
さだまさしの使用ギター|テリーズテリーとTree of Life【2026年版】
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さだまさしのギターについて、出典をたどって確認できるのは、テリー中本が手がけたテリーズテリーのギターと、マーティンの“Tree of Life”と呼ばれるギターです。デビュー45周年の記念モデル「PTJ-100 MS 45th Anniversary」は、販売店の告知で本人の実機と同仕様と紹介されました。グレープの結成50年目には、相棒の吉田政美と二人でテリーズテリーにオリジナルギターを頼んだことを、本人がコメントで明かしています。
2025年のアルバム『生命の樹〜Tree of Life〜』では、マーティンの“Tree of Life”の試奏が「初恋駅」の録音に採用されたと紹介されています。本記事では、確認できる使用ギター、45周年・50周年の記念モデルの仕様、購入時の確認点を、島村楽器の店舗記事、Premium Terry公式サイトの特設ページ、三木楽器のプレスリリース、ORICON NEWSの記事、公式サイトのプロフィール、デジマートの掲載をもとに整理します。
テリー中本との関係:グレープ結成50年目に頼んだオリジナルギター
さだまさしは長崎市出身のシンガー・ソングライターで、公式サイトのプロフィールによると、1972年11月3日に吉田政美とグレープを結成し、1973年10月25日にシングル「雪の朝」でデビューしました。1976年4月にグレープを解散し、同年10月にソロ活動を始めています。3歳でヴァイオリンを学び始めたことも、同じプロフィールに記されています。
三木楽器が2024年3月6日に配信したプレスリリースは、テリー中本を「さだまさしの盟友」と紹介しています。テリーズテリーでは、さだまさしのデビュー45周年とグレープのデビュー50周年に記念モデルが作られており、販売元はどちらも三木楽器です。
Premium Terry公式サイトの50周年記念モデルの特設ページには、「未来に辿り着いた音」と題した本人のコメントが載っています。そこでさだまさしは、デビュー49年目・結成50年目のお祝いに、吉田政美と二人でテリーズテリーのグレープ・オリジナルギターを頼み、テリー中本が悩み抜いた末に作ってくれたと書いています。続けて、50年前よりギターも歌も上手くなったこと、テリー中本が亡くなったいまも「今日も弾いている」ことにも触れています。
確認できる使用ギター:テリーズテリーとマーティン“Tree of Life”
公式サイトや本人の発言で「メイン」と位置づけられたギターは見当たりません。出典ごとに確認できる内容は次のとおりです。
ギター・機材 | 出典に書かれている内容 | 出典と時点 |
|---|---|---|
テリーズテリー(45周年記念モデルと同仕様の本人の実機) | 45周年記念モデル「PTJ-100 MS 45th Anniversary」が、本人の実機と同仕様と紹介されている | 島村楽器の店舗記事(2019年1月10日公開) |
テリーズテリーのグレープ・オリジナルギター | 吉田政美と二人で依頼し、テリー中本が製作した | Premium Terry公式サイトの特設ページに載った本人コメント |
Fishman製ピックアップ | 本人が愛用している | 三木楽器のプレスリリース(2024年3月6日)、同特設ページ |
マーティン“Tree of Life” | 1993年モデルを以前から所有し、2024年製造のモデルに最近出会ったという | ORICON NEWS(2025年5月14日) |
※各出典の記述をもとに編集部が整理。ギターの型番は、本人の個体について出典に記載がないため載せていません。
テリーズテリーの実機:45周年記念モデル「PTJ-100 MS 45th Anniversary」と同仕様と紹介
2019年1月10日に公開された島村楽器の店舗記事は、デビュー45周年の記念モデル第2弾「Terry’s Terry Premium Terry PTJ-100 MS 45th Anniversary “Momiji”」の予約受付を告知した記事です。そのなかで、第1弾の“Sakura”と同じく、さだまさし本人の実機と同仕様で、テリー中本が手がけた1本と紹介しています。
ただし、この記述は販売店の告知によるもので、本人の個体の型番や製作年は書かれていません。記念モデルと本人の実機は「同仕様」とされているだけで、記念モデルそのものを本人が使っているという記述ではない点に注意が必要です。
グレープ・オリジナルギター:結成50年目に吉田政美と二人で依頼
本人のコメントによると、グレープのデビュー49年目・結成50年目のお祝いに、どうしても二人でテリーズテリーのグレープ・オリジナルギターが欲しくなって頼んだといいます。コメントでは、グレープを再起動させる決心をしたことを「みんなテリーさんのギターのお陰だ」と振り返り、テリー中本への感謝の言葉で結んでいます。
このグレープ・オリジナルギターの型番や仕様は、コメントには書かれていません。同じ特設ページで紹介されている市販の50周年記念モデル「PTJ-100 MS GRAPE」と同じ仕様かどうかも、確認できる記述はありません。
Fishman製ピックアップ:本人の愛用品として記念モデルに搭載
三木楽器のプレスリリースとPremium Terry公式サイトの特設ページは、50周年記念モデルに「さだが愛用するFishman製ピックアップ」を搭載したと説明しています。特設ページの仕様表では、記念モデルのピックアップはFishman Ellipse Matrix Blend 2.3mmです。本人のギターに載っているFishman製ピックアップの型番は、どちらの資料にも書かれていません。
マーティン“Tree of Life”:1993年モデルを所有しているとされ、「初恋駅」の録音にも
2025年5月14日のORICON NEWSの記事(文・垂石克哉)は、アルバム『生命の樹〜Tree of Life〜』のジャケット写真に使われたギターを、“Tree of Life”と呼ばれるギターだと紹介しています。記事によると、“Tree of Life”はマーティン社のD-45のなかから厳選した個体をさらにカスタム化した名器と言われ、さだまさしは1993年モデルを以前から1台所有しており、さらに2024年製造のプレミアム・モデルに最近出会ったといいます。同じギターの写真は、ライブ映像作品『コンサートツアー2023〜なつかしい未来〜』のジャケットにも使われていると書かれています。
同じ記事は、さだまさしがTOKAI RADIOの番組『グレープのもう魔酔わない!』で語ったところによると、アルバム作りで最初にできた曲が「初恋駅」らしいと書いています。続けて、“Tree of Life”が手元に来たときに試しにアルペジオで「初恋駅」のメロディーを弾いたところ音が素晴らしかったため、その試奏を録音に採用することになったと紹介しています。「初恋駅」はアルバムにグレープ名義で収録された曲です。どちらの“Tree of Life”が録音やジャケットに使われたのかは、記事には書かれていません。
記念モデル:45周年の“Sakura”“Momiji”と50周年の“GRAPE”
三木楽器のプレスリリースによると、デビュー45周年の際には、ヘッドから指板に桜のインレイを施した「PTJ-100 MS Sakura」と、紅葉のインレイを施した「PTJ-100 MS Momiji」がそれぞれ限定45本で発売されました。グレープのデビュー50周年には、グレープのインレイを施した「PTJ-100 MS GRAPE」と、カッタウェイ付きの「PTJ-100C MS GRAPE」の2機種が、期間限定の受注生産で用意されました。受注期間は2024年12月30日までで、2026年10月1日に確認したPremium Terry公式サイトの特設ページには、注文の受付は終了したと書かれています。
項目 | PTJ-100 MS 45th Anniversary “Momiji” | PTJ-100 MS GRAPE |
|---|---|---|
トップ | Sitka Spruce | Solid Sitka Spruce |
サイド/バック | Indian Rosewood | Solid Indian Rosewood |
ネック | Mahogany 1P | Mahogany 1P |
指板/ブリッジ | Ebony | Ebony |
ヘッドトップ | Indian Rosewood | Indian Rosewood |
ナット幅 | 43mm | 43mm |
スケール | 650mm | 650mm |
インレイ | Momiji | “Grape” |
ピックガード | Tortoise Color | Tortoise Color |
ペグ | Gotoh 510/Gold | Gotoh 510 / Gold |
ピックアップ | None | Fishman Ellipse Matrix Blend 2.3mm |
ケース | Original Hard Case | Original Hard Case |
※“Momiji”は島村楽器の店舗記事(2019年1月10日公開)のSPEC、“GRAPE”はPremium Terry公式サイトの特設ページの仕様表をもとに編集部が整理。表記は各資料のままです(“Momiji”のSideとBackは1行にまとめ、項目名は編集部で統一)。“GRAPE”の仕様表には、このほかロゼッタ(Abalone & Wood)、バインディング&パーフリング(Rosewood & Maple)の記載があります。
特設ページの仕様表では、PTJ-100C MS GRAPEはボディがカッタウェイ付き(PTJ Cutaway)と記載され、ほかの欄は空欄です。特設ページによると、50周年記念モデルにはヘッドトップ、指板インレイ、ヘッド裏のプレート、サウンドホールのラベルに記念ロゴが入り、専用の認定書が付属します。
45周年・50周年のどちらの記念モデルについても、本人がステージや録音で使っているという記述は、今回確認した資料にはありません。
さだまさし関連ギターの価格と入手方法
新品:50周年記念モデルは販売店の掲載で探す形
50周年記念モデルの受注はすでに終わっているため、新品は販売店の掲載から探すことになります。2026年10月1日にデジマートで「PTJ-100 MS」を検索したところ、新品の掲載はPTJ-100 MS GRAPEが4件、PTJ-100C MS GRAPEが3件でした(同じ店舗が同じ価格で重ねて掲載したものは1件と数え、アウトレット特価の1件は除いています)。件数が少ないため、本記事では実測にもとづく価格レンジを掲載していません。掲載価格は、どちらのモデルも店舗間で同じ金額でした。
中古:出品は少なく、相場レンジは出せない状況
同じ検索で見つかった中古は1件(PTJ-100C MS GRAPE)で、45周年記念モデルの“Sakura”“Momiji”の掲載はありませんでした。中古を検討するときは、次の点を確認しながら個体ごとに判断してください。
モデル名とインレイ。“Sakura”は桜、“Momiji”は紅葉、“GRAPE”はグレープのインレイです
カッタウェイの有無(PTJ-100 MS GRAPEかPTJ-100C MS GRAPEか)
ピックアップの有無。島村楽器の店舗記事の“Momiji”のSPECはPickup None、50周年記念モデルはFishman Ellipse Matrix Blend 2.3mmです
50周年記念モデルなら、専用の認定書とオリジナルハードケースが付属しているか
よくある質問
さだまさしのメインギターは何ですか?
公式に「メイン」とされたギターは確認できません。島村楽器の店舗記事(2019年)はテリーズテリーの45周年記念モデルを本人の実機と同仕様と紹介し、ORICON NEWS(2025年)はマーティンの“Tree of Life”の1993年モデルを以前から所有していると伝えています。
テリーズテリーの記念モデルを本人は使っていますか?
記念モデルを本人がステージや録音で使っているという記述は、確認した資料にはありません。45周年記念モデルは「本人の実機と同仕様」と紹介されたもので、グレープの結成50年目には、吉田政美と二人でテリーズテリーにグレープ・オリジナルギターを頼んだと本人がコメントしています。
“Tree of Life”とはどんなギターですか?
ORICON NEWSの記事は、マーティン社のD-45のなかから厳選した個体をさらにカスタム化した名器と言われるギターだと紹介しています。アルバム『生命の樹〜Tree of Life〜』のジャケット写真に使われ、「初恋駅」では試奏が録音に採用されたといいます。
本人と同じピックアップは手に入りますか?
本人と同じ型番かどうかは確認できません。本人が愛用しているのはFishman製ピックアップと説明されていますが、確認した資料には本人のピックアップの型番は書かれていません。Premium Terry公式サイトの特設ページは、50周年記念モデルに「さだが愛用するFishman製ピックアップ」を搭載したと説明しており、仕様表に記載された型番はFishman Ellipse Matrix Blend 2.3mmです。
まとめ:確認した資料に出てくるさだまさしのギターはテリーズテリーとマーティン“Tree of Life”
さだまさしのギターで出典をたどって確認できるのは、盟友テリー中本のテリーズテリーと、マーティンの“Tree of Life”です。テリーズテリーは45周年記念モデルが本人の実機と同仕様と紹介され、グレープの結成50年目には吉田政美と二人でオリジナルギターを頼んだと本人が書いています。“Tree of Life”は1993年モデルを所有しているとされ、「初恋駅」の録音にも試奏が使われたと伝えられています。
市販品では、45周年の“Sakura”“Momiji”が本人の実機と同仕様と紹介されたモデル、50周年のPTJ-100 MS GRAPE/PTJ-100C MS GRAPEが本人愛用のFishman製ピックアップを載せたモデルです。ただし記念モデルを本人が使っているという記述は確認した資料になく、50周年記念モデルの受注も終わっているため、販売店の掲載や中古で、インレイ・ピックアップ・付属品を確かめながら選ぶことになります。
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※本記事は特定のメーカー・販売店・買取業者との広告提携に基づくものではありません。
サウンドマニア編集部
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