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高田雄一(ELLEGARDEN)の使用ベース|1962年製プレベとTMG、似たベース3選

高田雄一(ELLEGARDEN)の使用ベース|1962年製プレベとTMG、似たベース3選

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

高田雄一のメインベースとして2022年に紹介されたのが、フェンダーのベース「1962年製プレシジョン・ベース」です。

この記事では、このベースと、ライブで使っているTMG Guitar(アメリカのギター・ベース工房)のプレベ型(フェンダーのプレシジョン・ベースに似た形)のベースについて、種類・特徴・値段・手に入れ方と、似たベース3選、アンプなどのその他の機材を紹介します。

高田雄一のベース「1962年製プレシジョン・ベース」とは

1962年製プレシジョン・ベースとは、フェンダーが1962年に作ったプレシジョン・ベース(プレベ。フェンダーが1951年に出したエレキベース)です。60年以上前に作られた、ヴィンテージ(古い年代の楽器)のベースになります。

ベース・マガジンは、2008年の活動休止の前からメインとして使っているベースだと紹介しています。2022年のアルバム『The End of Yesterday』でも、3曲を除くすべての曲の録音に使われました。

2022年の取材の時点では、ライブで主にTMG Guitarのプレベ型のベースを使っていました。TMG Guitarには「STETSON」というプレベ型のモデルがあり、高田雄一は2021年にSTETSONを使うことになったと、TMGギターの日本正規代理店が紹介しています。高田雄一は「現代の楽器のほうがライヴで使うにはコンディション的にも優れていると思います」と話しています。

ベース

高田雄一との関係

フェンダーの1962年製プレシジョン・ベース

2022年時点のメイン(2008年の活動休止の前から)。『The End of Yesterday』では「Strawberry Margarita」「Mountain Top」「Breathing」以外の8曲の録音で使用

TMG Guitarのプレベ型

主にライブで使用。『The End of Yesterday』では上の3曲の録音で使用

Fender Custom Shop Master Grade Precision Bass

2004〜2006年ごろのステージのメイン

Fender Precision Special(1979〜1981年製)

2023年の機材展示で、高田雄一のベースとして展示

※ベース・マガジン(2022年12月24日)、TMGギター日本正規代理店(2021年2月1日)、池部楽器店のイケシブ(2021年3月13日・2023年6月17日)の記事をもとに編集部がまとめました。ベース・マガジンはTMGのベースを「PBタイプ」(プレベ型のこと)と書いていて、モデル名は書いていません。STETSONというモデル名は、TMGギター日本正規代理店の2021年の記事によるものです。

出典:ベース・マガジン「INTERVIEW – 高田雄一[ELLEGARDEN]」(2022年12月24日)/Guitar World「How Fender's Precision Bass set the template for electric bass guitars in 1951」(2022年1月31日)/TMGギター日本正規代理店「ELLEGARDEN の高田さんがご来店!」(2021年2月1日)/イケシブ「ELLEGARDEN Special Exhibition」(2021年3月13日)/イケシブ「機材レポート|ELLEGARDEN×イケシブ(IKEBE SHIBUYA)」(2023年6月17日)

1962年ごろのプレベと高田雄一のSTETSONは、どちらもアルダーのボディ

1962年製プレシジョン・ベース

1962年ごろのプレベは、次のような作りでした。アルダー、メイプル、ローズウッドは、どれも楽器に使われる木材の名前です。

項目

1962年ごろのプレベの仕様

ボディ(本体)

アルダー材(1956年から)

ピックアップ(音を拾うマイク)

2つに分かれたスプリットコイル(1957年から)

指板(弦を押さえる板)

ローズウッド材(1959年から)。1962年に、薄い板を貼る作りに変わった

ピックガード(ボディを守る板)

べっこう柄(1959年から)

※Guitar World(2022年1月31日)の年表をもとに編集部がまとめました。その年代のプレベの一般的な仕様で、高田雄一の1本の仕様ではありません。

出典:Guitar World「How Fender's Precision Bass set the template for electric bass guitars in 1951」(2022年1月31日)

TMG GuitarのSTETSON

STETSONとは、アメリカの工房TMG Guitarが作る、プレベ型のベースです。TMGギターの日本正規代理店は、1951年に作られた最初のソリッドボディ(中が空洞でない本体)のエレキベースに敬意を払ったモデルと紹介しています。

項目

高田雄一がライブで使ったSTETSONの仕様

ボディ(本体)

アルダー材

ネック(さお)

メイプル材

指板(弦を押さえる板)

メイプル材

ピックアップ(音を拾うマイク)

リンディー・フレーリン(Lindy Fralin)製

ペグ(弦を巻く部品)

ヒップショット製

ブリッジ(弦を支える部品)

バダスII

※楽器店のTC楽器(TMG Guitarの日本正規代理店)の説明をもとに編集部がまとめました。高田雄一がライブで使った黒の1本の仕様です。指板のメイプルは、TC楽器の「高田雄一さん使用機」の商品ページの記載です。STETSONの標準のボディはアッシュ材で、アルダーはこの1本の仕様です。2021年に使うことになった白のSTETSONと、2022年にライブで使っているTMGのベースの仕様は公表されていません。

出典:TMGギター日本正規代理店「STETSON(ステットソン)」/TC楽器「TC楽器ベースコーナーにてTMG “全機種” 試奏可能!!」(2021年11月11日)/[TC楽器「TMG Guitar [正規取扱店] STETSON」](https://tcgakki.com/products/tc110624)

高田雄一のベースの値段は、どちらも新品の定価が出ていない

1962年製プレシジョン・ベースは60年以上前のヴィンテージなので、新品では売られていません。

STETSONは、TMGギターの日本正規代理店のモデル紹介ページに価格の掲載がありません。価格は販売店ごとに異なります。

ベース

新品の定価

新品の扱い

1962年製プレシジョン・ベース

─

売られていない

TMG GuitarのSTETSON(プレベ型)

掲載なし

日本の正規代理店のTC楽器(2021年の記事)

※TMGギター日本正規代理店のモデル紹介ページと、TC楽器のブログ(2021年11月11日)をもとに編集部がまとめました。「─」は、ヴィンテージのため新品の定価がないものです。

出典:TMGギター日本正規代理店「STETSON(ステットソン)」/TC楽器「TC楽器ベースコーナーにてTMG “全機種” 試奏可能!!」(2021年11月11日)

高田雄一と同じベースを手に入れるなら中古を探そう

デジマート(楽器の売り買いができるサイト)で「1962 Precision Bass」を探したところ、ヴィンテージの出品は3件でした。TMG GuitarのSTETSONは、5弦の中古が1件だけで、4弦の出品はありませんでした。出品が少ないため、中古の相場は載せていません。

見つけたときは、次の点を確かめてみましょう。

  • 1962年製と書かれているか(1962年の仕様を再現した新しいモデルと間違えない)

  • ボディの塗装が作られた当時のままか、塗り直したリフィニッシュか

  • ピックアップや部品が、作られた当時のものか交換されたものか

  • ネックの反りやフレット(音の高さを区切る金属の棒)のすり減りがないか

  • STETSONの場合は、4弦か5弦か

出典:デジマートの検索結果(1962 Precision Bass)/デジマートの検索結果(TMG PB)

高田雄一のベースに似たフェンダーのベース3選

1962年製のプレベは手に入りにくいため、1960年代のプレベの仕様をもとにした、今のフェンダーのベースを3本紹介します。高田雄一のベースではなく、今のフェンダーの製品ページに載っているモデルです。仕様が近いベースで、音が同じとは限りません。

ベース

種類

特徴

値段(税込)

手に入れ方

American Vintage II 1960 Precision Bass

アメリカ製の1960年仕様のプレベ

アルダー材、ローズウッド指板(指板の丸み7.25インチ。指板の表面のカーブの大きさ)、1960年仕様のスプリットコイル

393,800円

新品を楽器店で探す

Made in Japan Traditional 60s Precision Bass

日本製の60年代風のプレベ

バスウッド材、ローズウッド指板(丸み9.5インチ)、スプリットコイル

140,800円

新品を楽器店で探す

Squier Classic Vibe '60s Precision Bass

フェンダーのブランド、スクワイヤー(Squier)の60年代風のプレベ

ポプラ材、インディアンローレル(木材の名前)の指板(丸み9.5インチ)、アルニコ(磁石の材料)のスプリットコイル

77,000円

新品を楽器店で探す

※フェンダー公式サイトの各製品ページをもとに編集部がまとめました。

1. American Vintage II 1960 Precision Bass

  • 種類:フェンダーのアメリカ製のプレベで、1960年に作られたモデルを再現しています。

  • 特徴:アルダー材のボディに、メイプルのネックと、スラブ(厚い板を貼る作り)のローズウッド指板(丸み7.25インチ)。ピックアップは「Pure Vintage '60」のスプリットコイルです。ボディの木材とローズウッドの指板が、1962年ごろのプレベと同じです。指板はスラブで、1962年に変わった薄い板を貼る作りとは違います。

  • 値段:393,800円(税込)。

  • 手に入れ方:新品を楽器店で探してみましょう。

2. Made in Japan Traditional 60s Precision Bass

  • 種類:フェンダーの日本製のプレベで、60年代風の仕様のモデルです。

  • 特徴:メイプルのネックに、ローズウッド指板(丸み9.5インチ、20フレット)と、ヴィンテージスタイルのスプリットコイルを組み合わせています。ボディはバスウッド材で、1962年ごろのプレベのアルダー材とは違います。

  • 値段:140,800円(税込)。

  • 手に入れ方:新品は楽器店で扱っています。

3. Squier Classic Vibe '60s Precision Bass

  • 種類:フェンダーのブランド「スクワイヤー(Squier)」の、60年代風のプレベです。

  • 特徴:ポプラ材のボディに、インディアンローレルの指板(丸み9.5インチ、20フレット)と、アルニコのスプリットコイルを組み合わせています。形とピックアップの種類はプレベと同じですが、木材は1962年ごろのプレベと違います。

  • 値段:77,000円(税込)。3本の中でいちばん手ごろです。

  • 手に入れ方:新品を楽器店で見比べてみてください。

※フェンダー公式サイトの各製品ページの仕様と価格をもとに編集部がまとめました。

出典:American Vintage II 1960 Precision Bass(フェンダー公式サイト)/Made in Japan Traditional 60s Precision Bass(フェンダー公式サイト)/Classic Vibe '60s Precision Bass(フェンダー公式サイト)/Guitar World「How Fender's Precision Bass set the template for electric bass guitars in 1951」(2022年1月31日)

高田雄一のその他の機材

ベース以外では、アンプやエフェクター(音を変える機械)も使ってきました。

機材

種類

高田雄一との関係

Ampeg SVT-VR

ベースアンプのヘッド(音を大きくする部分)

2006年または2007年から、2018年の活動再開まで使用

Kemper Profiler

アンプの音を再現する機械

『The End of Yesterday』の録音で、ベースの音作りに使用

ボスのコーラス

音を揺らして広げるエフェクター

「Strawberry Margarita」の2番のBメロで使用(「Mountain Top」でも使いたかったと話している)。ELLEGARDENのギタリスト、生形真一から借りたもの

※イケシブ(2021年3月13日・2023年6月17日)とベース・マガジン(2022年12月24日)の記事をもとに編集部がまとめました。Ampeg SVT-VRを使い始めた年は、2021年の記事では2007年、2023年の記事では2006年と書かれています。

出典:イケシブ「ELLEGARDEN Special Exhibition」(2021年3月13日)/イケシブ「機材レポート|ELLEGARDEN×イケシブ(IKEBE SHIBUYA)」(2023年6月17日)/ベース・マガジン「INTERVIEW – 高田雄一[ELLEGARDEN]」(2022年12月24日)/同(3ページ目)

Ampeg SVT-VR

  • 種類:アンペグの真空管(音を大きくする部品)を使ったベースアンプのヘッドです。

  • 特徴:「ブルーライン」と呼ばれる昔のSVT(アンペグのベースアンプのシリーズ)を復刻したモデルです。イケシブは、2018年の復活ライブでも使われたと紹介しています。

  • 値段:アンペグ公式サイトの今の製品ページに載っていないため、新品の価格は載せていません。

  • 手に入れ方:中古を探してみましょう。アンペグの今の真空管ヘッドには「SVT-CL」があります。

出典:イケシブ「ELLEGARDEN Special Exhibition」(2021年3月13日)/SVT-CL(アンペグ公式サイト)

Kemper Profiler

  • 種類:ケンパーが作る、アンプの音を再現する機械です。

  • 特徴:高田雄一は『The End of Yesterday』の録音で、ベースの音をKemperで作り、リアンプ(録った音をあとでアンプに通し直すこと)はしなかったと話しています。どの機種かは話していません。

  • 値段:ケンパー公式ストアでは、PROFILER Head(MK 2)が215,000円です。

  • 手に入れ方:ケンパー公式ストアで買えます。

出典:ベース・マガジン「INTERVIEW – 高田雄一[ELLEGARDEN]」(2022年12月24日)/PROFILER Head & PROFILER Rack(ケンパー公式ストア)

ボスのコーラス

  • 種類:ボスのコーラス(音を少し揺らして広がりを出すエフェクター)です。

  • 特徴:高田雄一は「Strawberry Margarita」の2番のBメロで、ライブでコーラスを踏んでいると話しています。この曲や「Mountain Top」でコーラスを使いたくて探していたとき、生形真一が余っていたものを貸してくれたそうです。機種名は話していません。

  • 値段:機種名が分からないため、価格は載せていません。

  • 手に入れ方:ボスの今のコーラスには、CE-2W、CH-1、CE-5があります。楽器店で確かめてみてください。

出典:ベース・マガジン「INTERVIEW – 高田雄一[ELLEGARDEN]」(2022年12月24日)/同(1ページ目)/CE-2W(ボス公式サイト)/CH-1(ボス公式サイト)/CE-5(ボス公式サイト)

高田雄一のベースについてよくある質問

高田雄一のメインベースは?

2022年のベース・マガジンの取材の時点では、1962年製のフェンダーのプレシジョン・ベースです。ベース・マガジンは、2008年の活動休止の前からメインとして使っていると紹介しています。ライブ用には、主にTMG Guitarのプレベ型のベースが紹介されていました。

出典:ベース・マガジン「INTERVIEW – 高田雄一[ELLEGARDEN]」(2022年12月24日)

1962年製プレシジョン・ベースは今も手に入る?

新品では手に入りません。60年以上前のヴィンテージなので、中古を探してみましょう。デジマートでは、ヴィンテージの出品が3件でした。

出典:デジマートの検索結果(1962 Precision Bass)

1962年製プレベとSTETSONは何が違う?

作ったメーカーと年代が違います。1962年製プレベは60年以上前のフェンダーのベースで、その年代のプレベの指板はローズウッドです。STETSONはアメリカの工房TMG Guitarが作っているプレベ型のベースで、高田雄一がライブで使った黒の1本はメイプルの指板でした。

出典:Guitar World「How Fender's Precision Bass set the template for electric bass guitars in 1951」(2022年1月31日)/TMGギター日本正規代理店「STETSON(ステットソン)」/TC楽器「TC楽器ベースコーナーにてTMG “全機種” 試奏可能!!」(2021年11月11日)

TMG GuitarのSTETSONはどこで買える?

2021年のTC楽器の記事では、TC楽器がTMG Guitarの日本の正規代理店と紹介されています。価格は代理店のモデル紹介ページに載っていないので、お店に確かめてみましょう。

出典:TMGギター日本正規代理店「STETSON(ステットソン)」/TC楽器「TC楽器ベースコーナーにてTMG “全機種” 試奏可能!!」(2021年11月11日)

1962年製プレベに近いベースはいくら?

1960年のモデルを再現したAmerican Vintage II 1960 Precision Bassは、フェンダー公式サイトで393,800円(税込)です。

出典:American Vintage II 1960 Precision Bass(フェンダー公式サイト)

もっと安く似たベースを買うなら?

Squier Classic Vibe '60s Precision Bassが77,000円(税込)で、3本の中でいちばん手ごろです。ただし、ボディと指板の木材は1962年ごろのプレベと違います。

出典:Classic Vibe '60s Precision Bass(フェンダー公式サイト)

まとめ|高田雄一の2022年時点のメインは1962年製プレベ、ライブはTMGのプレベ型

高田雄一の2022年時点のメインベースは、2008年の活動休止の前から使っている1962年製のフェンダーのプレシジョン・ベースです。ライブでは、TMG Guitarのプレベ型のベースが中心でした。似たベースを探すなら、1960年の仕様に近いならAmerican Vintage II 1960 Precision Bass、日本製ならMade in Japan Traditional 60s Precision Bass、手ごろさならSquier Classic Vibe '60s Precision Bassが選ぶ目安です。

コーラスを貸した生形真一の機材は、生形真一の使用ギターの記事で紹介しています。

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※本記事は特定のメーカー・販売店・買取業者との広告提携に基づくものではありません。

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