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川上洋平の使用ギター|HP 665 SBとJazzmaster【2026年版】

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

[Alexandros]でボーカルとギターを担当する川上洋平のギターのうち、Gibson JapanとFenderNewsのインタビューで本人が機種名を挙げて語っているのは、ギブソンのアコースティック・ギターHP 665 SBと、フェンダーのJazzmasterです。Gibson Japanの2025年5月のインタビューで川上は、2017年に手に入れたHP 665 SBを「結局7年以上メインで掻き鳴らしてます」と話し、「Waitress, Waitress!」ではこのギターがメインだと語っています。エレキ・ギターでは、2018年のFenderNewsのインタビューで、当時のニューアルバム『Sleepless in Brooklyn』のプリプロの全曲にAmerican OriginalのJazzmasterを使ったと話しています。

Gibson Japanによると、2024年末のソロ・ライヴではHP 665 SBとあわせて、ブラックのHummingbirdも使われました。本記事では、川上洋平の使用ギターと選んだ理由、HP 665 SBの仕様、購入時の確認ポイントを、Gibson JapanとFenderNewsのインタビュー、デジマート・マガジンの製品情報をもとに整理します。

川上洋平とギター:「ヴォーカリスト」としてストラトからJazzmasterへ

2018年11月のFenderNewsのインタビューで川上は、「僕はまず前提として、自分はギタリストだとは思っていなくて、ヴォーカリストだと思っています。ギターはパーカッション的な感じで扱っている自覚があります」と話しています。2025年のGibson Japanのインタビューでも、「一応担当としては"リズム"ギターですから(笑)」と語っています。

同じFenderNewsのインタビューによると、川上のギターヒーローはノエル・ギャラガーです。ただ、ノエルが弾いているギターを試奏したところ「音が太くて歌の壁になる」と感じ、ストラトを弾いたときに「ものすごく自分のリズム感覚に合った」ことから、「"ヴォーカル&ギターとしてやっていくには絶対にストラトのほうがいいな"って思いましたね。その時からストラトで、その後にJazzmasterに惹かれていきました」と振り返っています。フェンダーのギターについては「何を弾こうとしても真ん中にいる気がするんですよ」と評しています。

一方、アコースティック・ギターについては、Gibson Japanのインタビューの最後で「ロックンロールを弾くならギブソンですね。これはもう間違いない」と答えています。

使用ギター:Gibson JapanとFenderNewsの記事で確認できる4本

Gibson JapanとFenderNewsの記事で、川上洋平とともに紹介されているギターは次の4本です。

モデル

種別

記事で確認できる場面・時点

出典

Gibson HP 665 SB

アコースティック

2017年に入手。[Alexandros]のステージ、PVやライヴ映像、2024年末のソロ・アコースティック・ライヴ。「Waitress, Waitress!」ではメイン

Gibson Japan(2025年5月23日)

Gibson Hummingbird Standard Ebony

アコースティック

2024年末のソロ・ライヴでHP 665 SBとあわせて使用

Gibson Japan(2025年5月23日)

Fender American Original 60s Jazzmaster

エレキ

2018年『Sleepless in Brooklyn』のプリプロで全曲に使用。レコーディングでは「Mosquito Bite」「MILK」で演奏

FenderNews(2018年10月27日・11月2日)

Fender Made in Japan Heritage 60s Jazzmaster(White Blonde)

エレキ

「LIFE with Fender」の写真セッションの記事に記載

FenderNews(2020年5月1日)

※Gibson Japan「[インタビュー#02] 川上洋平([Alexandros])」(2025年5月23日)、FenderNews「Cover Artist|[ALEXANDROS]」前編・後編(2018年)、FenderNews「LIFE with Fender Vol.31」(2020年5月1日)をもとに編集部が整理。「2024年末」は、2025年5月の記事で「昨年末」とされている時期です。「記事で確認できる場面・時点」には各記事に書かれている範囲だけを記しています。

Gibson HP 665 SB:2017年に入手し「7年以上メインで掻き鳴らしてます」

Gibson Japanのインタビュー(取材・文はAcoustic Guitar Book編集部)によると、川上がHP 665 SBを手に入れたのは2017年です。記事では、[Alexandros]のステージ、バンドのPVやライヴ映像、2024年末のソロ・アコースティック・ライヴでもこのギターが大事な役割を果たしていたと紹介されています。写真のキャプションでは、[Alexandros]の「TOUR 2016〜2017 〜We Come In Peace〜」のステージで初披露されたギターで、ソロ・ライヴ「Yoohei Kawakami's #room665」の名前にも本器を連想させる数字が刻まれていると説明されています。

選んだ理由について川上は「小回りが利くという部分ですね。ネックを初めて握った瞬間に感じました」と話しています。移動車の中で弾くこともあり、サイズ感が邪魔にならないこと、ヴォーカル&ギターでパーカッシヴに弾くうえでネックが持ちやすいことを挙げ、「結局7年以上メインで掻き鳴らしてます」と語っています。音については「小ぶりだからこそ力強くストロークしても変な胴鳴りがしないところが好きです」とし、自宅で優しく弾くときは物足りないこともある一方、ライヴで掻き鳴らすときにこそ力を発揮すると説明しています。

楽曲では、「"Waitress, Waitress!"はこれがメインですね」と話しています。途中で一瞬アルペジオを弾くアレンジがあり、「これ以外で弾くと失敗する確率が上がるんですよ」とのことです。制作面でも「HP 665 SBでは激しい曲を作ることが多いですね。ここ10年の曲は、ほぼこのギターで作ってます」と語っています。

Gibson Hummingbird Standard Ebony:2024年末のソロ・ライヴでHP 665 SBと併用

Gibson Japanのインタビューに添えられた写真のキャプションでは、2024年末のソロ・ライヴでHP 665 SBとあわせて、ブラックで仕上げられたHummingbirdも使われたと紹介されています。写真に付けられたモデル名はHummingbird Standard Ebonyです。

Fender American Original 60s Jazzmaster:『Sleepless in Brooklyn』のプリプロで全曲に使用

2018年10月のFenderNewsのインタビューは、ニューヨークでレコーディングを行ったアルバム『Sleepless in Brooklyn』についてのものです。川上は海外での制作期間について「トータルで約半年ですね。その間、ニューヨーク・ブルックリンで4人暮らしをしました」と話しています。

日頃のメインとは違う楽器を使ったことについて聞かれた川上は、「僕はプリプロでは全曲でAmerican OriginalのJazzmasterを使いましたね」と答えています。レコーディングで弾いた楽器は正確に覚えていないとしながらも、「Mosquito Bite」「MILK」ではそのJazzmasterを弾いていると話しています。記事の楽器紹介でも、川上の楽器としてAmerican Original 60s Jazzmasterが掲載されています。そのキャプションで川上は、「『Mosquito Bite』や『MILK』はリフから作っていったんです。それはもしかして楽器(Jazzmaster)からそういう発想になったのかな?と今になって思いますね」と話しています。

Fender Made in Japan Heritage 60s Jazzmaster:2020年の写真セッションの記事に記載

2020年5月1日に公開されたFenderNewsの「LIFE with Fender Vol.31」は、フォトグラファーの中野敬久がアーティストとフェンダーの距離感を撮影する写真セッションのシリーズで、川上が登場した回です。記事には「Guitar:」としてMade in Japan Heritage 60s Jazzmaster White Blondeが記されています。この記事は写真とプロフィールで構成されており、このギターをライブやレコーディングで使ったかどうかは書かれていません。

Gibson HP 665 SBの仕様:J-165系の小型ボディをさらに薄くしたモデル

Gibson Japanの説明では、HP 665 SBは演奏性の向上を狙って開発されたハイ・パフォーマンス・シリーズの1本で、J-165の系譜とも言える小型ボディの胴厚を約0.5インチ(約12ミリ)ほど縮めるなど、取り回しを良くする工夫が施されています。デジマート・マガジンでは、2016年8月16日の製品ニュースで2017年モデルの新しいハイ・パフォーマンス・ラインとして紹介されており、Gibson Japanの記事では2017年に登場したモデルと書かれています。

項目

仕様

ボディスタイル

J-165

ボディ厚

3.5インチ

トップ

シトカ・スプルース

サイド&バック

ローズウッド

ネック

マホガニー、アドバンスト・レスポンス・ネック・プロファイル

ナット幅

1.725インチ

指板

リッチライト、16インチ・ラジアス、マザー・オブ・パール・インレイ

スケール

ショート・スケール

ペグ

ゴールドのミニ・グローバー

エレクトロニクス

L.R.バッグス製エレメントVTC(トーン・コントロール付きアクティブ・ピックアップ)

弦

ライト・ゲージ .012〜.053

フィニッシュ

Antique Natural、Natural Cure、nitrocellulose lacquer

価格(2016年の紹介時)

271,000円(税別)

※デジマート・マガジンの製品ニュース(2016年8月16日)と連載「週刊ギブソン」(2016年10月21日)をもとに編集部が整理。ボディ厚とエレクトロニクスの説明はデジマート・マガジン「週刊ギブソン」の記述です。フィニッシュは製品ニュースの表記のまま記しています。

ナット幅は、デジマート・マガジンが1.725インチ、Gibson Japanの写真キャプションが43ミリと書いています。Gibson Japanのキャプションでは、ペグはグローヴァー・タイプ、指板のアールはよりフラットな形状、ネックはアドバンスト・レスポンス・ネックという操作性の高い形状と紹介されています。

川上洋平のギターの価格と入手方法

新品:Heritage 60s Jazzmasterは公式価格233,200円

フェンダー公式サイトでは、Made in Japan Heritage 60s Jazzmasterの価格は233,200円(税込)です。2026年9月29日時点の製品ページでは、3-Color SunburstとWhite Blondeの両カラーとも、売り切れているか販売できないと表示されていました。製品ページに記載された主な仕様は、ボディが3-Color Sunburstはアルダー、White Blondeはアッシュ、ネックがメイプルのMid '60s "C"シェイプ、指板がローズウッドで7.25インチ・ラジアス、スケールが25.5インチ、フレットが21本です。

HP 665 SBは、2016年8月にデジマート・マガジンで紹介された時点の価格が271,000円(税別)でした。

中古:出品が少なく、相場レンジは掲載していません

2026年9月29日にデジマートで検索したところ、HP 665 SBの出品は見つからず、American Original 60s Jazzmasterの中古は2件(297,000円と327,800円、いずれも税込の掲載価格)でした。件数が少ないため、本記事では実測にもとづく相場レンジを掲載していません。中古を検討するときは、次の点を確認しながら個体ごとに判断してください。

  • シリーズ名。Jazzmasterは「American Original 60s」「Made in Japan Heritage 60s」のほか、同じ検索でAmerican Vintage II 1966 Jazzmasterなど別シリーズも表示されるため、商品名のシリーズ名を確認する

  • HP 665 SBは、J-165ボディスタイル、3.5インチのボディ厚、ショート・スケール、リッチライト指板といった仕様が商品説明と合っているか

  • HP 665 SBのエレメントVTCは、出力とトーン・コントロールが正常に動作するか

  • ネックの反りとフレットの残り、アコースティック・ギターならボディやブリッジ周りの状態

  • ケースなど付属品の有無

よくある質問

川上洋平のメインギターは何ですか?

アコースティック・ギターでは、Gibson Japanの2025年5月のインタビューで、2017年に手に入れたGibson HP 665 SBを「結局7年以上メインで掻き鳴らしてます」と話しています。エレキ・ギターについては、FenderNewsの2018年のインタビューで『Sleepless in Brooklyn』のプリプロの全曲にAmerican OriginalのJazzmasterを使ったと話していますが、その質問で聞き手は「日頃のメインとは違う楽器」と表現しており、この記事からライブのメイン機を特定することはできません。

「Waitress, Waitress!」で使っているギターは?

Gibson HP 665 SBです。Gibson Japanのインタビューで川上は「"Waitress, Waitress!"はこれがメインですね」と話し、途中の一瞬のアルペジオは「これ以外で弾くと失敗する確率が上がる」と説明しています。

川上洋平がストラトやJazzmasterを選んだ理由は?

ストラトが自分のリズム感覚に合い、ヴォーカル&ギターに向いていると感じたからです。FenderNewsの2018年のインタビューで川上は、ギターヒーローのノエル・ギャラガーが弾いているギターを試奏したところ「音が太くて歌の壁になる」と感じ、ストラトがリズム感覚に合ったことから、ストラトを経てJazzmasterに惹かれていったと話しています。

Gibson HP 665 SBはどんなギターですか?

J-165系の小型ボディをさらに薄くした、ギブソンのハイ・パフォーマンス・シリーズのアコースティック・ギターです。デジマート・マガジンの製品情報では、ボディ厚3.5インチ、ショート・スケール、シトカ・スプルース・トップとローズウッドのサイド&バック、L.R.バッグス製エレメントVTCを搭載した仕様と紹介されています。

まとめ:川上洋平のギターはGibson HP 665 SBとフェンダーのJazzmaster

Gibson JapanとFenderNewsの記事で川上洋平とともに紹介されているギターは、2017年に手に入れて「7年以上メインで掻き鳴らしてます」と話すGibson HP 665 SB、2024年末のソロ・ライヴで併用されたHummingbird Standard Ebony、『Sleepless in Brooklyn』のプリプロで全曲に使ったAmerican Original 60s Jazzmaster、2020年の写真セッションの記事に記載されたMade in Japan Heritage 60s Jazzmasterの4本です。

川上は自身を「ヴォーカリスト」とし、ストラトを選んだ理由には自分のリズム感覚に合ったことを、HP 665 SBを選んだ理由には「小回りが利く」ことを挙げています。同じモデルを探す場合、HP 665 SBは2026年9月29日のデジマートでは出品が見つからず、Jazzmasterは同じ検索で別シリーズも表示されるため、商品名のシリーズ名を確かめてから比べるようにしましょう。

サウンドマニア編集部

楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選びや、メンテナンス・演奏に関する実用的な情報をわかりやすくお届けします。

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