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キタニタツヤの使用ベース|オリジナル機とFenderの使い分け【2026年版】

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キタニタツヤのベースは、ベース・マガジンの「BASSIST FILE」(2022年9月12日掲載)の機材欄では、カスタム・メイドのオリジナル・モデルがメインで、FenderのCustom Shop Custom Classic Jazz BassとAmerican Professional Precision Bassがそれに続きます。Custom Classic Jazz Bassには「ヨルシカはほぼこっち」という注記があり、Precision Bassは「プレベの音が欲しいとき」に使うと書かれています。2024年のFenderNewsのインタビューでは、プレベやMustang Bassを曲によって使い分けていることを本人が語っています。

ソロのシンガーソングライターとして活動する一方、キタニタツヤはヨルシカの結成当時からサポート・ベーシストを務めてきましたが、ヨルシカ公式サイトの2026年9月17日のお知らせで、「LIVE TOUR 2026「一人称」」の公演をもってサポートを終えたことが発表されました。本記事では、キタニタツヤの使用ベース、アンプ・DI・エフェクター、ピック、購入時の確認ポイントを、ベース・マガジンの記事とFenderNewsのインタビューをもとに整理します。

キタニタツヤとベース:15歳でベース担当に、入口はフェンダー

キタニタツヤ公式サイトのプロフィールは、「シンガーソングライター以外にも、サポートベースや楽曲提供など、ジャンルを越境した活動を行う」と紹介しています。ベース・マガジンの「BASSIST FILE」によると、1996年2月28日生まれ、東京都出身。2018年には3ピース・バンドのsajou no hanaを結成してメジャー・デビューし、n-bunaやヨルシカなどのライヴ、レコーディングのサポートとしても活動しています。

ベースを始めたのは15歳の頃です。同じ「BASSIST FILE」で本人は、友人2人とバンドを組むことになり、ギターとヴォーカルが埋まっていたので、ドラムよりはベースが好きだと思ってベース担当に手を挙げたと答えています。

フェンダーについて、キタニタツヤは2024年3月のFenderNewsのインタビューで「ギターだろうがベースだろうが入り口はフェンダーでしょ」と語っています。19歳の頃には先輩に呼ばれて名前を隠してバンドでベースを弾いており、その先輩に「カスタムショップのめちゃいいベース」を買ってもらったと明かしています。自分で初めて買ったフェンダーは日本製のPrecision Bassだったそうです。

キタニタツヤの使用ベース

ベース・マガジンとFenderNewsで確認できるベースを、記述の時点とあわせて並べると次のとおりです。

ベース

確認できる時点

記述の要点

出典

カスタム・メイドのオリジナル・モデル

2022年9月12日掲載の機材欄

メイン

ベース・マガジン「BASSIST FILE」

Fender Custom Shop Custom Classic Jazz Bass

2022年9月12日掲載の機材欄

サブ。ヨルシカでは「ほぼこっち」

ベース・マガジン「BASSIST FILE」

Fender American Professional Precision Bass

2020年8月掲載のインタビュー(『DEMAGOG』の録音)/2022年9月12日掲載の機材欄

「泥中の蓮」の録音でピック弾き。「人間みたいね」「ハイドアンドシーク」でも使用。「プレベの音が欲しいとき」

ベース・マガジン「INTERVIEW」「BASSIST FILE」

Fender Mustang Bass

2024年3月の発言

yamaとの曲「憧れのままに」で使用。アンプを使わずインターフェースに直接挿すことも

FenderNews

バッカスのJBタイプ

2020年8月掲載のインタビュー(『DEMAGOG』の録音)

『DEMAGOG』の録音で使用

ベース・マガジン「INTERVIEW」

ジャガー・シェイプのボディで中身はJBタイプのオーダー・ベース

2020年8月の発言

アルバムでは使わず、ライヴで使用

ベース・マガジン「INTERVIEW」

※ベース・マガジン「BASSIST FILE−キタニタツヤ」(2022年9月12日掲載)、「INTERVIEW – キタニタツヤ」(2020年8月28日掲載)、FenderNews「Cover Artist | キタニタツヤ -前編-」(2024年3月29日掲載)をもとに編集部が整理。時点は各出典の記述時点で、現在も使っているかどうかを示すものではありません。FenderNewsの撮影で使われたVintera II 60s Precision Bassは、本人の使用機としての記述がないため表から外しています。

カスタム・メイドのオリジナル・モデル:2022年の機材欄でメイン

「BASSIST FILE」の機材欄で最初に挙げられているのが、「カスタム・メイドのオリジナル・モデル(メイン)」です。製作したメーカーや工房、ボディ材などの仕様は、同じページには書かれていません。

2020年8月のベース・マガジンのインタビューでは、「ジャガー・シェイプのボディだけど中身はJBタイプのベースをオーダーした」と話しています。ただし、このオーダー・ベースと2022年の機材欄の「カスタム・メイドのオリジナル・モデル」が同じ1本かどうかは、どちらの記事にも書かれていません。

Fender Custom Shop Custom Classic Jazz Bass:ヨルシカでは「ほぼこっち」

「BASSIST FILE」の機材欄では、Custom Shop Custom Classic Jazz Bassはサブと位置づけられ、「メイン器がロックっぽすぎるらしく、ヨルシカはほぼこっち」と添えられています。

ジャズ・ベースについて本人は、2024年のFenderNewsで「プロデューサー、作曲家視点で考えるとジャズべのほうが使い勝手がいいんです」と語り、続けて「でも曲によってはプレべの音が欲しい時もあるし、Mustang Bassもめっちゃ弾いていますね」と話しています。

Fender American Professional Precision Bass:『DEMAGOG』の「泥中の蓮」をピックで録音

2020年8月26日発売の『DEMAGOG』について聞いたベース・マガジンのインタビューで、キタニタツヤはレコーディングで使ったベースを説明しています。「泥中の蓮」はゴリゴリでマッチョな感じが欲しかったため、「最近導入したフェンダー・アメリカン・プロフェッショナルのプレベ」をピックで弾いたそうです。このプレベは「人間みたいね」と「ハイドアンドシーク」でも使われました。2022年の「BASSIST FILE」の機材欄にも、American Professional Precision Bassが「プレベの音が欲しいとき」の1本として載っています。

プレベのイメージについて、本人は2024年のFenderNewsで「自分はアジカンで育ったので、プレべは薄っすら歪ませてピックでゴリゴリ弾きたいイメージですね」と語っています。ヨルシカでは「もうちょっとおじさんな感じの曲で使うんです」と話し、「よりルーツに近い音楽を出したい時」に選ぶと説明しています。

Fender Mustang Bass:「憧れのままに」で弾き、インターフェースに直接挿すことも

2024年のFenderNewsでキタニタツヤは「Mustang Bassもめっちゃ弾いていますね」と話し、yamaと一緒にやった曲「憧れのままに」で弾いていると明かしています。本人のイメージは、「アメリカのキッズが宅録で弾いている」ような「いなたさ」がある楽器です。

D.I.直のような音にしたいときは、アンプを使わずにオーディオ・インターフェースにMustang Bassを挿し、その音をそのまま使うことがあると話しています。ロックでもモダンな曲でも、洗練されていない雰囲気に近づけたいときほど「Mustang Bassとかプレベにいくのかな」とも語っています。Mustang Bassの年式や仕様は、インタビューには書かれていません。

バッカスのJBタイプとジャガー・シェイプのオーダー・ベース:2020年の録音とライヴ

2020年のベース・マガジンのインタビューでキタニタツヤは、『DEMAGOG』のレコーディングについて、プレベを使った曲を挙げたうえで「ほかの曲は前から使っているバッカスのJBタイプで弾いてます」と話しています。モデル名は記事に書かれていません。

同じインタビューで話題に出たジャガー・シェイプのオーダー・ベースは、「ハイファイすぎる感じが合わなかったのでアルバムでは使わなかった」一方、ライヴでは使っていると語られています。

ヨルシカのサポートでのベース:結成当時から2026年の「一人称」ツアーまで

ヨルシカ公式サイトは2026年9月17日のお知らせで、ヨルシカ結成当時からサポートミュージシャンとして参加してきたキタニタツヤが、前日に終了した「LIVE TOUR 2026「一人称」」の公演をもってサポートを終えたと発表しました。お知らせは、キタニタツヤの演奏が「ヨルシカの楽曲に安定と心地良いグルーヴを与えてくれていた」と記しています。

ヨルシカでのベースについては、2022年の「BASSIST FILE」の機材欄でCustom Classic Jazz Bassに「ヨルシカはほぼこっち」と添えられており、2024年のFenderNewsでは、プレベを「もうちょっとおじさんな感じの曲で使う」と本人が話しています。2020年のベース・マガジンのインタビューでは、DIのAcme Audio Motown D.I. WB-3を、ヨルシカのn-bunaから誕生日プレゼントにもらったと語っています。

アンプ・DI・エフェクター:TRICKFISHのヘッドとVanderkleyのキャビ

2020年のベース・マガジンのインタビューでキタニタツヤは、「TRICKFISH製のヘッドとVandercley製のキャビの組み合わせはずっと使っているもの」と話しています。レコーディングでは、ラインとアンプのマイキングの両方を録り、曲によってブレンドの具合を変えているそうです。2022年の「BASSIST FILE」の機材欄には、アンプとエフェクターが次のように挙げられています。

機材

役割

記事での使われ方

TRICKFISH BULLHEAD1K

アンプ・ヘッド

2020年のインタビューで、TRICKFISH製のヘッドとキャビの組み合わせを「ずっと使っている」と発言(型番の記載なし)

Vanderkley Amplification 210MT/112MT

キャビネット

2020年のインタビューで、TRICKFISHのヘッドとVandercley製のキャビの組み合わせを「ずっと使っている」と発言(型番の記載なし)

Acme Audio Motown D.I.(WB-3)

DI

『DEMAGOG』では「デマゴーグ」「人間みたいね」など、丸くて主張しないサウンドの曲で使用

Darkglass Electronics MICROTUBES B7K

プリアンプ

機材欄に掲載(使用楽曲の記載なし)

ORANGE Bass Butler

プリアンプ

機材欄に掲載(使用楽曲の記載なし)

BOSS BC-1X Bass Comp

コンプレッサー

機材欄に掲載(使用楽曲の記載なし)

SUMO STOMP SUMO TRON

エンヴェロープ・フィルター

機材欄に掲載(使用楽曲の記載なし)

Electro-Harmonix Micro POG

オクターバー

機材欄に掲載(使用楽曲の記載なし)

※ベース・マガジン「BASSIST FILE−キタニタツヤ」(2022年9月12日掲載)の機材欄と、「INTERVIEW – キタニタツヤ」(2020年8月28日掲載)をもとに編集部が整理。型番と役割は「BASSIST FILE」の表記どおりです。キャビネットのメーカー名は、2020年のインタビューでは「Vandercley」と表記されています。「BASSIST FILE」のMotown D.I.には型番の記載がなく、WB-3は2020年のインタビューの表記です。エフェクターの接続順やセッティングは、どちらの記事にも書かれていません。

Motown D.I. WB-3について、キタニタツヤは「めちゃくちゃイナたいし野暮ったいのが最高」と評しています。

ピック:ジム・ダンロップのTORTEX TRIANGLE 0.88mm

ベース・マガジンの企画「やっぱり気になるプロのピック」(2021年5月21日掲載)で、キタニタツヤはジム・ダンロップのTORTEX TRIANGLE(0.88mm)を挙げています。形は、滑ってピックの向きが変わっても良いものということで「いわゆるおにぎり型であることは絶対です」とし、「角がひとつ削れても残りライフがふたつあるのでお得」とも添えています。

素材は「ある程度ざらっとした素材(トーテックス)のものが好き」で、やや硬めであることと素材感のおかげで、巻き弦にぶつかったときに「ジャリっとハイが立つような感じ」があり、そのサウンドを気に入っていると答えています。

ベース以外の楽器:ストラトキャスターとアコースティック・ベースへの関心

2024年のFenderNewsで、キタニタツヤは「ギターは2023年の秋ぐらいにStratocasterを買いました」と話しています。後編のインタビューでは、「現時点でフェンダーのストラトが2本あります」と語りました。同じ後編で試奏した70th Anniversary American Professional II Stratocasterについては、「フロントピックアップを常時オンにできるスイッチが本当に素晴らしくて」と感想を述べています。

2020年5月のベース・マガジンの企画「今、欲しい、予算10万円の機材選び」では、欲しい機材としてFenderのアコースティック・ベース、KINGMAN BASSを選んでいます。「主にライヴでの選択肢を増やすと言う意味で1本はアコベを持ってみたい」と理由を説明しています。

キタニタツヤの使用機材の価格と入手方法

新品:TRICKFISH BULLHEAD 1Kはデジマートに2店舗が掲載

メインのカスタム・メイドのオリジナル・モデルは、「BASSIST FILE」に製作者や仕様が書かれていないため、価格の目安も示せません。2026年9月29日にデジマートで「Bullhead 1K」を検索したところ、TRICKFISHのBULLHEAD 1Kの新品を2店舗が掲載していました。掲載が2件と少ないため、本記事では実測にもとづく価格の目安を掲載していません。購入を検討するときは、販売店ごとの現在の掲載価格を確認してください。

Custom Classic Jazz Bassは、同じ日のデジマートで新品として掲載されていたものが、いずれも5弦のCustom Built Custom Classic Jazz Bass Vのレリック仕様(10件)でした。「BASSIST FILE」の機材欄には、キタニタツヤのCustom Classic Jazz Bassが何弦のモデルかは書かれていません。

中古:Custom Classic Jazz Bassは出品が少なく、相場レンジは出せない状況

2026年9月29日にデジマートとReverbで「Custom Classic Jazz Bass」を検索したところ、中古のCustom Classic Jazz Bassは4弦が3件、5弦のCustom Classic Jazz Bass Vが1件でした(2つのサイトに同じ個体が掲載されている場合は1件として数えています)。件数が少ないため、本記事では実測にもとづく相場レンジを掲載していません。中古を検討するときは、次の点を確認しながら個体ごとに判断してください。

  • モデル名の正確さ。Custom Shopのジャズ・ベースには「Custom Classic」のほかに「Closet Classic」などの名前のモデルもあり、同じ検索で並びます

  • 4弦か5弦か。Custom Classic Jazz Bassには5弦の「V」も出品されていました

  • プレベを探す場合はモデル名の表記。本人の機材欄の表記はAmerican Professional Precision Bassで、デジマートにはAmerican Professional II Precision Bassなど名前の近いモデルの中古も掲載されていました

  • リフィニッシュやパーツ交換の有無、ネックの反りとフレットの残り、電装のガリやノイズ

  • ハードケースや証明書など付属品の有無

よくある質問

キタニタツヤのメインベースは何ですか?

2022年9月12日掲載のベース・マガジン「BASSIST FILE」の機材欄では、カスタム・メイドのオリジナル・モデルがメインとされています。製作者や仕様は書かれていません。サブとしてFender Custom Shop Custom Classic Jazz Bass、プレベの音が欲しいときのFender American Professional Precision Bassが挙げられています。

ヨルシカではどのベースを使っていましたか?

「BASSIST FILE」の機材欄では、Custom Classic Jazz Bassに「ヨルシカはほぼこっち」と添えられています。2024年のFenderNewsでは、プレベを「もうちょっとおじさんな感じの曲で使う」と本人が話しています。ヨルシカのサポートは、ヨルシカ公式サイトの2026年9月17日のお知らせのとおり、「LIVE TOUR 2026「一人称」」の公演をもって終了しました。

キタニタツヤはピック弾きですか?

ピックで弾いた例は本人の発言で確認できます。2020年のベース・マガジンのインタビューでは「泥中の蓮」でプレベをピックで弾いたと話しており、2021年のベース・マガジンの企画では、ジム・ダンロップのTORTEX TRIANGLE(0.88mm)を使っていると答えています。

アンプは何を使っていますか?

2022年の「BASSIST FILE」の機材欄では、TRICKFISHのBULLHEAD1KとVanderkley Amplificationのキャビネット(210MT/112MT)が挙げられています。2020年のベース・マガジンのインタビューでも、TRICKFISH製のヘッドとキャビネットの組み合わせを「ずっと使っている」と話しています。

まとめ:キタニタツヤのベースはオリジナル・モデルとFenderの使い分け

キタニタツヤの使用ベースは、2022年のベース・マガジンの機材欄で見ると、カスタム・メイドのオリジナル・モデルがメインで、ヨルシカではFender Custom Shop Custom Classic Jazz Bassがほぼ使われていました。プレベはAmerican Professional Precision Bassで、『DEMAGOG』の「泥中の蓮」ではピックで弾かれています。2024年のFenderNewsでは、作曲家の視点ではジャズ・ベースの使い勝手がよいとし、プレベやMustang Bassを曲の雰囲気に合わせて選ぶと話しています。

アンプは2020年の時点でTRICKFISHのヘッドとVanderkleyのキャビの組み合わせを「ずっと使っている」と話しており、DIのAcme Audio Motown D.I. WB-3はn-bunaからの誕生日プレゼントでした。ピックは、2021年のベース・マガジンの企画でジム・ダンロップのTORTEX TRIANGLE(0.88mm)を挙げています。ヨルシカのサポートは2026年の「一人称」ツアーで終わりました。ヨルシカのギタリスト・作曲家の機材はn-bunaの使用機材の記事で紹介しています。

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