SOUNDMANIA
岩寺基晴 使用ギター 機材

岩寺基晴の使用ギター|ジャズマスターとAmrita TL、エフェクター・アンプ、似たギター3選

投稿日: 更新日:

サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

岩寺基晴がアルバムを録音したスタジオにもツアーにも用意しているのが、フェンダーのエレキギター「Jazzmaster(ジャズマスター)」です。

この記事では、このギターの種類・特徴・値段・手に入れ方と、もう1本の主力のAmrita(アムリタ)のテレキャスター型ギター「60s TL」、似たジャズマスター3選、エフェクター(ギターの音を変える機械)やアンプ(ギターの音を大きくする機械)などのその他の機材を紹介します。

岩寺基晴のギター「Jazzmaster」とは

Jazzmaster(ジャズマスター)とは、アメリカのギターメーカー、フェンダー(Fender)が作っているエレキギターです。フェンダーの公式サイトによると、1958年に発表された、60年以上の歴史がある機種です。もともとはジャズのギタリストに向けて作られました。

音楽の専門誌サウンド&レコーディング・マガジン(サンレコ)は、サカナクションがアルバム『アダプト』を録音していたスタジオの機材を紹介した記事(2022年)で、「岩寺基晴のFENDER Jazzmaster」と書いています。2024年のツアー「SAKANAQUARIUM 2024 “turn”」の記事でも、ジャズマスターが岩寺基晴のギターとして載っています。

岩寺基晴は、場面によってギターを持ちかえています。専門誌で岩寺基晴のギターとして確かめられたものは、次のとおりです。

ギター

岩寺基晴との関係

Fender Jazzmaster

『アダプト』を録音していたスタジオ(2022年)と、ツアー「turn」(2024年)の両方で岩寺基晴のギターとして紹介

Amrita Custom Guitars 60s TL(White Blonde)

同じく2022年と2024年の両方で紹介(型番 60S-TL-WBD)

Martin DSS-17

2024年のツアーで使ったアコースティックギター

※サウンド&レコーディング・マガジンの記事(2022年4月15日、2024年6月11日)をもとに編集部がまとめました。本人が「メインのギターはこれ」と話したインタビューは見つかりませんでした。

出典:Fender「Jazz Bomb. Surf Staple. Indie Icon: A Jazzmaster History」/サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクションの使用楽器&音響機器を公開!青葉台スタジオでのセッティング模様」(2022年4月15日)/サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクション SAKANAQUARIUM 2024 “turn”〜独自の音響システム「SPEAKER+」に迫る【コンサート見聞録】」(2024年6月11日)

ジャズマスターの特徴はオフセット・ボディと大きなシングルコイル

ジャズマスターという機種の特徴

フェンダーの公式サイトでは、ジャズマスターの特徴を次のように紹介しています。

項目

ジャズマスターの特徴

ボディ(胴体)

オフセット・ボディ(左右がずれた形のボディ)。フェンダーで初めての形でした

ピックアップ(弦の振動を拾うマイク)

大きな四角いシングルコイル(コイルが1つのピックアップ)が2つ

ブリッジ(弦を支える金具)

フローティング・トレモロ(ボディに固定しない、アームで音の高さをゆらせる仕組み)

リズム回路

ネック側のピックアップだけを使い、別の音量・音色のつまみで、やわらかい音に切りかえられる回路

※フェンダー公式サイトの記事をもとに編集部がまとめました。

出典:Fender「Jazz Bomb. Surf Staple. Indie Icon: A Jazzmaster History」/Fender「Jazzmaster Guide: Controls Explained & Popular Models」

岩寺基晴のジャズマスターの年式は公式には書かれていない

サンレコの記事には、岩寺基晴のジャズマスターが何年に作られたものかは書かれていません。ファンのまとめ(note)では、本人のInstagramの投稿をのせたうえで、1961年製のヴィンテージ(古くて価値の高い楽器)と紹介されていますが、この記事では確かめられませんでした(くわしくは「その他の機材(公式情報ではありません)」の節で紹介します)。

出典:サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクションの使用楽器&音響機器を公開!青葉台スタジオでのセッティング模様」(2022年4月15日)

1961年製のジャズマスターは中古で230万円前後から

ファンのまとめのとおり1960年代前半に作られたジャズマスターだとすると、もう新品では買えません。楽器のサイト「デジマート」では、1961年製のジャズマスターが、231万〜298万円(税込)で売られていました(2026年10月22日に見た掲載例)。

作られた年

デジマートの掲載例(税込)

1961年製

2,310,000円〜2,980,000円

1962〜1964年製

1,785,000円(塗り直した1本、セール価格)〜4,884,000円

1965年製

1,480,000円〜1,980,000円

※2026年10月22日にデジマートで見た掲載例をもとに編集部がまとめました。ヴィンテージは1本ずつ状態がちがい、売れると掲載がなくなります。

今のジャズマスターで1960年代の仕様を再現した新品には、フェンダーの「American Vintage II 1966 Jazzmaster」があります。サウンドハウスの販売価格は407,000円(税込)、フェンダー公式サイトでは448,800円(税込)です。

出典:デジマート「Fender 1961 Jazzmaster」ヴィンテージの検索結果/同「Fender 1962 Jazzmaster」/同「Fender 1963 Jazzmaster」/同「Fender 1964 Jazzmaster」/同「Fender 1965 Jazzmaster」/FENDER American Vintage II 1966 Jazzmaster(サウンドハウス)

ヴィンテージのジャズマスターを手に入れるなら楽器店で状態を確かめよう

ヴィンテージのジャズマスターは、楽器店やデジマートなどで中古を探してみましょう。買うときは、次の点を店の説明で確かめると安心です。

  • 塗装:作られたときの塗装か、リフィニッシュ(塗り直し)か。デジマートでは、同じ1963年製でも、作られたときの塗装の1本が3,982,000円、塗り直した1本が1,785,000円(セール価格)で、倍以上ちがっていました。

  • 部品の交換:フレット(指板の金属の棒)、ナット(弦を支える部品)、ポット(音量や音色のつまみの部品)などを交換していないか。1961年製でも、フレットの打ち直しやナット交換などがある1本がありました。

  • ネックの状態:フレットの残り、ネックの反り。試しに弾かせてもらうと安心です。

出典:Fender Jazzmaster '63 Refinish Dakota Red(デジマート、イケベ楽器)/Fender 1963 Jazzmaster Candy Apple Red(デジマート、GUITAR TRADERS TOKYO)/Fender 1961 Jazzmaster Sunburst(デジマート、クロサワ楽器 G-CLUB SHIBUYA)

岩寺基晴のもう1本の主力はAmritaの「60s TL」

Amrita 60s TL(White Blonde)とは

Amrita Custom Guitars(アムリタ・カスタム・ギターズ)は、東京のギターブランドです。サンレコの記事(2022年)は、「AMRITA 60S-TL-WBDも岩寺の使用機種」と紹介し、2011年にスタートしたブランドと説明しています。2024年のツアーの記事でも、岩寺基晴のギターとして載っています。

60s TLは、フェンダーのテレキャスター(Telecaster)の形をもとにしたギターです。Amritaの公式サイトでは、次の仕様で紹介されています。

項目

Amrita 60s TL(White Blonde)

ボディ

アッシュ(木目が見える、かための木)

ネック(さお)

メイプル

指板

ブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)

ピックアップ(弦の振動を拾うマイク)

Lindy Fralin Broadcaster(シングルコイル2つ)

ブリッジ(弦を支える金具)

Callaham(キャラハム)のブリッジプレートとサドル

値段

450,000円(税込、公式サイト)

※Amrita Custom Guitarsの公式サイトの製品ページをもとに編集部がまとめました。サンレコの型番「60S-TL-WBD」のWBDから、色をWhite Blondeと判断しました。岩寺基晴のギターがこの仕様と同じかどうかは、確かめられていません。

デジマートで「Amrita」を検索しても、中古は見つかりませんでした(2026年10月22日)。手に入れるなら、公式サイトから問い合わせてみましょう。

出典:サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクションの使用楽器&音響機器を公開!青葉台スタジオでのセッティング模様」(2022年4月15日)/Amrita 60s TL (White Blonde)(Amrita Custom Guitars)

アコースティックギターはMartin DSS-17

2024年のツアーの記事では、ジャズマスター、Amritaの60s TLとならんで、Martin(マーティン)のアコースティックギター「DSS-17」が岩寺基晴のギターとして載っています。

  • 種類:アメリカのギターメーカー、マーティンのアコースティックギターです。ボディは、肩がなだらかに下がった形のドレッドノート(大きめのボディ)です。

  • 特徴:トップ(表板)はスプルース、サイドとバック(横と裏の板)はマホガニーで、つやを抑えたサテン仕上げです。昔のマーティンを思わせる見た目です。

  • 値段:国内の代理店の黒澤楽器店では、黒い色のDSS-17 Black Smokeの希望小売価格が330,000円(税込)でした。

  • 手に入れ方:Black Smokeは生産完了しているので、中古を探してみましょう。石橋楽器では、中古が198,000円(税込)で売られていました(2026年10月22日)。

出典:サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクション SAKANAQUARIUM 2024 “turn”〜独自の音響システム「SPEAKER+」に迫る【コンサート見聞録】」(2024年6月11日)/DSS-17 Black Smoke(黒澤楽器店)/Martin DSS17 Whiskey Sunset 中古(石橋楽器)

岩寺基晴のギターに似たジャズマスター3選

1960年代のヴィンテージのジャズマスターは、とても高いです。新品で買える、似たジャズマスターを3本紹介します。

ギター

値段(税込)

おすすめの人

Squier Classic Vibe '60s Jazzmaster

62,800円

はじめてジャズマスターを弾く人

Fender Made in Japan Heritage 60s Jazzmaster

233,200円

1960年代の仕様に近い日本製がほしい人

Fender American Vintage II 1966 Jazzmaster

407,000円

1960年代の仕様をしっかり再現したものがほしい人

※値段はサウンドハウスの販売価格(2026年10月22日)です。

1. Squier Classic Vibe '60s Jazzmaster

  • 種類:フェンダーのブランド「スクワイア(Squier)」のジャズマスターです。

  • 特徴:ポプラ(軽めの木)のボディに、インディアンローレル(ローズウッドに似た木)の指板、アルニコ(磁石の素材)を使ったシングルコイル・ピックアップ2つ、フローティング・ビブラート(ボディに固定しないアーム付きのブリッジ)が付いています。

  • 値段:サウンドハウスの販売価格で62,800円(税込、Olympic White)です。3本の中でいちばん手ごろです。

  • 手に入れ方:新品を楽器店やネットのお店で買えます。

出典:SQUIER Classic Vibe '60s Jazzmaster Olympic White(サウンドハウス)

2. Fender Made in Japan Heritage 60s Jazzmaster

  • 種類:フェンダーの日本製のジャズマスターです。

  • 特徴:ラッカー塗装(昔ながらの薄い塗装)のボディに、60年代中ごろの形のネック、丸みの強い(7.25インチ)指板、60年代風のジャズマスター用ピックアップが付いています。

  • 値段:233,200円(税込、フェンダー公式サイト・サウンドハウスとも)です。

  • 手に入れ方:新品を楽器店やフェンダー公式サイトで買えます。取り寄せに時間がかかることがあります。

出典:Made in Japan Heritage 60s Jazzmaster(フェンダー公式サイト)/FENDER Made in Japan Heritage 60s Jazzmaster(サウンドハウス)

3. Fender American Vintage II 1966 Jazzmaster

  • 種類:フェンダーのアメリカ製のジャズマスターです。1966年のモデルを再現しています。

  • 特徴:アルダー(軽めでバランスのよい木)のボディにラッカー塗装、バインディング(ふちどり)付きのローズウッド指板、ブロック形のポジション・マーク(指板の目印)、Pure Vintage '66のピックアップ2つが付いています。

  • 値段:フェンダー公式サイトでは448,800円(税込)、サウンドハウスの販売価格は407,000円(税込)です。

  • 手に入れ方:新品を楽器店で買えます。取り寄せになることがあります。

出典:American Vintage II 1966 Jazzmaster(フェンダー公式サイト)/FENDER American Vintage II 1966 Jazzmaster(サウンドハウス)

岩寺基晴のエフェクターとアンプ

岩寺基晴は、ギターの音をペダル型のエフェクターで作っています。サンレコの2024年のツアーの記事では、舞台袖にある「岩寺のギター用エフェクター類」として、次の機材が紹介されています(VOX AC30は、同じ写真に写るアンプです)。2022年の『アダプト』の録音スタジオの記事にも、「岩寺のペダル群」としてファズやEQ(音の高い・低い部分を調整する機械)が載っています。

機材

種類

載っていた記事

KLON KTR

オーバードライブ(音を軽くひずませる)

2024年

FULLTONE PlimSoul

オーバードライブ

2024年

FULLTONE Full-Drive 2

オーバードライブ

2022年

ROGER MAYER Page-1 Classic

ファズ(音を強くひずませる)

2022年・2024年(2024年の記事の表記はPage-1)

STRYMON Mobius

モジュレーション(音をゆらす)

2024年

STRYMON TimeLine

ディレイ(音をやまびこのように遅らせて重ねる)

2024年(記事の表記はTimeline)

STRYMON BigSky

リバーブ(音に響きを加える)

2024年

FREE THE TONE PA-1QG

グラフィックEQ(音の高い・低い部分を細かく調整する)

2024年

BOSS GE-10

グラフィックEQ

2022年

ELECTRO-HARMONIX Pitch Fork

ピッチ・シフター(音の高さを変える)

2024年

RJM Music Technology Effect Gizmo

ループ・スイッチャー(エフェクターのオン・オフをまとめて切りかえる)

2024年

VOX AC30

ギターアンプ

2024年

※サウンド&レコーディング・マガジンの記事(2022年4月15日、2024年6月11日)をもとに編集部がまとめました。2022年の記事には、STRYMONのMobius・TimeLine・BigSkyも岩寺のペダルの写真とならんで載っていますが、持ち主ははっきり書かれていません。VOX AC30は、2024年の記事の「岩寺基晴の楽器&機材」の中で、岩寺のエフェクターの写真の奥に写るギターアンプとして紹介されています。

2024年のツアーでは、これらのエフェクターをループ・スイッチャーにつなぎ、ステージの足元のコントローラーから切りかえていると紹介されています。

出典:サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクション SAKANAQUARIUM 2024 “turn”〜独自の音響システム「SPEAKER+」に迫る【コンサート見聞録】」(2024年6月11日)/サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクションの使用楽器&音響機器を公開!青葉台スタジオでのセッティング模様」(2022年4月15日)

KLON KTR

  • 種類:アメリカのKLON(クロン)のオーバードライブです。

  • 特徴:生産が終わった有名なオーバードライブ「CENTAUR(ケンタウルス)」の後継機で、ペダルボード(エフェクターを並べる板)に置きやすい大きさになっています。つまみはGAIN・TREBLE・OUTPUTの3つです。

  • 値段:今の新品の値段は確かめられませんでした。デジマートでは中古が79,200円(税込)で売られていました(2026年10月22日)。

  • 手に入れ方:中古を探すのが近道です。

出典:デジマート・マガジン「KLON KTR」レビュー(2017年9月22日)/デジマート「KLON KTR」の検索結果

FULLTONE PlimSoul

  • 種類:アメリカのFULLTONE(フルトーン)のオーバードライブです。

  • 特徴:軽いひずみと強いひずみを、別々に調整できます。強いひずみには、ゲルマニウム・ダイオード(音をひずませる部品)を使っています。

  • 値段:今売られている「PlimSoul mkII」は、サウンドハウスの販売価格で46,800円(税込)です。

  • 手に入れ方:mkIIを楽器店で取り寄せられます。

出典:PlimSoul mkII(Fulltone USA)/FULLTONE PLIMSOUL MKII(サウンドハウス)

FULLTONE Full-Drive 2

  • 種類:FULLTONEの、2つのひずみを切りかえられるオーバードライブです。

  • 特徴:フットスイッチが2つあり、片方でオン・オフ、もう片方で2種類のひずみを切りかえます。ひずみ方を変えるスイッチも付いています。

  • 値段:今売られている「Full-Drive2 v2」は、サウンドハウスの販売価格で39,800円(税込)です。

  • 手に入れ方:楽器店で取り寄せられます。

出典:Full-Drive2 v2(Fulltone USA)/FULLTONE Full-Drive2 V2(サウンドハウス)

ROGER MAYER Page-1 Classic

  • 種類:イギリスのROGER MAYER(ロジャー・メイヤー)のファズです。

  • 特徴:ロジャー・メイヤーが1964年に作り、ジミー・ペイジやビッグ・ジム・サリヴァンが使ったファズを復刻したものです。ゲルマニウム・トランジスタ(昔ながらの音の部品)を使っています。

  • 値段:今の国内の値段は確かめられませんでした。

  • 手に入れ方:今新品が買えるかは確かめられませんでした。中古も探してみましょう。

出典:Page-1 Classic(Roger Mayer)

STRYMON Mobius

  • 種類:アメリカのSTRYMON(ストライモン)のモジュレーションです。

  • 特徴:コーラスやフランジャー、トレモロなど、音をゆらす12種類の効果が入っています。設定を200個まで保存できます。

  • 値段:サウンドハウスの販売価格で68,799円(税込)です。

  • 手に入れ方:新品を楽器店で買えます。

出典:Mobius(Strymon)/STRYMON Mobius(サウンドハウス)

STRYMON TimeLine

  • 種類:STRYMONのディレイです。

  • 特徴:テープやアナログ風など12種類のディレイが入っていて、設定を200個まで保存できます。弾いたフレーズをくり返し流すルーパーも付いています。

  • 値段:サウンドハウスの販売価格で77,700円(税込)です。

  • 手に入れ方:新品を楽器店で買えます。

出典:TimeLine(Strymon)/STRYMON TimeLine(サウンドハウス)

STRYMON BigSky

  • 種類:STRYMONのリバーブです。

  • 特徴:ホールやプレート、スプリングなど12種類のリバーブが入っています。音を伸ばしたままにする機能もあります。

  • 値段:サウンドハウスの販売価格で81,500円(税込)です。新しい「BigSky MX」は110,000円(税込)です。

  • 手に入れ方:新品を楽器店で買えます。

出典:BigSky(Strymon)/STRYMON BigSky(サウンドハウス)/STRYMON BigSky MX(サウンドハウス)

FREE THE TONE PA-1QG

  • 種類:日本のFREE THE TONE(フリー・ザ・トーン)のグラフィックEQです。

  • 特徴:10の音域を調整できるアナログのEQで、調整した設定を保存して呼び出せます。

  • 値段:Free The Toneの公式オンラインショップで52,800円(税込)です。

  • 手に入れ方:公式ショップや楽器店で買えます。

出典:PA-1QG(Free The Tone 公式オンラインショップ)

BOSS GE-10

  • 種類:日本のBOSS(ボス)の10バンドのグラフィックEQです。

  • 特徴:1970年代に発売された、電源コードが直接付いたEQです。音量を持ち上げて、ブースター(音を大きくする機械)としても使えます。

  • 値段:生産が終わっているので、中古だけです。ヤフオクの落札の平均は13,961円でした(2026年10月22日に見た過去の落札)。

  • 手に入れ方:中古を探してみましょう。

出典:BOSS GE-10(Effects Database)/「boss ge-10」の落札相場(ヤフオク)

ELECTRO-HARMONIX Pitch Fork

  • 種類:アメリカのELECTRO-HARMONIX(エレクトロ・ハーモニックス)のピッチ・シフターです。

  • 特徴:音の高さを上下3オクターブの間で変えられます。エクスプレッション・ペダル(足で動かすペダル)をつなぐと、音の高さをなめらかに動かせます。

  • 値段:サウンドハウスの販売価格で28,200円(税込)です。音の高さを変えるしくみを2つ別々に設定できる「Pitch Fork+」は28,500円(税込)です。

  • 手に入れ方:新品を楽器店で買えます。

出典:Pitch Fork(Electro-Harmonix)/ELECTRO-HARMONIX Pitch Fork(サウンドハウス)/ELECTRO-HARMONIX Pitch Fork+(サウンドハウス)

RJM Music Technology Effect Gizmo

  • 種類:RJM Music Technologyのループ・スイッチャーです。

  • 特徴:12台までのエフェクターをつなぎ、足元のコントローラーからまとめて切りかえられます。組み合わせを256個まで保存できます。

  • 値段:RJMの公式ストアでは1,099ドルです。国内の値段は確かめられませんでした。

  • 手に入れ方:国内で売っているお店は見つかりませんでした。

出典:Effect Gizmo(RJM Music Technology)

VOX AC30

  • 種類:VOX(ヴォックス)の真空管ギターアンプです。1960年代のイギリスのロックを支えたアンプとして知られています。

  • 特徴:30Wの真空管(昔ながらの音を大きくする部品)アンプで、12インチのスピーカーが2つ付いています。NormalとTop Boostの2つのチャンネルと、リバーブ・トレモロが付いています。

  • 値段:今の「AC30C2」は、価格.comの最安で159,500円(税込)でした(2026年10月22日)。

  • 手に入れ方:新品を楽器店で買えます。

出典:AC30 Custom(VOX)/VOX AC30C2(価格.com)

岩寺基晴が使っているとされるその他の機材(公式情報ではありません)

ここで紹介する機材は、本人やメーカーが発表した情報ではありません。ファンのまとめや機材ブログが、ライブの写真や映像、本人の投稿をもとに紹介しているものです。

まとめサイトが挙げているギター

ギター

まとめサイトが挙げている根拠

Fender Jazzmaster(1961年製とする説)

本人のInstagram投稿(2019年ごろ購入とする説)

Fender Stratocaster(黒・カスタムショップ製/白・メイプル指板)

フェンダー公式のX投稿(2016年)、配信ライブ「アダプト ONLINE」

Fender Telecaster(サンバースト、バインディング付き)

初期のライブやMV

G&L Tribute Series ASAT SPECIAL

ライブ映像『SAKANATRIBE 2014』の予告映像

G&L SKYHAWK

ライブ映像『SAKANAQUARIUM 2019』、配信ライブの「ワンダーランド」

Gibson SG Standard/赤いSG

2008〜2012年ごろのライブ/2014年のツアー

※ファンのまとめ(note)と機材まとめサイトの記載をもとに編集部がまとめました。いずれも本人やメーカーの発表は確認できていません。

出典:note「サカナクション 岩寺基晴さん ギターまとめ」/m-u-t-e.com「岩寺基晴(サカナクション)-使用機材-」(2022年4月22日)

Gibson SG Standard

  • 種類:アメリカのギターメーカー、ギブソン(Gibson)のエレキギターです。

  • 特徴:マホガニーのボディとネックに、ハムバッカー(コイルが2つの、太い音のピックアップ)が2つ付いています。

  • 値段:今のSG Standardは、サウンドハウスの販売価格で261,800円(税込)です。

  • 手に入れ方:新品を楽器店で買えます。

出典:GIBSON SG Standard(サウンドハウス)

G&L Tribute Series ASAT SPECIAL

  • 種類:アメリカのG&Lのエレキギターです。テレキャスターに近い形です。

  • 特徴:MFDという大きめのシングルコイル・ピックアップが2つと、Saddle-Lockというブリッジが付いています。

  • 値段:国内の新品の値段は確かめられませんでした。

  • 手に入れ方:中古も探してみましょう。

出典:ASAT Special(G&L)

まとめサイトが挙げているアンプとエフェクター

機材ブログ(2020年)は、写真や映像をもとに、岩寺基晴の機材が次のように変わってきたと紹介しています。

種類

まとめサイトが挙げている機材

アンプ

JC(初期。ブログの表記で、ローランドのJazz Chorusのことと編集部はみています)、Diezelのヘッド+Orangeのキャビネット(ラックを使い始めたあと)

歪み(音をひずませるエフェクター)

T-Rex ALBERTA、MAXON OD-820、BOSS DS-1(WEED改造)、BOSS BD-2

コンプレッサー(音の大きさをそろえる)

BOSS CS-3

音量の調整

CAE GVGA-2 Rev.3

モジュレーション(音をゆらす)

Electro-Harmonix Small Clone、Moog MF-103、Eventide H9

ピッチシフター(音の高さを変える)

BOSS PS-5

ディレイ・リバーブ(音を響かせる)

BOSS GT-10、BOSS DD-20、TC Electronic M-One XL

切りかえ

Fractal Audio MFC-101

※機材ブログ「ヴ(ォイ)ログ」(2020年5月3日)の記載をもとに編集部がまとめました。ブログは雑誌などの出典を挙げておらず、おもに写真や映像から読み取ったものです。2020年より後に入れかわっている可能性があります。

出典:ヴ(ォイ)ログ「機材の話:サカナクション岩寺基晴の使用エフェクターを考える」(2020年5月3日)

岩寺基晴のギターについてよくある質問

岩寺基晴のメインギターは?

本人が「メインはこれ」と話したインタビューは見つかりませんでした。サンレコの記事では、2022年の『アダプト』の制作と2024年のツアーの両方で、フェンダーのジャズマスターとAmritaの60s TLが岩寺基晴のギターとして紹介されています。この2本が近年の主力と考えられます。

出典:サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクションの使用楽器&音響機器を公開!青葉台スタジオでのセッティング模様」(2022年4月15日)/サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクション SAKANAQUARIUM 2024 “turn”〜独自の音響システム「SPEAKER+」に迫る【コンサート見聞録】」(2024年6月11日)

岩寺基晴のジャズマスターは何年製?

専門誌の記事には、作られた年が書かれていません。ファンのまとめ(note)では、本人のInstagramの投稿をのせたうえで1961年製と紹介されていますが、この記事では確かめられませんでした。1961年製のジャズマスターは、デジマートで231万〜298万円(税込)の掲載例がありました(2026年10月22日)。

出典:デジマート「Fender 1961 Jazzmaster」ヴィンテージの検索結果

岩寺基晴のエフェクターは?

2024年のツアーでは、KLON KTRとFULLTONE PlimSoulのオーバードライブ、ROGER MAYER Page-1のファズ、STRYMONのMobius・TimeLine・BigSky、FREE THE TONE PA-1QGのEQ、ELECTRO-HARMONIX Pitch Forkを使っていました(サンレコ)。2022年の『アダプト』の制作では、FULLTONE Full-Drive 2とBOSS GE-10も載っています。

出典:サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクション SAKANAQUARIUM 2024 “turn”〜独自の音響システム「SPEAKER+」に迫る【コンサート見聞録】」(2024年6月11日)/サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクションの使用楽器&音響機器を公開!青葉台スタジオでのセッティング模様」(2022年4月15日)

岩寺基晴のアンプは?

2024年のツアーでは、岩寺基晴の機材を紹介するページに、VOXのギターアンプ「AC30」が載っています。2026年のサンレコの対談では、山口一郎が「モッチ(ギターの岩寺基晴)は使っていますが」と話していて、今もステージでギターアンプを使っていることが分かります。

出典:サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクション SAKANAQUARIUM 2024 “turn”〜独自の音響システム「SPEAKER+」に迫る【コンサート見聞録】」(2024年6月11日)/サウンド&レコーディング・マガジン「サカナクションのライブ音響の裏側を大公開! 〜山口一郎 × 佐々木幸生 特別対談」(2026年4月28日)

Amritaの60s TLはいくら?

Amritaの公式サイトでは、60s TL(White Blonde)は450,000円(税込)です。デジマートでは中古が見つからなかったので、手に入れるなら公式サイトから問い合わせてみましょう。

出典:Amrita 60s TL (White Blonde)(Amrita Custom Guitars)

もっと安く似たギターを買うなら?

スクワイアのClassic Vibe '60s Jazzmasterです。サウンドハウスの販売価格は62,800円(税込)です。日本製がほしいなら、フェンダーのMade in Japan Traditional 60s Jazzmaster(サウンドハウスの販売価格で139,000円、税込)もあります。

出典:SQUIER Classic Vibe '60s Jazzmaster Olympic White(サウンドハウス)/FENDER Made in Japan Traditional 60s Jazzmaster(サウンドハウス)

まとめ|岩寺基晴のギターはジャズマスターとAmrita 60s TL

2022年の『アダプト』の録音スタジオでも、2024年のツアーでも、岩寺基晴のギターとして紹介されたのが、フェンダーのジャズマスターとAmritaの60s TLです。2024年のツアーでは、KLON KTRやFULLTONE PlimSoulなどのエフェクターを使い、岩寺基晴の機材のページにはVOXのアンプ「AC30」も写っていました。似たギターを探すなら、手ごろさならSquier Classic Vibe '60s Jazzmaster、日本製ならMade in Japan Heritage 60s Jazzmaster、60年代の再現ならAmerican Vintage II 1966 Jazzmasterが選ぶ目安です。

サカナクションのベーシストの機材は、草刈愛美の使用ベース・機材まとめの記事で紹介しています。

関連記事

※本記事は特定のメーカー・販売店・買取業者との広告提携に基づくものではありません。

本記事は個人の使用経験に基づく情報です。楽器・機材の使用に際しては、取扱説明書や専門家の指示に従い、安全にご注意ください。

サウンドマニア編集部

楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選びや、メンテナンス・演奏に関する実用的な情報をわかりやすくお届けします。

アーティストの記事

新着記事