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浮雲(長岡亮介)の使用ギター|軸はTelecaster【2026年版】

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東京事変のギタリスト「浮雲」は、ペトロールズで歌とギターを担当する長岡亮介の東京事変での名義です。長岡亮介は2019年のフェンダーのイベントで、Telecasterを「長くメインで使っています」と語っています。2本目のギターとして高校3年生の終わりごろに手に入れたのは69年製のTelecasterで、ペトロールズの2014年のライブではRS Guitarworks製のSTee Blackguard 1本で全編を演奏しました。ギター・マガジンは、東京事変の浮雲の代名詞の1つとしてファントムを紹介しています。

本人は2019年に「王道を行かないタイプ」と話し、StarcasterやBulletといった変わったギターも持っていると明かしています。2014年3月に掲載された取材記事では、ソングバード・ギターワークショップから形を変えて戻ってきたというThundervoltを持参しています。本記事では、浮雲(長岡亮介)の使用ギター、2014年のライブで使われたアンプとエフェクター、購入時の手がかりを、ギター・マガジン、FenderNews、RS Guitarworksを扱うトーラスコーポレーションの製品ページをもとに整理します。

浮雲と長岡亮介:東京事変のギタリストとペトロールズの歌とギター

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リットーミュージックのギター・マガジン2015年9月号の紹介文は、長岡亮介を「東京事変の浮雲としても活躍した」ギタリストとし、自身のバンドであるペトロールズを率いていると紹介しています。RS Guitarworksを扱うトーラスコーポレーションの製品ページにも「長岡亮介氏(ペトロールズ、元・東京事変)使用中」とあります。

東京事変公式サイトのBIOGRAPHYによると、浮雲は2002年に椎名林檎のアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』にギタリストとして参加し、2005年から東京事変に加わりました。ペトロールズでは歌とギターを担当しており、FenderNewsのプロフィールは長岡亮介を「「ペトロールズ」の歌とギター担当」と紹介しています。

ギターを始めたきっかけについて、長岡はFenderNewsのインタビューで、中学生のときに選択授業でギターを選んだことを挙げています。父親は趣味でカントリーをやっており、ブルーグラスのバンドも組んでいたそうです。最初のギターは中学2年生のときに父親が選んだStratocaster、次がTelecasterで、本人は「最初の2本は確かにフェンダーなんですよね」と振り返っています。

浮雲(長岡亮介)の使用ギター

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専門誌の機材記事とメーカーの公式メディアで確認できるギターを、確認できる時期とあわせて並べると次のとおりです。

ギター

確認できる時期

記述の要点

出典

Fender Telecaster

2019年の発言/69年製は高校3年生の終わりごろに入手(2020年の発言)

「長くメインで使っています」(2019年の発言。どの個体かは記載なし)

FenderNews

RS Guitarworks STee Blackguard

2014年4月10日のライブ

SGとテレキャスターを合わせた1本。ライブの全編で使用

ギター・マガジン編集部/トーラスコーポレーション

ファントム

2021年(ギター・マガジン2021年7月号の表紙撮影)

浮雲の代名詞の1つ。撮影に6本を持参

ギター・マガジン

Thundervolt(ソングバード・ギターワークショップ)

2014年3月6日掲載の取材記事

コリーナボディ、ソングバード製ハムバッカー

ギター・マガジン編集部

RS Guitarworks製のフライングV形のギター

2017年に購入

中身のシステムはテレキャスターと同じ。色違いのピンクのペイズリー柄も所有

RealStyle by Jeep

Fender Stratocaster(サンバースト)

中学2年生で購入

最初のギター

FenderNews

Fender Starcaster(白)/Fender Bullet

2019年の発言

「変わったギターが好き」と話すなかで挙げたフェンダーのギター

FenderNews

※FenderNews(2017年12月19日、2019年7月20日、2020年11月23日の各記事)、ギター・マガジン編集部のOne on One機材記事(2014年)、ギター・マガジン2021年7月号の紹介文、トーラスコーポレーションのRS Guitarworks STEEページ、RealStyle by Jeep(2017年6月12日)をもとに編集部が整理。時期は各出典の記述時点で、現在も使っているかどうかを示すものではありません。

Fender Telecaster:本人が「長くメインで使っています」と語るギター

2020年のFenderNewsのインタビューで長岡は、2本目のギターとしてTelecasterを買ったのは高校3年生の終わりぐらいで、「69年製の古いTelecasterでした」と話しています。すごく安かったがよく鳴っていた、と振り返っています。

2017年のFenderNewsの記事では、父親がブルーグラスのバンド仲間とカントリーをやることになった際、エレキを弾ける身近な人間として加入を条件にテレキャスを買ってもらったと語っています。このテレキャスについては「自分でもかなり改造したんです」と話し、父親のバンドでカントリーの曲をたくさんコピーするなかで、このギターでいろいろな奏法を覚えたそうです。同じ記事は「それ以来、テレキャスだけは一線で使い続けている」と紹介しています。

2019年6月15日の「FENDER CUSTOM SHOP EXPERIENCE」では、Telecasterを「長くメインで使っています」と語りました。指板はメイプルが好みで、「テレキャスは指で弾いても繊細に反応してくれます」と、指で弾くスタイルとの相性を挙げています。

なお、2017年の記事で語られた「買ってもらった」テレキャスと、2020年の記事の69年製のTelecasterが同じ1本かどうかは、どちらの記事にも書かれていません。リットーミュージックのムック『ミュージシャンズ・ギア・ファイル』(2023年12月18日発売)には「長岡亮介/Telecaster & Starcaster」としてカスタマイズしたギターが掲載されており、ギター・マガジン2023年9月号のテレキャスター特集にも、高田漣との対談と「愛器の鳴らし方」の記事で登場しています。

RS Guitarworks STee Blackguard:長岡のリクエストから生まれたSGシェイプの1本

2014年4月10日にTSUTAYA O-WESTで開かれたギター・マガジン主催のライブ「One on One」で、長岡はペトロールズとして出演しました。ギター・マガジン編集部の機材記事によると、このとき使ったのはRS GuitarworksのSTee Blackguard Ⅱで、「テレキャスターとSGを合体させた独特の1本で全編を弾ききった」と紹介されています。

RS Guitarworksを扱うトーラスコーポレーションの製品ページでは、このモデルは「STee Blackguard」の名前で掲載され、長岡が使っているのはMedium Aged仕上げだと説明されています。成り立ちについては、長岡から「SGシェイプでBlackguardのこの音って出来ないですか?」という相談があり、それをRS Guitarworksに持ちかけて作られたモデルだと説明されています。ボディの厚みはSGのような薄いものではなく、Blackguardと同じ厚さです。モデル名の「Ⅱ」の有無は、ギター・マガジンの記事と製品ページで表記が異なります。

ファントム:ギター・マガジンが「浮雲の代名詞の1つ」と紹介

東京事変のアルバム『音楽』の発表にあわせて、ギター・マガジン2021年7月号(2021年6月11日発売)は浮雲を特集しました。リットーミュージックの紹介文は「浮雲の代名詞の1つと言えるギターがファントムだ」とし、表紙撮影に合計6本のファントムを持参したと紹介しています。

同じ号には、『音楽』のレコーディングで使ったギターやペダルを浮雲本人が全曲解説するインタビューと、インタビューに登場したものを中心に選んだギター12本の紹介が載っています。ギター・マガジンWEBの誌面紹介によると、このコーナーにはレコーディングで使ったギターだけでなく、取材当日に持参した愛用のギターも掲載されています。紹介文は、ビンテージも新品もビザール・ギターも優劣なく扱うのが浮雲のセンスだと評しており、本人はギター選びを「“久しぶりに会う友人とお茶をする”みたいな感じ」と表現しています。

Thundervolt とRS GuitarworksのフライングV形:形を気に入っている変形ギター

2014年3月6日に掲載されたOne on Oneの取材記事で、長岡が取材時に持参したのは、稲妻のような形の“サンダーボルト”(Thundervolt)でした。ギター・マガジン編集部の解説によると、ヘッドの折れたフライングVをソングバード・ギターワークショップに修理に出したところ、数年後にこの形で戻ってきたという1本です。ボディはコリーナ、ネックはメイプル、指板はエボニーで、ソングバード製のハンドワイアリング・ハムバッカーを載せています。長岡は気に入っている点を「形」と答えています。

2017年6月のRealStyle by Jeepの記事では、その年に購入したRS Guitarworks製のギターを紹介しています。本人によると、中に入っているシステムはフェンダーのテレキャスターと同じもので、“フライングV”と呼ばれるシャープな形も好きだと話しています。ピンクのペイズリー柄の色違いも持っているそうです。

Stratocaster・Starcaster・Bullet:最初の1本とフェンダーの変わり種

最初のギターは、中学2年生のときに買ったサンバーストのStratocasterです。2019年のイベントで長岡は、ストラトを「万能、優秀、弾きやすい」と表現しつつ、自分はTelecasterの「ゴン!」という音が好きだと語っています。

同じイベントでは「王道を行かないタイプです(笑)」と話し、フェンダーではBulletと、セミアコボディの白いStarcasterを持っていると明かしました。

2019年以降の動き:カスタムショップへの公開オーダーと専門誌の特集

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2019年6月15日の「FENDER CUSTOM SHOP EXPERIENCE」で、長岡はシニアマスタービルダーのトッド・クラウスと公開カスタムオーダーを行いました。FenderNewsのレポートによると、長岡にとって初のカスタムショップモデルの企画です。希望したのは、フェンダーのエレクトリックマンドリン「マンドキャスター」をモチーフにした6弦ギターで、音については「テレキャスっぽい音にしたい。ライヴでガンガン使えることが大事」と話しています。名前はトッドの案で“マンドブラスター”とすることに長岡も同意しました。レポートはオーダーのトークまでを伝えており、完成した個体については触れていません。

その後もギター・マガジンでは、2021年7月号の浮雲特集、2023年9月号のテレキャスター特集、2025年12月号のコリングス・ギターの取材記事(「長岡亮介が弾くコリングス・エレクトリック」)に登場しています。

アンプ・エフェクター:2014年のOne on Oneで使われた機材

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ギター・マガジン編集部は、2014年4月10日のOne on Oneで長岡が使ったアンプと足下の機材を写真つきで紹介しています。アンプはYAMAHAのF100-112で、音作りはクランチに設定されていました。

機材

役割

記事での使われ方

YAMAHA F100-112

アンプ

クランチに設定

Phantom FX Hizumi Station

ドライブ・ペダル

戸高賢史(ART-SCHOOL)が長岡のために製作したオリジナル機種。ローゲイン・オーバードライブ/オーバードライブ/ファズの3段階を1台で切り替え

Carl Martin 2Wah

ワウ・ペダル

ボード内

BOSS DD-5

デジタル・ディレイ

ボード内

BOSS FS-5U

フット・スイッチ

ボードの外に置き、タップ・テンポ入力に使用

strymon blueSky

リバーブ

ボード内(記事の表記は「blueSky Reverb」)

TC Electronic PolyTune

チューナー

ボード内

Providence PV-9

パワー・サプライ

ボード内

※ギター・マガジン編集部「機材の写真と解説[ペトロールズ / 長岡亮介]」(One on One Vol.1、2014年4月10日 TSUTAYA O-WEST公演)をもとに編集部が整理。2014年のペトロールズのライブ1公演の機材で、東京事変での機材や現在の機材を示すものではありません。

同じ記事では、Hizumi Stationについて、ギター・ソロでのファズの音が抜けの良さと太さを両立させていたと評しています。FS-5Uをボードの外に置いたのは、歌っている間は足下が見えないためではないか、というのが編集部の見立てです。

機材との向き合い方について、長岡は2017年のFenderNewsの記事で「俺、エフェクターをあまり使わないタイプだから、何を弾くかがより重要で」と話し、録音のときはアンプのツマミにさえ触らないこともあると語っています。一方で2020年のインタビューでは、ペトロールズでは歌いながらギターを弾き、エフェクターも踏むので「けっこう大変です」と話しています。

浮雲(長岡亮介)のギターの価格と入手方法

新品:STee Blackguardはトーラスコーポレーションの製品ページで実勢価格792,000円

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トーラスコーポレーションの製品ページでは、RS GuitarworksのSTee Blackguardはオープンプライスで、実勢価格792,000円(税込、税抜720,000円)と記載されています(2026年9月29日確認)。製品ページのスペックは、パウロニアのボディ、ワンピース・メイプルのネック、25.5インチ・スケール、リンディー・フレーリンのカスタムTeeVeeセットのピックアップなどです。これは製品としての仕様で、長岡の個体の仕様とは限りません。

中古:出品が少なく、相場レンジは出せない状況

2026年9月29日にデジマートで「Telecaster 1969」を検索したところ、検索結果62件のうち、価格が掲載されている1969年製のTelecaster(シンラインや再現モデルを除く)は4件でした。また、RS Guitarworksの検索結果1ページ目にSTeeは見当たりませんでした。件数が少ないため、本記事では実測にもとづく相場レンジを掲載していません。長岡のギターには本人が改造したテレキャスや、長岡のために作られた機材が含まれるため、同じモデル名でも仕様が一致するとは限りません。中古を検討するときは、次の点を確認しながら個体ごとに判断してください。

  • 年式の根拠。シリアルナンバーやネック・ポットの刻印など、販売店が年式をどう判断したか

  • オリジナルパーツの有無。ピックアップ、ブリッジ、ペグ、配線の交換歴と、リフィニッシュの有無

  • RS Guitarworksの場合はモデル名とエイジドの度合い(Medium Agedなど)。STee Blackguardは出典によって「Ⅱ」の表記の有無が異なります

  • ネックの反りとフレットの残り、電装のガリやノイズ

  • ハードケースなど付属品の有無

よくある質問

浮雲と長岡亮介は同じ人ですか?

同じ人です。リットーミュージックのギター・マガジン2015年9月号の紹介文は、長岡亮介を「東京事変の浮雲としても活躍した」と紹介しています。東京事変では浮雲の名義で、ペトロールズやサポートの仕事は長岡亮介の名前で紹介されています。

浮雲のメインギターは何ですか?

本人が「長くメインで使っています」と語っているのはTelecasterです(2019年のFENDER CUSTOM SHOP EXPERIENCEでの発言)。2本目のギターとして高校3年生の終わりごろに手に入れたのは69年製のTelecasterでした。東京事変の浮雲については、ギター・マガジンがファントムを代名詞の1つとして紹介しています。

エフェクターはたくさん使っていますか?

本人は2017年のFenderNewsで「エフェクターをあまり使わないタイプ」と話しています。2014年のOne on Oneのボードは、Hizumi Station、ワウ、ディレイ、リバーブ、チューナー、パワー・サプライという構成で、タップ・テンポ入力用のフット・スイッチをボードの外に置いていました。

STee Blackguardは買えますか?

RS Guitarworksを扱うトーラスコーポレーションの製品ページに掲載されており、オープンプライスで実勢価格は792,000円(税込)と記載されています(2026年9月29日確認)。長岡が使っているのはMedium Aged仕上げと説明されています。

まとめ:浮雲(長岡亮介)のギターはTelecasterが軸、変わったギターも並ぶ

浮雲こと長岡亮介のギターの軸は、本人が2019年に「長くメインで使っています」と語ったTelecasterです。2本目のギターとして手に入れたのも69年製のTelecasterでした。ペトロールズの2014年のライブでは、自身の相談から生まれたRS GuitarworksのSTee Blackguardで全編を弾き、東京事変の浮雲としてはギター・マガジンがファントムを代名詞の1つに挙げています。

2014年から2019年の取材では、Thundervolt、Starcaster、Bullet、フライングV形のRS Guitarworksといった変わったギターも登場し、ThundervoltやフライングV形のギターについては形を気に入っていると話しています。本人はエフェクターをあまり使わないタイプだと語っており、2014年のライブではYAMAHAのアンプをクランチにし、足下には自分のために作られたドライブ・ペダルのHizumi Stationを置いていました。同じ東京事変のベーシストの機材は亀田誠治の使用機材の記事で紹介しています。

サウンドマニア編集部

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