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島村楽器 修理の料金は高い?工房相場と比較して検証

島村楽器 修理の料金は高い?工房相場と比較して検証

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

島村楽器のリペアサービスは、全国約170店舗(島村楽器公式サイト会社概要、2024年時点の記載)で受付でき、他店やフリマで購入した楽器も修理に出せます。料金は公式サイトで下限価格のみ公開されており、個人リペア工房と比較するとメニューによって高い場合も安い場合もあるのが実態です。本記事では、2026年9月時点の公式料金と複数の個人工房の公開価格を横断比較し、修理先の選び方・修理期間の目安・中古楽器の購入後修理コスト試算まで、プレイヤー目線で判断材料を整理しました。

※本記事の料金情報は2026年9月時点の各社公式サイト掲載価格に基づきます。料金・サービス内容は変動する可能性があるため、最新情報は各社公式サイトをご確認ください。

島村楽器の修理サービスの全体像──対応楽器・受付条件・依頼の流れ

島村楽器のリペアサービスは、ギター・ベースからアコースティックギター、管楽器、弦楽器、電子楽器まで幅広い楽器カテゴリに対応しています。国内有数の楽器小売チェーンとしての店舗網を活かし、全国どこからでもアクセスしやすい——これが最大の特徴です。

対応する楽器カテゴリと主な修理メニュー

島村楽器公式サイト(2026年9月確認)に掲載されている修理メニューを楽器カテゴリ別に整理すると、以下のとおりです。

楽器カテゴリ

代表的な修理メニュー

料金下限(税込)

ギター・ベース

弦高調整/ナット交換/フレットすり合わせ/フレット交換/ピックアップ交換/配線修理/ペグ交換/トータルセットアップ

1,100円〜(調整系)/3,300円〜(パーツ交換工賃)/8,800円〜(フレットすり合わせ)

アコースティックギター

ナット交換(牛骨)/サドル交換(牛骨)/ブリッジ再接着/ブレーシングはがれ修理/ボディ割れ修理/塗装修正

3,850円〜(サドル交換)/16,500円〜(ブリッジ再接着)

管楽器

タンポ交換(1箇所)/全タンポ交換/凹み出し/管体洗浄

2,200円〜(タンポ1箇所)/33,000円〜(フルート全タンポ交換)

弦楽器

駒調整/魂柱(こんちゅう=表板と裏板をつなぎ音を伝える内部の木の柱)調整/弓毛替え/表板はがれ修理

1,650円〜(駒調整)/5,500円〜(弓毛替え)

電子楽器・アンプ

メーカー送り修理が中心(島村楽器が窓口として受付し、メーカーへ取り次ぎ)

メーカー・症状により異なる

※料金はすべて2026年9月時点の島村楽器公式サイト掲載価格です。パーツ代は別途が一般的で、楽器の状態により実際の見積額は変動します。

持ち込みから引き渡しまでの受付フロー

修理依頼の流れは6ステップです。

  1. 来店 ── 最寄りの島村楽器店舗に楽器を持ち込む

  2. 症状ヒアリング ── スタッフが楽器の状態を確認し、症状を聞き取る

  3. 見積もり提示 ── 修理内容・料金・おおよその期間が説明される

  4. 修理作業 ── 店頭で完結する簡易修理(弦高調整・弦交換など)はその場で対応。フレット交換やネック折れなど本格修理は専用工房へ送られる

  5. 完了連絡 ── 修理が終わると電話等で連絡が届く

  6. 引き渡し・支払い ── 店舗で仕上がりを確認し、料金を支払って受け取る

注目はステップ4の**「簡易修理」と「工房送り」の分岐**。弦高調整やオクターブ調整(12フレットのハーモニクスと実音の音程差を合わせる作業)などシンプルな作業は店頭で当日〜数日で完了するケースが多いのに対し、フレット交換(ネック上の金属パーツをすべて打ち替える作業)やボディの構造修理は専門工房送りとなり、2〜4週間程度を要します。

他店購入品・中古・フリマ購入品も修理に出せるか

購入経路を問わず修理に出せます。島村楽器公式サイト(2026年9月確認)には「他店でご購入された楽器もお気軽にご相談ください」という趣旨の記載があり、Yahoo!知恵袋の回答(2020〜2024年の投稿を確認)でも「他店購入品を持ち込んで問題なく対応してもらえた」という報告が複数確認できます。フリマアプリや個人売買で入手した中古楽器も同様です。ただし、楽器の状態によっては修理不可と判断される場合もあるため、まずは店頭で相談してみてください。

島村楽器の修理サービスは全国約170店舗で受付でき、他店・フリマ購入品にも対応しているため、修理先選びのハードルが低い点が最大の強みです。

島村楽器に修理を出す前に知っておきたい「修理」と「調整」の違い

「ネックが反っている気がする」「音が出にくい」——そんなとき、それが「修理」に該当するのか「調整」で済むのか。多くの方が迷うポイントです。修理とは破損・劣化した部分を直す作業、調整とは演奏性を最適化するセッティング作業を指します(デジマート・マガジン「ギター・リペアの基礎知識」2019年公開を参照)。この区分を押さえておくと見積もりの内容を理解しやすくなり、島村楽器・個人工房を問わず修理依頼の判断がスムーズになります。

修理が必要な症状と調整で済む症状の見分け方

代表的な症状を「調整で済む」「修理が必要」「専門工房も検討」の3段階で分類します。

調整で済む可能性が高い症状

  • 弦高が少し高い・低い → トラスロッド(ネック内部の金属棒で、反りを補正する)の微調整やサドル調整で改善できる

  • オクターブが合わない → サドル位置の調整で対処可能

  • チューニングが安定しない(軽度) → ペグの増し締めや弦の張り方の見直しで解消するケースがある

修理が必要な症状

  • フレットが目に見えて減っている・ビビりが特定フレットで起きる → フレットすり合わせ(摩耗した金属パーツの高さを均一に研磨する作業)またはフレット交換が必要

  • ナット溝が深くなりすぎて開放弦がビビる → ナット交換(ヘッド側で弦を支える溝付きパーツの交換)

  • 音が出ない(エレキギター・ベース) → シールドケーブルやアンプに問題がなければ、ジャック接触不良やピックアップ(弦の振動を電気信号に変換するパーツ)の配線断線が疑われる

専門工房も検討すべき症状

  • ネックが大きく反っている・ねじれている → トラスロッド調整の範囲を超える場合、ネックアイロンや指板修正が必要

  • ボディが割れている・ブリッジがはがれている(アコギ) → 木工修理の技術と設備が不可欠

  • ネックが折れている → 高度な接着・補強技術が求められる。この分野を得意とする工房に相談する方が安心

セルフ調整できる範囲とプロに任せるべきライン

自分でできる作業は、弦交換・オクターブ調整(ドライバー1本でサドル位置を動かす)・弦高の微調整(ブリッジのサドル上下)程度。これらは失敗しても楽器を壊すリスクが低く、やり直しがきく範囲です。

一方、以下の作業は失敗による悪化リスクが高いため、経験がなければプロに依頼してください。

  • トラスロッドの大幅な調整 ── 一度に回しすぎるとネックが破損したり、トラスロッド自体が折れたりする

  • フレット作業(すり合わせ・交換) ── 専用工具と均一な研磨技術が必要

  • 半田付けが伴う配線修理 ── ピックアップやポットの破損、ショートのリスクがある

不安があれば無理にセルフで対処せず、プロに相談するのが安全です。島村楽器なら見積もり段階で症状を確認してもらえるため、「調整で済むか修理が必要か」の判断自体を相談できます。

症状の重さによって「調整」「修理」「専門工房への依頼」の3段階に分岐するため、自分の楽器がどの段階かを見極めることが、適切な修理先選びの第一歩になります。

島村楽器の修理料金を個人リペア工房の相場と比較する

「島村楽器の修理料金は高いのか、安いのか」——検索者が最も知りたいポイントですが、島村楽器公式サイトに他社比較は当然ありません。そこで、2026年9月時点で島村楽器公式サイトと複数のリペアショップ(Guitar Works・NINTH等)の公開料金ページを横断調査し、代表的な修理メニューごとの料金レンジを比較表にまとめました。

ギター・ベースの代表メニュー別料金比較表

修理メニュー

島村楽器(税込、下限〜)

個人工房相場(税込、目安レンジ)

備考

弦高調整

1,100円〜

1,000〜3,000円程度

ブリッジ・サドル調整のみの場合

ネック調整(トラスロッド)

1,100円〜

1,000〜3,000円程度

単体依頼は少なく、セットアップに含まれることが多い

オクターブ調整

1,100円〜

1,000〜3,000円程度

同上

ナット交換

4,400円〜(パーツ代別)

3,000〜8,000円程度(パーツ代別)

素材(プラスチック・牛骨・TUSQ等)で価格が変動

フレットすり合わせ

8,800円〜

8,000〜15,000円程度

島村楽器の下限はやや安め。状態による変動幅が大きい

フレット全交換(リフレット)

38,500円〜

30,000〜60,000円程度

フレットワイヤーの種類・指板修正の有無で大きく変動

ピックアップ交換(工賃)

3,300円〜

3,000〜6,000円程度

パーツ代別。配線の複雑さで変動

配線修理

2,200円〜

2,000〜5,000円程度

断線の修復から配線全交換まで幅がある

ペグ交換(工賃)

3,300円〜

3,000〜5,000円程度

パーツ代別。穴の拡大加工が必要な場合は追加費用

トータルセットアップ

3,850円〜

3,000〜8,000円程度

弦高・ネック・オクターブの総合調整。内容の定義は工房により異なる

ブリッジ再接着(アコギ)

16,500円〜

15,000〜30,000円程度

接着面の状態・塗装処理の要否で変動

ボディ割れ修理(アコギ)

11,000円〜

10,000〜30,000円程度

割れの範囲・塗装修正の有無で大幅に変動

※島村楽器の料金は「〜円〜」の下限表示のみであり、実際の見積額は楽器の状態により上振れします。個人工房の相場は2023〜2025年更新の複数工房の公開料金を2026年9月に確認し整理したレンジです。パーツ代はいずれも別途。

比較表から読み取れるポイントは、弦高調整やナット交換など**「調整寄り」のメニューでは島村楽器と個人工房に大きな差がない**こと。フレット全交換やボディ割れ修理など「修理規模が大きいメニュー」は個人工房の価格レンジの幅が広く、安い工房を見つけられる可能性がある反面、高額になるケースも存在します。島村楽器の下限価格はあくまで最低ラインなので、見積もりを取って比較するのが確実です。

島村楽器が向いているケース・個人工房が向いているケース

判断軸

島村楽器の特徴

個人リペア工房の特徴

アクセスのしやすさ

全国約170店舗。ショッピングモール内の店舗も多く、買い物ついでに立ち寄れる

地域に偏在。近くに工房がなければ配送修理が必要

初めての修理

受付フローが明確で相談しやすい。楽器の知識が浅くても対応してもらいやすい

工房ごとに対応スタイルが異なる。事前にWebサイトやSNSで雰囲気を確認すると安心

見積もりの取りやすさ

店頭で気軽に見積もり依頼できる

予約制の工房が多く、見積もりまでに時間がかかる場合がある

高額ヴィンテージ・特殊改造

対応可能だが、高度な木工修理や特殊仕様は工房の技術による

特定ジャンル(ヴィンテージ専門・アコギ専門等)に特化した工房なら深い知見を持っている

料金の透明性

公式サイトに下限価格が公開されており、事前に目安を把握しやすい

料金表の公開度合いにばらつきがある。事前見積もりの有無を要確認

修理期間

簡易修理は当日〜数日。工房送りは2〜4週間程度

簡易調整は当日〜数日。大規模修理は2〜6週間程度。人気工房は予約待ち1〜3ヶ月になることも

仕上がりのばらつき

チェーン運営で一定の品質基準があるが、担当スタッフの技量に左右される面もある

工房主の技術力が直結する。評判の確認が重要

どちらが「正解」ということはありません。初めての修理で相談先に迷っている方、近くにリペア工房がない方には島村楽器が利用しやすく、特定ジャンルの専門技術が必要な場合やコストを細かく比較したい方は個人工房を検討する価値があります。

島村楽器の修理料金は個人工房の相場と比べて極端に高いわけでも安いわけでもなく、メニューや楽器の状態で有利・不利が変わるため、見積もりを取って比較するのが最も確実です。

島村楽器の修理にかかる期間の目安──店頭対応と工房送りの違い

料金と並んで気になるのが「いつ楽器が戻ってくるか」。ライブやレッスンの予定がある方にとって、納期は修理先を選ぶうえで外せない判断材料です。島村楽器の店舗ブログ(2023〜2024年公開の修理レポート)や知恵袋の回答傾向、個人工房の公開情報を総合し、修理内容別の納期目安を整理しました。

修理内容別の期間レンジ──島村楽器と個人工房の比較

修理内容

島村楽器(店頭対応)

島村楽器(工房送り)

個人工房(目安)

弦高・ネック・オクターブ調整

当日〜数日

—

当日〜3日程度

フレットすり合わせ

対応できる場合あり(数日)

2〜3週間程度

3日〜1週間程度

フレット全交換

—

3〜4週間程度

2〜4週間程度

ネック折れ修理

—

4週間〜

3〜6週間程度

塗装修理を伴う作業

—

1ヶ月〜

1〜2ヶ月程度

※島村楽器の期間は店舗ブログの修理事例や知恵袋の回答傾向から確認した目安であり、公式に保証された納期ではありません。個人工房の期間は2024〜2025年のサイト記載を2026年9月に確認したレンジです。繁忙期(年末年始・新生活シーズン)は延びる傾向があります。

簡易調整なら島村楽器・個人工房ともに当日〜数日。工房送りの本格修理になると、島村楽器は「店舗→工房→店舗」の往復輸送が加わるため、個人工房に直接持ち込む場合より数日〜1週間程度長くなる傾向です。

納期を短くするためにできること

  • 事前に電話で空き状況を確認する ── 繁忙期かどうかで納期は大きく変わる

  • 症状を具体的にメモしておく ── ヒアリング時間が短縮され、見積もりがスムーズに進む

  • 年末年始・3〜4月の新生活シーズンを避ける ── 修理依頼が集中しやすい時期を外すと待ち時間を減らせる

  • 簡易修理で済む可能性がある場合は店頭対応を相談する ── 工房送りにならなければ大幅に短縮できる

修理期間は簡易調整なら当日〜数日、工房送りの本格修理なら2〜4週間以上が目安。ライブやレッスンの予定から逆算し、余裕を持ったスケジュールで依頼してください。

中古楽器の「購入後修理コスト」を試算する──島村楽器の修理料金を前提に

中古楽器を検討するとき、見落としがちなのが「購入後の修理費用」です。購入価格だけでなく、修理費を含めたトータルコストで判断すると、後悔しない買い物につながります。上位の検索結果はすべて「手元にある楽器を修理する」前提ですが、サウンドマニア編集部では中古楽器流通データ(2026年9月時点)と修理料金相場を組み合わせ、購入後に発生し得る修理コストを具体的に試算しました。

中古エレキギターの修理コストシミュレーション

購入後の典型的な修理シナリオを3パターン示します。購入価格はいずれも50,000円と仮定しています。

シナリオ1:状態良好、セットアップのみ必要

  • トータルセットアップ:3,850〜8,000円

  • 合計:53,850〜58,000円

  • 修理費の購入価格比:約8〜16%

シナリオ2:フレット減りあり、すり合わせ+セットアップが必要

  • フレットすり合わせ:8,800〜15,000円

  • トータルセットアップ:3,850〜8,000円

  • 合計:62,650〜73,000円

  • 修理費の購入価格比:約25〜46%。状態良好の個体と比べ、実質1万〜2万円以上割高になる計算です。

シナリオ3:フレット交換が必要な状態

  • フレット全交換:38,500〜60,000円

  • トータルセットアップ:セットアップ込みの場合もあり(0〜8,000円)

  • 合計:88,500〜118,000円

  • 修理費の購入価格比:約77〜136%

シナリオ3は修理費が購入価格を超えます。こうなると購入判断自体を見直すべきラインです。中古楽器を購入する前に、フレットの残り具合・ネックの状態・電気系統の動作を確認し、「購入後にどのレベルの修理が必要か」を想定しておくことで、トータルコストの見積もり精度が上がります。

修理して使い続ける vs 売却して買い替える──損益分岐の考え方

「修理にお金をかけるべきか、売却して別の楽器に買い替えるべきか」を判断する試算フレームです。

項目

修理して使う場合

売却して買い替える場合

現在の楽器の中古相場

基準値として把握

売却価格の目安になる

修理費用

見積額(工賃+パーツ代)

0円

売却時の手数料・送料

0円

メルカリ販売手数料10%+送料(2026年9月時点)。買取店の場合は査定額に反映済み

新しい楽器の購入費

0円

希望する楽器の価格

追加出費の合計

修理費用のみ

新楽器購入費−売却手取り額

判断の目安——修理費が楽器の中古相場の50%を超える場合、売却して同等以上のコンディションの中古楽器を購入した方が経済的に合理的になる可能性が高くなります。ただし、これは金銭面の計算の話。「愛着のある楽器を直して使い続けたい」という気持ちは数字では測れません。判断材料として数字を把握したうえで、最終的にはご自身の気持ちを優先して問題ありません。

なお、修理履歴はリセールバリューに影響し得ます。適切にリペアされた楽器は「メンテナンスが行き届いている」と評価されるプラス面がある一方、ネック折れの修理歴は査定でマイナスになるのが通例です。

中古楽器を購入する際は**「購入価格+修理費=トータルコスト」**で考え、修理費が中古相場の50%を超えるなら買い替えも選択肢に入れて比較検討してください。

配送修理・電子ピアノ・アンプなど楽器カテゴリ別の修理に関する注意点

島村楽器の修理サービスはギター・ベースが話題の中心になりがちですが、電子ピアノやアンプ・エフェクターの修理ニーズも少なくありません。近くに店舗がない場合は配送修理も選択肢に入ります。楽器カテゴリ別の対応状況と、配送修理の送料込み総コストを整理しました。

近くに店舗がない場合の配送修理──送料込み総コストと梱包のポイント

近くに島村楽器の店舗がない場合、配送修理か最寄りの個人リペア工房か——この二択になります。配送修理では修理工賃に加えて往復の送料が発生するため、トータルコストの事前計算が欠かせません。

費目

金額目安(2026年9月時点)

修理工賃

メニューにより異なる(本記事の料金比較表を参照)

パーツ代

交換パーツにより異なる

往路送料(自宅→修理先)

約3,000〜5,000円(ギター・ベースの場合。サイズ・地域による)

復路送料(修理先→自宅)

約3,000〜5,000円(同上)

合計目安

工賃+パーツ代+6,000〜10,000円(往復送料)

※送料はヤマト運輸の楽器輸送サービスや一般的な大型サイズ料金(2025年時点の公開料金を2026年9月確認)を参考にした目安です。

たとえばフレットすり合わせ(8,800〜15,000円)を配送修理で依頼すると、往復送料込みで総額約14,800〜25,000円程度。近くに個人工房があれば持ち込みで送料を丸々カットでき、仕上がりを対面で確認できるメリットもあります。

梱包チェックリスト

  • ハードケースに入れる(ソフトケースでの配送は破損リスクが高い)

  • 弦を1〜2音分緩める(張力によるネックへの負荷を軽減)

  • ネック周りに緩衝材を追加する(ケース内でヘッドが動かないように固定)

  • トレモロアームなど突起物は取り外す

  • 外箱に「楽器在中」「天地無用」「精密機器」と表示する

  • 配送保険(運送業者の補償)の適用範囲を事前に確認する

電子ピアノの修理──メーカー修理と買い替えの判断基準

電子ピアノの故障は、島村楽器が窓口となってメーカーのサービス拠点へ取り次ぐ形で対応されます。

電子ピアノの修理で特に重要になるのが**「修理費 vs 買い替え費」の判断**。製造から7〜10年以上経過した機種で、修理費が新品価格(現行同等モデル)の30〜50%を超える場合は、買い替えを検討する合理的な分岐点です。電子部品は経年劣化が進むため、1箇所を直しても別の部分が次に故障するリスクがあります。

アンプ・エフェクターは島村楽器で修理できるか

アンプやエフェクターも島村楽器の店舗で受付でき、基本的にメーカー送り修理として対応されます。メーカーに直接依頼する場合と比べると、島村楽器経由は「窓口が近い」「取り次ぎの手間が省ける」というメリットがある反面、取り次ぎの分だけ期間がやや長くなる可能性もあります。

真空管アンプの真空管交換など、メーカー修理ではなく個別パーツ交換で対応できるケースは、アンプ修理を専門とする工房に直接依頼する方が早い場合も。

ギター・ベース以外の楽器や配送修理を検討する場合は、工賃に加えて送料やメーカー修理の取り次ぎ期間も含めた**「総コスト・総期間」**で判断し、近くの専門工房との比較も忘れずに行ってください。

島村楽器の修理に関するよくある質問

島村楽器の修理について、公式サイトでは回答が見つけにくい疑問をQ&A形式でまとめました。Yahoo!知恵袋(2020〜2024年の投稿)やSNS上で頻出する質問を中心に、公式情報と相場データをもとに回答しています。

見積もりだけでもお願いできるか

可能です。 島村楽器の店舗に楽器を持ち込めば、修理するかどうか決めていない段階でも見積もりを依頼できます。見積もり後に「やはり今回は見送ります」と伝えても問題ありません。修理料金は楽器の状態で大きく変わるため、公式サイトの「〜円〜」表記だけで判断せず、実際に見積もりを取ってください。

修理中に代替楽器は借りられるか

代替楽器の貸出サービスは確認できていません。 2026年9月時点で島村楽器公式サイトに代替楽器の貸出に関する記載は見当たらず、知恵袋の回答でも「代替楽器は借りられなかった」という報告があります。修理期間中に楽器が必要な場合は、依頼のタイミングを調整するか、店舗に直接相談してみてください。

保証期間内の修理は無料になるか

メーカー保証の範囲内であれば、保証期間中(通常は購入から1年間)の自然故障は無償修理の対象です。 ただし、弦・タンポなどの消耗品の劣化、落下・衝撃による自己破損、改造による不具合は保証対象外です。保証書の記載内容を確認するか、購入店舗に問い合わせてください。島村楽器では有料の延長保証が提供されている場合もあるため、購入時に確認しておくと安心です。

修理した楽器をフリマで売る場合の注意点

個人が不要になった楽器をフリマアプリで売却する分には、古物商許可は不要です(2026年9月時点)。ただし、継続的に転売目的で楽器を売買する場合は古物商許可が必要になります。楽器の売却益(購入価格と経費を差し引いた利益)が年間20万円を超えた場合は、確定申告(雑所得)の対象。修理費用は経費として計上できる場合があるため、領収書は保管しておいてください。

修理と買い替え、どちらが得か

修理費が楽器の中古相場(同モデル・同等コンディション)の50%を超える場合、売却して別の楽器を購入した方が金銭的に合理的になる可能性が高いです。具体的な試算方法は「修理して使い続ける vs 売却して買い替える──損益分岐の考え方」で詳しく解説しています。ただし、愛着や思い入れがある楽器は金銭だけでは測れない価値がある——最終判断はご自身の気持ちと照らし合わせてください。

他の楽器店やリペア工房との違いは何か

島村楽器の修理サービスの最大の特徴は、全国約170店舗(2024年時点)のアクセス性と、他店購入品も含めて気軽に相談できる窓口の広さです。一方、特定の楽器ジャンルに特化した深い専門技術や、ヴィンテージ楽器の高度な修復は個人リペア工房が得意とする領域。「島村楽器が向いているケース・個人工房が向いているケース」の比較表に判断のポイントをまとめていますので、参考にしてください。

修理に出す前に自分でできることはあるか

弦交換・オクターブ調整・ブリッジサドルでの弦高微調整は、工具があれば自分で試せる範囲です。ただし、トラスロッドの大幅な調整やフレット作業、半田付けを伴う配線修理は失敗リスクが高いため、経験がなければプロに任せてください。「セルフ調整できる範囲とプロに任せるべきライン」で詳しく解説しています。

島村楽器の修理に関して公式サイトだけでは分かりにくい疑問は、見積もり時に店頭スタッフへ直接確認するのが最も確実です。

まとめ──島村楽器の修理を賢く使うための3つの判断基準

本記事の要点を3つに集約します。

1. 料金は見積もりで確認し、個人工房の相場と比較する 島村楽器の公式サイトには下限価格のみが掲載されており、実際の費用は楽器の状態で変わります。見積もりを取ったうえで、個人工房の料金レンジ(本記事の比較表を参照)と照らし合わせ、納得してから依頼しましょう。

2. 症状とユースケースで修理先を選ぶ 全国のアクセス性と気軽さでは島村楽器、特定ジャンルの専門技術では個人工房にそれぞれ強みがあります。自分の楽器の症状に加え、初めての修理かどうか・急ぎかどうかといった状況を踏まえて選んでください。

3. 中古楽器は修理コスト込みで購入判断する 購入価格だけでなく「購入後に必要な修理費」を含めたトータルコストで判断することが、中古楽器選びの精度を上げる最大のポイントです。修理費が中古相場の50%を超える場合は、買い替えも選択肢に入れて比較してください。

この3つの判断基準を押さえておけば、島村楽器のリペアサービスを含め、修理先の選択で大きく失敗することは避けられます。手元の楽器の症状を確認し、まずは見積もりを取るところから始めてみてください。

サウンドマニア編集部

楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選びや、メンテナンス・演奏に関する実用的な情報をわかりやすくお届けします。

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