SOUNDMANIA
kaneko-nobuaki-drums-eyecatch.webp

金子ノブアキの使用ドラム|SABIANのシンバル3構成とPearlのペダル【2026年版】

投稿日: 更新日:

サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

RIZEのドラマー金子ノブアキは、Pearl(パール)とSABIAN(セイビアン)のアーティストとして、Pearl公式サイトと、パール楽器が運営するSABIANのサイトのアーティストページに掲載されています。Pearl公式サイトのアーティストページには、SABIANのHH 14" Regular Hats、HHの8インチと10インチのスプラッシュ、AAX 18" Stage Crash、AA 18" Thin Crash、AAX 18" Chineseなどを組み合わせたシンバル構成が3通り載っており、使用製品の欄にはPearlのペダル「Eliminator: Redline」のチェーンドライブが挙げられています。スティックは、Pearlから金子ノブアキモデルの「169H」が販売されています。

2020年のインタビューでは、自分はやらないだろうと思っていたツインペダルを導入したと話しており、2024年には8年ぶりのソロアルバム『Keraunos』を発表しています。本記事では、Pearl公式ページに載るシンバルとペダル、スティック、本人が語ったオレンジ・カウンティ(OCDP)のスネアの逸話、ソロ活動の動きを、Pearl公式のアーティストページ、ドラマガWebのインタビュー、耳マンの対談をもとに整理します。

金子ノブアキとPearl・SABIAN:RIZEのドラマーとして

ソニーミュージックのRIZEのプロフィールによると、RIZEは1997年にJESSEと金子ノブアキが結成したバンドで、2000年のシングル「カミナリ」でメジャーデビューし、2006年からベースのKenKenが加わっています。同じプロフィールは、金子ノブアキを1981年6月5日東京都出身のドラマーとし、2002年に史上最年少で「ドラムマガジン」の表紙を飾ったと紹介しています。CDJournalのニュースによると、2014年10月11日発売の『リズム&ドラム・マガジン』2014年11月号でも表紙に登場しました。

Pearl公式サイトのアーティストページのプロフィールでは、ミュージシャンであり俳優としても活動していること、2009年からソロ活動を始めたこと、2020年に新バンドRED ORCAが始動したことが紹介されています。パール楽器のサイト内にあるSABIANのアーティストページにも、同様のプロフィールが掲載されています。

Pearlとの関わりは公式ニュースからもたどれます。パール楽器は2016年4月15日のニュースで、自身3枚目のアルバム『Fauve』(5月11日発売)を控えた金子ノブアキのドラムセミナーを、5月1日に東京、5月8日に大阪で無料開催すると告知しました。2023年には、Pearl公式サイトのニュース「Pearl artists will perform to KNOTFEST JAPAN 2023!」で、4月1日に出演するPearlアーティストの1人としてRED ORCAの金子ノブアキが紹介されています。

Pearl公式ページのシンバル構成:SABIANのHH・AA・AAXを中心にした3通り

Pearl公式サイトのアーティストページには、3つのシンバル構成が掲載されています。3つの構成に共通するのは、14インチのハイハット、8インチと10インチのスプラッシュ、18インチのクラッシュ2枚、18インチのチャイナです。ライドシンバルが載っているのは2つ目の構成だけです。

シンバル

シリーズ

構成1

構成2

構成3

14" Regular Hats

HH

○

○

○

8" Splash

HH

○

○

○

10" Splash

HH

○

○

○

18" Stage Crash Brilliant

AAX

○

○

○

18" Thin Crash Brilliant

AA

○

○

○

18" Chinese Brilliant

AAX

○

○

○

20" Artisan Ride

Vault

─

○

─

※Pearl公式サイト「金子 ノブアキ」アーティストページ(2026年9月30日確認)をもとに編集部が整理。「構成1〜3」はページ上の掲載順で、各構成の時期や公演名はページに書かれていません。ページ上の「Brililant」「Vaut」の綴りは、SABIANの表記に合わせて「Brilliant」「Vault」としています。

構成1と構成3は、ページに書かれたシンバルの一覧が同じです。18インチのクラッシュは、AAXのStage CrashとAAのThin Crashというシリーズの異なる2枚の組み合わせで、チャイナもAAXの18インチです。

ペダル:使用製品の欄にEliminator: Redlineのチェーンドライブ

Pearl公式のアーティストページの「使用製品」の欄には、「Eliminator 2050 Series ELIMINATOR REDLINE CHAIN」と「Eliminator P2052C REDLINE CHAIN-DRIVE」が挙げられています。P2052Cは、Pearl公式の製品ページでは「Eliminator: Redline Chain Drive Double Pedal」、つまりツインペダルです。同じ製品ページでは、色分けされた交換式のカム(6種類のうち4種類が付属し、2種類はオプション)、スプロケットを使わないダブルチェーン、打面が4面(樹脂2面・フェルト2面)のControl Core Quadbeaterなどが特徴として挙げられています。シングルペダルの「Eliminator: Redline Chain Drive Single Pedal」(P2050C)も同じ2050シリーズの製品です。

ツインペダルについては、2020年4月24日公開のドラマガWebのインタビューで、金子ノブアキ自身が「最近、ツイン・ペダルを導入して……」と話しています。自分は絶対にやらないだろうと思っていたものの、数年前に久しぶりにAA=に戻ったとき、新曲がツインペダルのフレーズだらけだったと振り返っています。同じインタビューでは、もともとペダルは裸足で踏んでいたものの、最近はボクシング・シューズを履くことも多いと語っています。

スティック:Pearl 169H(金子ノブアキモデル)

Pearlの「169H」は、金子ノブアキモデルとして販売されているスティックです。イケベ楽器店の製品ページによると、サイズは14×406mm、材はヒッコリーで、ラッカー・コーティングをいっさい施していないため多少ざらつきのあるグリップ感になっており、手に汗をかきやすい人に向いたモデルと説明されています。島村楽器オンラインストアの商品名には「Artist Models Limited」と入っています。

2026年9月15日発売の『リズム&ドラム・マガジン』2026年10月号の特集「プロ・ドラマー270人に聞く!愛用ドラム・スティックとその理由」では、回答したドラマーの一覧に金子ノブアキの名前が載っています。

オレンジ・カウンティ(OCDP):「ミクスチャー三種の神器」と燻したスネアの話

金子ノブアキは、2020年と2021年のインタビューで、アメリカのドラムメーカー、オレンジ・カウンティ・ドラム&パーカッション(OCDP)の名前を挙げています。2020年のドラマガWebのインタビューでは、RED ORCAのアルバム『WILD TOKYO』のミクスチャー・ロックの要素について聞かれ、OCDPのドラム、ワーウィックのベース、PRSのギターが「ミクスチャー三種の神器」と呼ばれていた当時の雰囲気、90年代然とした佇まいがあると話しています。

2021年11月25日に公開された耳マン(リットーミュージック)の永野との対談では、OCDPの工場を訪ねたことがあると話し、「リンプとか311とかノーダウトとかが使ってた人気のメーカー」だったと振り返っています。同社のスネアはボディが分厚くて重く、音がよく締まり、アメリカ西海岸の乾いた気候のなかで叩くとよく鳴る一方、船便で日本に送ってもらうと湿気を吸って音が変わってしまったといいます。最後の手段としてギターを燻す職人にスネアを燻してもらったところ音が戻ったものの、ライブハウスでワンマンをやると3曲目ぐらいで音が「死んできて」しまった、と笑いながら語っています。対談では、これがいつ頃の話か、どのモデルのスネアかは語られていません。

最近の動き:ソロアルバム『Keraunos』と「ドラム独演」のShowcase

ドラマガWebのニュース(2024年7月27日)によると、金子ノブアキは2024年9月6日に、前作『Fauve』(2016年)以来8年ぶりとなるソロアルバム『Keraunos』をデジタルでリリースし、9月19日には東京・WOMBで6年ぶりのソロライブ「Nobuaki Kaneko Showcase 2024 "Keraunos"」を開きました。音楽ナタリーの特集は、このアルバムについて、ドラムはもちろん作曲、ビート&トラックメイク、レコーディングまでのすべてを本人が手がけた作品と紹介しています。

2025年6月6日のSPICEのニュースでは、ドラムを軸に映像・音響・照明を融合させた「独演」スタイルのライブ「Nobuaki Kaneko Showcase 2025 "Leave the Negatives"」を、8月17日に大阪・Yogibo META VALLEY、8月21日に東京・WOMBで開き、アジア4カ国を含むツアーを行うと告知されました。

制作環境については、2017年1月29日公開のSPICEのインタビューで、エイブルトンの「Live」のインターナショナルトレーナーに認定された草間氏に弟子入りを志願し、自身もLiveに買い替えてPCやシンセも買ったと話しています。同じインタビューでは、トラックダウンにはプロツールスのほうが向いているものの、制作からそのまま移っていくにはLiveのほうがいいと語っています。

価格と入手方法:169Hは新品で流通、シンバルとペダルは一般製品

新品:169Hは楽器店で販売中

2026年9月30日にデジマートで「169H」を検索したところ、Pearl 169Hの新品が8件(うち3件は同じ販売店の掲載)見つかりました。件数が少ないため、本記事では実測にもとづく相場レンジを掲載していません。購入するときは、複数の販売店の掲載価格を比べてください。

Pearl公式ページに載るSABIANのシンバルとEliminator: Redlineは、金子ノブアキの名前を冠したモデルではなく、両社の一般製品です。同じ構成をそろえるときは、次の点を確かめながら選んでください。

  • シンバルはシリーズ名(HH/AA/AAX/Vault)とサイズ、モデル名(Regular Hats、Stage Crash、Thin Crash、Chinese、Splash、Artisan Ride)をそろえて確認する

  • AAとAAXの18インチは仕上げが「Brilliant」かどうかを確認する

  • ペダルはP2052C(ツインペダル)とP2050C(シングルペダル)で型番が異なる。Pearl公式の製品ページには左足用のP2052CLもある

  • Eliminator: Redlineはカムを交換できるので、中古では付属のカムがそろっているかを確認する

  • 169Hは14×406mmのヒッコリーでラッカー仕上げのないモデル。同じ型番かどうかを商品名で確かめる

よくある質問

金子ノブアキのドラムセットのメーカーは?

金子ノブアキはPearlのアーティストで、Pearl公式サイトのアーティストページにはSABIANのシンバル構成とPearlのペダルが掲載されています。

金子ノブアキのシンバルは?

SABIANです。Pearl公式のアーティストページには、HH 14" Regular Hats、HHの8インチと10インチのスプラッシュ、AAX 18" Stage Crash、AA 18" Thin Crash、AAX 18" Chineseを基本に、1つの構成だけVault 20" Artisan Rideを加えた3通りの構成が載っています。

金子ノブアキモデルのスティックはありますか?

あります。Pearlの「169H」が金子ノブアキモデルとして販売されており、イケベ楽器店の製品ページでは14×406mm、ヒッコリー、ラッカー・コーティングなしの仕様と紹介されています。

金子ノブアキはツインペダルを使っていますか?

2020年4月のドラマガWebのインタビューで、ツインペダルを導入したと話しています。Pearl公式のアーティストページの使用製品の欄にも、ツインペダルのEliminator: Redline(P2052C)が挙げられています。

まとめ:金子ノブアキはPearl・SABIANのアーティスト、公式ページにシンバル3構成とEliminator: Redline

金子ノブアキはPearlとSABIANのアーティストで、Pearl公式のアーティストページには、SABIANのHH・AA・AAXを中心にしたシンバル構成が3通りと、使用製品としてEliminator: Redlineのチェーンドライブ(ツインペダルのP2052Cを含む)が載っています。スティックはPearlの金子ノブアキモデル169Hが販売されています。

2020年にはツインペダルの導入を語り、2024年にはドラム、作曲、トラックメイク、レコーディングまでを自ら手がけたソロアルバム『Keraunos』を発表しています。同じRIZEのベーシストの機材はKenKen(RIZE)の使用機材の記事で紹介しています。

※本記事は特定のメーカー・販売店・買取業者との広告提携に基づくものではありません。

サウンドマニア編集部

楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選びや、メンテナンス・演奏に関する実用的な情報をわかりやすくお届けします。

アーティストの記事

新着記事