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SUGIZOの使用機材|歴代ギターとアンプ・エフェクターボード、似たギター3選

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

SUGIZOが2014年から使っているのが、ESPのストラトタイプのギター「NAVIGATOR N-ST SGZ Custom」です。

この記事では、N-ST SGZ Customとシグネチャーモデル(本人のこだわりや仕様を反映して作られた製品)の種類・特徴・値段・手に入れ方と、歴代のギター、アンプとエフェクター、似たギター3選を紹介します。

SUGIZOのギター「NAVIGATOR N-ST SGZ Custom」とは

NAVIGATOR N-ST SGZ Customとは、ESPのブランド「NAVIGATOR」の、SUGIZOのシグネチャーモデルです。NAVIGATORシリーズは2025年7月31日で生産を終えましたが、一部のシグネチャーモデルは販売が続いています。形はストラトキャスター(フェンダーの代表的なエレキギター)に近い、ストラトタイプです。

SUGIZOは2022年のBARKSのインタビューで、「今となってはもうほぼすべてP-90を載せたストラトが自分のメインになっています」と話しています。P-90とは、幅の広いシングルコイル(コイルが1つのピックアップ)のことです。ピックアップは、弦の振動を拾って音にするマイクのような部品です。

BARKSによると、N-ST SGZ Custom -DII-は、2014年のLUNA SEAの25周年ツアーから使っているギターです。SUGIZOは「僕のストラト(N-ST SGZ)は全部22フレット」とも話しています。フレットとは、指板に打たれた金属の棒で、音の高さを区切るものです。

モデル

ボディ(本体)/指板(弦を押さえる板)

ピックアップ

N-ST SGZ Custom -DII-

アルダー/ローズウッド

3つ(Staple Pickup Repro ALNICO V、SP90-1n、SP90-1b)

N-ST SGZ Custom -FZ-

スワンプアッシュ/メイプル

3つ(Staple Pickup Repro ALNICO V、SP90-1n、SP90-1b)

N-ST SGZ Custom -EDEN-

スワンプアッシュ/ローズウッド

3つ(Staple Pickup Repro ALNICO V、SP90 TB Space×2)

N-ST SGZ Custom -S.K.I.N.-

アルダー/ローズウッド

2つ(Staple Pickup Repro ALNICO V、SP90-1b)

N-ST SGZ Custom -KIKUMARU-

アルダー/ローズウッド

2つ(Staple Pickup Repro ALNICO V、SP90-1b)

※ESP公式サイトのSUGIZOのアーティストページをもとに編集部がまとめました。市販のモデルの仕様で、本人のギターとは違う場合があります。-DII-は、2014年の発表のときは「-D2-」と書かれていました。

出典:BARKS「【機材インタビュー】SUGIZO、ギター遍歴に顕在化する理想」(2022年12月30日)/BARKS(同記事2ページ目)/BARKS(同記事3ページ目)/ESP GUITARS「SUGIZO」/ESP「NAVIGATOR」/島村楽器「LUNA SEAのSUGIZOとJのニューモデルが発表!」(2014年12月19日)

SUGIZOの歴代ギターは、ハムバッカーからP-90のストラトへ

SUGIZOのギターは、時期によって大きく変わってきました。BARKSのインタビューで、本人は次のように話しています。

  • デビューのころのライブは、ESPのPrince(プリンス)でハムバッカー(コイルを2つ使った、太い音のピックアップ)を使い、レコーディングではストラトを使っていた

  • 1990年代は、メインのギターにフロイドローズ(弦を強く固定する、アームの仕組み)が付いていた

  • 2000年代の初めはシングルコイルのストラトで、いろいろ試してP-90を載せるようになった

  • ソロでは「滅多にハムバッカーは使わない」(近年のLUNA SEAでは、ヘヴィなリフの曲でギブソンのレスポール・カスタムも使う)

フロイドローズを使わなくなった理由について、SUGIZOは「フロイドローズは音が好きじゃないから」と答えています。

時期

ギター

中身

デビューのころ

ESP Prince

ライブで使ったハムバッカーのギター

1990年代の初め

ESP HORIZON

X JAPANに入ってから、また使うようになった

1995年〜

ESP ECLIPSE

1995年のECLIPSE S-Iから始まったシリーズ

2004年に入手

Fender Stratocaster 1969 "Apollo"

本人と同じ1969年製。ソープバー(P-90)を3つ載せ、22フレットに改造

2007年製作

ESP ECLIPSE V-IX

はじめの名前はV-VIII。2014年にピックアップを変えて今の名前に

2014年〜

NAVIGATOR N-ST SGZ Custom -DII-

LUNA SEAの25周年ツアーから使用

2019年

C.F. MARTIN CUSTOM GPC STYLE41 SGZ

本人の初めてのアコースティックギターのシグネチャーモデル

2025年発売

ESP ECLIPSE E-V

ECLIPSEの30周年を記念したセミアコ(中が一部空洞のギター)

※BARKS(2022年12月30日・2023年10月7日)とESP公式サイトをもとに編集部がまとめました。

X JAPANでは、ハードロックの音に合わせて、アルダーのボディとメイプルトップのHORIZONを曲ごとに使い分けていると話しています。1969年製のレスポールは、いろいろ改造して使っています。

BARKSのギター紹介には、ほかに1961年製のGibson ES-330も載っています。1957年製のストラトと、土屋昌巳から受け継いだストラト「菊丸」は、改造せずに大切にしています。

ECLIPSE E-Vについて、SUGIZOは「遂に生涯共にできるECLIPSEが生まれた」とコメントしています。

出典:BARKS「【機材インタビュー】SUGIZO、ギター遍歴に顕在化する理想」(2022年12月30日)/BARKS(同記事2ページ目)/BARKS(同記事3ページ目)/ESP「SUGIZO ECLIPSE 30周年を記念したESP ECLIPSE E-Vを発売」(2025年11月7日)/BARKS「【トークイベント完全再現】SUGIZO × ESP」(2023年10月7日)

N-ST SGZ Customの特徴はP-90とシンクロナイズド・トレモロ

N-ST SGZ Customは、P-90系のピックアップと、シンクロナイズド・トレモロ(ストラトキャスターと同じ仕組みの、アームで音程を揺らすブリッジ)を組み合わせたギターです。

項目

市販モデルN-ST SGZ Custom -DII-の仕様

ボディ

アルダー

ネック(さお)

ハードメイプル

指板

ローズウッド、22フレット

ピックアップ

フロントStaple Pickup Repro ALNICO V、センターSP90-1n、リアSP90-1b

ブリッジ(弦を支える部品)

GOTOH GE101TS

色

Distressed Black(使い込んだような加工をした黒)

※ESP公式サイトのSUGIZOのアーティストページをもとに編集部がまとめました。BARKSによると、本人の-DII-は、センターとリアのピックアップがSP90 TB Spaceです。

SUGIZOのメインのストラトは、フロイドローズではなくシンクロナイズド・トレモロです。本人は「シンクロを極めるとね、狂いはアーミングで直せるんですよ」と話し、チューニングの狂いはアームで直せると説明しています。

ブリッジを浮かせる(フローティング)かどうかも、曲ごとに変えています。ブリッジミュート(手のひらで弦を軽く押さえる弾き方)のバッキング(歌やソロの後ろで弾く伴奏)が多い曲では、ブリッジをボディにぴったり付けて使います。

出典:ESP GUITARS「SUGIZO」/BARKS「【機材インタビュー】SUGIZO、ギター遍歴に顕在化する理想」(2022年12月30日)/BARKS(同記事2ページ目)

SUGIZOモデルの値段は、EDWARDSの258,500円からESPの1,793,000円まで

今のESP公式サイトに載っているSUGIZOのシグネチャーモデルは、ESPグループの5つのブランドから出ています。いちばん手ごろなのはEDWARDSで、いちばん高いのはESPのECLIPSE E-Vです。

ブランド

モデルの数

値段(税込)

主なモデル

ESP

9

957,000円〜1,793,000円

ECLIPSE E-V、ECLIPSE S-III、HORIZON SGZ Custom

NAVIGATOR

6

1,078,000円〜1,518,000円

N-ST SGZ Custom -DII-(1,111,000円)、-EDEN-(1,518,000円)

E-II

2

429,000円〜451,000円

HORIZON SGZ Custom

EDWARDS Platinum

1

324,500円

E-JG SGZ Custom -JGM-(ジャガーの形)

EDWARDS

3

258,500円〜280,500円

E-SE-DII(280,500円)、E-SE-S.K.I.N.、E-SE-KIKUMARU

※ESP公式サイトのSUGIZOのアーティストページをもとに編集部がまとめました。値段は2026年10月15日に見た公式サイトの表示です。NAVIGATORのN-JG SGZ Custom -JGM-は、色違いの2つを1モデルとして数えました。

値段は、発売のころより上がっているモデルもあります。たとえばECLIPSE E-Vは、2025年11月の発売のときは1,760,000円(税込)でした。

ESPのNAVIGATORのページには、NAVIGATORシリーズは2025年7月31日で生産を終え、一部のシグネチャーモデルは当面販売を続けると書かれています。ECLIPSE E-Vは、完全受注生産(注文を受けてから作る)です。

今のSUGIZOモデルでも、HORIZONとECLIPSE S-IIは、フロイドローズとハムバッカーの仕様です。ほかのモデルは、多くがP-90系のピックアップを載せています。

2025年2月には、SUGIZOのピックアップ「Seymour Duncan Custom Shop SP90 SGZ」も発売されました。値段は、ブリッジ用とネック用がどちらも77,000円(税込)です。

出典:ESP GUITARS「SUGIZO」/ESP「NAVIGATOR」/ESP「SUGIZO ECLIPSE 30周年を記念したESP ECLIPSE E-Vを発売」(2025年11月7日)/島村楽器「SUGIZO氏の2025年新アクセサリーが多数登場」(2025年2月21日)

SUGIZOと同じギターを手に入れるなら楽器店の新品か中古を探そう

デジマート(楽器の売り買いができるサイト)で探したところ、SUGIZOモデルのギターは、ほとんどが楽器店に並ぶ新品でした。

区分

件数

いちばん安い

下から25%

真ん中

上から25%

いちばん高い

EDWARDS E-SE(新品)

36件

242,000円

258,500円

258,500円

280,500円

280,500円

NAVIGATOR N-ST SGZ Custom(新品)

26件

880,000円

1,078,000円

1,078,000円

1,111,000円

1,518,000円

ESP ECLIPSE(新品)

33件

979,000円

1,089,000円

1,243,000円

1,793,000円

1,793,000円

※2026年10月15日のデジマートの掲載価格(実際に売れた価格ではありません)をもとに編集部がまとめました。ESP ECLIPSEは、型によって値段が大きく違います。

中古のSUGIZOモデルは13件だけで、どのモデルも3件以下でした。そのため、中古の相場は載せていません。

中古を見つけたときは、次の点を確かめてみましょう。

  • モデル名の最後の記号(-DII-、-FZ-、-S.K.I.N.-など)は何か

  • ピックアップが2つか3つか(N-STには、どちらの仕様もあります)

  • ブリッジがシンクロナイズド・トレモロか、フロイドローズか

  • アームを使ったあと、弦の音程が戻るか

  • ネックの反りやフレットのすり減りがないか

  • ケースや証明書などの付属品がそろっているか

出典:デジマートの検索結果(SUGIZO)/ESP GUITARS「SUGIZO」

SUGIZOのギターに似たギター3選

P-90系のピックアップとトレモロを持つストラトタイプのギターを3本紹介します。SUGIZOのモデルではなく、ほかのメーカーやブランドのギターです。仕様が近いギターで、音が同じとは限りません。

ギター

種類

特徴

値段(税込)

手に入れ方

FUJIGEN NST120RAL

日本のメーカーFUJIGENのストラトタイプ

P-90タイプ×2、アルダーのボディ、22フレット

145,200円

FUJIGENの直販サイトや楽器店で探す

HISTORY HST/P90-Premium/LTD

島村楽器のブランドのストラトタイプ

P-90タイプ×3、使い込んだような加工の黒

326,000円

島村楽器の店舗で探す

GrassRoots G-SNAPPER-CTM/P

ESPグループの手ごろなギター

フロントにP-90タイプ、リアにハムバッカー、24フレット

68,200円

生産終了。店頭の在庫や中古を探す

1. FUJIGEN NST120RAL

  • 種類:日本のメーカー、FUJIGEN(フジゲン)のストラトタイプのギターです。

  • 特徴:P-90タイプのピックアップが2つで、ハムバッカーはありません。アルダーのボディ、ローズウッドの指板、22フレットで、楽器店のイケベ楽器はトレモロを「FGN TP-N88」と紹介しています。ピックアップが2つの-S.K.I.N.-や-KIKUMARU-に近い組み合わせです。ネック側のピックアップとブリッジの部品は、SUGIZOモデルと違います。

  • 値段:145,200円(税込)です。生産終了のGrassRootsをのぞくと、3本のうちでいちばん手ごろです。

  • 手に入れ方:FUJIGENの直販サイトでは、入荷してもすぐに売り切れることが多い商品と書かれています。直販サイトや楽器店の在庫を探してみましょう。

2. HISTORY HST/P90-Premium/LTD

  • 種類:島村楽器のブランド「HISTORY」のストラトタイプのギターです。

  • 特徴:P-90タイプのピックアップが3つで、トレモロが付いています。アルダーのボディに、使い込んだような加工をした黒の塗装です。ピックアップが3つの-DII-に近い見た目と仕様です。ピックアップとブリッジの部品は、SUGIZOモデルと違います。

  • 値段:326,000円(税込)です。EDWARDS PlatinumのE-JG SGZ Custom -JGM-(324,500円)とほぼ同じ値段です。

  • 手に入れ方:限定(LTD)の仕様で、数は書かれていません。島村楽器の店舗の在庫を探してみましょう。

3. GrassRoots G-SNAPPER-CTM/P

  • 種類:ESPグループの手ごろなブランド「GrassRoots」のギターです。

  • 特徴:フロント(ネック側)にP-90タイプ、リア(ブリッジ側)にハムバッカーを載せ、シンクロタイプのトレモロが付いています(楽器店ESP渋谷の出品ページより)。N-ST SGZ Customにはハムバッカーがないので、ここは大きく違います。フレットも24フレットで、N-ST SGZ Customの22フレットと違います。

  • 値段:ESP公式サイトの表示は68,200円(税込)です。

  • 手に入れ方:ESP公式サイトでは生産終了になっています。楽器店に残っている新品や、中古を探してみましょう。

出典:FUJIGEN公式ショップ「NST120RAL」/イケベ楽器「FUJIGEN Neo Classic Series NST120RAL (Black)」/デジマート(島村楽器 水戸マイム店「HISTORY HST/P90-Premium/LTD」)/ESP「G-SNAPPER-CTM/P」/デジマート(ESP渋谷「GrassRoots G-SNAPPER-CTM/P」)

SUGIZOのアンプは、LUNA SEAとソロで違う

SUGIZOのアンプは、バンドと時期によって違います。

時期・公演

アンプ

使い方

2017年 LUNA SEA "The Holy Night 2017"

EVH 5150III

メインのアンプ。3つのチャンネルをすべて使う

2017年 LUNA SEA "The Holy Night 2017"

Divided by 13 LDW 17/39

クランチ(軽く歪んだ音)用

2017年 LUNA SEA "The Holy Night 2017"

VHT Two/Fifty/Two

ディレイ(音を遅らせて重ねる効果)の音を大きくするパワーアンプ

2019年〜2023年 ソロ・SHAG(SUGIZOが参加するセッションバンド)

Fractal Audio Axe-FX III

アンプの音を作るプロセッサー。2022年・2023年のキャビネット(スピーカーの箱)はフェンダー製

2025年2月 LUNA SEA 東京ドーム

BOGNERのキャビネット3台

クランチ・メイン・ディレイで、音ごとにキャビネットを分ける

※STAGE(2017年・2019年・2022年・2023年の機材紹介)、BARKS(2022年12月30日)、サウンド&レコーディング・マガジン(2025年4月7日)をもとに編集部がまとめました。2025年の東京ドームの記事には、アンプのヘッドの機種名は書かれていません。

2017年のLUNA SEAでは、メインの歪みにクランチの音を混ぜ、ディレイの音は別のアンプとキャビネットから出していました。2025年の東京ドームでも、クランチ・メイン・ディレイで音を分けていました。

出典:STAGE「【SUGIZO 機材紹介】2017.12.24@さいたまスーパーアリーナ LUNA SEA "The Holy Night 2017"」/STAGE「【SUGIZO 機材紹介】2019.7.8@中野サンプラザホール」/STAGE「【SUGIZO機材紹介】2022.10.18@Billboard Live TOKYO」/STAGE「【SUGIZO機材紹介】2023.7.10@Zepp DiverCity(TOKYO)」/サウンド&レコーディング・マガジン「LUNA SEA『LUNATIC TOKYO 2025 -黒服限定GIG-』東京ドーム公演の音響を徹底解剖」(2025年4月7日)

EVH 5150III(アンプ)

  • 種類:EVHの真空管(音を大きくする昔ながらの部品)のギターアンプのヘッド(音を大きくする本体。スピーカーは別の箱)です。

  • 特徴:STAGEによると、2017年のLUNA SEAではメインのアンプで、3つのチャンネルをすべて使っていました。

  • 値段:日本の公式価格は確かめられませんでした。アメリカの楽器店Sweetwaterでは、100Wのモデルが2,149.99ドルです。

  • 手に入れ方:今も売られているモデルです。楽器店で探してみましょう。

出典:STAGE(2017年12月24日の機材紹介、4ページ目)/Sweetwater「EVH 5150III 100-watt Tube Head - Ivory」

Divided by 13 LDW 17/39(アンプ)

  • 種類:Divided by 13のギターアンプのヘッドです。

  • 特徴:2017年のLUNA SEAでは、クランチの音を作るアンプでした。STAGEによると、歪ませた音の芯とコード感を補うために、EVHの音に混ぜていました。

  • 値段:今のメーカー公式サイトのラインナップにはないため、新品の価格はありません。

  • 手に入れ方:中古を探してみましょう。

出典:STAGE(2017年12月24日の機材紹介、4ページ目)/Divided by 13公式サイト

Fractal Audio Axe-FX III(プロセッサー)

  • 種類:アンプやエフェクターの音をデジタルで作る、フラクタル・オーディオのプロセッサーです。

  • 特徴:SUGIZOは2022年のサウンド&レコーディング・マガジンで、Axe-FX IIIを、近年のソロ・ワークやセッションの「主力兵器」で、「めちゃくちゃ優秀なプロセッサー」だと話しています。シンセサイザー奏者のHATAKENとのアルバム『The Voyage to The Higher Self』の制作では、メイン・クランチ・ディレイの音を別々に出して録音しました。

  • 値段:メーカー公式サイトに価格はなく、販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:今もAxe-Fx IIIとして売られています。楽器店や中古で探してみましょう。

出典:サウンド&レコーディング・マガジン「ギターをモジュラーに"ブチ込む" SUGIZOが語るクロスオーバーなサウンド・メイク」(2022年3月18日)/STAGE(2023年7月10日の機材紹介、3ページ目)/Fractal Audio「Axe-Fx III」

SUGIZOのエフェクターボードの中身

SUGIZOのエフェクター(音に変化を付ける機材)は、とても数が多いです。下の表は、2017年のLUNA SEAと、2022年・2023年のソロやSHAGの公演の機材紹介や機材写真に、くり返し出てくる主なエフェクターです。

機材

種類

出てくる公演

Free The Tone RM-1S/RM-2S

リングモジュレーター(金属的な音を足す。SUGIZOのシグネチャーモデル)

2017年(RM-1S)、2022年(RM-1S)、2023年(RM-2S)

Maxon PDM1

モジュレーションディレイ(音を遅らせて揺らす効果)

2017年、2022年、2023年

BOSS RE-20

テープエコー(昔のテープ式のディレイ)の音を出すペダル

2017年、2022年、2023年

DigiTech Whammy II

ワーミー(足で音程を上げ下げする)

2017年、2022年(BARKSの機材写真)、2023年

strymon BigSky

リバーブ(音に響きを足す)

2017年、2022年、2023年

Fulltone '69 MkII

ファズ(音を強く歪ませる)

2017年、2022年、2023年

moogerfooger MF-102

リングモジュレーター

2017年(型番の記載なし)、2022年、2023年

Jim Dunlop Cry Baby(ラックワウ)

ワウ(足で踏んで「ワウワウ」という音を出す)

2017年、2022年(BARKSの機材写真)

Free The Tone ARC-3/ARC-53M

スイッチャー(たくさんのエフェクターの切り替えをまとめる機材)

2017年(ARC-3)、2022年・2023年(ARC-53M)

※STAGE(2017年12月24日・2022年10月18日・2023年7月10日の機材紹介)とBARKS(2022年12月30日)の機材写真の説明をもとに編集部がまとめました。2017年の機材紹介ではWhammy WH-2と書かれています。2017年は、ワーミーの機能を持つWhammy DTも並んでいました。BARKSの機材写真には、どの公演の写真かは書かれていません。

2017年のLUNA SEAでは、ほかにもEventideのTime Factor・Mod Factor、Free The ToneのFlight Time FT-1Y、MXR Phase 90、Electro-Harmonix Ravish Sitar(シタールの音を出す)などが並んでいました。2019年と2023年のソロ公演では、BOSS SL-20(音を細かく刻むスライサー)も使っています。

出典:STAGE(2017年12月24日の機材紹介、2ページ目)/STAGE(同、5ページ目)/STAGE(2019年7月8日の機材紹介、4ページ目)/STAGE(2022年10月18日の機材紹介、5ページ目)/STAGE(2023年7月10日の機材紹介、3ページ目)/BARKS(2022年12月30日、4ページ目)

Free The Tone RM-1S/RM-2S(リングモジュレーター)

  • 種類:日本のメーカー、Free The ToneとSUGIZOが作ったリングモジュレーターです。

  • 特徴:RM-1Sは、1998年にSUGIZOのために作られた特注品がもとになっています。Free The Toneによると、SUGIZOは「ハイポジションをプレイしたときに、もっとリングモジュレーターが綺麗に掛かってほしい」と望んでいました。RM-2Sは、RM-1Sを改良したモデルで、エクスプレッションペダル(足で効果を動かすペダル)をつなげます。

  • 値段:RM-1Sは55,000円(税込)、RM-2Sは77,000円(税込)です。

  • 手に入れ方:RM-1Sは280台限定で売り切れ、生産を終えています。中古を探してみましょう。RM-2Sは、部品が手に入ったときに作る数量限定の製品です。

出典:Free The Tone「RM-1S」/Free The Tone「RM-2S」

Maxon PDM1(ディレイ)

  • 種類:日本のメーカー、Maxonのモジュレーションディレイ(音を遅らせて揺らす効果)です。

  • 特徴:2017年のLUNA SEA、2022年のSHAG、2023年のソロツアーの機材紹介に出てきます。サウンド&レコーディング・マガジンの写真の説明には、デビュー前から使っていると書かれています。

  • 値段:古い製品のため、新品の価格は確かめられませんでした。

  • 手に入れ方:中古を探してみましょう。

出典:STAGE(2017年12月24日の機材紹介、5ページ目)/STAGE(2022年10月18日の機材紹介、5ページ目)/STAGE(2023年7月10日の機材紹介、3ページ目)/サウンド&レコーディング・マガジン(2022年3月18日)

BOSS RE-20(テープエコー)

  • 種類:BOSSの、ローランドのテープエコー「スペース・エコー」の音を出すペダルです。

  • 特徴:STAGEによると、2017年のLUNA SEAでは、踏みやすいように高さを上げて置いていました。2019年のソロ公演では、その場で操作できるように足元のボードに置かれていました。

  • 値段:BOSS公式サイトでは販売完了になっているため、新品の価格はありません。

  • 手に入れ方:中古を探してみましょう。

出典:STAGE(2017年12月24日の機材紹介、2ページ目)/STAGE(2019年7月8日の機材紹介、4ページ目)/RE-20(BOSS公式サイト)

DigiTech Whammy II(ワーミー)

  • 種類:DigiTechのワーミーです。ペダルを踏むと、音程が上がったり下がったりします。

  • 特徴:2017年のLUNA SEAと2023年のソロツアーの機材紹介に出てきます。2022年のBARKSの機材写真にも写っています。

  • 値段:今のDigiTech公式サイトに載っているのは新しい世代の「Whammy」で、Whammy IIの新品の価格はありません。

  • 手に入れ方:Whammy IIは中古を探してみましょう。新品なら、今の「Whammy」を楽器店で探せます。

出典:STAGE(2017年12月24日の機材紹介、2ページ目)/STAGE(2023年7月10日の機材紹介、3ページ目)/BARKS(2022年12月30日、4ページ目)/DigiTech「Whammy」

strymon BigSky(リバーブ)

  • 種類:strymonのリバーブです。

  • 特徴:2017年・2022年・2023年の機材紹介に出てきます。2022年のSHAGの公演では、ギターとヴァイオリンの両方のボードに入っていました。

  • 値段:アメリカの公式サイトで479ドルです。

  • 手に入れ方:今も売られているモデルです。楽器店で探してみましょう。

出典:STAGE(2017年12月24日の機材紹介、5ページ目)/STAGE(2022年10月18日の機材紹介、5ページ目)/STAGE(2023年7月10日の機材紹介、3ページ目)/strymon「BigSky」

Jim Dunlop Cry Baby ラックワウ(ワウ)

  • 種類:ジム・ダンロップのワウです。ワウの回路をラック(機材を積む棚)に入れ、足元のコントローラーで動かします。

  • 特徴:2017年のLUNA SEAでは「Crybaby Rack DCR-1SR」がラックに入っていました。2022年のBARKSのインタビュー記事の機材写真にも、Cry Babyのラックモジュールが写っています。

  • 値段:ラックモジュールの新品の価格は確かめられませんでした。

  • 手に入れ方:中古を探してみましょう。

出典:STAGE(2017年12月24日の機材紹介、2ページ目)/STAGE(2017年12月24日の機材紹介、4ページ目)/BARKS(2022年12月30日、4ページ目)

Free The Tone ARC-53M(スイッチャー)

  • 種類:Free The Toneのスイッチャーです。たくさんのエフェクターのオン・オフを、1回の操作で切り替えられます。

  • 特徴:2019年・2023年のソロ公演と、2022年のSHAGの公演の機材紹介に出てきます。2017年のLUNA SEAでは、前のモデルのARC-3を使っていました。

  • 値段:77,000円(税込)です。シルバーとブラックがあり、ブラックは受注生産です。

  • 手に入れ方:今も売られているモデルです。Free The Toneのオンラインショップか、ARCシリーズの取扱特約店で探してみましょう。

出典:Free The Tone「ARC-53M」/STAGE(2019年7月8日の機材紹介、4ページ目)/STAGE(2022年10月18日の機材紹介、5ページ目)/STAGE(2023年7月10日の機材紹介、3ページ目)

SUGIZOのヴァイオリンとシンセ

SUGIZOは、ステージでヴァイオリンも弾きます。

機材

種類

中身

David Gage RV5 SGZ Custom(2023年はRV5PeA SGZ)

エレクトリック・ヴァイオリン

SUGIZOのためにカスタムされたヴァイオリン。2023年のRV5PeA SGZは5弦

CodaBow「Ysaye」

弓

SUGIZOとのコラボレーションで生まれたモデル

FISHMAN Aura Spectrum DI

ヴァイオリンの音を整えるプリアンプ

2017年・2019年・2022年・2023年の機材紹介に出てくる

Roland GR-300

ギターシンセサイザー(ギターでシンセの音を出す機材)

HATAKENとのアルバム『The Voyage to The Higher Self』の一部の曲のリードで使った

moog MOTHER-32など

モジュラーシンセ(部品を組み合わせて音を作るシンセ)

2023年のソロツアーの機材紹介と、2022年のBARKSの機材写真に出てくる

※STAGE(2017年・2019年・2022年・2023年の機材紹介)、BARKS(2022年12月30日)、サウンド&レコーディング・マガジン(2022年3月18日)をもとに編集部がまとめました。

SUGIZOは、いくつかの曲のリード・ギターにGR-300を使い、それが「重要な役割」を果たしたと話しています。

ピックはESPのSUGIZOモデルで、厚さ0.8mmのティアドロップ型(しずくの形)です。値段は1枚110円(税込)です。

出典:STAGE(2017年12月24日の機材紹介)/STAGE(同、2ページ目)/STAGE(2019年7月8日の機材紹介、4ページ目)/STAGE(2022年10月18日の機材紹介、5ページ目)/STAGE(2023年7月10日の機材紹介、3ページ目)/STAGE(2023年7月10日の機材紹介、4ページ目)/BARKS(2022年12月30日、4ページ目)/サウンド&レコーディング・マガジン(2022年3月18日)/ESP GUITARS「SUGIZO」

SUGIZOのギターと機材についてよくある質問

SUGIZOのメインギターは?

P-90を載せたストラトタイプのギターです。本人は2022年のインタビューで「今となってはもうほぼすべてP-90を載せたストラトが自分のメイン」と話しています。2014年から使っているNAVIGATOR N-ST SGZ Custom -DII-や、1969年製のフェンダーのストラト"Apollo"がそうです。

出典:BARKS「【機材インタビュー】SUGIZO、ギター遍歴に顕在化する理想」(2022年12月30日)

SUGIZOの歴代のギターは?

デビューのころはESPのPrince、1990年代はフロイドローズ付きのギター、2000年代からはストラトタイプがメインです。2022年のインタビューでは、X JAPANで、1990年代の初めに使っていたESPのHORIZONをまた使うようになったと話しています。

出典:BARKS「【機材インタビュー】SUGIZO、ギター遍歴に顕在化する理想」(2022年12月30日)

SUGIZOのアンプは?

2017年のLUNA SEAでは、EVH 5150IIIがメインで、クランチ用にDivided by 13 LDW 17/39を使っていました。2019年から2023年のソロやSHAGの公演では、Fractal AudioのAxe-FX IIIが中心です。

出典:STAGE(2017年12月24日の機材紹介、4ページ目)/STAGE(2019年7月8日の機材紹介、4ページ目)/STAGE(2022年10月18日の機材紹介、5ページ目)/STAGE(2023年7月10日の機材紹介、3ページ目)

SUGIZOのエフェクターボードには何が入っている?

Maxon PDM1、BOSS RE-20、DigiTech Whammy II、strymon BigSky、Fulltone '69 MkII、シグネチャーのリングモジュレーターFree The Tone RM-1S/RM-2Sなどです。多くが、2017年と2022〜2023年の機材紹介や機材写真にくり返し出てきます。

出典:STAGE(2017年12月24日の機材紹介、5ページ目)/STAGE(2022年10月18日の機材紹介、5ページ目)/STAGE(2023年7月10日の機材紹介、3ページ目)/BARKS(2022年12月30日、4ページ目)

なぜフロイドローズを使わなくなったの?

本人は「フロイドローズは音が好きじゃないから」と答えています。2022年のインタビューでは、メインのストラトにはシンクロナイズド・トレモロを使い、チューニングの狂いはアームで直せると話しています。

出典:BARKS「【機材インタビュー】SUGIZO、ギター遍歴に顕在化する理想」(2022年12月30日)

いちばん手ごろなSUGIZOモデルは?

今のESP公式サイトに載っているモデルでは、EDWARDSのE-SE-S.K.I.N.とE-SE-KIKUMARUで、どちらも258,500円(税込)です。P-90系のピックアップが2つ付いたストラトタイプです。

出典:ESP GUITARS「SUGIZO」

まとめ|SUGIZOのギターはP-90のストラト、エフェクターはPDM1やRE-20

SUGIZOが2022年のインタビューでメインと話していたのは、NAVIGATOR N-ST SGZ CustomなどのP-90を載せたストラトタイプです。デビューのころのハムバッカーやフロイドローズから、少しずつ今の形に変わってきました。アンプはLUNA SEAとソロで違い、エフェクターは、Maxon PDM1、BOSS RE-20、ワーミー、シグネチャーのリングモジュレーターなどが、2017年から2023年の機材紹介にくり返し出てきます。手ごろにSUGIZOモデルを選ぶならEDWARDSのE-SE、似たギターならFUJIGEN NST120RALから探してみましょう。

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サウンドマニア編集部

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