
菅沼孝三の使用ドラム|ヤマハ「PHX」とスネアSD6455KS、似たドラムセット3選
サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…
菅沼孝三が長く愛用していたのが、ヤマハのドラムセット「PHX」です。
この記事では、このドラムセットの種類・特徴・値段・手に入れ方と、菅沼孝三のシグネチャースネアやほかのドラムセット、似たヤマハのドラムセット3つ、シンバルやスティックなどのその他の機材を紹介します。
菅沼孝三のドラムセット「PHX」とは
PHXとは、日本の楽器メーカー、ヤマハのアコースティックドラム(電気を使わずに鳴らすドラム)のシリーズです。ヤマハは、ヤマハドラムの「フラッグシップモデル」(いちばん上のクラスのモデル)と紹介しています。日本での発売は2008年12月です。
菅沼孝三は「手数王」と呼ばれたドラマーで、1990年に、ヤマハのドラムを使うアーティストとしてヤマハに移籍しました。自分のドラム教室「菅沼孝三ドラム道場」で、川口千里など多くのドラマーを育てたことでも知られています。PHXについては、リズム&ドラム・マガジン2009年4月号の特集で「PHXは開発段階からいろいろと試してきたんです。」と話し、「最大限に“響き”が生かされた、ある意味究極のドラムだと思います。」と答えています。
時期 | 菅沼孝三とPHXの関係 |
|---|---|
2009年1月 | リズム&ドラム・マガジン・フェスティバルで、PHXのセッティングを初めて見せた |
2009年4月 | リズム&ドラム・マガジンの特集で、PHXのサウンドについて話した |
2019年 | ASKAの全国ツアーでは、PHXではなくRecording Customを選んだ |
2020年1月 | ASKAのコンサートで、PHXをワンバス・ワンフロアのシンプルなセットで使った |
※デジマートの特集ページ(リズム&ドラム・マガジン2009年4月号と連動)、ドラマガWeb(2020年4月14日)、ヤマハの担当者のブログ(2020年1月14日)、Wikipediaをもとに編集部がまとめました。菅沼孝三は2021年11月8日に亡くなりました。
出典:PHX(ヤマハ公式サイト)/リズム&ドラム・マガジン4月号・close up!「YAMAHA PHXの“響き”」(デジマート)/ドラマガWeb「【Set Up】菅沼孝三 (Kozo Suganuma)」(2020年4月14日)/ドラマー菅沼孝三。今回のASKAツアーはPHX。(Yamaha ART "BACKSTAGE"、2020年1月14日)/菅沼孝三(Wikipedia)
PHXの特徴は3種類の木を重ねた11プライのシェル
PHXのシェルはジャトバ・カポール・メイプルのハイブリッド
PHXのシェル(ドラムの胴)は、11プライ(11枚の板を重ねたもの)です。ヤマハによると、まん中にとても硬い木の「ジャトバ」を使い、その両側を「カポール」で挟み、いちばん外側に「メイプル」(カエデの木)を重ねています。ヤマハは、いちばん重くて硬い木をまん中に置き、外側へ向かって少しずつやわらかい木になる作りだと説明しています。
菅沼孝三は、2009年の特集で「これまでのヤマハになかった中低音の太いサウンドが出ています。」と話しています。また「僕の場合、ジャズをやった次の日にメタルをやったりすることもあるので、PHXはあらゆる場面で使える楽器だと思いますね。」とも答えています。
項目 | PHXの仕様 |
|---|---|
シェル(ドラムの胴) | 11プライのハイブリッド(メイプル+カポール+ジャトバ) |
フープ(ヘッド=ドラムに張る膜を押さえる輪) | アルミニウムのダイカストフープ(型に流し込んで作るフープ)、厚さ3.0mm |
ラグ(ヘッドを張るねじを受ける金具) | フックラグ |
タムマウント(タム=小さめの太鼓を取り付ける仕組み) | Y.E.S.S.Ⅱ |
ベアリングエッジ(ヘッドが当たる、胴のふち) | 角度30° |
仕上げ(国内の今の色) | ブラックチェリーサンバースト、ポーラーホワイト、マットブラック、マットナチュラル |
※ヤマハ公式サイトのPHXの製品ページと仕様のページをもとに編集部がまとめました。
出典:PHX(ヤマハ公式サイト)/PHX 仕様(ヤマハ公式サイト)/リズム&ドラム・マガジン4月号・close up!「YAMAHA PHXの“響き”」(デジマート)
2009年は2バス・4タム・2フロアタムのフルセット
2009年のリズム&ドラム・マガジンの特集で紹介された、菅沼孝三のPHXのセットは次のとおりです。仕上げは、ふつうより薄く塗ったテキスチャード・フィニッシュのアッシュ(トネリコの木)のバージョンで、色はブラック・サンバーストです。フープやラグなどの金具は、すべてゴールドでした。
ドラム | 大きさ(直径×深さ) |
|---|---|
バスドラム(足で踏む大きな太鼓) | 22インチ×18インチ(2つ) |
タム | 8インチ×7インチ、10インチ×8インチ、12インチ×9インチ、13インチ×10インチ |
フロアタム(床に置く大きめの太鼓) | 16インチ×15インチ、18インチ×16インチ |
スネア(スティックでたたく、ドラムセットの中心の太鼓) | ヤマハの菅沼孝三シグネチャーモデル 14インチ×5.5インチ(カッパー)、サイドに10インチ×5.5インチと12インチ×5.5インチのスティール |
※デジマートの特集ページ(リズム&ドラム・マガジン2009年4月号と連動)をもとに編集部がまとめました。ペダルやラックは、下の「その他の機材」で紹介します。
出典:リズム&ドラム・マガジン4月号・close up!「YAMAHA PHXの“響き”」(デジマート)
2020年はワンバス・ワンフロアのシンプルなセット
ヤマハの担当者のブログ(2020年1月14日)によると、ASKAのコンサート「billboard classics ASKA premium ensemble concert -higher ground-」で、菅沼孝三は前のツアーのRecording CustomからPHXに入れ替えました。今回は「シンプルセッティング」で、バスドラムが1つ、フロアタムが1つの「ワンバス、ワンフロア」です。スネアは、シグネチャースネアのSD6455KSでした。ドラムの大きさは書かれていません。
出典:ドラマー菅沼孝三。今回のASKAツアーはPHX。(Yamaha ART "BACKSTAGE"、2020年1月14日)
PHXの値段はヤマハの4点のシェルの合計で1,008,700円
ヤマハ公式サイトでのPHXの希望小売価格は、1,008,700円(税込)です。バスドラム22インチ×18インチ、フロアタム16インチ×15インチ、タム13インチ×10インチ・12インチ×9インチの4点の胴(メイプル/クローム)を合わせた価格で、スネアやスタンド、シンバルは入っていません。菅沼孝三の2009年のセットとは、ドラムの数も大きさも違う組み合わせです。
ヤマハは、2026年6月29日から、生産上の都合でPHXシリーズの全品番の受注を一時停止しています。受注の再開は、追って案内するとしています。
楽器の通販サイト「デジマート」では、2026年10月20日に、PHXの新品が楽器店の在庫として載っていました(バスドラム22インチ・タム10インチと12インチ・フロアタム16インチの4点のセットで986,810円など。ヤマハの希望小売価格の4点とは大きさの組み合わせが違います。掲載されていた価格で、実際に売れた価格ではありません)。
出典:PHX(ヤマハ公式サイト)/ヤマハアコースティックドラム「PHXシリーズ」受注停止のご案内(ヤマハ、2026年6月29日)/YAMAHA PHXの検索結果(デジマート)
菅沼孝三と同じPHXを手に入れるなら楽器店の在庫を探そう
PHXは今、メーカーへの注文が一時止まっています。楽器店に残っている新品を探すか、中古で探してみましょう。デジマートで中古の掲載があるかどうかは、確かめられませんでした。
中古で見るときは、次の点を確かめましょう。
商品名が「PHX」か(同じヤマハの「Absolute Hybrid Maple」など、ほかのシリーズと間違えない)
バスドラム・タム・フロアタムの大きさと数
金具がクロームかゴールドか、色は何か
シェルの割れや、フープの曲がり、ラグのさび・へこみがないか
タムを取り付ける金具(Y.E.S.S.Ⅱ)に傷みがないか
※ヤマハ公式サイトのPHXの仕様と、中古のドラムを見るときの一般的なポイントをもとに編集部がまとめました。
出典:PHX 仕様(ヤマハ公式サイト)/ヤマハアコースティックドラム「PHXシリーズ」受注停止のご案内(ヤマハ、2026年6月29日)
菅沼孝三のスネアとほかのドラムセット
PHXのほかに、雑誌やメーカーで紹介されている菅沼孝三のスネアとドラムセットを紹介します。
機材 | 種類 | 載っている場所 |
|---|---|---|
ヤマハ SD6455KS | 菅沼孝三のシグネチャースネア | ヤマハのスネアドラム対照表、ヤマハの冊子「Lm NEWS」、ヤマハの担当者のブログ |
ヤマハ Recording Custom | 2019年のASKAのツアーで使ったドラムセット | ドラマガWeb(2020年4月14日) |
ヤマハ SD2055・SD2255 | 2019年に右手側に置いた小さなサイドスネア | ドラマガWeb(2020年4月14日) |
ヤマハ バーチカスタムアブソリュートなど | 2008年ごろのライブや自宅スタジオのドラムセット | ヤマハの冊子「Lm NEWS」 |
ヤマハ SD6455KS
種類:ヤマハの菅沼孝三モデルのスネアです。ヤマハのスネアドラム対照表(2011年10月現在)に「SD6455KS」「14×5.5」「菅沼孝三モデル」と載っています。Wikipediaによると、2006年6月に発売されました。
特徴:大きさは14インチ×5.5インチで、シェルはカッパー(銅)です。2009年の特集では「メイン・スネア」として紹介されています。2020年1月のPHXのシンプルなセットでも、このスネアが使われました。ヤマハの冊子「Lm NEWS」では、菅沼孝三が「デカい音が出せて、しかも音質が素直。」と話しています。
値段:「Lm NEWS」には、メーカー希望小売価格66,150円(税込)と載っています。ヤマハの部品検索のページでは、生産の期間が「2005-2011」となっていて、今は作られていません。
手に入れ方:中古で探すことになります。デジマートでの掲載は、確かめられませんでした。カッパーのシェルは色が変わりやすいので、さびや傷、スナッピー(スネアの裏に張る、ザッという音を出す響き線)の傷みをよく確かめましょう。
※ドラマガWeb(2020年4月14日)では、2019年のメインのスネアは「Kozo Suganuma Signature Model 14"×5"」と書かれていて、SD6455KS(14インチ×5.5インチ)と同じものかは確かめられませんでした。
出典:スネアドラム対照表(ヤマハ)/Lm NEWS Vol.3(ヤマハ)/ドラムパーツ検索システム(ヤマハ)/リズム&ドラム・マガジン4月号・close up!「YAMAHA PHXの“響き”」(デジマート)/ドラマー菅沼孝三。今回のASKAツアーはPHX。(Yamaha ART "BACKSTAGE"、2020年1月14日)
ヤマハ Recording Custom
種類:ヤマハのレコーディングカスタムのドラムセットです。ドラマガWeb(2020年4月14日)は、2019年のASKAの全国ツアーで、菅沼孝三の愛器として知られるPHXではなく、このセットを選んだと紹介しています。パワーよりも、高い音・中くらいの音・低い音のバランスを考えて選んだそうです。
特徴:タムは8インチ×7インチ、10インチ×7インチ、12インチ×8インチ、13インチ×9インチ、フロアタムは14インチ×13インチと16インチ×15インチです。バスドラムは2つで、機材の表には22インチ×16インチ、本文には「20"とやや小さめ」と書かれていて、記事の中で大きさが分かれています。
値段:今のモデルは2016年6月に発売されました。ヤマハ公式サイトの希望小売価格は540,100円(税込)です。バスドラム22インチ×16インチ、フロアタム16インチ×15インチ、タム12インチ×8インチ・10インチ×7.5インチ、スネア14インチ×5.5インチ(スティール)の5点の胴を合わせた価格です。
手に入れ方:ヤマハ公式サイトに今のモデルとして載っていて、受注停止の案内はありません。楽器店で新品を探してみましょう。前のモデルもあるので、中古で買うときは年式を確かめましょう。
出典:ドラマガWeb「【Set Up】菅沼孝三 (Kozo Suganuma)」(2020年4月14日)/Recording Custom(ヤマハ公式サイト)
ヤマハ SD2055・SD2255
種類:ヤマハの口径(直径)が小さいサイドスネアです。
特徴:ドラマガWeb(2020年4月14日)によると、2019年のツアーでは、10インチ×5.5インチのSD2055と、12インチ×5インチのSD2255を、右手側に置いていました。どちらも高めにチューニング(音の高さの調整)していたと紹介されています。2009年のPHXのセットでも、10インチと12インチの小さなスティールのスネアを、サイドに置いていました。
値段:ヤマハ公式サイトに今の製品ページは見つからず、価格は確かめられませんでした。
手に入れ方:中古で探すことになります。小さいスネアを足してみたいときは、今売られている10インチや12インチのスネアを楽器店で探してみましょう。
出典:ドラマガWeb「【Set Up】菅沼孝三 (Kozo Suganuma)」(2020年4月14日)/リズム&ドラム・マガジン4月号・close up!「YAMAHA PHXの“響き”」(デジマート)
ヤマハ バーチカスタムアブソリュートなど
種類:ヤマハの冊子「Lm NEWS」(Vol.3)で紹介された、2008年ごろの菅沼孝三のドラムセットです。
特徴:ライブではバーチ(カバの木)のバーチカスタムアブソリュート、自宅のスタジオでは特別な色のロックツアーカスタムと、メイプルカスタムを使っていました。本人は「バーチはもう少しダークな感じ。」「メイプルは明るく鳴ってくれるんですよ。」と話しています。
値段:今のヤマハ公式サイトで価格は確かめられませんでした。
手に入れ方:中古で探してみましょう。年式が古いので、シェルの割れや金具のさびをよく確かめましょう。
菅沼孝三のPHXに似たヤマハのドラムセット3選
ヤマハ公式サイトに今のモデルとして載っている(受注停止の案内がない)ドラムセットを3つ紹介します。PHXのハイブリッドシェルの技術を受け継いだセット、オールメイプルのセット、手ごろな価格のセットです。どれも音が同じとは限りません。
ドラムセット | 種類 | 特徴 | 値段(税込) | 手に入れ方 |
|---|---|---|---|---|
Absolute Hybrid Maple | PHXのハイブリッドシェルの技術を受け継いだヤマハのドラムセット | ウェンジをメイプルで挟んだシェル、3.0mmのアルミダイカストフープ | 540,100円(シェル5点の合計) | 新品を楽器店で探す |
Tour Custom | ヤマハのオールメイプルのドラムセット | メイプル6プライ5.6mm、エッジは45° | 229,900円(TMP2F4、シェル4点とタムホルダー) | 新品を楽器店で探す |
Stage Custom Birch | ヤマハのバーチ100%の手ごろなドラムセット | バーチ6プライ、ハードウェアセット「HW780」もある | 183,150円(SBP2F5スタンダードセット) | 新品を楽器店で探す |
※ヤマハ公式サイトの各製品ページをもとに編集部がまとめました(2026年10月20日に確認)。値段は、それぞれ組み合わせの違うセットの価格です。
1. Absolute Hybrid Maple
種類:ヤマハのアブソルート ハイブリッドメイプルのドラムセットです。2014年7月に発売されました。ヤマハのアメリカのサイトは、このシリーズが、フラッグシップのPHXのハイブリッドシェルの技術を受け継いだと説明しています。
特徴:シェルは、ウェンジ(木の一種)をまん中に、両側をメイプルで挟んだ作りです。フープは、PHXと同じ3.0mmのアルミニウムのダイカストフープで、ラグもフックラグです。菅沼孝三が2008年ごろにライブで使っていたバーチカスタムアブソリュートと、名前に同じ「アブソルート」が付くシリーズです。
値段:希望小売価格は540,100円(税込)です。バスドラム22インチ×18インチ、フロアタム16インチ×15インチ、タム12インチ×8インチ・10インチ×7インチ、スネア14インチ×6インチのシェルを合わせた価格です。
手に入れ方:PHXに近い作りのセットを選びたい人は、新品を楽器店で探してみましょう。ただし、使っている木材やプライ数はPHXと違います。
2. Tour Custom
種類:ヤマハのツアーカスタムのドラムセットです。2018年7月に発売されました。
特徴:シェルはオールメイプルの6プライ(5.6mm)で、ベアリングエッジの角度は45°です。菅沼孝三は2008年ごろ、自宅のスタジオのメイプルカスタムについて「メイプルは明るく鳴ってくれるんですよ。」と話していました。
値段:希望小売価格は、TMP2F4(バスドラム22インチ×16インチ、フロアタム16インチ×15インチ、タム12インチ×8インチ・10インチ×7インチ、タムホルダー)で229,900円(税込)です。
手に入れ方:メイプルのセットを手ごろに選びたい人は、新品を楽器店で探してみましょう。
3. Stage Custom Birch
種類:ヤマハのステージカスタム バーチのドラムセットです。2015年9月に発売されました。
特徴:シェルはバーチ100%の6プライです。木材も重ね方もPHXとは違います。ペダルやスタンドをまとめたハードウェアセット「HW780」も用意されています。
値段:希望小売価格は183,150円(税込)で、3つの中でいちばん低い価格です。22インチのバスドラムと16インチのフロアタムを組み合わせた「SBP2F5」のスタンダードセットの価格です。ペダルやスタンド、シンバルが入っているかは、公式サイトでは確かめられませんでした。
手に入れ方:手ごろにヤマハのセットをそろえたいときは、楽器店で新品を探してみましょう。
出典:Absolute Hybrid Maple(ヤマハ公式サイト)/Absolute Hybrid Maple 仕様(ヤマハ公式サイト)/Absolute Hybrid Maple Features(Yamaha USA)/Tour Custom(ヤマハ公式サイト)/Stage Custom Birch(ヤマハ公式サイト)
菅沼孝三のその他の機材
ドラムセットとスネアのほかに、雑誌やメーカーのページで確かめられた機材を紹介します。
機材 | 種類 | 載っている場所 |
|---|---|---|
ジルジャン 菅沼孝三モデル(LAZLZASKS) | スティック | ジルジャン日本公式サイト |
ジルジャンのシンバル | シンバル | デジマートの特集ページ(2009年)、ドラマガWeb(2020年4月14日)、ジルジャンのアーティストページ |
ヤマハ HEXRACK・HEXRACK II | ドラムを取り付けるラック | デジマートの特集ページ(2009年)、ヤマハの担当者のブログ(2020年1月14日) |
ヤマハ FP9500C・DFP9D・HS1200T | フットペダルとハイハットスタンド | デジマートの特集ページ(2009年)、ヤマハの担当者のブログ(2020年1月14日) |
ヤマハ DTXTREMEIII | 電子ドラム | ヤマハの冊子「Lm NEWS」 |
デ・グレゴリオ Chanela GREEN | カホン | キクタニミュージック公式サイト |
ジルジャン 菅沼孝三モデル(LAZLZASKS)
種類:シンバルのメーカー、ジルジャン(Zildjian)の、菅沼孝三のアーティストシリーズのスティックです。
特徴:ジルジャン日本公式サイトによると、大きさは413mm×14mmで、材はヒッコリー(木の一種)、先は小さめのスクエアのナイロンチップです。仕上げは、2回塗りの「DOUBLE GLAZE」に変わりました。イケベ楽器は「2020年3月入荷分より」変更したと書いています。菅沼孝三は「以前のモデルよりも圧倒的に滑らない。」「これからは、ステージでスベるのは僕のギャグだけでしょう。」と話しています。
値段:2025年4月1日から、希望小売価格は3,080円(税込)です。
手に入れ方:2026年10月20日の時点で、楽器店で新品が売られていました。楽器店で探してみましょう。
※イケベ楽器などの販売店では、大きさを410mm×14.2mmと書いているところもあります。
出典:KOZO SUGANUMA ARTIST SERIES DRUMSTICK(ジルジャン日本公式サイト)/Zildjian 希望小売価格改定一覧(2025年4月1日改定)/Zildjian 菅沼孝三 Signature Model LAZLZASKS(イケベ楽器)
ジルジャンのシンバル
種類:ジルジャンのシンバルです。2009年の特集では「シンバルはすべてジルジャン。」と紹介されています。
特徴:2009年のPHXのセットでは10点、2019年のRecording Customのセットでは12点のシンバルを使っていました(ハイハットは2枚で1点と数えています)。2019年のツアーでは、はじめはK Constantinopleのクラッシュシンバル(強く打ってジャーンと鳴らすシンバル)を使い、歌に合うように、K Sweetのクラッシュに変えたと紹介されています。
時期 | 主なシンバル |
|---|---|
2009年 | Kカスタム 20インチ ミディアム・ライド、Kカスタム 16インチ・18インチ ダーク・クラッシュ、K 14インチ ハイハット、Zカスタム・Aカスタム 18インチ チャイナ、ジル・ベルなど |
2019年 | K Custom Medium Ride 20インチ、K Sweet Crash 16インチ・18インチ、K Medium HiHat 14インチ、A Custom Projection HiHat 13インチ、ZXT Trashformer 8インチ・10インチなど |
値段:シンバルは大きさやシリーズごとに価格が違います。楽器店で確かめましょう。
手に入れ方:ライド(リズムを刻むシンバル)のK Custom Medium Rideは、2009年と2019年のどちらのセットにも入っています。同じ音を目指すなら、まずこの1枚から楽器店で探してみましょう。シンバルは1枚ごとに音が少しずつ違うので、できればお店でたたいて選んでみましょう。
※デジマートの特集ページとドラマガWeb(2020年4月14日)をもとに編集部がまとめました。ジルジャン(本国)のアーティストページにも、2019年とほぼ同じ10点が載っています。
出典:リズム&ドラム・マガジン4月号・close up!「YAMAHA PHXの“響き”」(デジマート)/ドラマガWeb「【Set Up】菅沼孝三 (Kozo Suganuma)」(2020年4月14日)/Kozo Suganuma(Zildjian)
ヤマハ HEXRACK・HEXRACK II
種類:ヤマハのドラムラック(タムやシンバルを取り付けるための、パイプを組んだ台)です。
特徴:パイプの断面が六角形なのが特徴です。2009年のPHXのセットでは、HEXRACKを使って、たくさんのドラムやシンバルをまとめていました。2020年1月のシンプルなセットでは、HEXRACK IIを組み替えて使っていました。ヤマハのデザインのページでは、はじめのHEXRACKは「六角断面のステンレスパイプ」と紹介されています。HEXRACK IIは、販売店のページで、セットに入るカーブパイプが34mm径のアルミ製の六角パイプと書かれています。
値段:組み合わせによって変わります。イケベ楽器では、HEXRACK IIのベーシック・セット(HXR2LII)が46,200円(税込)で載っていました(販売店の価格です)。
手に入れ方:楽器店で探してみましょう。自分のドラムの数に合わせて、パイプやクランプ(留め具)を選びます。
出典:リズム&ドラム・マガジン4月号・close up!「YAMAHA PHXの“響き”」(デジマート)/ドラマー菅沼孝三。今回のASKAツアーはPHX。(Yamaha ART "BACKSTAGE"、2020年1月14日)/HEXRACK(ヤマハ デザイン)/YAMAHA HXR2LII(イケベ楽器)
ヤマハ FP9500C・DFP9D・HS1200T
種類:ヤマハのフットペダル(バスドラムを足で鳴らす道具)とハイハットスタンド(ハイハット=2枚を重ねて足でも鳴らすシンバルを立てる台)です。
特徴:2009年のPHXのセットでは、チェーンが2本の「ダブル・チェーン仕様」のフットペダルFP9500Cと、ハイハットスタンドHS1200Tを使っていました。2020年1月のシンプルなセットでは、フットペダルDFP9D(ダイレクトドライブ=チェーンを使わない方式)を使っていました。
値段:FP9500C・HS1200T・DFP9Dは、今のヤマハ公式サイトで価格を確かめられませんでした。楽器店で確かめましょう。
手に入れ方:同じヤマハのペダルを探すなら、今売られているモデルを楽器店で確かめましょう。古いFP9500Cは中古で探すことになります。
出典:リズム&ドラム・マガジン4月号・close up!「YAMAHA PHXの“響き”」(デジマート)/ドラマー菅沼孝三。今回のASKAツアーはPHX。(Yamaha ART "BACKSTAGE"、2020年1月14日)
ヤマハ DTXTREMEIII
種類:ヤマハの電子ドラム(電気で音を出すドラム)です。
特徴:ヤマハの冊子「Lm NEWS」で、菅沼孝三は「打感がいいので、練習に適していますね。」と話しています。
値段:「Lm NEWS」ではオープン価格で、今のヤマハ公式サイトで価格は確かめられませんでした。
手に入れ方:中古で探してみましょう。家で練習したいときは、今売られているヤマハの電子ドラム(DTXのシリーズ)を楽器店で探してみましょう。
デ・グレゴリオ Chanela GREEN
種類:カホンのブランド、デ・グレゴリオ(De Gregorio)のカホン(座って箱をたたく打楽器)です。日本ではキクタニミュージックが取り扱っています。
特徴:キクタニミュージック公式サイトで、菅沼孝三は「高音、中音、低音のバランスが良く、パワーもある。」「特に録音してみると音の分離が素晴らしくタイトなサウンドはドラマー向きだと感じます。」と話しています。打面は2.5mmのバーチの5プライです。
値段:定価はオープンで、キクタニミュージックの想定売価は57,200円(税込)です。
手に入れ方:楽器店で新品を探してみましょう。
出典:菅沼 孝三 × DE GREGORIO Chanela GREEN(キクタニミュージック)/Chanela GREEN(キクタニミュージック)
その他の機材(公式情報ではありません)
メーカーや雑誌の機材紹介では確かめられなかったものの、ほかの場所で使っていたことが紹介されている機材です。
機材 | 種類 | 根拠の種類 |
|---|---|---|
アサプラ(ASPR)のドラムヘッド | ドラムヘッド(ドラムに張る膜) | 本人のYouTubeチャンネルの動画「ASPR(アサプラ)ドラムヘッド叩き比べ by 菅沼孝三 #3」(2016年7月2日)。使っていたモデルは、アサプラ公式サイトが読めず確かめられませんでした |
オーディックス(AUDIX)のマイク | マイク | 菅沼孝三の関連リンクを集めたサイトに、オーディックスの以前のアーティストページ(保存されたコピー)へのリンクがある(元のページは確かめられませんでした) |
出典:ASPR(アサプラ)ドラムヘッド叩き比べ by 菅沼孝三 #3(YouTube)/手数王リンク集
菅沼孝三のドラムについてよくある質問
菅沼孝三のメインのドラムは?
ヤマハのPHXです。2009年に初めて見せたPHXのセットについて、本人は「ある意味究極のドラム」と話し、ドラマガWeb(2020年4月14日)もPHXを「愛器」と書いています。2019年のASKAのツアーでは、Recording Customを使いました。
出典:リズム&ドラム・マガジン4月号・close up!「YAMAHA PHXの“響き”」(デジマート)/ドラマガWeb「【Set Up】菅沼孝三 (Kozo Suganuma)」(2020年4月14日)
PHXは今も新品で買える?
ヤマハは2026年6月29日から、PHXシリーズの受注を一時停止しています。楽器店に残っている新品を探すか、受注の再開を待ちましょう。希望小売価格は、4点のシェルの合計で1,008,700円(税込)です。
出典:ヤマハアコースティックドラム「PHXシリーズ」受注停止のご案内(ヤマハ、2026年6月29日)/PHX(ヤマハ公式サイト)
菅沼孝三モデルのスネアはある?
あります。ヤマハのSD6455KSで、14インチ×5.5インチのカッパーのスネアです。ヤマハの部品検索のページでは生産の期間が「2005-2011」となっていて、今は中古で探すことになります。
出典:スネアドラム対照表(ヤマハ)/ドラムパーツ検索システム(ヤマハ)
菅沼孝三モデルのスティックはある?
あります。ジルジャンのLAZLZASKSで、希望小売価格は3,080円(税込)です。2026年10月20日の時点で、楽器店で新品が売られていました。
出典:KOZO SUGANUMA ARTIST SERIES DRUMSTICK(ジルジャン日本公式サイト)/Zildjian 希望小売価格改定一覧(2025年4月1日改定)
菅沼孝三のペダルは?
2009年のPHXのセットではヤマハのFP9500C、2020年1月のシンプルなセットではヤマハのDFP9Dを使っていました。
出典:リズム&ドラム・マガジン4月号・close up!「YAMAHA PHXの“響き”」(デジマート)/ドラマー菅沼孝三。今回のASKAツアーはPHX。(Yamaha ART "BACKSTAGE"、2020年1月14日)
もっと安く似たドラムセットを買うなら?
ヤマハのStage Custom Birchのスタンダードセット(SBP2F5)が183,150円(税込)です。メイプルのセットなら、Tour Custom(TMP2F4)が229,900円(税込)です。ただし、どちらもPHXのハイブリッドシェルとは作りが違います。
出典:Stage Custom Birch(ヤマハ公式サイト)/Tour Custom(ヤマハ公式サイト)
まとめ|菅沼孝三のドラムはヤマハのPHX、似たセットならAbsolute Hybrid Maple
菅沼孝三が2009年から使い、「ある意味究極のドラム」と話していたのが、ヤマハのドラムセット「PHX」です。今はメーカーへの注文が一時止まっているので、楽器店に残っている新品や中古を探してみましょう。スネアはシグネチャーモデルのSD6455KS、スティックはジルジャンのLAZLZASKSで、スティックは今も新品で買えます。似たドラムセットを選ぶなら、PHXの技術を受け継いだAbsolute Hybrid Maple、メイプルならTour Custom、手ごろさならStage Custom Birchが目安です。
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※本記事は特定のメーカー・販売店・買取業者との広告提携に基づくものではありません。
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