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甲本ヒロトの使用ハーモニカ|2024年時点はHOHNERの2モデル【2026年版】

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトは、2024年時点でHOHNER(ホーナー)の10ホールズ・ハーモニカを使っています。ギター・マガジンWEBが2024年10月に紹介した機材では、HOHNERの12本用ケースに竹ボディのMarine Band Crossoverと樹脂ボディのSpecial 20を6本ずつ収め、主にアンプを通さない場面とロック・バンドの爆音の中とで吹き分けていると解説されています。

2025年9月17日発売のシングル「キャブレターにひとしずく」では、甲本のハーモニカのイントロが聴けます。本記事では、甲本ヒロトのハーモニカ歴、2024年時点の使用モデルとその使い分け、ハーモニカにまつわる楽曲、2つのモデルの仕様と価格を、ギター・マガジンWEBの機材解説、Rolling Stone Japanなどの本人インタビュー、HOHNER製品を扱うモリダイラ楽器の製品情報をもとに整理します。

甲本ヒロトとハーモニカ:最初の1本はHOHNERの「C」

2021年8月のRolling Stone Japanのインタビューで、甲本ヒロトはブルースハープを練習したきっかけを「70年代のロンドンのパブロック」だと話しています。ドクター・フィールグッドのリー・ブリローやルー・ルイスが吹くハーモニカを「カッコイイ」と話し、それを聴いたのは高校生の頃だったといいます。その頃にはブルースにも興味があったとして、リトル・ウォルターのハーモニカの名前も挙げています。

同じインタビューによると、楽器店で「ブルースハープ」を買ったところ、それがHOHNERだったといいます。キーがわからなかったので「基本的な『C』」を選び、その1本でドクター・フィールグッドのレコードに合わせて吹いてみたものの、キーが違うので合わなかったと振り返っています。2019年1月のPLUG MAGAZINEのインタビューでは、高校時代について「ハーモニカだけはいつもポケットに入れてたけど、こっそりね」と語っています。

ほぼ日の特集「バンド論。」の「甲本ヒロトは、こう言った。」(2021年2月)では、甲本ヒロトは「ザ・クロマニヨンズのボーカリスト」で、過去にはクロマニヨンズのギタリスト・真島昌利とともにザ・ブルーハーツ、ザ・ハイロウズとしても活躍したと紹介されています。この特集でもハーモニカへの思いが語られています。「ハーモニカを吹いているときは、ぼくもバンドの一員だっていうことを、ひしひしと感じるんだ」「だから、ハーモニカはずっと吹いてる」という言葉です。

使用ハーモニカ:2024年時点はMarine Band CrossoverとSpecial 20を6本ずつ

ギター・マガジンWEBは2024年10月3日、内田勘太郎とのユニット、ブギ連の2ndアルバム『懲役二秒』のリリースに合わせて、甲本ヒロトのハーモニカを紹介しました。写真に写っているのはHOHNERの12本用ケースで、キャプションでは、甲本はこのケースを長らく愛用しているとされています。

モデル

本体

ケース内の本数

ギター・マガジンWEBが解説する使いどころ

HOHNER Marine Band Crossover

ラミネート加工した竹

6本(ボディが黄色)

アンプをつながない時。ブギ連などの現場で使うことが多い

HOHNER Special 20

ABS樹脂

6本(ボディが黒)

ザ・クロマニヨンズを始めとする爆音のロック・バンドで、アンプと組み合わせて音を出す

※ギター・マガジンWEB「甲本ヒロトがブギ連の新作『懲役二秒』で使用したHOHNERのダイアトニック・ハーモニカを解説!」(2024年10月3日)をもとに編集部が整理。記事にはキーの内訳の記載はありません。

同じ記事の中で甲本は、『懲役二秒』のレコーディングでも使ったかを聞かれて「両方、色々と使っています」と答え、「スムーズで的確な演奏をするんだったらSpecial 20のほうが良いと思いますね。立ち上がりも速いし」と続けています。

HOHNER Marine Band Crossover:生音が大きく出る竹ボディ

Marine Band Crossoverは、ボディにラミネート加工した竹を使ったモデルです。ギター・マガジンWEBの解説では、最近はブギ連などのアンプを使用しない現場で使うことが多いとされています。甲本自身はこのモデルについて「生音がデッカくハッキリ出て、頑張って吹けば良い音がする」「少し体力を使って頑張って吹けば良い音がしますよ。そこが好きです」と話しています。

HOHNER Special 20:ロック・バンドで吹く樹脂ボディ

Special 20はABS樹脂のボディを持つモデルで、ギター・マガジンWEBは、その扱いやすさからビギナーにも人気のハーモニカだと紹介しています。甲本も「タフというところでSpecial 20を選んでいます」と語っており、同記事によると、ザ・クロマニヨンズを始めとする爆音のロック・バンドでハーモニカを吹くときはこのモデルを選び、アンプと組み合わせて音を出しています。

ハーモニカと楽曲:「ミサイルマン」から「キャブレターにひとしずく」まで

Rolling Stone Japanのインタビューで甲本は、ローリング・ストーンズの「Miss You」でシュガー・ブルーが吹くフレーズを、どうしても吹きたくなったと話しています。そのうえで、昨日まで吹けなかったけれど今の自分なら吹けるフレーズで曲を作れば、それが自分の「ツィゴイネルワイゼン」になると考えて作ったのが「ミサイルマン」だと説明しています。同じインタビューには「じつはハープだけはすごく練習したんですよ」という言葉もあります。

2025年9月17日発売のザ・クロマニヨンズのシングル「キャブレターにひとしずく」は、音楽ナタリーのニュースで「スピード感あふれるギターとハープが織りなす骨太なグルーヴが印象的な表題曲」と紹介されています。この曲について語ったYahoo!ニュース エキスパートのインタビュー(田中久勝)で甲本は、ハーモニカのイントロの曲は自分の中の「ツィゴイネルワイゼン」で自分でも練習すると話し、ハイロウズのときの「ミサイルマン」はあのスピードであのフレーズを吹くのが難しく、「ブカブカブーツ」もそうだったと振り返っています。一方で「キャブレターにひとしずく」は「今まで自分が作ったブルースマナーのイントロの中で、一番簡単」で、「誰でも吹けるように」したと説明しています。

同じインタビューでは「最近は上手に吹こうと思わなくなって。後でどんな風に聴こえてもいいから、吹いてる瞬間を楽しもうと」とも語っています。なお、これらの曲でどのモデル・どのキーのハーモニカを使ったかは、インタビューでは触れられていません。

HOHNERの2モデルの仕様:2025年から型番が「P」に

甲本が使う2つのモデルは、2026年9月30日時点で、HOHNER製品を扱うモリダイラ楽器の製品ページに仕様が掲載されています。どちらも10ホールで、ブラス(真鍮)製のリードを20枚備え、カバーはステンレス・スチール製です。

モデル

型番

ボディ

カバー

キー

Marine Band Crossover

2009X/2009P(2025年以降)

竹(ラミネート)

ステンレス・スチール

High-G、F#、F、E、E♭、D、D♭、C、B(H)、B♭、A、A♭、G

Special 20

560/20X/560/20P(2025年以降)

ABS樹脂

ステンレス・スチール

メジャー・キー:High-G、F#、F、E、E♭、D、D♭、C、B(H)、B♭、A、A♭、G/カントリー・チューニング:F#〜Gの12キー

※モリダイラ楽器「HOHNER|Marine Band Crossover」「HOHNER|Special 20」の製品ページ(2026年9月30日確認)をもとに編集部が整理。

モリダイラ楽器の説明では、Marine Band Crossoverはラミネートした竹で水分による変形を防ぐ設計、Special 20はABS樹脂ボディで丈夫で気密性が高く、音の立ち上がりがよいとされています。甲本が話す「タフ」「立ち上がりも速い」というSpecial 20の印象は、この説明とも重なります。

2025年からは、本体のネジ部分・専用ケース・外装箱のデザインが変わり、型番の末尾が「X」から「P」になりました。モリダイラ楽器の製品ページには「性能に変更はありません」と書かれています。

価格と入手方法:2モデルとも取扱元が希望小売価格を掲載

新品:希望小売価格は560/20Pのメジャー・キーが7,700円、2009P(High-G以外)が13,200円

モデル・型番

キー

希望小売価格(税込)

Special 20(560/20P)

メジャー・キー

7,700円

Special 20(560/20P)

カントリー・チューニング

9,900円

Special 20(560/20P)

High-G

12,100円

Special 20(560/20X)

メジャー・キー

7,260円

Special 20(560/20X)

High-G・カントリー・チューニング

9,240円

Marine Band Crossover(2009P)

High-G以外

13,200円

Marine Band Crossover(2009X)

High-G以外

12,100円

Marine Band Crossover(2009P/2009X)

High-G

19,800円

※モリダイラ楽器の各製品ページに掲載された希望小売価格(税込、2026年9月30日確認)をもとに編集部が整理。販売店の掲載価格・成約価格ではありません。

甲本のようにモデルをそろえたい場合、ギター・マガジンWEBの記事にはキーの内訳が書かれていないため、キーは演奏したい曲に合わせて選ぶことになります。甲本自身も、最初に買った「C」ではドクター・フィールグッドのレコードとキーが合わなかったと話しています。

中古:出品が少なく、相場レンジは出せない状況

2026年9月30日にデジマートで中古を検索したところ、HOHNER Special 20は1件、HOHNER Marine Band Crossoverは0件でした。件数が少ないため、本記事では実測にもとづく中古相場レンジを掲載していません。中古を検討するときは、次の点を確認してください。

  • キーと、メジャー・キーかカントリー・チューニングか

  • 型番(Special 20は560/20Xか560/20P、Marine Band Crossoverは2009Xか2009P)。2025年以降の「P」は、ネジ部分・専用ケース・外装箱のデザインが変わったモデルです

  • 口をつける楽器なので、清掃の状態についての販売店の説明

  • 新品の希望小売価格との差。Special 20の新品はメジャー・キーで7,700円(560/20P)です

よくある質問

甲本ヒロトが使っているハーモニカのメーカーは?

HOHNERです。ギター・マガジンWEB(2024年10月3日)は、HOHNERのMarine Band CrossoverとSpecial 20を6本ずつ12本用ケースに入れていると紹介しています。2021年のRolling Stone Japanのインタビューでは、最初に楽器店で買ったブルースハープもHOHNERだったと本人が話しています。

ザ・クロマニヨンズのライブで吹いているのはどのモデル?

2024年のギター・マガジンWEBの解説では、ザ・クロマニヨンズを始めとする爆音のロック・バンドで吹くときはSpecial 20を選び、アンプと組み合わせるとされています。アンプをつながない場面では、Marine Band Crossoverを使うことが多いと紹介されています。

甲本ヒロトのハーモニカのキーは?

2024年のギター・マガジンWEBの記事には、12本のキーの内訳は書かれていません。本人の発言で確認できるのは、最初に買ったのが「基本的な『C』」だったということです(2021年のRolling Stone Japanのインタビュー)。

初心者が甲本ヒロトと同じハーモニカを買うなら?

ギター・マガジンWEBはSpecial 20を、その扱いやすさからビギナーにも人気のハーモニカと紹介しています。希望小売価格はメジャー・キーで7,700円(税込、560/20P)で、Marine Band Crossoverの13,200円(税込、2009PのHigh-G以外)より手ごろです。

まとめ:2024年時点の甲本ヒロトのハーモニカはHOHNERの2モデルを使い分け

甲本ヒロトがハーモニカを練習したきっかけは、本人の話では70年代のロンドンのパブロックで、最初に買った1本はHOHNERの「C」でした。2024年のギター・マガジンWEBの紹介では、HOHNERのMarine Band Crossover(竹ボディ)とSpecial 20(ABS樹脂ボディ)を6本ずつ12本用ケースに収め、主にアンプを通さない場面とロック・バンドの爆音の中とで吹き分けていると紹介されています。

2つのモデルは2026年9月30日時点でモリダイラ楽器の製品ページに掲載されており、新品の希望小売価格はSpecial 20(560/20P)のメジャー・キーが7,700円、Marine Band Crossover(2009P、High-G以外)が13,200円(いずれも税込)です。同じザ・クロマニヨンズのギタリストの機材は、真島昌利の使用機材の記事で紹介しています。

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※本記事は特定のメーカー・販売店・買取業者との広告提携に基づくものではありません。

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