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ichikaの使用ギター|ICHI10・ICHI00とTalman【2026年版】

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

ギタリストのichika(Ichika Nito)は、主にIbanezのギターを使っています。Ibanezからは2021年にヘッドレスのICHI10、2023年にTalmanをベースにしたICHI00という2本のシグネチャーモデルが出ており、活動初期からはTalmanを使ってきました。バンドDiosの2023年のアルバム『&疾走』では、ICHI10をメインに、AZS2200、ICHI00、エレガットのFRH10Nが使われています。

2026年1月には1stアルバム『The Moon’s Elbow』をリリースし、同年2月のRolling Stone Japanのインタビューでは、Ibanezと契約して初めてカスタムで作ってもらったギターや、制作で使ったアンプシミュレーターについて語っています。本記事では、使用ギターとシグネチャーモデルの仕様、ライブと制作で使うアンプ・エフェクター、購入時の価格の目安を、Ibanez公式の製品情報、ギター・マガジンの機材取材、本人のインタビューをもとに整理します。

ichikaとIbanez:2017年の契約から2本のシグネチャーモデルへ

ichikaは、Steinbergのインタビューや2020年のギター・マガジンの連載では「ichika」、本人の公式サイトやIbanezのアーティストページでは「Ichika Nito」と表記されています。公式サイトのプロフィールでは「日本発のギターソリスト/作曲家」と紹介されており、ソロのほか、ぴあ関西版WEBのプロフィールによると、2018年3月から川谷絵音らとのichikoro、2021年3月に結成された3ピースバンドDiosのギタリストとしても活動しています。

Ibanezとの関係は長く、英Guitar Interactive誌のインタビューでは、最初に買ったギターがIbanezの7弦ギターで、それ以来Ibanezがメインの機材だと話しています。公式サイトの経歴記事によると、SNSで演奏動画が注目され始めてまもなくIbanezから連絡があり、2017年にエンドースメント契約を結びました。

公式サイトのプロフィールによると、2021年にはIbanezから日本人アーティストとして初となるシグネチャーモデルICHI10を発表しています。ギター・マガジンWEBによると、2023年には「彼の代名詞でもあったTalman」をベースにした2本目のシグネチャーモデルICHI00が発表されました。

ichikaの使用ギター:シグネチャー2本、Talman、Diosの『&疾走』の4本

公式情報と機材取材で確認できる使用ギターは次のとおりです。ギター・マガジンWEBは、Diosの2023年のアルバム『&疾走』で使われた4本を取材しています。

モデル

種類

確認できる場面・時点

出典

Ibanez ICHI10

シグネチャー(ヘッドレス、シングルコイル3基)

2021年発表。Dios『&疾走』(2023年)のメイン・ギター

Ibanez公式/ギター・マガジンWEB

Ibanez ICHI00

シグネチャー(Talmanベース、シングルコイル3基)

2023年発表。『&疾走』の「自由」のカッティング

Ibanez公式/ギター・マガジンWEB

Ibanez Talman

エレキギター(型番の記載なし)

活動初期から使用

Ibanez公式/ギター・マガジンWEB

Ibanez AZS2200

AZシリーズのシングル・カッタウェイ

『&疾走』で「また来世」「アンダーグラウンド」「花束」など

ギター・マガジンWEB

Ibanez FRH10N

薄胴のエレガット

『&疾走』の表題曲のリフと、同作のアコースティック・サウンドすべて

ギター・マガジンWEB

Ibanez TOD10N

エレガット(ティム・ヘンソンのシグネチャー)

2023年の取材で「愛用」と紹介

ギター・マガジンWEB

Ibanez QX527PB

Qシリーズの7弦ヘッドレス

2022年の単曲「Away」

Guitar World

青いギター(Ibanezと契約して初めてカスタムで作ってもらったもの)

─

『The Moon’s Elbow』(2026年)の「Where I Begin」について聞かれた際に本人が言及

Rolling Stone Japan

※Ibanez公式サイト、ギター・マガジンWEB(2023年9月22日・10月26日掲載の機材記事)、Guitar World(2022年10月3日)、Rolling Stone Japan(2026年2月11日)をもとに編集部が整理。「─」は出典に記載がない項目です。『The Moon’s Elbow』の「LA NUIT」で使ったジャズギターと、「Lost Stars」で使ったエレキのナイロンギターは、インタビューで機種名が語られていないため表から外しています。

Ibanez ICHI10:「3シングル、24フレット、ヘッドレス」の初シグネチャー

ICHI10(読み:イチテン)は、IbanezのヘッドレスギターQシリーズをベースにしたシグネチャーモデルです。ギター・マガジンWEBのインタビューでichikaは、日本人初のシグネチャーなので「せっかくならぶっ飛んだことをやりたいと思って、ヘッドレスを選びました」と話し、「3シングル、24フレット、ヘッドレスっていうオタクなギターになりましたね」と振り返っています。軽さも特徴で、座って弾いても立って弾いても楽だと語っています。公式サイトの経歴記事では、ICHI10はヘッドレスのQシリーズの立ち上げに合わせたモデルだったのでヘッドレスは前提で、シングルコイル3基にすることは譲れなかったと話しています。

音の方向性について、ichikaはギター・マガジンWEBのインタビューで、ソロで使うことをイメージして「ローが膨れすぎずに、ハイの天井が高くて、ミッドの気持ち良い部分も残す。わりとハイファイな音」に追い込んだと説明しています。タップ・スイッチでミックス・ポジションがシリーズ接続になりますが、その音は「シングルコイルとハムバッカーの間くらい」のイメージだそうです。

ギター・マガジンWEBは、ICHI10がソロ・ギター・スタイルでの使用を想定したモデルでありながら、Diosでもメイン・ギターとして使われていると紹介しています。2023年の『&疾走』の取材時には、ICHI10にアーニー・ボールのParadigm Super Slinky(.009-.042)が張られていました。

ICHI10のセッティング:ミックス・ポジションが多く、トーンは絞ってボリュームはフル

ギター・マガジンWEBのインタビューによると、ichikaはミックス・ポジションを使うことが多く、太くしたいときはフロントとセンターのシリーズ、バンドのリフものなどアンサンブルに馴染ませたいときはブリッジとセンターを選びます。センターだけを使うことはソロのときにはないそうです。『&疾走』の「Struggle」のハードなフレーズは、フロント+センターのミックスによるものと紹介されています。

トーンは絞っていることが多く、ボリュームはフルです。ichikaは、もともと高域の天井を高く設定したギターなので「過剰に出ているところを下げて使うようなイメージ」だと説明しています。

Ibanez ICHI00:Talmanをベースにした「原点」のモデル

ICHI00(読み:イチゼロ)は、活動初期から使ってきたTalmanをベースにした2本目のシグネチャーモデルです。ギター・マガジンWEBのインタビューでichikaは、Talmanを弾き始めてから「I Miss You」をきっかけに認知が広がったので、このギターが自分のヒストリーの始まりであり、原点に立ち返る意味で「“10”よりも前の“00”をつけた」と説明しています。

同じ記事は、本人が使ってきたTalmanと比べると、指板がメイプルではなくローズウッドになり、マッチング・ヘッド仕様になっていると紹介しています。ピックアップはこのモデルのために作られたもので、ichikaは「ICHI10よりも少しトラディショナルな要素を残そうと思って、ICHI10とTalmanの間を狙った」と話しています。いちばん大事にしたのは「コードの分離感」で、アルペジオがきれいに響き、タッピングの音もちゃんと出るように、弦ごとのバランスを整えてもらったそうです。

『&疾走』のレコーディングでは、発売されたばかりのモデルだったためそれほど登場しなかったものの、「自由」のファンキーなカッティングはICHI00によるものとギター・マガジンWEBは紹介しています。

Ibanez Talman:活動初期から使ってきたイメージ・ギター

Ibanez公式のICHI00の紹介では、ichikaは活動初期からTalmanを使っており、「彼のイメージ・ギターとしてご存知の方も多いでしょう」と書かれています。ギター・マガジンWEBも、Talmanをichikaのメイン・ギターの1本として活躍してきたモデルと紹介しています。なお、これらの出典には、ichikaが使ってきたTalmanの型番は書かれていません。

AZS2200とFRH10N:Diosの『&疾走』で使われた2本

ギター・マガジンWEBによると、AZシリーズのシングル・カッタウェイ・モデルであるAZS2200は、『&疾走』のレコーディングでICHI10に次いで活躍したギターです。ichikaは「トラディショナルなTLサウンドに近くもありつつ、コシがあって太い音も出せる」と評価し、クリスピーな音が欲しいときやバンドらしいプレイをするときに使うと話しています。「また来世」「アンダーグラウンド」「花束」などで使われました。

薄胴のエレガットFRH10Nは、表題曲「&疾走」で低音弦のビートを織り交ぜたリフを弾いたギターで、同作のアコースティック・サウンドはすべてこのギターで演奏されたと紹介されています。同じ記事では、ichikaがティム・ヘンソン(ポリフィア)のシグネチャーモデルTOD10Nも愛用していると書かれています。

Ibanez QX527PB:2022年の「Away」で使った7弦ヘッドレス

Guitar Worldは2022年10月3日の記事で、ichikaが単曲「Away」でICHI10ではなく、Qシリーズの7弦ヘッドレスギターQX527PB(Antique Brown Stained)を弾いていると紹介しています。

2026年の1stアルバム『The Moon’s Elbow』で語られたギター

2026年2月11日に掲載されたRolling Stone Japanのインタビューで、聞き手が1曲目「Where I Begin」の7弦ギターに触れると、ichikaはIbanezと契約して初めてカスタムで作ってもらった青いギターについて語っています。どのピックアップの音にも「ある種の野暮ったさ」を感じるなかで、このギターのセンターとブリッジの間のピックアップの音だけはそれを感じず、「透き通るガラスのような、生々しい冷たさ」があると表現し、ソロギターにとってベストな音が出せる「自分の声みたいな」ギターだと話しています。

同じインタビューでは、「Lost Stars」でエレキのナイロンギターを、「LA NUIT」でジャズギターを使ったことも語られています。エレキのナイロンギターについては、一般的なクラシックギターの音より平面的で、無機質な美しさを表現するのに適していると説明しています。

シグネチャーモデルの仕様:ICHI10とICHI00

Ibanez公式サイトの製品ページに掲載されている、2つのシグネチャーモデルの仕様は次のとおりです。

項目

ICHI10

ICHI00

カラー

VWM(Vintage White Matte)

VWH(Vintage White)

メーカー希望小売価格(税込)

192,500円

154,000円

ボディ

オクメ

オクメ

ネック

Wizard C 3ピース ローステッド・メイプル/ブビンガ

Wizard C ローステッド・メイプル

指板

ローステッド・バーズアイ・メイプル

ローズウッド

フレット

ジャンボ・ステンレス、24フレット

ミディアム、22フレット

スケール/ナット幅

648mm/42mm

648mm/41mm

ピックアップ

R1×3(S-S-S)

ICHI-S×3(S-S-S)

スイッチング

dyna-MIX8(アルタースイッチ付き)

5ウェイ・セレクター

ブリッジ/ペグ

Mono-Tune bridge/Custom String Lock

T106/Gotoh MG-T ロッキング・マシンヘッド

出荷時の弦

D'Addario EXL110(.010-.046)

D'Addario EXL120(.009-.042)

付属品

ギグバッグ

ソフトケース

※2026年9月29日時点のIbanez公式サイト(日本)の各製品ページをもとに編集部が整理。価格はメーカー希望小売価格です。ボディ材は発表時のIbanez公式ニュースと記述が異なります(下記参照)。

ボディ材は、出典によって記述が異なります。発表時のIbanez公式ニュースでは、ICHI10・ICHI00ともにボディ材はニャトーと紹介されていますが、2026年9月29日時点の製品ページではオクメと記載されています。中古で探すときは、個体ごとの仕様を確認するようにしましょう。

ICHI10のR1は、Qシリーズのために開発されたシングルコイルで、Ibanez公式ニュースでは、エフェクターなどで音作りしやすいよう全帯域がバランスよく聴こえるように設計されたと説明されています。dyna-MIX8は、ミニスイッチでハムバッカー・モードとシングルコイル・モードを切り替え、8パターンの音を出せるスイッチング・システムです。製品ページの説明によると、アルタースイッチをネック側に倒すとツーハムタップモードになり、セレクターをネック側に倒すとネックとセンター、ブリッジ側に倒すとセンターとブリッジのピックアップがシリーズ接続されます。ICHI00のICHI-Sは、ichikaとIbanezの共同開発によるシングルコイルで、公式ニュースでは「高出力でブライトなサウンド」と紹介されています。

シグネチャーピックとストラップ

Ibanezからは、ギターのほかにシグネチャーピックとストラップも出ています。ピックの1000ICHI-BKは、厚さMedium(0.8mm)、素材Ultem、形状Teardropの日本製で、6枚セットのP1000ICHI-BKもあります。Ibanez公式ニュースによると、素材はichika本人によるさまざまな素材のテストを経て選ばれたもので、形は通常のTeardropよりわずかに先端が長く尖っています。ストラップのGS100ICHIは、本人が選んだ光沢のあるスペース・グレーの生地を使ったもので、幅は50mm、長さの調節幅は1,060〜1,240mmです。

製品

内容

メーカー希望小売価格(税込)

1000ICHI-BK

ピック1枚(Medium 0.8mm、Ultem、Teardrop)

165円

P1000ICHI-BK

同ピック6枚セット

990円

GS100ICHI

ストラップ(幅50mm、調節幅1,060〜1,240mm)

3,300円

※2026年9月29日時点のIbanez公式サイト(日本)の各製品ページをもとに編集部が整理。

アンプとエフェクター:Diosのライブはアンプ、制作はアンプシミュレーター

ギター・マガジンWEBは、2023年8月30日に渋谷Spotify O-EASTで行われたDiosの『&疾走』発売記念プレミアム・イベントでichikaのサウンドシステムを取材しています。同記事によると、レコーディングはDTMですべてを完結させる一方、ライブでは“生感”を出すためにアンプで音を作っています。

機材

役割

使われ方

Divided by 13 JRT 9/15

ギター・アンプ

Diosのために入手。6V6による9W側を選択(2023年8月30日のDiosのイベント)

EX-Pro DM-X

アッテネーター

会場に合わせて出力を調整するためにつないでいる。2023年8月30日はフル出力

Line 6 Helix

ギター・プロセッサー

Diosのライブ用エフェクトをすべて担当。歪み量や残響感の違い程度をコントロール(2023年8月30日のDiosのイベント)

Line 6 Helix/Kemper Profiler

アンプシミュレーター

ICHI10発表時期の英Guitar Interactive誌のインタビューで、主に使っていると回答

Neural DSP Quad Cortex

アンプシミュレーター

『The Moon’s Elbow』の制作で、Helixなどとともに試した機材として言及(2026年)

※ギター・マガジンWEB(2023年9月29日掲載、2023年8月30日のDiosのイベント取材)、Guitar Interactive Magazineのインタビュー、Rolling Stone Japan(2026年2月11日)をもとに編集部が整理。時点と場面が異なる情報をまとめているため、「使われ方」の欄に時点を記しています。

Diosのライブ:強く弾くと少し歪むJRT 9/15と、Helixの4つの音色

JRT 9/15は、6V6による9W出力とEL84による15W出力を切り替えられるアンプで、ichikaは6V6側を選んでいます。ギター・マガジンWEBの写真のキャプションでは、ハイカットのCUTは1時、6ポジションのTONEは2時半、キャラクターの異なる2つのボリュームはともに1時半に設定されていました。ichikaは、ソロでは小さな音からダイナミクスを付けていくのに対し、バンドでは「スタートラインを真ん中くらいにして」、強く弾いたら少し歪むくらいのセッティングにしていると説明しています。

Helixでは、アンプの音を聴かせたいという理由から、コントロールするのは歪み量や残響感の違い程度です。同記事によると、ディスプレイの表示名と実際の音色は異なり、「③GAIN」がクリーン、「②CRUNCH」がフェイザーなどを加えて広がりを持たせたクリーン、「①CLEAN」が高域の抜ける歪み、「④LEAD」が太めの歪みです。メインのクリーンとリード用には2段階のリバーブがかけられていました。

クリーントーンの考え方:ゲインを下げていった結果の「ゼロ」

ichikaのクリーントーンの成り立ちについて、ぴあ関西版WEBのインタビューでは、メタルの歪みではコードが濁って分離しないため、ゲインの値をどんどん下げていった結果「ゼロが一番いいじゃん」と思った、と話しています。公式サイトの経歴記事でも、最初は歪みを使っていたが明瞭さが損なわれるため徐々に取り除き、DI信号をプラグインで処理するようになったことがクリーンなスタイルの土台になったと語っています。

録音環境:CubaseとNeural DSPのプラグイン

Steinbergのインタビューによると、ichikaは演奏をより良い音で録音・編集するためにSteinbergのオーディオインターフェースUR22を買い、最初のDAWはUR22に付属していたCubase AIでした。同インタビューでは、Cubase付属のEQ、DJ-EQ、VSTDynamics、MonoDelayを使っていると話しています。また、自分のトーンは機材やプラグインではなく「自分の両手から出るもの」で、プラグインは補正的に使っているとも語っています。

2023年のギター・マガジンWEBの取材では、DAWはCubase、オーディオ・インターフェースはアポジーのJAM Xと答えています。『&疾走』で使ったプラグインは、ニューラルDSPのArchetype: Cory Wongがメインで、Archetype: Gojiraやヴァルハラ(Valhalla DSP)のリバーブも使ったそうです。

ICHI10・ICHI00の価格と入手方法

新品:Reverbの掲載価格の中央値はICHI10が1,099.99ドル、ICHI00が799.99ドル

2026年9月29日時点のIbanez公式サイト(日本)のメーカー希望小売価格は、ICHI10が192,500円、ICHI00が154,000円(いずれも税込)です。同日に海外の楽器マーケットプレイスReverbで「ICHI10」「ICHI00」を検索し、新品の掲載価格を集計した結果は次のとおりです。

モデル

件数

第1四分位

中央値

第3四分位

最小〜最大

ICHI10

20件

1,099.99ドル

1,099.99ドル

1,099.99ドル

877.81〜2,023.72ドル

ICHI00

21件

697.10ドル

799.99ドル

799.99ドル

597.37〜1,011.44ドル

※2026年9月29日時点のReverbの新品(Brand New)の掲載価格(米ドル表示。米ドル以外の通貨で出品されたものはReverb上の米ドル換算額)を編集部が集計。成約価格ではありません。アウトレット(B-Stock)と中古は含めていません。同一モデルを複数の店舗が掲載している場合は、それぞれを1件として数えています。ピックアップやピックガードなどのパーツ単体と、アクセサリーなどを付けたセットは除いています。

国内のデジマートでは、同日の検索で見つかったギター単体の新品がICHI10で8件、ICHI00で9件(特価品を含む)と少なかったため、国内の新品の相場レンジは掲載していません。デジマートにはICHI00にアンプなどを付けた初心者向けのセットも7件掲載されていました。新品を買うときは、メーカー希望小売価格だけで判断せず、複数の販売店の掲載価格と付属品を比べるようにしましょう。

中古:出品が少なく、相場レンジは掲載していません

同じ2026年9月29日の検索で見つかった中古は、デジマートでICHI10が2件、ICHI00が2件、ReverbでICHI10が8件、ICHI00が5件でした。件数が少ないため、本記事では実測にもとづく中古相場レンジを掲載していません。中古を検討するときは、次の点を確認しながら個体ごとに判断してください。

  • モデル名とカラー。ICHI10はVWM(Vintage White Matte)、ICHI00はVWH(Vintage White)です

  • ボディ材の記載。発表時の公式ニュースはニャトー、2026年9月29日時点の製品ページはオクメと記載しています

  • ICHI10はdyna-MIX8のアルタースイッチとピックアップ・セレクターの動作、Custom String LockとMono-Tune bridgeの状態

  • ICHI00はGotoh MG-Tロッキング・マシンヘッドとT106トレモロの状態

  • フレットの残り(ICHI10はジャンボ・ステンレス、ICHI00はミディアム・フレット)とネックの反り

  • 付属品の有無(新品時の付属品は、ICHI10がギグバッグ、ICHI00がソフトケース)

よくある質問

ichikaのメインギターは何ですか?

ギター・マガジンWEBの2023年の取材では、Diosの『&疾走』のメイン・ギターはIbanezのICHI10と紹介されています。活動初期から使ってきたのはIbanezのTalmanで、2023年にはTalmanをベースにしたシグネチャーモデルICHI00も登場しました。

ICHI10とICHI00の違いは?

ICHI10はヘッドレスのQシリーズがベースで24フレット、R1ピックアップとdyna-MIX8を搭載したモデル、ICHI00はTalmanがベースで22フレット、ICHI-Sピックアップと5ウェイ・セレクターのモデルです(Ibanez公式サイトの製品ページ)。ichikaはギター・マガジンWEBのインタビューで、ICHI00のピックアップは「ICHI10とTalmanの間を狙った」と話しています。

ichikaはどんなアンプやエフェクターを使っていますか?

場面によって異なります。ギター・マガジンWEBの2023年8月30日の取材では、DiosのライブでDivided by 13 JRT 9/15とLine 6 Helixが使われていました。英Guitar Interactive誌のインタビューでは主にLine 6 HelixとKemper Profilerを使っていると答え、2026年のRolling Stone Japanのインタビューでは、アルバム制作でNeural DSP Quad CortexやHelixなどを試したと話しています。

ichikaのシグネチャーピックの仕様は?

Ibanezの1000ICHI-BKで、厚さはMedium(0.8mm)、素材はUltem、形状はTeardropです(Ibanez公式サイト)。通常のTeardropよりわずかに先端が長く尖った形で、6枚セットのP1000ICHI-BKもあります。

まとめ:ichikaのシグネチャーはICHI10とICHI00、Diosの『&疾走』ではICHI10がメイン

公式情報と機材取材で機種名まで確認できるichikaのギターは、いずれもIbanez製です。シグネチャーモデルは2本で、2021年のICHI10はヘッドレスにシングルコイル3基を載せたモデル、2023年のICHI00は活動初期から使ってきたTalmanをベースに、コードの分離感を重視したピックアップを載せたモデルです。Diosの『&疾走』では、ICHI10がメイン・ギターとして使われました。

音作りは場面で分かれ、2023年のDiosのライブではDivided by 13 JRT 9/15とLine 6 Helix、制作ではアンプシミュレーターやプラグインが使われています。ICHI10とICHI00は、2026年9月29日時点でIbanez公式サイトに価格つきで掲載されています。ichikoroでともに活動する川谷絵音の機材は川谷絵音の使用機材の記事で紹介しています。

サウンドマニア編集部

楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選びや、メンテナンス・演奏に関する実用的な情報をわかりやすくお届けします。

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