ・足元の順に整理し、中古で同系統の機材を探すときの見方までまとめました。

山中拓也とTHE ORAL CIGARETTES

THE ORAL CIGARETTESは2010年に奈良で結成されたロックバンドで、メンバーは山中拓也(Vo,Gt)、鈴木重伸(Gt)、あきらかにあきら(Ba,Cho)、中西雅哉(Dr)の4人です(FenderNews 2025年4月のプロフィールより)。FenderNewsは山中を「作詞・作曲を手掛けるバンドのフロントマン」と紹介しており、映画『亜人』については、本人がインタビューで「僕らが主題歌(「BLACK MEMORY」)を担当させてもらった」と振り返っています(FenderNews 2018年6月・前編)。

バンドにはもう一人のギタリスト・鈴木重伸がいて、山中は2018年のインタビューで鈴木を「リードギターのシゲ」と呼んでいます。ギター2本の編成のなかで、山中はヴォーカルを取りながらギターを弾くポジションです。

山中拓也の使用ギター

インタビューで取り上げられたギターは、以下のとおりです。

モデル

インタビューでの記載(要旨)

出典

Fender American Deluxe Telecaster

バンドを続ける決意のきっかけになった1本。2025年のインタビューでも「いまだに使っている一本」

FenderNews 2018・2025

Fender Classic Player Jazzmaster Special

2016年末に導入。2018年時点で「今はメインでがっつり使ってます」

FenderNews 2018

Fender American Ultra II Telecaster

2025年の取材で試奏し、「“4月12日から始まるアリーナツアーで使います!”っていうぐらい良かった」と評価

FenderNews 2025

Fender American Deluxe Telecaster:バンドを続ける決意をさせた1本

山中がバンドを続ける覚悟と結びつけて語っているギターが、Fender American Deluxe Telecasterです。2018年のインタビューでは、インタビュアーの「もう10年ぐらい使ってきたわけですね」という問いかけに、山中は「そうですね、僕の音楽人生をずっと見てきてますね」と答えています(FenderNews 2018年7月・後編)。

購入のいきさつは、インタビューによって語られ方が異なります。2018年の後編では、ストラトを壊してバンドをやめようと思っていた時期に、ふらっと入った楽器店で一目見て購入を決め、20万円以上のギターを買ったのはそれが初めてだったと話しています。2025年の前編では、大学の就職活動のときに「音楽で飯を食っていこう」と決め、20数万円のAmerican Deluxe Telecasterを2年ローンで購入したと語っています(FenderNews 2025年4月・前編)。どちらの回でも、このギターが音楽を続ける覚悟を決めた1本として語られている点は共通しています。

音についての評価も具体的です。山中は、カッティングのときはジャキッとしていてほしい一方で、歪ませたときは馴染んでほしいと話し、このテレキャスは歪ませたときにテレキャスの「ガリッとした感じ」がなく、その両方をしっかり鳴らせたと説明しています(FenderNews 2018年7月・後編)。

Fender Classic Player Jazzmaster Special:2016年末に導入、2018年時点のメイン機

2016年末に導入したのが、Fender Classic Player Jazzmaster Specialです。きっかけはバンドのサウンドの変化でした。山中によると、初期のオーラルは中音域〜高音域でガリッと鳴らすギターロックでしたが、だんだん低い音域が必要になり、一時期は鈴木がレスポールに、山中がセミアコに持ち替えたものの、テレキャスからの振り幅が大きすぎたといいます。そこで「テレキャスよりももうちょっと中音域がガツッと出て、なおかつ上のカッティングもキレイに出るギター」をフェンダーに相談し、何本かJazzmasterを試すなかで、そのうちの1本を鳴らした瞬間に「あ、これです」となったと話しています(FenderNews 2018年7月・後編)。

使い勝手については「チューニングが狂うみたいな噂も耳にしましたけど、全然狂わない」と評価し、2018年時点では「今はメインでがっつり使ってます」と話しています。同じインタビューの終盤では、自分のギターについて「ジャズマスとテレキャスの2本で全然困っていない」と述べています。

米国の販売店の製品ページに掲載された仕様によれば、Classic Player Jazzmaster Specialはアルダーボディ、メイプルネック、25.5インチスケールで、出力を高めた「Special Design Hot」シングルコイル・ジャズマスター・ピックアップを2基搭載し、ブリッジにはAdjusto-Matic(アジャストマチック)ブリッジを採用しています。リード回路とリズム回路を切り替えるジャズマスター伝統の2回路式コントロールも備えています(Alamo Music Center 製品ページ)。

Fender American Ultra II Telecaster:2025年の取材で試奏

2025年のFenderNewsの取材では、American Ultra II Telecasterを試奏しています。記事の紹介によれば、このモデルはフラットな指板、ボディのUltraコンター加工、Ultra II Noiseless Vintage Teleピックアップなどを特徴としています。山中は「ハイが落ちないギャリッとしたサウンド」がテレキャスに求める部分だとしたうえで、このギターはその良さが音にしっかり出ていたとし、「このままスタジオに持って行って“4月12日から始まるアリーナツアーで使います!”っていうぐらい良かった」と評価しました(FenderNews 2025年4月・前編)。ただし、この発言は試奏の感想であり、実際にツアーで使用したかどうかは同記事では述べられていません。

ギター遍歴:最初の1本からセミアコの時期まで

2018年のインタビューで山中が語ったギター遍歴は、次のとおりです(FenderNews 2018年7月・後編)。

  • 小学5年生のときに12,000円ほどのギターを購入

  • 中学生で70,000円ほどのフェンダーの木目のTelecasterを購入。当時好きだったthe band apartの荒井岳史がストラトとテレキャスを使っていたこと、マンガ『BECK』の影響もあったと話しています

  • 高校2年生のころの3ピースバンドでは、USA製フェンダーのサンバーストのストラトキャスターを使用

  • その後American Deluxe Telecasterを手にし、バンドのサウンドの変化に合わせて一時期セミアコを使用(機種名は語られていません)

なお、2025年のインタビューでは、最初のギターの話が別の形で語られています。そこでは、兄にベースを買われて音楽を始めた当時は「ギターはまだ買ったことがなかった」とし、荒井岳史については「別メーカーのものを使っていた」けれど高価だったため、それに似たモデルを探して買ったのがフェンダーとの出会いだったと話しています(FenderNews 2025年4月・前編)。

アンプ:EVHの5150

アンプについて、山中は2018年のインタビューで「アンプはEVHの5150を使っている」と話しています。山中によれば、もともとテックに勧められてレコーディングでずっと使っていたEVHの5150を、自分で購入したタイミングが、ちょうど楽曲「5150」を作り始めたころだったそうです(FenderNews 2018年7月・後編)。

気に入っている点として、山中は「とにかく歪みがキレイ」「クリーンでもクランチみたいに使えて、めっちゃ使える」と挙げ、フェンダーのギターとの相性の良さにも触れています。なお、同インタビューでの呼び方は「EVHの5150」で、具体的な型番や出力までは語られていません。

足元:ディレイ1台とスイッチングだけ

山中の足元は、非常にシンプルです。インタビュアーから「アンプで音色を作って、足元でスイッチングするだけ」と確認された山中は、「ディレイを1個置いていますけど、ほぼスイッチングだけですね」と答えています(FenderNews 2018年7月・後編)。ディレイの機種名は、このインタビューでは語られていません。

理由もはっきりしています。山中は「昔から、エフェクターで音を歪ませるのが嫌いなんです。アンプで歪ませたほうが絶対にパンチ力があると思う」と話し、さらに「足元でパンパンやるよりも歌に集中したい」として、アンプで歪みを作っていると説明しています。ヴォーカリストでもあるという立場が、足元を最小限にする理由になっているわけです。

山中拓也の音作りの考え方

ここまでの発言をまとめると、山中の音作りは次の3点に集約できます。

  • 歪みはエフェクターではなくアンプで作る(EVHの5150)

  • ギターには、カッティングの切れと、歪ませたときの馴染みの両立を求める(Telecaster/Jazzmaster)

  • 足元は最小限にして、歌に集中する

2025年のインタビューでも、フェンダーへの信頼は変わっていません。山中は、レコーディングスタジオでさまざまなメーカーのギターとアンプを全部の組み合わせで弾いたとき、フェンダーが一番ブレず、フェンダーのギターとフェンダーのアンプの組み合わせは反応が速く、レスポンスが全然違ったと振り返っています(FenderNews 2025年4月・前編)。その感覚が、いまもフェンダーを使い続けている理由のひとつだと話しています。

同系統の機材を中古で探すときのポイント

本記事では実測にもとづく相場レンジを掲載していません。価格の代わりに、同じモデルを探すときの確認ポイントをまとめます。

American Deluxe Telecasterは個体ごとに仕様を確認

American Deluxe Telecasterは、中古市場で「Noiseless」「SCN Pickups w/S-1 Switch」など、ピックアップやスイッチの仕様を併記した個体が掲載されています(2026年9月26日、デジマートの掲載商品名より)。同じモデル名でもピックアップやスイッチの仕様が異なる個体があるため、候補の個体ごとに、ピックアップの種類とスイッチの仕様を出品情報で確認してから比較してください。

Classic Player Jazzmaster Specialはブリッジと回路を確認

Classic Player Jazzmaster Specialは、Adjusto-Maticブリッジとフローティング式トレモロを組み合わせた構造です。中古では、ブリッジやトレモロアームの欠品・交換の有無、リード回路とリズム回路の切り替えスイッチが正常に動作するかを確認しておくと安心です。

共通のチェック項目

  • ネックの反りとねじれ(反りはトラスロッドで調整できるが、ねじれは修正が難しい)

  • フレットの減り具合(すり合わせや交換が必要になると追加費用がかかる)

  • ボリューム・トーンのガリ、ジャックの接触不良

  • オリジナルパーツの有無と、ケースなど付属品の状態

よくある質問

山中拓也のメインギターは?

2018年のFenderNewsのインタビューでは、Fender Classic Player Jazzmaster Specialを「今はメインでがっつり使ってます」と話し、American Deluxe Telecasterとあわせて「ジャズマスとテレキャスの2本で全然困っていない」と述べています。2025年のインタビューでも、American Deluxe Telecasterを「いまだに使っている一本」と話しています。

エフェクターで歪ませていますか?

2018年のインタビューで、山中は「エフェクターで音を歪ませるのが嫌い」と話し、歪みはアンプで作っていると説明しています。足元はディレイ1台とスイッチングだけとのことです。

楽曲「5150」とアンプの関係は?

山中によれば、アンプの5150を自分で購入したのが、ちょうど楽曲「5150」を作り始めたころでした。曲名を考えていたときにアンプの「5150」の意味を調べ、当時の自分の状態にぴったりだと感じてそのままタイトルにしたそうです(FenderNews 2018年7月・後編)。

まとめ

2018年のインタビュー時点での山中拓也の機材は、Fender American Deluxe TelecasterとFender Classic Player Jazzmaster Specialの2本を軸に、アンプはEVHの5150、足元はディレイ1台とスイッチングだけという構成です。歪みはアンプで作り、足元は最小限にして歌に集中する――この考え方は2018年のインタビューで本人が明言しており、2025年のインタビューでもフェンダーのギターとアンプへの信頼を語っています。同系統の機材を中古で探すときは、個体ごとの仕様の違いと、ブリッジ・電装系の状態を確認してから比較してください。

サウンドマニア編集部

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