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高嶋ちさ子の使用バイオリン|1736年製ストラディバリウス「ルーシー」と代わりのバイオリン3選

高嶋ちさ子の使用バイオリン|1736年製ストラディバリウス「ルーシー」と代わりのバイオリン3選

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

高嶋ちさ子の公式プロフィールに「愛用器」として書かれているのが、1736年製のバイオリン「ストラディバリウス」、愛称「ルーシー」です。

この記事では、このバイオリンの種類・特徴と、値段や手に入れ方について分かっていること、弓などのその他の機材、代わりに新品で探せるストラディバリウスモデル(ストラディバリウスの型をもとに作られたモデル)のバイオリン3つを紹介します。

高嶋ちさ子のバイオリン「ルーシー」とは

公式プロフィールに書かれた1736年製のストラディバリウス

高嶋ちさ子の公式サイトのプロフィールには、「愛用器 ストラディバリウス」「製造:1736年製」「愛称:ルーシー」と書かれています。日本コロムビアのプロフィールにも、「愛用器:ストラディバリウス(1736年製)」「愛称:ルーシー」とあります。

ストラディバリウスとは、イタリアのクレモナに住む楽器職人アントニオ・ストラディバリが作った楽器のことです(大阪芸術大学の記事より)。ルーシーは、この楽器の愛称です。公式サイトの文章では、「ルーシーちゃん」とも呼んでいます。

楽器

製作年

愛称

高嶋ちさ子との関係(誰がどう紹介しているか)

ストラディバリウス

1736年製

ルーシー

公式サイトと日本コロムビアのプロフィールで「愛用器」。CDJournalの年譜(年ごとのできごとをまとめた表、2009年)では、2003年に「購入」

※高嶋ちさ子の公式サイト、日本コロムビアのプロフィール、CDJournalの特集をもとに編集部がまとめました。

出典:高嶋ちさ子 公式サイト「Profile」/日本コロムビア「高嶋ちさ子 プロフィール」/CDJournal「高嶋ちさ子SPECIAL 〜高嶋ちさ子の歩み」(2009年6月24日)/大阪芸術大学「作品が生まれる舞台裏を見に行こう【ヴァイオリニスト 川井郁子】」(2021年6月11日)

本人が購入を決めたバイオリン

公式サイトによると、高嶋ちさ子がはじめてルーシーに出会ったのは、兄の知り合いが持っていたストラディバリウスを、兄と見に行ったときです。そのときは、手に入れたいという気持ちは「微塵もなく」と書いています。

その後、「ロジェリ」という楽器で演奏していたころに、ルーシーと再会しました。初めて試し弾きしたときの感想は、「あれ?こんなもん?」だったそうです。

それでも、まわりの人からストラディバリウスの「威力、可能性」を聞くうちに、悩み始めました。最後は「楽器好きの旦那様の後押しもあり、清水の舞台から飛び降りることにしたのです。」と書いています。

CDJournalの特集(2009年6月24日)の年譜では、2003年に「知人から「ぜひあなたに弾いてほしい」と1736年製のストラディヴァリ(愛称:ルーシー)を購入。」と紹介されています。

出典:高嶋ちさ子 公式サイト「Profile」/CDJournal「高嶋ちさ子SPECIAL 〜高嶋ちさ子の歩み」(2009年6月24日)

ルーシーの前に使っていたバイオリン「ロジェリ」

公式サイトには、ルーシーと再会する前は「自分で手に入れたお気に入りの「ロジェリ」という楽器」で演奏していたと書かれています。CDJournalの年譜では、1998年に「イタリア生まれの楽器“ロジェリ”を購入。」とあります。

ロジェリを作った職人のフルネームや、作られた年は、公式サイトにもCDJournalの年譜にも書かれていません。

年

できごと

出典

1998年

イタリア生まれの楽器「ロジェリ」を購入

CDJournalの年譜

2003年

1736年製のストラディバリウス(愛称:ルーシー)を購入

CDJournalの年譜

※CDJournalの特集(2009年6月24日)の年譜をもとに編集部がまとめました。公式サイトのプロフィールには、この2つの年は書かれていません。

出典:高嶋ちさ子 公式サイト「Profile」/CDJournal「高嶋ちさ子SPECIAL 〜高嶋ちさ子の歩み」(2009年6月24日)

高嶋ちさ子が書くルーシーの特徴は「素直にポンといい音」

弾かないと音が前に出てこないバイオリン

公式サイトで、高嶋ちさ子は「一日でも弾かないと、ヤドカリが殻にこもってしまうかのように、音が前に出てこなくなるのです。」と書いています。それでも弾き込んでいくと機嫌を直してくれて、「素直にポンといい音を出してくれるのです。」と書いています。

一度もけがや病気をしていない楽器

公式サイトによると、ルーシーは高嶋ちさ子のもとに来てから「一度も怪我も病気もしない」そうです。300年近く前の楽器は、冬の乾燥や夏の湿気で楽器屋さんに通うことが多いのに、「なぜかこの子は本当に健康でいい子なんです。」と書いています。

出典:高嶋ちさ子 公式サイト「Profile」

高嶋ちさ子がテレビで見せたバイオリンの手入れは新幹線のおしぼり

RBB TODAYの記事(2022年6月1日)によると、高嶋ちさ子はテレビ番組『セブンルール』で、新幹線でもらえるおしぼりで「約7000万円のヴァイオリン」の手入れをして見せました。RBB TODAYの記事には、そのバイオリンの作者や愛称は書かれていないので、ルーシーかどうかは分かりません。

番組のナレーションでは、「愛用する世界最高峰のバイオリン、6億円のストラディバリウスも、使い捨てのおしぼりで拭いている」と紹介されました。本人は、「乾燥している時季はこれを切って(バイオリン)ケースの中に入れておくと、とてもいい湿気具合になる」と話しています。

出典:RBB TODAY「高嶋ちさ子、6億円ストラディバリウスの手入れは使い捨てのおしぼり」(2022年6月1日)

ルーシーの値段は公式プロフィールに書かれていない

ルーシーの値段は、公式サイトと日本コロムビアのプロフィール、CDJournalの年譜には書かれていません。この記事で紹介したほかの記事にも、本人がいくらで買ったかを話した言葉はありませんでした。

RBB TODAYの記事(2022年6月1日)によると、『セブンルール』のナレーションでは「6億円のストラディバリウス」と紹介されました。これは番組のナレーションで、本人の言葉ではありません。また、RBB TODAYの記事には、6億円のストラディバリウスがルーシー(1736年製)だとは書かれていません。

弦楽器店のチャキは、アントニオ・ストラディバリの楽器などについて、「余程の問題がある個体を除けば販売価格相場は最低で億単位から」と紹介しています。これはルーシーの値段ではありません。

出典:RBB TODAY「高嶋ちさ子、6億円ストラディバリウスの手入れは使い捨てのおしぼり」(2022年6月1日)/チャキ弦楽器「イタリアのオールド・ヴァイオリン」

本物のストラディバリウスはデジマートの検索では見つからなかった

楽器の通販サイトのデジマートで、バイオリンのカテゴリを「ストラディバリ」という言葉で検索したところ、出てくるのはストラディバリウスをもとに作られた楽器などでした。ストラディバリ本人が作ったバイオリンは見つかりませんでした。

ストラディバリウスのような名器は、財団が持っていて、演奏家に貸し出していることもあります。笹川音楽財団は、アントニオ・ストラディバリやグァルネリが作った「最高峰の弦楽器」を、「一流の演奏家や有望な若手演奏家に無償で貸与する」事業をしています。将来プロの演奏家をめざすなら、こうした仕組みがあることも知っておきましょう。

出典:デジマートの検索結果(バイオリン「ストラディバリ」)/笹川音楽財団「ジュピター|保有楽器」

高嶋ちさ子のその他の機材

弓はアルシェの「Sartory SPECIAL model」

  • 種類:弓メーカー、アルシェ(Archet)のバイオリンの弓です。アルシェのアーティストページに、高嶋ちさ子の弓として「VIOLIN BOW, Sartory SPECIAL model」が載っています。モデル名に、Sartory(サルトリー)の名前が付いています。

  • 特徴:高嶋ちさ子は、アルシェのページで「クラシックの小品からタンゴやロックまで、幅広い曲目をこの一本で不安なく弾ける。激しい強さと甘い音色をもつアルシェ一弓。」とコメントしています。「出来ればもう一本欲しいです!!」とも書いています。

  • 値段:アルシェのアーティストページに値段は書かれていません。アルシェの公式通販には、「E.SARTORYモデル」のバイオリン弓(T.SUZUKI A ODAWARA)が825,000円(税込、限定品)で載っています。高嶋ちさ子の弓と同じものかは、書かれていません。

  • 手に入れ方:アルシェの公式通販で、サルトリーの名前が付いたモデルの弓を探してみましょう。ただし、通販に載っているのは「E.SARTORYモデル」で、「Sartory SPECIAL model」と同じ弓かは分かりません。アーティストページには日付が書かれていないので、今も使っているかも分かりません。

出典:アルシェ「高嶋ちさ子|アーティスト」/[アルシェ オンラインショップ「T.SUZUKI A ODAWARA- E.SARTORYモデル / ヴァイオリン弓 [S174]【限定品】」](https://shop.archet.co.jp/c/instrument/violinbow/gd147)

パリのエルメスで特注したバイオリンケース

  • 種類:パリのエルメスで特注した、バイオリンのケースです。

  • 特徴:デイリースポーツの記事(2024年2月29日)によると、高嶋ちさ子は自分のInstagramで「パリのエルメスで2002年ぐらいにオーダーしたヴァイオリンケースです」と紹介しました。同じ投稿で、「普段は軽いのが良いので、全然使ってない」とも書いています。

  • 値段:記事に値段は書かれていません。

  • 手に入れ方:エルメスで特注したケースです。ふだん使っている軽いケースのブランドは、記事に書かれていません。

出典:デイリースポーツ「まるで絵画!高嶋ちさ子 エルメスでオーダーした激レアなヴァイオリンケース披露「なんて素敵」「素敵すぎる」」(2024年2月29日)

高嶋ちさ子のバイオリンの代わりに探せるストラディバリウスモデルのバイオリン3選

本物のストラディバリウスは、デジマートの検索でも見つからなかったため、ストラディバリウスの型(形)をもとに作られた新品のバイオリンを3つ紹介します。どれも高嶋ちさ子のモデルではなく、音が同じとは限りません。

バイオリン

種類

特徴

値段(税込)

手に入れ方

ヤマハ YVN500S

ヤマハのバイオリン

ストラディバリウスの形状がもと、オイルニスアンティーク仕上げ

2,002,000円(希望小売価格)

ヤマハ公式サイトに生産完了の表示はない

ヤン・ロレンツ(Jan Lorenz) NO10/Stradivarius Model

ヤン・ロレンツのバイオリン

型番に「Stradivarius Model」とある

374,000円(島村楽器の店舗ページの販売価格、2025年9月)

島村楽器の店舗ページで紹介

アントン・プレル(Anton Prell) No.3 Stradivarius

アントン・プレルのバイオリン

ストラディバリウスの黄金期の型がモチーフ

280,500円(島村楽器の店舗ページの販売価格、2025年9月)

島村楽器の店舗ページで紹介

※ヤマハ公式サイトと、島村楽器の店舗ページをもとに編集部がまとめました。

1. ヤマハ YVN500S

  • 種類:ヤマハが作っているバイオリンです。

  • 特徴:ヤマハは「ストラディバリウスの形状をベースに」作ったと紹介しています。仕様表のボディタイプも「ストラディバリウスタイプ」です。表板はスプルース、裏板・側板はメイプル(どちらも木の種類)、指板(弦を押さえる板)はエボニーで、オイルニスアンティーク仕上げです。

  • 値段:希望小売価格は2,002,000円(税込)で、3本の中でいちばん高いモデルです。

  • 手に入れ方:ヤマハ公式サイトに生産完了の表示はありません。新品を楽器店で探してみましょう。

出典:YVN500S(ヤマハ公式サイト)/YVN500S 仕様(ヤマハ公式サイト)

2. ヤン・ロレンツ NO10/Stradivarius Model

  • 種類:ヤン・ロレンツ(Jan Lorenz)というブランドのバイオリンです。

  • 特徴:島村楽器SOCOLA南行徳店は、「ストラディバリモデルで作られたこちらは、低音から高音までバランスよい響き。」と紹介しています。

  • 値段:島村楽器SOCOLA南行徳店のページ(2025年9月2日)では、374,000円(税込)です。

  • 手に入れ方:島村楽器の店舗ページで紹介されている楽器です。在庫や今の値段は、お店に問い合わせてみましょう。

出典:島村楽器 SOCOLA南行徳店のバイオリン紹介ページ(2025年9月2日)

3. アントン・プレル No.3 Stradivarius

  • 種類:アントン・プレル(Anton Prell)のバイオリンです。島村楽器 イオン新浦安店のページ(2020年5月15日)では、「StradivariusSET」として、弓やケースとのセットで紹介されています。

  • 特徴:島村楽器SOCOLA南行徳店は、「このNo.3は当社だけの最高品番で、ストラディヴァリウスの黄金期の型をモチーフにし」と紹介しています。

  • 値段:島村楽器SOCOLA南行徳店のページ(2025年9月2日)では280,500円(税込)で、3本の中でいちばん手ごろです。

  • 手に入れ方:島村楽器の店舗ページで紹介されている楽器です。在庫や今の値段、セットかどうかは、お店に問い合わせてみましょう。

出典:島村楽器 SOCOLA南行徳店のバイオリン紹介ページ(2025年9月2日)/島村楽器 イオン新浦安店のバイオリン紹介ページ(2020年5月15日)

高嶋ちさ子のバイオリンについてよくある質問

高嶋ちさ子のバイオリンは何?

公式サイトと日本コロムビアのプロフィールによると、1736年製のストラディバリウスで、愛称は「ルーシー」です。どちらのプロフィールも「愛用器」と書いています。

ルーシーは本人のもの?

公式サイトで、本人は「清水の舞台から飛び降りることにしたのです。」と、手に入れると決めたときのことを書いています。CDJournalの年譜(2009年)でも、2003年に「購入」と紹介されています。

いつから使っている?

CDJournalの年譜では、ルーシーを購入したのは2003年です。公式サイトと日本コロムビアのプロフィールには、使い始めた年は書かれていません。

ルーシーの値段はいくら?

公式サイトと日本コロムビアのプロフィールには、値段は書かれていません。RBB TODAY(2022年6月1日)によると、テレビ番組のナレーションでは「6億円のストラディバリウス」と紹介されています。本人の言葉ではなく、ルーシーのことだとも書かれていません。

高嶋ちさ子の弓は?

アルシェのアーティストページに、「VIOLIN BOW, Sartory SPECIAL model」が載っています。ページに日付がないので、今も使っているかは分かりません。

代わりのバイオリンを手ごろに買うなら?

この記事で紹介した3本の中では、アントン・プレルのNo.3 Stradivariusが280,500円(税込、2025年9月の島村楽器の販売価格)でいちばん手ごろです。ストラディバリウスの型をモチーフにしたモデルですが、高嶋ちさ子のモデルではありません。

まとめ|高嶋ちさ子のバイオリンは1736年製ストラディバリウス「ルーシー」

高嶋ちさ子の公式プロフィールに書かれている愛用器は、1736年製のストラディバリウス、愛称「ルーシー」です。本人が悩んだすえに手に入れると決めた楽器で、CDJournalの年譜では2003年に購入しています。値段は公式プロフィールには書かれておらず、デジマートの検索でもストラディバリ本人が作ったバイオリンは見つかりませんでした。代わりにストラディバリウスの型のバイオリンを探すなら、高いモデルならヤマハのYVN500S、中くらいならヤン・ロレンツのNO10/Stradivarius Model、手ごろさならアントン・プレルのNo.3 Stradivariusが選ぶ目安です。

※本記事は特定のメーカー・販売店・買取業者との広告提携に基づくものではありません。

本記事は個人の使用経験に基づく情報です。楽器・機材の使用に際しては、取扱説明書や専門家の指示に従い、安全にご注意ください。

サウンドマニア編集部

楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選びや、メンテナンス・演奏に関する実用的な情報をわかりやすくお届けします。

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