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斉藤和義の使用ギター|J-45とシグネチャー8機種【2026年版】

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

斉藤和義のギターの軸は、1968年製の黒いGibson J-45です。本人はGibson Japanのインタビューで、このJ-45を「デビューと同時に買ったようなギター」と説明し、曲作りもレコーディングもずっとこのJ-45でやってきたと話し、「アコースティック・ギターの正解はあれ」と語っています。エレキギターでは、本人所有の1953年製レスポール・ゴールドトップをもとに作られたシグネチャーモデル「Gibson Custom Shop Kazuyoshi Saito Les Paul V.O.S Antique Gold」を、Gibson Japanが2020年10月の記事で「メインギター」と紹介しています。

ギブソンからは2012年以降シグネチャーモデルが続き、2020年1月のKazuyoshi Saito J-45 ADJ 2020 Editionが第6弾になりました。2020年にはエピフォン版が出て、2026年にはエピフォンの最上位シリーズから「Epiphone Inspired By Gibson Custom Kazuyoshi Saito J-45 2026」が3月13日発売として発表されました。本記事では、斉藤和義の使用ギター、シグネチャーモデルの仕様の違い、中古で見分けるポイント、価格の目安を、Gibson Japanの公式情報と、Gibson Japan・J-WAVE・ATENOTEに掲載された本人インタビューをもとに整理します。

斉藤和義とギブソン:1968年製J-45から続くシグネチャーの歩み

公式サイトのプロフィールによると、斉藤和義は1993年8月25日にシングル『僕の見たビートルズはTVの中』でデビューしました。Gibson Japanは「シンガー・ソングライター/ ギタリスト/ プロデューサー」と紹介しています。公式プロフィールは、自他共に認めるライブアーティストで、弾き語りからバンドスタイルまで表現の幅が広いと紹介しています。2011年にはドラマーの中村達也とロックバンド「MANNISH BOYS」を結成、2018年にはカーリングシトーンズ、2024年からは岡村靖幸とのユニット「岡村和義」でも活動しています。

ギターとの出会いについて、J-WAVEの番組では、初めてギターに触ったのは小学6年生のころで、夢中になったのは中学1年生からだと紹介されています。ATENOTEのインタビューで本人は「そもそもギタリストになりたくて楽器を始めて」と話しています。

ギブソンとの関係の出発点は、1968年製のJ-45です。Gibson Japanのインタビューで本人は、このJ-45を「デビューと同時に買ったようなギター」で、初めて買ったギブソンのアコースティック・ギターだと説明しています。Gibson Japanによると、ギブソンは2012年以来シグネチャーモデルをリリースしており、2013年にこの1968年製J-45(通称1号機)をベースにしたKazuyoshi Saito J-45が、アジア初のギブソン・アコースティック・ギターのシグネチャーモデルとして200本限定で登場しました。

斉藤和義の使用ギター:本人の発言とメーカーの記事で確認できるギター

本人のインタビューとGibson Japanの記事で確認できるギターを、記述の時期とあわせて並べると次のとおりです。シグネチャーモデルの一覧は後の節にまとめています。

ギター

確認できる時期

記述の要点

出典

Gibson J-45(1968年製・黒、通称「1号」「1号機」)

本人は「デビューと同時に買ったようなギター」と説明

曲作りもレコーディングもずっとこのギター。「I Love Me」はこのJ-45にインスパイアされて生まれた曲

Gibson Japanのインタビュー/Gibson Japan(2022年10月14日)

Gibson Custom Shop Kazuyoshi Saito Les Paul V.O.S Antique Gold

2020年10月12日の記事

「レコーディング、ライブとも、斉藤氏の活動には欠かせないメインギター」と紹介

Gibson Japan

Gibson Les Paul ゴールドトップ(1953年製)

Kazuyoshi Saito Les Paul(2012年発売)の開発時

本人所有。Kazuyoshi Saito Les Paulの開発でデジタル・スキャンされた個体

Gibson Japan(2020年10月12日)

Gibson Custom Shop Murphy Lab 1960 Hummingbird

「泣くなグローリームーン」(2024年10月18日配信)の録音後に入手

本人の“初”Hummingbird。その後のレコーディングで使用

Gibson Japanのインタビュー(配信日は斉藤和義オフィシャルサイト)

Gibson Dove/1930年代のL-00/1964年製のJ-200

所有(本人の発言)

スモールタイプのギターは家でちょこっと弾いている。J-200は「カランとしたメイプルって感じの音」

Gibson Japanのインタビュー

Grecoのレスポール

中学生時代に購入

本人が「人生を変えたモノ」に挙げたエレキギター

J-WAVE(2021年3月)

自作ギター

2021年・2022年(J-WAVE)とATENOTEでの発言

イチョウ、杉、ポプラなどで製作。レコーディングやライブでも使用

J-WAVE(2021年・2022年)/ATENOTE

※Gibson Japan「[インタビュー#01] 斉藤和義」(Gibson Acoustic Evolution)、Gibson Japanの特集記事(2020年10月12日、2022年10月14日)、J-WAVE NEWS(2021年3月、2022年3月)、ATENOTEのインタビュー、斉藤和義オフィシャルサイトのBIOGRAPHY(「泣くなグローリームーン」の配信日)をもとに編集部が整理。時期は各出典の記述時点で、現在も使っているかどうかを示すものではありません。Gibson Japanのインタビューで取材後に試奏したカスタム・ショップ製品は、本人の所有ではないため表に入れていません。

1968年製Gibson J-45:本人が「1つの基準」と語る黒いJ-45

Gibson Japanのインタビューで本人は、ずっと弾いてきた1968年製の黒いJ-45について、曲作りもレコーディングもこのギターでやってきたので、自分にとって「アコースティック・ギターの正解はあれ」という感覚がまずあると話しています。ほかのギターも弾くものの、「1つの基準になっているのは、あの音なんです」と語り、ほかのギターはこの音と比べて「似てる」「遠い」「近い」と判断していると説明しています。

このJ-45は「1号」「1号機」と呼ばれています。Gibson Japanが2022年10月14日に公開したJ-45生誕80周年のスペシャル・コンテンツでは、斉藤和義がこの「J-45(通称1号)」で「I Love Me」を弾き語りしました。「I Love Me」は、このJ-45にインスパイアされて生まれた曲だと紹介されています。同じ企画では、ライブやレコーディングで愛用するJ-45コレクションを1本ずつ紹介するインタビュー映像も公開されました。

Kazuyoshi Saito Les Paul:1953年製ゴールドトップをスキャンしたシグネチャー

エレキギターのシグネチャーモデル「Gibson Custom Shop Kazuyoshi Saito Les Paul V.O.S Antique Gold」は、ES-330をもとにしたモデルに次ぐ第2弾として2012年に発売されました。Gibson Japanの2020年10月12日の記事によると、開発ではカスタムショップのチームが来日して、本人所有の1953年製レスポール・ゴールドトップを細部までデジタル・スキャンし、本人も2011年と2012年の2度、ナッシュヴィルのカスタムショップ工場を訪れてプロトタイプをもとに話し合いました。

仕様の特徴として、同じ記事はシングル・ピックアップ、ストレート・コントロール・レイアウト、ネックジョイント・ヒール加工を挙げ、「“あったら良いのに”を実現する」レスポールだと説明しています。そのうえで、2020年10月の時点で「今やレコーディング、ライブとも、斉藤氏の活動には欠かせないメインギター」と紹介しています。

Murphy Lab 1960 Hummingbird:録音で使い始めた“初”Hummingbird

Gibson Japanのインタビューで、ギブソン・アコースティックのなかで最近気に入っているモデルを聞かれた本人は、マーフィー・ラボ製の1960年製Hummingbirdの復刻モデルを挙げています。ギブソン・ラウンジで弾かせてもらったのがきっかけで、Doveは持っていたもののHummingbirdは買うタイミングがなく、これが“初”Hummingbirdだと話しています。記事中の写真のキャプションでは、モデル名は「1960 Hummingbird Heritage Cherry Sunburst Light Aged」と記されています。

聞き手は「泣くなグローリームーン」のミュージックビデオでもこのギターを手にしていると指摘していますが、本人によると、同曲の録音時にはまだ持っておらず、録音は別のヴィンテージ・ギターで行いました。入手後のレコーディングでは使い始めており、弾き心地について「変なばらつきがなくて、チューニングもピッチも安定してる」と話しています。

Dove・L-00・J-200:本人が所有を明かしたギブソン

同じインタビューで本人は、ギブソンは1960年代のオールドを中心に古いものを何本か持っていると話しています。名前が出たのは、Dove、1930年代のL-00、1964年製のJ-200です。スモールタイプのギターは小さくて扱いやすいので家でちょこっと弾いているといい、64年製のJ-200については「カランとしたメイプルって感じの音がする」と表現しています。

Grecoのレスポール:中学生時代に買った「人生を変えたモノ」

J-WAVEの番組で「人生を変えたモノ」を聞かれた本人は、中学生時代に買ったグレコのレスポールを挙げています。当時は栃木に住んでいて、毎週電車で宇都宮の楽器店に通い、お金が貯まったタイミングで決めて買ったと振り返っています。

自作ギター:イチョウや杉で作り、レコーディングやライブでも使用

本人はギター作りも手がけています。2021年3月のJ-WAVEの番組では、外出自粛期間中にエレキギターを作り続け、木から切り出したものが3、4本、パーツを組み立てたものを含めると7本ぐらい作ったと話しています。材木屋で売っていたイチョウでも作っており、「イチョウの木のギターはけっこう気に入っています」とのことです。同じ月に放送された別の番組では、雑誌『ギター・マガジン』の企画でギターづくりの先生の指導を受け、ネックを含めた1本を完成させたと話しています。

2022年2月のJ-WAVEの番組では、ベースが1本できあがり、それが8、9本目ぐらいだと話し、自作のギターを「レコーディングで使ってみたり、ライブでもちょっと使ったり」していると語っています。ATENOTEのインタビューでは、これまでに10本ぐらい作ったこと、ホロウ・ボディにしたものもあること、材にはイチョウ、杉、ポプラなどを使ったことを話し、雑誌の企画で作った1本は「レコーディングでも使ってます」と話しています。

2026年の新モデル:Epiphone Inspired By Gibson Custom Kazuyoshi Saito J-45 2026

エピフォンの最上位シリーズ「Inspired By Gibson Custom」から、Epiphone Inspired By Gibson Custom Kazuyoshi Saito J-45 2026が登場しました。Gibson Japanの特設ページでは、価格は189,200円(税込)、販売予定日は2026年3月13日と記載されています。同じページは、斉藤和義が長年愛用するJ-45をもとにしたシグネチャーモデルが2013年と2020年にギブソンから、2020年にエピフォン版として出ており、いずれも即完売したと紹介しています。

イケベ楽器店が掲載したギブソン・ブランズ・ジャパンの発表文によると、このモデルは2020年のエピフォン版のアップグレード版として、斉藤和義の監修のもとで作られました。ヘッドはギブソンと同じ“オープンブック・ヘッドストック”で、トラスロッドカバーには斉藤のサインがプリントされています。トップにはサーマリーエイジド加工を施したシトカ・スプルース、サイド&バックには単板のマホガニーを使い、ワンピースのマホガニー・ネックもサーマリーエイジド加工です。ブリッジはアジャスタブルではなく固定式で、斉藤のギブソンと同じベリーダウンのデザインです。ピックアップはアンダーサドルのLR Baggs Element Bronze VTCで、アクティブ・プリアンプを搭載しています。

斉藤和義のシグネチャーモデル一覧:ギブソン6機種とエピフォン2機種

Gibson Japanの2020年1月24日の記事は、ギブソンが2012年以来、レス・ポール、ES-330、J-45、J-160E、J-35をベースにした5機種を出してきたとし、Kazuyoshi Saito J-45 ADJ 2020 Editionを第6弾と紹介しています。これにエピフォンの2機種を加えると次のとおりです。

モデル

発売

生産数

もとになったギター・主な仕様

Gibson Kazuyoshi Saito KS-330 VOS w/Bigsby

2012年(第1弾)

─

1959年製ES-330がもと。ラミネイテッド・メイプル・ボディ、出力を弱めたP-90、ビグスビーB-7、エボニー・カラーのVOS仕上げ

Gibson Custom Shop Kazuyoshi Saito Les Paul V.O.S Antique Gold

2012年(第2弾)

─

本人所有の1953年製レスポール・ゴールドトップがもと。シングル・ピックアップ、ストレート・コントロール・レイアウト

Kazuyoshi Saito J-45

2013年9月1日〜

200本

1968年製J-45(1号機)がもと。Fishman Ellipse Matrix Blend、固定式ブリッジ、エボニー・グロス

Kazuyoshi Saito J-160E

2015年

初回100本、2016年3月に50本

P-90とL.R.バッグス・リリックのデュアル・アウトプット。サーマリー・エイジド処理の単板シトカ・スプルース・トップ

Kazuyoshi Saito J-35

2018年

100本

サーマリー・エイジドのアディロンダック・レッド・スプルース・トップ、ファイアー・ストライプのピックガード、LR Baggs Lyric

Kazuyoshi Saito J-45 ADJ 2020 Edition

2020年1月(第6弾)

200本

1968年製J-45がもと。サーマリー・エイジド・シトカ・スプルース、LR Baggs Lyric、アジャスタブル・サドル

Epiphone Kazuyoshi Saito J-45 Outfit

2020年5月末

─

エピフォン初のシグネチャー。単板スプルース・トップ、Fishman Sonicore

Epiphone Inspired By Gibson Custom Kazuyoshi Saito J-45 2026

2026年3月13日

─

オープンブック・ヘッド、サーマリーエイジド加工のシトカ・スプルース・トップ、LR Baggs Element Bronze VTC

※Gibson Japanの特集記事(2018年4月23日、2020年1月24日、2020年10月5日、2020年10月12日)と製品ページ、Gibson Japan「Kazuyoshi Saito J-45 2026」特設ページ、BARKS(2013年8月29日)、デジマート・マガジン「週刊ギブソン」、Billboard JAPAN(2020年4月1日)、クロサワ楽器店とイケベ楽器店の製品情報をもとに編集部が整理。「─」は出典に記載がない項目です。第1弾・第2弾・第6弾はGibson Japanの記述にもとづく表記です。エピフォンの2機種の発売時期は、発表時点で示された発売予定です。生産数は各出典の発表時の記述です。

J-45系4モデルの違い:ピックアップ・ブリッジ・ネックで見分ける

どれもエボニー(黒)のJ-45ですが、4モデルはピックアップ、ブリッジ、ネックの仕様が異なります。

モデル

トップ

ピックアップ

ブリッジ・サドル

ネック

ヘッド

Gibson Kazuyoshi Saito J-45(2013年)

シトカ・スプルース

Fishman Ellipse Matrix Blend

もとは可変式のブリッジを固定式にした仕様

45mmナット幅の極太ネック

─

Gibson Kazuyoshi Saito J-45 ADJ 2020 Edition

サーマリー・エイジド・シトカ・スプルース

LR Baggs Lyric

ブラック・タスク・アジャスタブル・サドル(弦高調整可能)

Saito Profile、ナット幅43.81mm

─

Epiphone Kazuyoshi Saito J-45 Outfit(2020年)

単板スプルース

Fishman Sonicore(アンダーサドル)

リバース・ベリー(インディアン・ローレル)

ラウンドC、ナット幅44mm

カラマズー・ヘッド

Epiphone Inspired By Gibson Custom Kazuyoshi Saito J-45 2026

サーマリーエイジド加工のシトカ・スプルース

LR Baggs Element Bronze VTC(アンダーサドル、アクティブ・プリアンプ)

固定式、ベリーダウン

ワンピース・マホガニー、アーティスト・プロファイル

オープンブック・ヘッドストック

※2013年モデルはBARKS(2013年8月29日)とGibson Japan(2020年1月24日)、ADJ 2020 EditionはGibson Japanの製品ページ、エピフォン2020年モデルはクロサワ楽器店とイケベ楽器店の製品情報、2026年モデルはGibson Japanの特設ページとイケベ楽器店が掲載した発表文をもとに編集部が整理。「─」は出典に記載がない項目です。

2013年モデルについてGibson Japanは、アジャスタブル機構を取り除いたノン・アジャスタブル・ブリッジ仕様で、ネックは戦前ギブソンを思わせる45mmナット幅の極太ネックだったと説明しています。ADJ 2020 Editionでは、60年代後期モデルと同じように弦高を調整できるサドルになり、ネックはKazuyoshi Saito J-160E、Kazuyoshi Saito J-35と同様のSaito Profileになりました。ADJ 2020 Editionのクリーム・ピックガード上のダミーネジについて、Gibson Japanは、ギブソンが過去に試したことのないアイデアで斉藤和義本人によるものと紹介しています。

Kazuyoshi Saito J-160E:P-90とリリックの2系統出力

デジマート・マガジンの「週刊ギブソン」によると、Kazuyoshi Saito J-160Eは、P-90とL.R.バッグス・リリックの2種類のピックアップを載せ、出力も2系統に分けたデュアル・アウトプット仕様です。トップはサーマリー・エイジド処理を施した単板のシトカ・スプルースでXブレイシング、サドルはノン・アジャスタブルの牛骨です。出荷時にはP-90で拾うためにニッケル弦が張られています。同誌は、J-160Eのアーティストモデルとしては2010年のジョン・レノン・モデル以来2人目だと紹介しており、本人はこのギターについて「生鳴りも良く、ハウリングも無く、エレキのようにも使える理想的なギター」とコメントしています。

Kazuyoshi Saito J-35:アディロンダック・レッド・スプルースのトップを使った5モデル目

Gibson Japanの製品ページでは、Kazuyoshi Saito J-35は斉藤和義の5モデル目のシグネチャーで、トップにはサーマリー・エイジド加工のアディロンダック・レッド・スプルースを使っています。ネックはKazuyoshi Saito J-160Eで採用した1960年代前半期に通じるラウンドのプロファイルで、ピックガードは1930年代のデザインを思わせる「ファイアー・ストライプ」、ピックアップはLR Baggs Lyricです。スペック表ではスケールは24.75インチ、フレット数は19です。2018年4月23日のGibson Japanの記事は、100本の限定生産予定と紹介しています。Gibson Japanの2020年10月12日の記事によると、本人は音色を「ふくよかで粒立ちがよいサウンド」と表現しています。

中古で探すときの手がかり:限定数と個体の見分け方

Gibson Japanの製品ページによると、Kazuyoshi Saito J-45 ADJ 2020 Editionに付属する認定書には、アーティスト写真と直筆サイン、本体の8桁のシリアル番号、200本までの限定数を表す3桁の通し番号が記載されています。3桁の通し番号は、043番の個体までは本体内部のサウンドホール横にスタンプが打たれていましたが、044番以降は本体へのスタンプがありません。また、153本目以降は別の生産ロットのため、一部の製品にはヘッド裏にシリアル番号が打たれているとされています。

エピフォンのモデルは、ブランドとヘッドで見分けられます。2020年モデルはカラマズー・ヘッドで、トラスロッドカバーには「Kazuyoshi Saito」の名前が刻まれ、「KS」のイニシャル・ロゴ入り専用ハードケースと、アーティスト写真と直筆サインがプリントされた認定書が付属します。2026年モデルはギブソンと同じオープンブック・ヘッドで、ヘッドの背面にEpiphone Inspired By Gibson Customのロゴが入り、同じロゴの専用ハードケースが付属します。同じ「黒いJ-45」でもピックアップが異なるため、ピックアップの型番を確認すると見分けやすくなります。

斉藤和義モデルの価格と入手方法

新品:2026年モデルの掲載価格の中央値は189,200円

Gibson Japanの特設ページでは、Epiphone Inspired By Gibson Custom Kazuyoshi Saito J-45 2026の価格は189,200円(税込)です。2026年9月29日にデジマートで「Kazuyoshi Saito」「斉藤和義」を検索し、このモデルの新品の掲載価格を集計した結果は次のとおりです。

モデル

件数

第1四分位

中央値

第3四分位

最小〜最大

Epiphone Inspired By Gibson Custom Kazuyoshi Saito J-45 2026(新品)

73件

189,200円

189,200円

189,200円

137,500〜189,200円

※2026年9月29日時点のデジマートの新品掲載価格(税込)を編集部が集計。成約価格ではありません。同一モデルを複数の店舗が掲載している場合は、それぞれを1件として数えています。73件のうち55件が189,200円で、18件はそれより低い価格でした。デジマートの区分が「新品特価」の掲載(9件)は、タイトルにアウトレットやB級の表記がないため新品に含めています。タイトルやデジマートの区分にアウトレット・B級とある掲載(11件)と中古(1件)は含めていません。型番の表記から2020年モデルと区別できない掲載(3件)と、特定の顧客向けの予約専用ページ(1件)も除いています。

中古:モデルごとの出品が少なく、相場レンジは出せない状況

同じ検索で見つかったギブソンのシグネチャーモデルの中古は、Kazuyoshi Saito J-45(2013年)が3件、Kazuyoshi Saito J-160Eが3件、Kazuyoshi Saito J-35が3件(うち1件は価格の表示なし)、KS-330が2件、Kazuyoshi Saito J-45 ADJ 2020 Editionが1件でした。Kazuyoshi Saito Les Paulの掲載は見つかりませんでした。エピフォンの2020年モデルの中古は3件です。モデルごとの件数が少ないため、本記事では実測にもとづく中古相場レンジを掲載していません。中古を検討するときは、次の点を確認しながら個体ごとに判断してください。

  • ブランドとモデル名。ギブソンの2013年モデルとADJ 2020 Edition、エピフォンの2020年モデルと2026年モデルは、どれも黒いJ-45です

  • ピックアップの型番。Fishman Ellipse Matrix Blend(2013年)、LR Baggs Lyric(ADJ 2020 Edition)、Fishman Sonicore(エピフォン2020年)、LR Baggs Element Bronze VTC(エピフォン2026年)。J-160EならP-90とリリックの2系統出力が動作するか

  • ADJ 2020 Editionなら、認定書の8桁のシリアル番号と3桁の通し番号が本体と合うか。043番までは本体内部のサウンドホール横にもスタンプがあります

  • 認定書や専用ハードケースなど付属品の有無

  • トップやブリッジまわりの割れ・浮き、ネックの反り、ピックアップの動作

よくある質問

斉藤和義のメインギターは何ですか?

本人が曲作りとレコーディングでずっと使ってきたと話すのは、1968年製の黒いGibson J-45です。Gibson Japanのインタビューで本人は、このギターの音が自分の中の「1つの基準」になっていると話しています。エレキでは、Gibson Japanが2020年10月の記事で、シグネチャーのKazuyoshi Saito Les Paulを「レコーディング、ライブとも、斉藤氏の活動には欠かせないメインギター」と紹介しています。

斉藤和義のシグネチャーモデルは何本ありますか?

ギブソンでは、Gibson Japanが2020年1月発売のKazuyoshi Saito J-45 ADJ 2020 Editionを第6弾と紹介しています。2020年1月の時点では、KS-330、Les Paul、J-45、J-160E、J-35、J-45 ADJ 2020 Editionの6機種です。エピフォンからは2020年のEpiphone Kazuyoshi Saito J-45 Outfitと、2026年のEpiphone Inspired By Gibson Custom Kazuyoshi Saito J-45 2026が出ています。

斉藤和義と同じ黒いJ-45を新品で買えますか?

2026年の新モデルEpiphone Inspired By Gibson Custom Kazuyoshi Saito J-45 2026は、Gibson Japanの特設ページで189,200円(税込)、販売予定日は2026年3月13日とされています。ギブソン製のKazuyoshi Saito J-45(2013年)とJ-45 ADJ 2020 Editionはいずれも200本の限定生産で、ADJ 2020 EditionはGibson Japanの製品ページで【生産終了】と表示されています。2026年9月29日のデジマートでは、2026年モデルの新品として集計した掲載が73件ありました。

斉藤和義はギターを自作しているのですか?

自作しています。J-WAVEの番組やATENOTEのインタビューで本人は、イチョウや杉、ポプラなどでギターを作ってきたと話し、ATENOTEでは「今までに10本ぐらいは作りました」と語っています。2022年のJ-WAVEの番組では、自作のギターをレコーディングやライブでも使ったと話しています。

まとめ:斉藤和義のギターは1968年製J-45が基準、エレキはレスポール

斉藤和義のギターの基準は、本人が「デビューと同時に買ったようなギター」と話す1968年製の黒いGibson J-45です。このJ-45はシグネチャーのKazuyoshi Saito J-45(2013年)とJ-45 ADJ 2020 Editionのもとになり、エピフォンからも2020年と2026年に黒いJ-45が出ています。エレキでは、本人所有の1953年製ゴールドトップをもとにしたKazuyoshi Saito Les Paulを、Gibson Japanが2020年の記事でメインギターと紹介しています。

シグネチャーの黒いJ-45は4モデルあり、ピックアップ、ブリッジ、ネック、ヘッドの仕様が異なります。最も新しいのは2026年のエピフォン版で、ギブソン製の2モデルは各200本の限定生産です。MANNISH BOYSで斉藤和義と組むドラマーの機材は中村達也の使用機材の記事で紹介しています。

サウンドマニア編集部

楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選びや、メンテナンス・演奏に関する実用的な情報をわかりやすくお届けします。

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