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かみじょうちひろの使用ドラム|ヤマハPHXとスネア・シンバル【2026年版】

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

かみじょうちひろは、9mm Parabellum Bulletのドラマーだった2014年の資料で、ヤマハのPHXシリーズを2バスで組んだセットを使っていたことが記録されています。2015年の資料にも、通常はPHXシリーズを使っていると書かれています。ヤマハのアーティストリレーション担当者のブログでは、2014年8月の投稿で22インチのバスドラム2台、10インチと12インチのタム、14インチと16インチのフロアタムという構成が紹介されています。シンバルはジルジャンで、2015年3月の島村楽器の告知には、セミナー用に再現したセットとしてライドを3枚並べたセットアップが、愛用品として紹介されたヤマハのカッパースネアSD6465とペダルFP9500D、さらにジルジャンのシグネチャースティックLAZLASCKが載っています。

9mm Parabellum Bulletの公式サイトによると、かみじょうちひろは2025年12月31日をもってバンドを脱退しました。2026年1月に開設された本人の公式サイトにも、メインのドラムセットとしてYAMAHA PHXが掲載されています。本記事では、9mm時代のドラムセット・スネア・シンバル・ペダル・スティック、AC 9mmのために手に入れたアクリルドラム、2026年の本人公式サイトの記載を、ヤマハのアーティストリレーション担当ブログ、島村楽器の告知とプレスリリース、音楽ナタリーのインタビュー、本人公式サイトをもとに整理します。2013〜2015年の情報は10年以上前のものなので、本文ではそれぞれ時点を明記しています。

かみじょうちひろと9mm Parabellum Bullet:2004年の結成から2025年末の脱退まで

本人公式サイトのプロフィールによると、かみじょうちひろは1981年生まれ、長野県上伊那郡辰野町の出身で、姉の影響を受けて12歳でドラムを始めました。神奈川大学大学院(機械工学専攻)に在学していたときに9mm Parabellum Bulletを結成し、2007年にメジャーデビューしています。同じプロフィールには、2007年から三原重夫氏に、2016年から村石雅行氏に師事したことも書かれています。

9mm Parabellum Bulletの公式サイトの年表では、バンドの結成は2004年3月、メジャーデビューは2007年10月の『Discommunication e.p.』です。2025年の項に「12月31日を以って、かみじょうちひろ脱退」とあり、バンドは2026年1月8日から3人編成で活動しています。本人公式サイトのプロフィールにも「2025年、年内いっぱいにて9mm脱退」と書かれています。

脱退後の活動として、本人公式サイトはドラム教室「かみじょうちひろ Drum Lab.」を紹介しており、2026年のドラムセミナーやドラムイベントへの出演も掲載しています。

9mm時代の使用ドラム:ヤマハPHXを2バスで組んだセット(2014年・2015年)

ヤマハのアーティストリレーション担当者のブログ「Yamaha ART "BACKSTAGE"」は、2014年8月28日の投稿で、池部楽器店 ドラムステーションリボレ秋葉原で行われたかみじょうちひろのドラムセミナーを紹介しています。そこで使われたドラムセットの構成は次のとおりです。

パーツ

サイズ・型番

ドラムセット

YAMAHA PHXシリーズ

バスドラム

22"×18"(2台)

タムタム

10"×8"/12"×8"

フロアタム

14"×13"/16"×15"

スネア

14"×5.5"(SD6455)

ハードウェア

CL940B(10インチ・12インチのタムともに使用)

※ヤマハ「Yamaha ART "BACKSTAGE"」2014年8月28日の投稿をもとに編集部が整理。セミナーの開催日は投稿に書かれていません。投稿によると、ステージには本人のセットとセミナー参加者用の赤いセットの2台のPHXが置かれていました。シンバル・ペダル・スティックは投稿に記載がないため、表に載せていません。

YAMAHA PHX:2バスと10インチから始まるタムの構成

2014年の投稿では、2台のバスドラムがどちらも22"×18"、タムタムは10"×8"と12"×8"で、ブログは「深さが同じなのです」と添えています。2本のタムには、ロッドの長いCL940Bが使われていることも、写真つきでポイントとして紹介されています。

2015年3月26日に公開された島村楽器 札幌パルコ店のセミナー告知にも、かみじょうちひろは通常ヤマハの「PHXシリーズ」を使っていると書かれています。このセミナーでは、ヤマハの「ライブカスタムシリーズ」で本人が通常使っているセットを再現した特別セットが用意され、その構成はバスドラム22インチ(2台)、10"×8"と12"×8"のタム、14"×13"と16"×15"のフロアタムでした。シェルのサイズは2014年のPHXの構成と一致しています。

また、音楽ナタリーの連載「愛する楽器」で、かみじょうちひろは取材当時に9mm本体で使っていたドラムを「YAMAHAのフラッグシップモデル」と話しています。このインタビューでは機種名は挙げていません。

スネア:2014年はSD6455、2015年の告知ではSD6465が愛用品

スネアの記載は、時期によって異なります。2014年8月のヤマハのブログでは、セミナーで使われたスネアは14"×5.5"のSD6455です。2015年3月の島村楽器の告知では、「愛用スネアドラム」としてヤマハのSD6465(カッパー、14"×6.5")が紹介されています。同じ告知では、SD6465をシェル本来の鳴りをできるだけ損なわないヌーヴォーラグ仕様のカッパーシェルと説明しています。セミナー用に再現したライブカスタムのセットに組み込まれたスネアも、14"×6.5"のカッパーでした。

2つの資料は時点が違うため、本記事ではどちらか一方をメインのスネアとは書かず、それぞれの時点の記録として併記しています。

シンバル:ジルジャンでライドを3枚並べたセットアップ(2015年の告知)

2015年3月の島村楽器の告知は、セミナー用に再現したドラムセットを紹介する節で、ジルジャンのシンバル10点を図とともに掲載しています。告知は、スプラッシュ、ベル、チャイナといったエフェクト系の使い方と、通常は1枚のことが多いライドシンバルを3枚セットしている点を見どころとして挙げています。

番号

シンバル

1

Aカスタムチャイナ20”

2

Kスプラッシュ12”+6”ZIL BELL

3

Aカスタム プロジェクションクラッシュ18”

4

Z ハイハット14”

5

Aカスタム スプラッシュ10”

6

A Heavy クラッシュ19”

7

Aカスタム プロジェクションライド21”

8

Kカスタム セッションライド20”

9

オリエンタル チャイナトラッシュ20”

10

A Heavy スラッシュライド19”

※島村楽器 札幌パルコ店のセミナー告知(2015年3月26日公開)をもとに編集部が整理。番号と表記は告知のままです。告知には「セッティングは異なることがあります」「図には現在入手困難な生産完了品も含まれています」と注記されており、ここでの「現在」は2015年時点を指します。どのシンバルが生産完了品かは書かれていません。

それより前の2013年1月18日、島村楽器はジルジャンとのコラボレーション企画として、かみじょうちひろ本人が実際に使っているシンバルを中心とした「アーティストセット」を100セット限定で発売すると発表しています。セットの中身はジルジャンのA Custom 20"ChinaとA Custom 10"Splash、シグネチャースティック1ペア、直筆サイン入りのドラム・スティック・バッグ、本人使用のシンバルセットをデザインしたオリジナルのシンバルバッグでした。

ペダル:ダイレクトドライブのFP9500D(2015年の告知)

2015年3月の島村楽器の告知は、「愛用ペダル」としてヤマハのFP9500Dを挙げています。告知の説明では、ダイレクトドライブのシングルフットペダルで、フットボードの先端部を幅広にしたデザインです。2バスのセットでバスドラムごとにどう組んでいたかは、告知には書かれていません。

スティックとケース:ジルジャンのLAZLASCKとプロテクションラケットのモデル

シグネチャースティックはジルジャン製です。2015年3月の島村楽器の告知では、品番LAZLASCK、ヒッコリー製で、サイズは406 x 14.7mmと紹介されています。メタリックブルーのロゴが入ったパワー仕様のスティックで、同じ告知は本人監修のもとにつくられたシグネチャースティックだと説明しています。2013年のプレスリリースでも、本人愛用スティックを基本としたシグネチャースティックとして紹介されていました。

2015年の告知には、プロテクションラケットのかみじょうちひろモデルのスティックバッグも載っています。表面に9mm Parabellum Bulletのロゴ、裏面にスティックと同じイラストが入り、内部のポケットはブルーフィルムの3層構造(通常モデルはクリアーの2層)で、キーリングとロープ式のタオルハンガーが付いています。告知の見出しでは、本人のアイデアを詰め込んだスティックバッグと紹介されています。

Molecules Drum:AC 9mmのために手に入れた光るアクリルドラム

音楽ナタリーの連載「愛する楽器」第12回で、かみじょうちひろはアクリル製の変型シェルドラムを紹介しています。本人の説明では、バスドラム、タム、フロアタムがアクリルでできた変型ドラムで、Molecules Drumという今はもうないアメリカのメーカーの製品です。内部のLEDは本人がDIYで仕込んだもので、色や色が変化する周期の切り替え、点灯・消灯はリモコンで行います。電源ケーブルを通すためにヘッドに穴を開けているとも話しています。

本人によると、このドラムを探したきっかけは、2016年に滝善充が左腕の不調でライブ活動を一時休養し、残りの3人でアコースティック編成の「AC 9mm」を始めたことでした。周りがアコースティックギターになるのにいつものツーバスセットでは雰囲気が合わないと考え、奇をてらったドラムを探した結果たどり着いた、と本人は語っています。メーカーはすでに存在しませんでしたが、元社長のロブ氏に連絡を取り、最終的にロブ氏が持っていた1セットを譲り受けたという経緯です。

同じインタビューで本人は、9mm本体のヤマハのドラムが最高の音を追求したものであるのに対し、こちらは「真逆のベクトル」に振り切ったと話しています。日本には10台もないと思う、壊れたらメンテナンスはできない、初心者には薦めない、とも語っています。2026年の本人公式サイトでも、メインのドラムセットの1つとして「Molecules Drums set (Acrylic Drum)」が掲載されています。

2026年の本人公式サイトに載る機材:PHXとレッスン用のキット

2026年1月12日に開設された本人公式サイトでは、「Main Drum Set」として次の4点が写真つきで掲載されています。

  • YAMAHA PHX(Front side)

  • YAMAHA PHX(Rear side)

  • YAMAHA PHX(1バス仕様)

  • Molecules Drums set(Acrylic Drum)

サイトには、シェルのサイズやシンバル、スネアの機種は書かれていません。PHXの3点が同じセットの撮り方・組み方の違いなのか、別のセットなのかも説明されていないため、本記事では台数を書いていません。

同じサイトのドラム教室「Drum Lab.」のページには、レッスン使用機材としてYAMAHA Birch Custom AbsoluteとLudwig Vistaliteが挙げられています。写真のキャプションには「右:メインセット 左:サブセット(小口径)」「2バスセット」とありますが、機種名との対応は書かれていません。

かみじょうちひろの使用機材の価格と入手方法

新品:掲載が少なく、相場レンジは出せない状況

2026年10月1日にデジマートで型番を検索したところ、ペダルのFP9500Dは新品の掲載が9件(うち3件は特価表示)、ドラムカテゴリのPHXは新品1件でした。スネアのSD6465とSD6455は、新品・中古とも掲載がありませんでした。件数が少ないため、本記事では実測にもとづく相場レンジを掲載していません。

中古:同じ検索では掲載なし

同じ検索では、FP9500D(シングルペダル)、PHX、SD6465、SD6455のいずれも中古の掲載はありませんでした。中古を探すときは、次の点を確認しながら個体ごとに判断してください。

  • 型番とサイズ。SD6455は14"×5.5"、SD6465は14"×6.5"で、深さが違います

  • PHXはシェル単品かセットか、サイズの組み合わせ(本人の2014年の構成は22"×18"のバスドラム、10"×8"・12"×8"のタム、14"×13"・16"×15"のフロアタム)

  • シンバルは、2015年の告知の名称とサイズ(例:Aカスタムチャイナ20")が商品の表記と一致するか

  • スティックのLAZLASCKは、2015年の告知の仕様(ヒッコリー、406 x 14.7mm)と照らし合わせる

よくある質問

かみじょうちひろのドラムセットは何ですか?

2014年・2015年の資料と2026年の本人公式サイトでは、ヤマハのPHXシリーズです。ヤマハのアーティストリレーション担当者のブログ(2014年8月)と島村楽器の告知(2015年3月)がPHXと記しており、2026年の本人公式サイトにもメインのドラムセットとしてYAMAHA PHXが掲載されています(同じ欄にはMolecules Drumsのアクリルドラムも載っています)。2014年の構成は22"×18"のバスドラム2台、10"×8"と12"×8"のタム、14"×13"と16"×15"のフロアタムでした。

かみじょうちひろのスネアは何ですか?

資料によって異なります。2014年8月のヤマハのブログではSD6455(14"×5.5")、2015年3月の島村楽器の告知では「愛用スネアドラム」としてSD6465(カッパー、14"×6.5")が紹介されています。どちらもヤマハ製です。

かみじょうちひろのシンバルとスティックのメーカーは?

2013年・2015年の資料では、どちらもジルジャンです。2015年3月の島村楽器の告知には、ライド3枚を含むジルジャンのシンバル10点のセットアップと、シグネチャースティックLAZLASCK(ヒッコリー、406 x 14.7mm)が載っています。2013年1月には島村楽器が、ジルジャンとのコラボレーションでA Custom 20"ChinaとA Custom 10"Splashを含むアーティストセットを100セット限定で発売すると発表しています。

かみじょうちひろは9mm Parabellum Bulletを脱退したのですか?

脱退しています。9mm Parabellum Bulletの公式サイトの年表に、2025年12月31日をもって脱退と記されています。本人公式サイトはドラム教室「Drum Lab.」や2026年のドラムイベントへの出演を掲載しています。

まとめ:かみじょうちひろの使用ドラムは2014・2015年と2026年の資料でヤマハPHX

かみじょうちひろの9mm Parabellum Bullet時代のドラムは、2014年と2015年の資料でヤマハのPHXシリーズと記されています。22"×18"のバスドラム2台に10インチからのタムを組んだ構成で、シンバルとシグネチャースティックはジルジャンでした。スネアは2014年がSD6455、2015年の告知ではSD6465が愛用品とされ、同じ2015年の告知では愛用ペダルとしてFP9500Dが挙げられています。AC 9mmのためには、Molecules Drumの光るアクリルドラムも手に入れています。

2025年12月31日に9mmを脱退したあとも、2026年の本人公式サイトにはYAMAHA PHXと「Molecules Drums set (Acrylic Drum)」がメインのドラムセットとして載っています。2013〜2015年の機材情報は10年以上前のものなので、現在のセッティングと同じとは限りません。同じヤマハPHXを使うドラマーの機材は、川口千里の使用機材の記事で紹介しています。

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本記事は個人の使用経験に基づく情報です。楽器・機材の使用に際しては、取扱説明書や専門家の指示に従い、安全にご注意ください。

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