
星野源の使用ギター|J-45・J-50・ES-125・ES-335と中古相場【2026年版】
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星野源が弾き語りで手にするギターの軸はGibson J-45とGibson J-50、バンド編成ではGibson ES-125とGibson ES-335です。映像や本人のInstagram投稿をもとにした複数の機材調査で繰り返し名前が挙がるこの4本は、いずれもGibsonのモデルです。ライブでギターを担うサポートメンバーは長岡亮介(浮雲)。本記事では、確認できる使用機材を出典つきで整理したうえで、サウンドマニアがデジマートの掲載データを取得して集計した中古相場(2026年9月8日時点・母数付き)と、中古で探すときの確認ポイントまでをまとめます。
星野源のギターは「Gibsonの4本」が軸
星野源は俳優・文筆家・音楽家として活動しています。バンドでは、2000年に結成され2015年に解散したインストゥルメンタルバンド・SAKEROCKのリーダーとして、ギターとマリンバを担当していました。
使用機材を追うと、弾き語りではGibsonのラウンドショルダー(なで肩)のアコースティック、バンド編成ではソリッドボディではなくフルアコ・セミアコという傾向が見えます。機材紹介サイトのギタリストの使用機材を考えるも、星野源について「基本的にはエレキギターもアコースティック寄りのホロウボディのものを使用することが多い」と整理しています。後述するES-125はフルアコ、ES-335はセミアコです。
場面 | 軸になっているギター | 記録されている使い方 |
|---|---|---|
弾き語り・アコースティックセット | Gibson J-45/Gibson J-50 | 弾き語りライブ「ひとりエッジ」では、サンバーストのJ-45がレギュラーチューニング、ナチュラルのJ-50が半音下げだったとされます |
バンド編成 | Gibson ES-125/Gibson ES-335 | ES-125はSAKEROCK時代からのメインとされ、ES-335は黒とそれ以外の2本を持ち替える形で使われているとされます |
場面ごとのギターの使い分け
チューニングの異なる2本を用意して持ち替える記録は、弾き語り・バンド編成の双方に残っています。ただし公演によって運用は変わっていて、武道館公演の映像作品を曲ごとに記録した2014年のGuitar Newbeeの記事では、J-45も本編最後の2曲では半音下げで使われていたとされます。
弾き語りの軸──Gibson J-45とGibson J-50
Gibson J-45──2本の個体が記録されている
J-45は1942年に登場したGibsonのラウンドショルダー・モデルで、Gibson公式は「The Workhorse(頼りになる馬車馬)」の愛称で紹介しています。Gibson JapanのJ-45 Standard製品ページによれば、現行モデルはトップにシトカスプルース、サイド&バックにマホガニー、ブレイシングはトラディショナル・ハンドスキャロップドXブレイシング。スケール長は24.75インチ(62.865cm)、ナット幅は1.725インチ(43.82mm)、指板はローズウッドで20フレット仕様です。
星野源がJ-45を弾いている姿は、DTMBOARDの使用機材まとめが本人のInstagram投稿を情報源として挙げています。また弾き語りの解説サイト弾き語りすとLABOは、2016〜2018年の情報を中心にまとめた記事で、J-45とJ-50について「最近ではもっぱらこの2本」と書いたうえで、J-45は2本あると記しています。1本はライブ映像作品『ツービート』で使われている個体、もう1本はサウンドホール横の塗装が剥がれた個体で、「恋」が発売されたころに購入したものだそうだ、と伝えています。同サイトは後者を「最近のメインギターはこちらっぽい」としています。
年式は公表されていません。ライブ映像から外観の特徴を1点ずつ照合した個人調査ブログGuitar Newbeeは、サンバーストのJ-45について、モダンロゴ、ブラウン・サンバースト、白3プライ・ワンリングのサウンドホール、ティアドロップ型ピックガード、アッパーベリーブリッジといった特徴から製造年の範囲を絞り、ロングサドルではないことから1952年以降、さらに20フレット仕様に変わる1955年後半より前の仕様であることから、1952年〜1955年前半の製造と推定しています。大きな改造はされていないという前提に立った推定で、筆者自身も「遊び」と位置づけています。2本のうちどちらの個体についての推定なのかも、この記事からは特定できません。
Gibson J-50──ナチュラル塗装、半音下げでの使用が多いとされる
J-50はJ-45のナチュラル塗装版にあたるモデルです。前掲のGuitar Newbeeは、弾き語りライブ「ひとりエッジ」でJ-45とJ-50の2本が使われ、サンバーストのJ-45がレギュラーチューニング、ナチュラルカラーのJ-50が半音下げチューニングだったと記録しています。ギタリストの使用機材を考えるも「J-50を半音下げチューニングで使用することが多い」としています。
弾き語りすとLABOのJ-50解説は、星野源と秦基博がJ-50をライブのサブギターとして使っていると記しており、星野源の個体の年代は「不明」としています。
J-45とJ-50の違い
弾き語りすとLABOのJ-50解説によれば、J-50はJ-45の3年後の1945年に発売されたモデルで、基本的な仕様はJ-45と同じ、異なるのはトップがナチュラルフィニッシュである点です。Guitar Newbeeは、J-50にはボディを塗りつぶさなくてもよいだけの木目の材が使われたため、発売当時の定価ではJ-50のほうが割高だったと書いています。一方、弾き語りすとLABOはヴィンテージ市場ではJ-50のほうがJ-45より「ワンランク」安いことが多いとしており、本記事で集計したデジマートの掲載データでも同じ傾向が出ています(後述)。
同じ音を狙うなら知っておきたいこと:同じ「J-45」「J-50」でも、年代によって仕様は変わってきました。弾き語りすとLABOのJ-50解説は、1955年にブレイシングがスキャロップドからノンスキャロップドに変わったこと、1956年にアジャスタブルサドルがオプションで選べるようになったことなどを挙げ、年代ごとの仕様変化はJ-45も同じだとしています。モデル名が同じでも、年式が違えば鳴りの傾向も同じとは限りません。
バンド編成の軸──Gibson ES-125とGibson ES-335
Gibson ES-125──SAKEROCK時代からのメインとされる1本
ES-125は、ネックポジションにP-90シングルコイルを1基搭載し、ボリュームとトーンを1つずつ備えたGibsonのフルアコースティックギターです(DTMBOARDの解説による)。Guitar Newbeeはこれを「いわゆる廉価版モデル」とし、上位機種のES-175などに比べてプロがメインに据える例は少ないのではないか、という見方を示しています。
Guitar NewbeeはES-125をSAKEROCK時代のメインギターとし、「化物」のMVでの使用を挙げています。ギタリストの使用機材を考えるも「SAKEROCK時代からずっと使っている不動のメインギター」としており、DTMBOARDは本人のInstagramに投稿されたES-125を持つ写真を情報源に挙げています。
Guitar Newbeeによれば、ギター・マガジン2011年2月号に掲載されたeastern youth・吉野寿との対談で、この個体は渋谷の楽器店で15万円くらいで購入したと語られています(同ブログは「今はもう無い楽器店」と書いています)。同ブログは映像から20フレット仕様であること、ボディトップにスタッドが立たず木製サドルが乗る仕様であることを読み取り、1955年〜1966年の製造と推定しています。深胴タイプのES-125は1946年〜1970年と製造期間が長く、外観からそれ以上は絞り込めないとも書き添えています。
Gibson ES-335──「恋」のMVで弾かれている黒い個体
ES-335は1958年に登場したセミアコースティックギターの代名詞です。Gibson JapanのESシリーズ解説によれば、ボディ中央に「センターブロック」と呼ばれる木製の板を埋め込み、中空の両サイドにFホールを設けた構造で、ハイポジションの演奏性を高めるためダブルカッタウェイを採用しています。同解説はセンターブロックの導入によるハウリングの少なさにも触れ、日本のES-335愛用者の一人として星野源の名前を挙げています。
黒(エボニー)のES-335が「恋」のMVで使われていることは、弾き語りすとLABO、ギタリストの使用機材を考える、DTMBOARDの3つが一致して挙げています。ギタリストの使用機材を考えるは、この黒い個体がSAKEROCKの「Emerald Music」のMVでも使われているとしています。
もう1本のフィニッシュは出典によって記述が割れています。武道館公演の映像作品を記録した2014年のGuitar Newbeeの記事、弾き語りすとLABO、ギタリストの使用機材を考えるはサンバーストとしており、2017年のGuitar Newbeeの記事は黒とナチュラルの2本とし、『ツービート』のバンド編成で使われていたと書いています。武道館公演の記録では、サンバーストの335が半音下げの担当でした。
ES-335を使うようになった時期について、弾き語りすとLABOは、SAKEROCK時代はES-125が中心で、「SUN」が発売されたあたりからES-335の使用が多いようだと書いています。ただし前述のとおり黒い335はSAKEROCKのMVにも登場しており、2014年のGuitar Newbeeの記事でも、武道館公演の映像ではES-335の2本がエレキの中心だったと記録されています。
時期ごとに登場するサブギター
4本以外にも、時期や作品ごとに登場するギターがあります。以下は主にGuitar Newbee(2017年の記事)とギタリストの使用機材を考えるの記述にもとづく一覧です。型番が推定にとどまるもの、出典間で記述が異なるものは、その旨を備考に記しています。
モデル | 種別 | 確認できる場面 | 備考 |
|---|---|---|---|
Gibson B-25 | アコースティック(小型ボディ) | 「くだらないの中に」のMV | J-45を使うようになる前によく使われていたとされ、ギタリストの使用機材を考えるは「2012年頃までのメインギター」としています。なお弾き語りすとLABOは、同曲の動画で弾いているのはJ-50としています |
Cole Clark(Fat Lady系) | アコースティック | ドキュメンタリー映像「ばかのうたをつくる」 | 2010年頃に使用。Guitar Newbeeは上位機種のLady-3シリーズ、ギタリストの使用機材を考えるはCCFL3EC-BBとしており、型番の記述が異なります |
Takamine F312 | アコースティック(パーラーサイズ) | 「夢の外へ」のMV | Guitar NewbeeはMartin O-16NYに近いモデルとしています。ギタリストの使用機材を考えるは生産停止モデルとしています |
Guild D-55(推定) | アコースティック(大型ボディ) | 「地獄でなぜ悪い」特典DVD収録の2012年12月のライブ映像 | インレイの豪華さから上位機種のD-55と推定されています |
Guild(小型モデル) | アコースティック | 同上 | M-40ではないかとされますが、Guitar Newbee自身が「自信なし」と留保しています |
Fender Telecaster Thinline | エレキ(セミホロウ) | SAKEROCKのMV(「MUDA」「Emerald Music」) | Guitar Newbeeによれば、ギター・マガジン2011年2月号の対談ページにも写真付きで登場しています。ギタリストの使用機材を考えるは星野源名義のソロ活動では使われていないようだとしています。一方、弾き語りすとLABOはエレキの1本にテレキャスターシンラインを挙げ、バンドでは「テレキャス以外に水色のストラト」を使っていると書いています |
水色のストラトキャスター・タイプ | エレキ(ソリッド) | 2018年頃以降のライブ | ギタリストの使用機材を考えるはダフネブルーのFender製としていますが、弾き語りすとLABOは目視ではメーカーまで確認できなかったとしています |
Greco S-55 | エレキ(フルアコ) | SAKEROCK活動初期〜2000年代中盤 | ギタリストの使用機材を考えるによる記述。Guitar Newbeeのコメント欄にも、読者からS-55の使用を指摘する書き込みがあります |
時期・作品ごとに記録されているサブギター
「夢の外へ」のギターはMartinではなくTakamine
「夢の外へ」のMVで使われている小型のパーラーギターについて、Guitar Newbeeは、これをMartinのO-18だとする記述と、それを孫引きした記述がネット上にあったと書いています。同ブログ自身も当初はMartin系のモデルとして紹介していましたが、読者の指摘を受けてMVとメイキング映像を見直し、ロゴがMartinにしては長すぎること、ロゴの先頭文字が「T」であることを確認して、Takamine F312に訂正しました。そのやり取りは同記事のコメント欄に残っています。
アンプ──SHINOS Luck6V
エレキのアンプとして名前が挙がるのが、国産アンプメーカーSHINOSのLuck6Vです。弾き語りすとLABOとギタリストの使用機材を考えるの双方が星野源の使用機材として挙げており、弾き語りすとLABOは「アンプ直が好きだそうで、エフェクターは使わずに音を作ることが多い」と伝えています。ギタリストの使用機材を考えるによれば、かつてSHINOSの公式サイトに星野源のコメントが掲載されており、「ちゃんと楽器の音がする」アンプだと評していたそうです。
SHINOS公式オンラインショップによれば、Luck6Vはシノーズ創設とともに発売されたモデルで、回路からキャビネットまで自社でハンドメイドされています。出力は40Wで、パワー管は6V6を4本、プリ管はECC83を3本。スピーカーはCelestion Classic Leadの12インチ1発、キャビネットはパイン材です。シングルコイルとハムバッカーの持ち替え時に低域のレスポンスを合わせるトーンセレクト・スイッチと、オンにすると真空管増幅回路を通ってオーバードライブさせられるブーストスイッチを備えています。
中古市場ではいくらか──デジマート掲載価格の実測データ
ここではサウンドマニアがデジマートに掲載されている在庫を2026年9月8日に取得し、モデル別・年代帯別に集計した結果を掲載します。平均値は高額な個体に強く引きずられるため、中央値と四分位(下から25%地点・75%地点)で示しています。
モデル・区分 | 件数 | 第1四分位 | 中央値 | 第3四分位 |
|---|---|---|---|---|
Gibson J-45(ヴィンテージ全体) | 103件 | 88.9万円 | 124.0万円 | 176.0万円 |
└ 1940〜50年代製 | 37件 | 159.5万円 | 178.0万円 | 198.0万円 |
└ 1960年代製 | 53件 | 82.5万円 | 99.0万円 | 124.0万円 |
Gibson J-45(ヴィンテージ区分以外の中古) | 100件 | 27.5万円 | 32.8万円 | 37.1万円 |
Gibson J-50(ヴィンテージ全体) | 48件 | 69.3万円 | 98.5万円 | 133.4万円 |
└ 1960年代製 | 30件 | 69.3万円 | 72.6万円 | 99.0万円 |
Gibson B-25(ヴィンテージ) | 34件 | 39.7万円 | 47.9万円 | 52.8万円 |
Gibson ES-125(ヴィンテージ) | 23件 | 46.2万円 | 49.8万円 | 58.6万円 |
Gibson ES-335(中古) | 74件 | 35.8万円 | 39.8万円 | 48.0万円 |
デジマートの掲載価格(税込・送料別)を2026年9月8日に取得して集計。ブランド名Gibson・各モデル名で絞り込み、商品名に当該モデル名を含むもののみを対象とし、価格未設定(要問い合わせ)の出品は除外しています。
比較の基準として、同じ日に取得した新品の掲載価格も挙げておきます。J-45系は85件で中央値37.3万円、ES-335系は60件で中央値49.3万円でした(いずれもStudioなど派生モデルを含む数字です)。
この数字は「掲載価格」であって「成約価格」ではありません。実際の売買では値引き交渉が入ることがあり、成約額はこれより下がる場合があります。また楽器店が買い取る際の査定額は、店頭販売価格から整備・保証・在庫リスクの分を差し引いた金額になるため、この表の数字とは別のものとして考えてください。
データから見えてくること
まず、ヴィンテージJ-45は年代による差が大きく、1940〜50年代製の中央値178.0万円に対し、1960年代製は99.0万円でした。Guitar Newbeeが1952〜1955年前半と推定しているサンバーストの個体と同じ年代帯を探すなら、この帯の第1四分位である159.5万円あたりがひとつの目安になります。
次に、J-50はJ-45より安い傾向が出ています。1960年代製で比べると、中央値は99.0万円対72.6万円で、26.4万円の差です。仕様の基本が共通する兄弟機であることを考えると、ヴィンテージGibsonのラウンドショルダーを探す際にJ-50は比較対象に入れる価値があります。
ES-125についても触れておきます。Guitar Newbeeが伝えるところでは、星野源はこの個体を渋谷の楽器店で15万円くらいで購入したとされ、その話が載ったのは2011年の誌面です。購入時期も条件も異なるため倍率として比べることはできませんが、廉価版として作られたモデルが、今回の集計ではヴィンテージ市場の中央値49.8万円という水準にありました。
中古で買うときのコンディション確認
この価格帯の楽器は、コンディションの差がそのまま満足度と追加費用に直結します。アコースティックとフルアコ・セミアコでは見るべき箇所が違うため、両方の観点を1つの表に並べました。検討している種別の行を中心に確認してください。
チェック項目 | 確認方法 | 要注意サイン |
|---|---|---|
トップの膨らみ(アコギ) | ボディ表面を横から見て、ブリッジ周辺の高さを確認する | ブリッジ後方が明らかに盛り上がっていると弦高が上がり、演奏性が落ちる |
ブリッジ浮き(アコギ) | ブリッジとトップの接着面に名刺を差し込んでみる | 紙が入る隙間があれば再接着が必要。放置すると剥離に進む |
ネックの状態 | 1フレットと最終フレットを押さえ、中間フレット付近の隙間を見る | 順反りはトラスロッド調整で対応できる場合が多い。逆反り・波打ちは要注意 |
フレット残量 | フレット頂点が平らに摩耗していないか目視・触診する | 摩耗が進むとビビりや音程の狂いが出る。すり合わせや打ち替えの費用を見込む |
ネック折れ・修復歴 | ヘッド裏の塗装の質感・色味の変化を光にかざして見る | 修復済みの個体もある。修復歴は価格に反映されるべき要素 |
配線とピックアップ(フルアコ・セミアコ) | 全ポジションで音が出るか、ガリやノイズがないかを確認する | Fホールから手を入れる作業になるため、修理工賃はソリッドより高くなりやすい |
バインディング(ES-335など) | バインディングの浮き・縮みを確認する | 年式の古い個体ではバインディングの収縮が起きていることがある |
シリアルナンバーと年式表記 | ヘッド裏やサウンドホール内のラベルを確認する | 表記がない・判読できない個体は、年式に応じた価格の妥当性を判断しづらい |
Gibsonのヴィンテージ/中古を検討する際の確認項目
ヴィンテージ帯では、購入先の選び方も結果を左右します。楽器専門の中古販売店であれば、入荷後に整備を行ったうえで販売され、保証が付く場合もあります。個人売買は整備・保証のコストが乗らないぶん安く見えますが、コンディションの判断と輸送リスクを自分で負うことになります。数十万円から、ヴィンテージなら100万円を超える買い物になるため、現物を弾ける環境で選ぶことをおすすめします。
バンド編成を支えるサポートギタリスト・長岡亮介(浮雲)
星野源のバンド編成でギターを弾いているのが長岡亮介です。Wikipediaの長岡亮介の項目によれば、1978年生まれ。自身がフロントマンを務めるバンド・ペトロールズでボーカルとギターを担当し、浮雲名義で東京事変の2代目ギタリストとして活動しています(2005年〜2012年、2020年〜)。椎名林檎、illion、大橋トリオ、Original Love、LOVE PSYCHEDELICOなどのサポートも務めてきました。
同項目では、星野源のサポートは2013年からとされ、ツアーバンドのバンドマスターも務めていると記されています。全編をひとりで弾き語る「ひとりエッジ」のような公演とは対照的に、バンド編成のステージにはこの人がギターで加わります。
星野源のギターサウンドに近づくための考え方
同じモデルを手に入れれば同じ音になる、とはいきません。ギターの音は、弦のゲージと素材、ピッキングの強さと位置、録音時のマイクやプリアンプ、そして弾き手の指によって大きく変わります。モデル選びは方向性を揃えるための出発点と捉えるのが現実的です。そのうえで、ここまでの記録から言えることは3つあります。
エレキはソリッドではなく箱もの:バンド編成の軸はフルアコのES-125とセミアコのES-335です。予算的にGibsonが難しい場合も、まずはフルアコ・セミアコ構造のギターから選ぶと方向性が揃います。
チューニングの違う2本を用意する:J-45とJ-50、2本のES-335で、レギュラーと半音下げを持ち替える記録が残っています。同型を2本揃えるのが難しくても、半音下げ用の1本を用意するとライブでの再現性は上がります。
アンプで音を作る:弾き語りすとLABOは、エフェクターを使わずアンプ直で音を作ることが多いと伝えています。まずはエフェクターを挟まずアンプに直接つなぎ、ギター本体とアンプの鳴りで音を作ってみるのが近い考え方です。
星野源のギターに関するよくある質問
Q. 星野源のメインギターは何ですか?
弾き語りではGibson J-45とGibson J-50、バンド編成ではGibson ES-125とGibson ES-335が軸になっているとされます。公式に「メイン機はこれ」と発表されたものではありませんが、複数の機材調査で繰り返し名前が挙がり、本人のInstagram投稿、MV、ライブ映像のいずれかで使用が記録されているのがこの4本です。
Q. 「夢の外へ」のMVで弾いているギターは?
Takamine F312です。Martinのモデルだとする記述もありましたが、ロゴの長さや先頭文字の確認からTakamineと訂正されています。
Q. 同じギターは中古でいくらくらいで買えますか?
2026年9月8日時点のデジマート掲載価格の中央値で、ヴィンテージのJ-45が124.0万円(1940〜50年代製に限れば178.0万円)、J-50が98.5万円、ES-125が49.8万円、ES-335の中古が39.8万円です。ヴィンテージ区分以外のJ-45の中古なら中央値32.8万円で、新品の中央値37.3万円と大きくは変わりません。
Q. エフェクターは何を使っていますか?
弾き語りすとLABOは、アンプ直が好きで、エフェクターを使わずに音を作ることが多いと伝えています。アンプはSHINOS Luck6Vです。
Q. 星野源のサポートギタリストは誰ですか?
長岡亮介(ながおか りょうすけ)です。東京事変のギタリスト「浮雲」、ペトロールズのフロントマンとしても知られ、星野源のツアーバンドではバンドマスターも務めています。
まとめ
星野源の使用ギターは、弾き語りのGibson J-45とJ-50、バンド編成のGibson ES-125とES-335という4本が軸です。J-45は2本の個体が記録されており、サンバーストのJ-45については映像から1952〜1955年前半の製造とする推定があります(どちらの個体についての推定かは特定できません)。エレキはソリッドではなくフルアコ・セミアコで、アンプ直で音を作ることが多いと伝えられています。レギュラーと半音下げの2本を持ち替える運用も、弾き語り・バンド編成の双方に記録が残っています。
中古で狙う場合、ヴィンテージJ-45は年代帯によって中央値が約1.8倍変わります。同型のJ-50に目を向ける、あるいは年代にこだわらない中古を選ぶなど、データを見たうえでの選択肢はいくつもあります。同じモデルを手にすることは出発点にすぎず、そこから自分の音を育てていく過程こそがギターのおもしろさです。
ギターのメンテナンスや買い取りについては、サウンドマニアの関連記事もあわせてご覧ください。
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サウンドマニア編集部
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