SOUNDMANIA
喜多建介 機材

喜多建介(アジカン)の使用機材|1959 Les Paul・Bogner Ecstasy・ペダルボード、似たギター3選

投稿日: 更新日:

サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

喜多建介が長く愛用しているのが、ギブソンのエレキギター「1959 Les Paul Standard Reissue」です。

この記事では、このギターの種類・特徴・値段・手に入れ方と、似たギター3選、アンプ(ギターの音を大きくして鳴らす機材)、エフェクター(音を変える機材)、ペダルボード(エフェクターを並べた板)などのその他の機材を紹介します。

喜多建介のギター「1959 Les Paul Standard Reissue」とは

1959 Les Paul Standard Reissueとは、ギブソン・カスタム(Gibson Custom)のヒストリック・コレクション(昔のモデルを再現するシリーズ)のレス・ポールです。ギブソンの日本の公式サイトは、1959年製の「完全なクローン」として、ヴィンテージ(古い楽器)をスキャンしたデータや素材の成分の分析で再現したパーツを使ったモデルと紹介しています。

ギター・マガジンWEBは2022年5月、「喜多建介の愛用ギターといえば本器を思い浮かべる人がほとんどだろう」と紹介しています。2004年に手に入れてから、2022年の時点でもメインのギターでした。2023年12月のインタビューでも、喜多は『サーフ ブンガク カマクラ (完全版)』のレコーディングについて、「メインは、ギブソンのヒスコレで、1959年リイシューのほうですね」と話しています(ヒスコレはヒストリック・コレクション、リイシューは昔のモデルを作り直した復刻版のことです)。

喜多は、このギターのほかにも、いろいろなギターを使ってきました。

ギター

喜多建介との関係

Gibson Custom 1959 Les Paul Standard Reissue

2004年に手に入れ、2023年のインタビューでもメインと話しているギター。ネック(さお)が一度折れたことがある

Gibson Custom 1958 Les Paul Standard Reissue

1959 Les Paul Standard Reissueのネックが折れたときに、代わりとして手に入れたギター。2023年12月のインタビューでは「サブ」と話している。2022年のツアーでは半音下げ(すべての弦の音を半音低くすること)のチューニング用

Gibson ES-335

セミアコ(ボディの中が一部空洞のギター)。アルバム『プラネットフォークス』では「再見」だけで使用

フェンダーのStratocasterとTelecaster

2005年ごろ、ほぼ同じタイミングで買ったギター。レコーディングでよく使い、2026年3月の時点でも現役と話している

フェンダー カスタムショップのギター(ジョン・イングリッシュ製)

2026年3月の記事で、自宅にあると話しているギター

※ギター・マガジンWEB(2022年5月17日、2023年12月22日)とFenderNews(2026年3月5日、3月12日)の記事をもとに編集部がまとめました。ジョン・イングリッシュ製のギターは、Telecasterを試奏した感想の中で話していますが、機種は記事に書かれていません。2005年ごろに買ったTelecasterと同じギターかどうかも分かりません。

『プラネットフォークス』のレコーディングでは、ギターテック(ギターの調整を担当するスタッフ)の1972年製ストラトキャスターと1978年製テレキャスター・カスタムも弾いています。「エンパシー」と「フラワーズ」は、サウンド・アドバイザー(音作りの相談役)として参加した西田修大のジャズマスターで「弾いたかな」と話しています。

出典:1959 Les Paul Standard Reissue(ギブソン日本公式サイト)/ギター・マガジンWEB「喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の"プラネットフォークス・ツアー"使用ギター」(2022年5月17日)/ギター・マガジンWEB「Interview|喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)アジカンらしさを再発見した最新作」(2022年5月30日)/ギター・マガジンWEB「喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が語る、"今のアジカン"を詰めた『サーフ ブンガク カマクラ (完全版)』のギター・サウンド」(2023年12月22日)/FenderNews「Cover Artist | ASIAN KUNG-FU GENERATION -前編-」(2026年3月5日)/FenderNews「Cover Artist | ASIAN KUNG-FU GENERATION -後編-」(2026年3月12日)

1959 Les Paul Standard Reissueの特徴は、1959年のレス・ポールの再現

1959 Les Paul Standard Reissueは、木目が出たメイプルのトップ(ボディの表の板)と、マホガニーのボディを組み合わせたギターです。ギブソンの日本の公式サイトに載っている今のモデルの仕様は、次のとおりです。

項目

仕様

ボディ(本体)

1ピースの軽量マホガニー材

トップ(ボディの表の板)

2ピースのフィギュアド・メイプル(木目が出たメイプル)材

ネック

マホガニー材、1959年ごろの形を再現したミディアムCシェイプ

指板(弦を押さえる板)

インディアン・ローズウッド材、22フレット(音の高さを区切る金属の棒)、指板の丸み12インチ

ピックアップ(音を拾うマイク)

カスタムバッカー(Custombucker)を2つ。ハムバッカー(コイルが2つあるピックアップ)

ブリッジ(弦を支える部品)

ABR-1、軽いアルミのストップバー・テールピース(弦を留める部品)

塗装

ニトロセルロース・ラッカーのVOS(古びた感じを出した仕上げ)

※ギブソン日本公式サイトの製品ページをもとに編集部がまとめました。喜多のギターは2004年に手に入れたもので、今のモデルと同じ仕様とは限りません。

ギター・マガジンWEBによると、喜多のギターは、ネックの裏のヘッド(弦を巻く部品が付いた先の部分)に近いところだけ、塗装の感じがほかと違います。一度ネックが折れたためです。

喜多はレス・ポールについて、「レス・ポールの音やサイズ感が、自分にとって一番しっくりくる」と話しています。

出典:1959 Les Paul Standard Reissue(ギブソン日本公式サイト)/Gibson Custom 1959 Les Paul Standard Reissue, VOS, Washed Cherry Sunburst(ギブソン公式ストア)/ギター・マガジンWEB「喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の"プラネットフォークス・ツアー"使用ギター」(2022年5月17日)/ギター・マガジンWEB「Interview|喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)アジカンらしさを再発見した最新作」(2022年5月30日)

1959 Les Paul Standard Reissueの値段は、ギブソンの公式ストアで6,699ドル

ギブソンのアメリカの公式ストアでは、1959 Les Paul Standard Reissue(VOS、ウォッシュド・チェリー・サンバースト)が6,699ドルで売られています。日本での価格は、販売店ごとに異なります。

喜多が2004年に手に入れたときの値段は、資料が見つかっていません。

出典:Gibson Custom 1959 Les Paul Standard Reissue, VOS, Washed Cherry Sunburst(ギブソン公式ストア)

喜多建介と同じレス・ポールを手に入れるなら、新品と中古の両方を探そう

1959 Les Paul Standard Reissueは、ギブソンのアメリカの公式ストアで、購入できる表示になっているモデルです。新品は楽器店でも探してみましょう。年式や色、木目によって値段が大きく変わるため、中古の相場は載せていません。

中古で探すときは、次の点を確かめてみましょう。

  • 商品名に「1959 Les Paul Standard Reissue」と書かれているか(1958など、ほかの年のリイシューと間違えない)

  • 作られた年(仕様は年によって違うことがあるので、販売店で確かめる)

  • ネックの折れや修理のあとがないか(ヘッドの裏からネックの付け根を見る)

  • ネックの反りや、フレットのすり減りがないか

  • ケースや証明書などの付属品がそろっているか

※中古を見るときの一般的なポイントを編集部がまとめました。

出典:Gibson Custom 1959 Les Paul Standard Reissue, VOS, Washed Cherry Sunburst(ギブソン公式ストア)

喜多建介のギターに似たレス・ポール3選

1959 Les Paul Standard Reissueは値段が高いため、仕様が近いレス・ポールを3本紹介します。喜多のモデルではなく、今のギブソンとエピフォンのラインナップにあるほかのレス・ポールです。仕様が近いギターで、音が同じとは限りません。

ギター

種類

特徴

値段

手に入れ方

Epiphone IGC 1959 Les Paul Standard Reissue

エピフォンがギブソン・カスタムと一緒に作ったレス・ポール

1959年ごろのネックの形、ローズウッド指板、カスタムバッカー

1,299ドル

楽器店で探す

Gibson Les Paul Standard 50s

ギブソンの50年代風のレス・ポール

50年代風のネックの形、ローズウッド指板、バーストバッカー

2,799ドル

楽器店で探す(公式ストアは売り切れの表示)

Epiphone Les Paul Standard 50s

エピフォンの50年代風のレス・ポール

1959年ごろのネックの形、ローズウッド指板、プロバッカー

699ドル

楽器店で探す

※ギブソン公式ストア(アメリカ)の各製品ページをもとに編集部がまとめました。値段は公式ストアの米ドル表示の価格で、日本での価格は販売店ごとに異なります。Gibson Les Paul Standard 50sの売り切れの表示は、製品ページで見た色(ヘリテージ・チェリー・サンバースト)のものです。

1. Epiphone IGC 1959 Les Paul Standard Reissue

  • 種類:エピフォンが、ギブソン・カスタムと一緒に作ったレス・ポールです。ケースには「Inspired by Gibson Custom」のロゴが入ります。

  • 特徴:マホガニーのボディに、メイプルのトップ(表面にフレイム・メイプル(炎のような木目のメイプル)の薄い板を貼ったもの)、1ピースのマホガニーのネック(1959年ごろのミディアムCシェイプ)、ローズウッドの指板(22フレット、丸み12インチ)です。ピックアップはギブソンのカスタムバッカーを2つ使っています。トップが薄い板を貼ったものという点は、1959 Les Paul Standard Reissueと違います。

  • 値段:ギブソン公式ストアの米ドル表示の価格は1,299ドルです。

  • 手に入れ方:日本での価格と在庫は、楽器店に確かめてみましょう。

2. Gibson Les Paul Standard 50s

  • 種類:ギブソンの、50年代風の仕様のレス・ポールです。

  • 特徴:マホガニーのボディにメイプルのトップ、マホガニーのネック(50年代風のシェイプ)、ローズウッドの指板(22フレット、丸み12インチ)です。ピックアップはバーストバッカー1と2で、ピックアップの種類は1959 Les Paul Standard Reissueと違います。

  • 値段:ギブソン公式ストアの米ドル表示の価格は2,799ドルです。

  • 手に入れ方:公式ストアでは売り切れの表示です。楽器店で新品を探してみましょう。

3. Epiphone Les Paul Standard 50s

  • 種類:エピフォンの、50年代風の仕様のレス・ポールです。

  • 特徴:マホガニーのボディに、メイプルのトップ(表面にフレイム・メイプルの薄い板を貼ったもの)、マホガニーのネック(1959年ごろのミディアムCシェイプ)、ローズウッドの指板(22フレット、丸み12インチ)です。ピックアップはプロバッカー1と2です。

  • 値段:ギブソン公式ストアの米ドル表示の価格は699ドルです。3本の中でいちばん手ごろです。

  • 手に入れ方:日本での価格と在庫は、楽器店に確かめてみましょう。

出典:Epiphone IGC 1959 Les Paul Standard Reissue, Deep Cherry Sunburst(ギブソン公式ストア)/Gibson Les Paul Standard 50s, Heritage Cherry Sunburst(ギブソン公式ストア)/Epiphone Les Paul Standard 50s, Washed Cherry Sunburst(ギブソン公式ストア)

喜多建介のその他の機材

ここでは、ギター・マガジンWEBとフリーザトーンの記事で紹介された、喜多のアンプとペダルボードの機材を紹介します。

喜多は2022年5月の時点で、ライブでは歪み(音をひずませること)を以前より落としがちで、曲ごとの歪みの量はアンプのつまみで調整していると紹介されています。2023年12月のインタビューでも、『サーフ ブンガク カマクラ (完全版)』の音は「シンプルなアンプの歪みがほとんど」と話しています。

機材

種類

喜多建介の使い方

Bogner Ecstasy

アンプ

2022年のツアーのメインのアンプ。ソロなどでは、アンプのブースター機能(音を押し上げる機能)を使う

SHINOS Luck 6V

アンプ

クリーン(ひずませないきれいな音)用として、近年ステージに置いているアンプ

Divided by 13 LDW 17/39

アンプ

『プラネットフォークス』のレコーディングで活躍。2023年12月の時点で、レコーディングでは「大体」ボグナーとこのアンプの2台がメイン

FREE THE TONE JB-41S

ジャンクション・ボックス(ケーブルをまとめてつなぐ箱)

ボードの入口と出口

Jim Dunlop 535Q Crybaby Multi-Wah

ワウ・ペダル(踏んで音の高い・低い部分を動かす機材)

スイッチャー(エフェクターの切り替えをまとめる機材)の前につないでいる

Custom Audio Japan RS 616

スイッチャー

ボードの中心。上の拡張スイッチャーと合わせて、アンプの切り替えまでプログラムで操作

MXR Super Comp

コンプレッサー(音の大小の差をならす機材)

スイッチャーのループ(エフェクターをつなぐ回路)1

Electro-Harmonix POG2

オクターバー(1オクターブ上や下の音を足す機材)

「踵で愛を打ち鳴らせ」のイントロなどで使う

BOSS TB-2W

ファズ(音を強くひずませる機材)

2022年5月の時点で、入れたばかり。ROTH BART BARONとのセッションで使った

EarthQuaker Devices Transmisser

モジュレーション・リバーブ(音を揺らしたり響かせたりする機材)

ノイズ用。ツアーでは曲と曲の間のセッションなどで使う

strymon ZELZAH

マルチ・フェイザー(うねるような効果を出す機材)

BOSSのPH-2から変えたもの。"フェイザーらしい音"で使う

BOSS MD-200

マルチ・モジュレーション

スイッチャーの「TREM」のループ

BOSS DD-20(2台)

ディレイ(音をやまびこのように遅らせて重ねる機材)

右側に曲ごとのテンポのディレイを記録。長く踏んで音が増えていくワープ・モードも使う

BOSS FRV-1

リバーブ(音に響きを足す機材)

スイッチャーの「REV」のループ

Electro-Harmonix FREEZE

サステイナー(音を伸ばし続ける機材)

本人いわく"サステインが欲しい時に感覚で使っていることが多い"。アルバム『ホームタウン』で特に多く使った

BOSS FS-5U

フット・スイッチ

ボードに入っている

BOSS TU-2s

チューナー

ボードに入っている

RJM Amp Gizmo

アンプのチャンネル(音色の系統)の切り替え機材

ボグナーからのMIDI信号をスイッチャーに送る

FIREGLOW PPS-05、Vital Audio VA-08 Mk-II

パワーサプライ(エフェクターに電気を送る機材)

ボードの電源

MXR Talk Box

トーキング・モジュレーター(ギターの音を口の形で変える機材)

『プラネットフォークス』の「C'mon」で使用。2022年5月23日の記事で取材されたリハーサルの日には、ボードに入っていなかった

Guyatone wah rocker

オート・ワウ(自動でワウの効果をかける機材)

2008年版の「江ノ島エスカー」のメイン・リフやAメロで使用

Source Audio Guitar Envelope Filter

エンベロープ・フィルター(弾く強さで音色が変わる機材)

「江ノ島エスカー(2023 ver.)」で、テックと相談して使用

※ギター・マガジンWEB(2022年5月23日、2022年5月30日、2023年12月22日)の記事をもとに編集部がまとめました。ペダルボードは、2022年5月23日の記事の「プラネットフォークス・ツアー」のリハーサルで取材されたものです。

出典:ギター・マガジンWEB「喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の"プラネットフォークス・ツアー"用サウンド・システム」(2022年5月23日)/ギター・マガジンWEB「Interview|喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)アジカンらしさを再発見した最新作」(2022年5月30日)/ギター・マガジンWEB「喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が語る、"今のアジカン"を詰めた『サーフ ブンガク カマクラ (完全版)』のギター・サウンド」(2023年12月22日)

Bogner Ecstasy

  • 種類:アメリカのボグナーのギターアンプです。

  • 特徴:販売店の製品ページでは、Ecstasy 101B EL34は、EL34という真空管(電気の信号を大きくする部品)を使った3チャンネル・100Wのアンプで、50Wに切り替えるスイッチも付いていると紹介されています。喜多のEcstasyがどの型かは、記事に書かれていません。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:楽器店の在庫や中古を探してみましょう。

出典:Bogner Ecstasy 101B EL34 Guitar Amplifier Head(The Music Zoo)

SHINOS Luck 6V

  • 種類:日本のシノーズ(SHINOS)の、真空管のギターアンプです。コンボ(アンプとスピーカーが一体のもの)のほか、ヘッド(アンプの部分だけのもの)と、スピーカーが2つ入ったキャビネット(スピーカーの箱)もあります。

  • 特徴:6V6という真空管を使い、チャンネルは1つで、ブーストのスイッチと、音色を切り替えるトーンセレクトスイッチが付いています。真空管の調整に使うデジタルのバイアスメーターも付いています。

  • 値段:公式サイトの製品ページの価格は、Luck6Vが525,000円、Luck6V Headが480,000円、Luck6V 212 Speakerが280,000円(いずれも税抜)です。

  • 手に入れ方:コンボはシノーズの公式オンラインショップに載っています。価格はショップでも確かめてみましょう。

出典:Luck6V(シノーズ公式サイト)

Divided by 13 LDW 17/39

  • 種類:アメリカのディバイデッド・バイ・サーティーンの、真空管のギターアンプです。

  • 特徴:メーカーの以前のサイトでは、17Wの低い出力のモードで「Class A」(クラスA。真空管にいつも電流が流れ続ける動き方)になり、なめらかに圧縮のかかった、クリーミーなひずみが出ると説明されています。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:今のメーカーのサイトのアンプ一覧には載っていません。中古を探してみましょう。

出典:Amplifiers(ディバイデッド・バイ・サーティーン公式サイトのアーカイブ)/Amps(ディバイデッド・バイ・サーティーン公式サイト)

Custom Audio Japan RS 616

  • 種類:カスタムオーディオジャパンの、プログラマブル・スイッチャー(エフェクターやアンプの切り替えを記録して呼び出せる機材)です。

  • 特徴:オーディオのループが6つあり、アンプのチャンネルの切り替えもできます。240のプリセット(記録した設定)を使えます。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:国内の取扱元のサイトでは「取扱終了製品」になっています。中古を探してみましょう。

出典:RS616(取扱終了製品)(オカダインターナショナル)

Electro-Harmonix POG2

  • 種類:アメリカのエレクトロ・ハーモニックスの、ポリフォニック(和音でも使える)のオクターバーです。

  • 特徴:元の音に、オクターブ上や下の4つの音を混ぜられます。設定を8つ記録できます。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:公式サイトでは「NOT AVAILABLE」(今は買えない)の表示です。楽器店の在庫を確かめてみましょう。

出典:POG2(エレクトロ・ハーモニックス公式サイト)

BOSS TB-2W

  • 種類:ボスの技クラフト(WAZA CRAFT)シリーズのファズです。ボスとソラ・サウンドが、ファズの「Tone Bender MkII」を作り直したモデルです。

  • 特徴:電圧を3種類から選べるBATTERYスイッチで、音と弾いたときの反応を調整できます。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:全世界で約3,000台の限定生産で、ボスの英語版の公式サイトでは、販売完了(Discontinued)の分類です。中古を探してみましょう。

出典:TB-2W(ボス公式サイト)/TB-2W(ボス英語版公式サイト)

EarthQuaker Devices Transmisser

  • 種類:アメリカのアースクエイカー・デバイセスの、レゾナント・リバーブ(響きにフィルターをかけるリバーブ)です。

  • 特徴:長く残る響きを、クセの強いフィルターに通す仕組みです。響きの長さや暗さ、全体の揺れの速さなどを調整できます。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:公式サイトでは生産終了と書かれています。中古を探してみましょう。

出典:Transmisser(アースクエイカー・デバイセス公式サイト)

strymon ZELZAH

  • 種類:アメリカのストライモンの、マルチ・フェイザーです。

  • 特徴:4段と6段の2つのフェイザーがあり、Voiceのつまみ1つで30以上の設定を同時に変えられます。ステレオ出力にも対応しています。

  • 値段:公式サイトの米ドル表示の価格は349ドルです。日本での価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:楽器店で新品を探してみましょう。

出典:ZELZAH(ストライモン公式サイト)

BOSS DD-20

  • 種類:ボスの、ペダルが2つ付いたデジタル・ディレイです。

  • 特徴:最長23秒のディレイと、11のモードがあります。喜多は2022年5月のインタビューで、「雨音」について「確かBOSSのDD-20を付点8分のセッティングで弾いていたと思います」と話しています(付点8分は、ディレイの音が8分音符の1.5倍の長さで遅れて鳴る設定です)。WARPモードについては「ディレイを踏んだ時に余韻が残る」と説明しています。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:ボスの公式サイトでは販売完了になっています。中古を探してみましょう。

出典:DD-20(ボス公式サイト)/ギター・マガジンWEB「Interview|喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)アジカンらしさを再発見した最新作」(2022年5月30日)

Electro-Harmonix FREEZE

  • 種類:エレクトロ・ハーモニックスの、サウンド・リテイナー(音を止めて伸ばし続ける機材)です。

  • 特徴:弾いた音や和音を、いつまでも伸ばしておけます。音の伸ばし方は、Fast・Slow・Latchの3つのモードから選べます。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:公式サイトでは「NOT AVAILABLE」(今は買えない)の表示です。楽器店の在庫を確かめてみましょう。

出典:FREEZE(エレクトロ・ハーモニックス公式サイト)

MXR Talk Box

  • 種類:MXRのトーク・ボックスです。ギターの音をチューブで口に送り、口の形で音を変えます。

  • 特徴:アンプとスピーカーのドライバーが中に入っています。Volume・Tone・Gainのつまみがあり、18Vの電源とチューブが付いています。

  • 値段:公式サイトの米ドル表示の価格は209.99ドルです。日本での価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:楽器店で新品を探してみましょう。

出典:MXR Talk Box(ジム・ダンロップ公式サイト)

Source Audio Guitar Envelope Filter

  • 種類:ソースオーディオの、ギター用のエンベロープ・フィルターです。

  • 特徴:ソースオーディオの「Soundblox」というシリーズの1台です。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:公式サイトでは、以前の製品(Legacy)のページに載っています。中古を探してみましょう。

出典:Legacy(ソースオーディオ公式サイト)

2023年のペダルボード

フリーザトーンは2023年10月6日、喜多の新しいペダルボードを紹介しています。フリーザトーンが作ったボードで、海外での公演も多いため、海外で使うことを前提に、電源やグランド(電気の逃げ道)の接地などを考えたボードだと説明しています。

機材

種類

2023年のボードでの使い方

FREE THE TONE ARC-4 AUDIO ROUTING CONTROLLER

スイッチャー

新しく入れたもの。どのループにどのエフェクターがつながっているか、ラベルを貼って分かるようにしている

フリーザトーンカスタム OUTPUT DRIVER

アンプへの出力を分ける特注の機材

海外のアンプを2台同時に使うときに出やすいハムノイズ(ブーンという雑音)を防ぐ

RJM Mini Amp Gizmo

アンプのチャンネルの切り替え機材

ボグナーのアンプを操作する

BOSS TU-3S

チューナー

ボードの中央に置いている

BOSS PS-6

ピッチシフター(音の高さを変えて重ねる機材)

ボードの中央に置いている

FREE THE TONE PT-5D、VITAL AUDIO VA-08

パワーサプライ

ボードの電源

※フリーザトーンのニュース(2023年10月6日)をもとに編集部がまとめました。ワウ(535Q)、MXR SUPER COMP、Transmisser、FRV-1、MD-200、ZELZAH、POG2、FREEZE、DD-20(2台)は、2022年のボードと同じく入っています。2022年のボードにあったBOSS TB-2Wは、このニュースには出てきません。

出典:フリーザトーン「ASIAN KUNG-FU GENERATION喜多建介氏ペダルボード紹介」(2023年10月6日)

FREE THE TONE ARC-4 AUDIO ROUTING CONTROLLER

  • 種類:日本のフリーザトーンの、オーディオ・ルーティング・コントローラー(スイッチャー)です。

  • 特徴:エフェクターをつなぐループが8つあり、設定を2,000通り記録できます。音量を上げるブースト機能や、位相(音の波の向き)を反転させる機能も付いています。

  • 値段:143,000円(税込)です。

  • 手に入れ方:フリーザトーンのオンラインショップと、ARCシリーズを扱う特約店だけで売られています。

出典:ARC-4(フリーザトーン公式サイト)

BOSS PS-6

  • 種類:ボスのハーモニスト(ピッチシフター)です。

  • 特徴:3つの声のハーモニーを、キーに合わせて作れます。-3オクターブから+4オクターブまで音の高さを変えられる、スーパー・ベンド・モードもあります。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:楽器店で新品を探してみましょう。

出典:PS-6(ボス公式サイト)

BOSS TU-3S

  • 種類:ボスのペダル型のチューナーです。

  • 特徴:TU-3の見やすさを残したまま、大きさをかなり小さくしたモデルです。21のLEDのメーターと、屋外で見やすくする高輝度モードがあります。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:楽器店で新品を探してみましょう。

出典:TU-3S(ボス公式サイト)

喜多建介が以前使っていたとされるその他の機材(公式情報ではありません)

ここで紹介する機材は、本人やメーカーが発表した情報ではありません。機材まとめサイトが、ギター・マガジン2019年1月号に載った2018年ごろのペダルボードの写真をもとに挙げている機材です。2022年と2023年に紹介されたボードには入っていません。

機材

種類

根拠の種類

BOSS TR-2

トレモロ(音量を細かく揺らす機材)

雑誌のペダルボードの写真

※機材まとめサイトの記載をもとに編集部がまとめました。本人やメーカーの発表は確認できていないため、同じ機材を買うときの参考にとどめてください。

BOSS TR-2

  • 種類:ボスのトレモロです。

  • 特徴:昔のアンプに入っていた台形の波のトレモロを再現しています。WAVEのつまみで、揺れ方を変えられます。

  • 値段:価格は販売店ごとに異なります。

  • 手に入れ方:楽器店で新品を探してみましょう。

出典:TR-2(ボス公式サイト)

喜多建介の機材についてよくある質問

喜多建介のメインギターは?

ギブソン・カスタムの1959 Les Paul Standard Reissueです。ギター・マガジンWEBは2022年5月、2004年に手に入れてからメインで使っているギターとして紹介しています。2023年12月のインタビューでも、喜多は『サーフ ブンガク カマクラ (完全版)』のレコーディングについて「メインは、ギブソンのヒスコレで、1959年リイシューのほうですね」と話しています。

出典:ギター・マガジンWEB「喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の"プラネットフォークス・ツアー"使用ギター」(2022年5月17日)/ギター・マガジンWEB「喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が語る、"今のアジカン"を詰めた『サーフ ブンガク カマクラ (完全版)』のギター・サウンド」(2023年12月22日)

喜多建介のアンプは?

2022年5月のギター・マガジンWEBでは、ライブのメインのアンプがボグナーのEcstasy、クリーン用がSHINOSのLuck 6Vと紹介されています。2023年12月のインタビューでは、レコーディングでは「大体ボグナーとディバイデッドの2台がメイン」と話しています。

出典:ギター・マガジンWEB「喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の"プラネットフォークス・ツアー"用サウンド・システム」(2022年5月23日)/ギター・マガジンWEB「喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が語る、"今のアジカン"を詰めた『サーフ ブンガク カマクラ (完全版)』のギター・サウンド」(2023年12月22日)

喜多建介のエフェクターは?

2022年5月のギター・マガジンWEBでは、カスタムオーディオジャパンのスイッチャーRS 616を中心にしたペダルボードが紹介されています。ボードには、BOSSのDD-20(2台)、エレクトロ・ハーモニックスのPOG2とFREEZE、ストライモンのZELZAHなどが入っています。曲ごとの歪みの量は、アンプのつまみで調整していると紹介されています。2023年10月にフリーザトーンが紹介したボードでは、スイッチャーには新しくフリーザトーンのARC-4が入っています。

出典:ギター・マガジンWEB「喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の"プラネットフォークス・ツアー"用サウンド・システム」(2022年5月23日)/フリーザトーン「ASIAN KUNG-FU GENERATION喜多建介氏ペダルボード紹介」(2023年10月6日)

「江ノ島エスカー」のMVの黒いレス・ポールは?

MV(ミュージックビデオ)に出てくる黒いレス・ポールは、喜多のギターではなく、借りたレス・ポールです。2023年12月のインタビューで、海辺での撮影だったため、メインの楽器を潮風にさらさないようにレンタルしたと話しています。

出典:ギター・マガジンWEB「喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が語る、"今のアジカン"を詰めた『サーフ ブンガク カマクラ (完全版)』のギター・サウンド」(2023年12月22日)

1959 Les Paul Standard Reissueは今も買える?

買えます。ギブソンのアメリカの公式ストアでは、6,699ドルで購入できる表示になっています。日本では、楽器店で新品や中古を探してみましょう。

出典:Gibson Custom 1959 Les Paul Standard Reissue, VOS, Washed Cherry Sunburst(ギブソン公式ストア)

もっと安く似たレス・ポールを買うなら?

Epiphone Les Paul Standard 50sが、ギブソン公式ストアの米ドル表示で699ドルと、3本の中でいちばん手ごろです。ピックアップを1959 Les Paul Standard Reissueにそろえたいなら、ギブソン・カスタムと一緒に作られたEpiphone IGC 1959 Les Paul Standard Reissue(1,299ドル)も選べます。

出典:Epiphone Les Paul Standard 50s, Washed Cherry Sunburst(ギブソン公式ストア)/Epiphone IGC 1959 Les Paul Standard Reissue, Deep Cherry Sunburst(ギブソン公式ストア)

まとめ|喜多建介の2023年のメインギターは1959 Les Paul Standard Reissue、2022年のツアーのメインのアンプはボグナーのEcstasy

喜多建介が2004年に手に入れ、2023年のインタビューでもメインと話しているのが、ギブソン・カスタムの「1959 Les Paul Standard Reissue」です。2022年のツアーでは、ボグナーのEcstasyとSHINOSのLuck 6Vの2台のアンプを使っていました。似たギターは、ピックアップをそろえるならEpiphone IGC 1959 Les Paul Standard Reissue、ギブソンで選ぶならGibson Les Paul Standard 50s、手ごろさならEpiphone Les Paul Standard 50sが選ぶ目安です。

関連記事

※本記事は特定のメーカー・販売店・買取業者との広告提携に基づくものではありません。

本記事は個人の使用経験に基づく情報です。楽器・機材の使用に際しては、取扱説明書や専門家の指示に従い、安全にご注意ください。

サウンドマニア編集部

楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選びや、メンテナンス・演奏に関する実用的な情報をわかりやすくお届けします。

アーティストの記事

新着記事