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春畑道哉(TUBE)の使用機材を型番・スペック付きで一覧化。ESP SNAPPER・Bogner Ecstasy・EP Boosterの選定理由を技術面から分析し、中古相場や予算別の代替機材まで解説します。

春畑道哉(TUBE)の使用ギター|シグネチャー・ストラトとTone Master Pro【2026年版】

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サウンドマニア編集部/楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選…

TUBEのギタリスト・春畑道哉は、2002年に日本人として初めてフェンダーとエンドース契約を結んだプレイヤーです。ライブではリバースのラージヘッドを持つシグネチャー・ストラトキャスターを使い分け、2025年8月のTUBE横浜スタジアム公演ではテレキャスターをメインに使いました。音作りも2025年に大きく変わり、同年2月のソロツアーでは実機アンプとペダルボード、8月のTUBE横浜スタジアム公演ではフェンダーのTone Master Proを軸にしたシステムでステージに立っています。本記事では、ギター・マガジンWEB、機材メディア『STAGE』、フェンダー公式などの取材記事と製品情報をもとに、春畑道哉の使用ギター・アンプ・エフェクターを時期ごとに整理します。

春畑道哉の機材の全体像|2025年の2つのシステム

2025年に取材された2公演の機材を並べると、エレキギターはフェンダー製で共通していますが、アンプまわりの考え方が変わっていることがわかります。

項目

2025年2月 ソロツアー

2025年8月 TUBE横浜スタジアム

主なギター

Fender Custom Shop Michiya Haruhata Stratocaster III(カリビアンブルー)ほか

Fender American Ultra Luxe Telecaster(2021年製)

アンプ/プロセッサー

Divided by 13 FTR37+Custom Audio Amplifiers 212 Cabinet

Fender Tone Master Pro(ステージ上にアンプなし)

歪みの作り方

アンプはクリーン、歪みはペダルで作る

Tone Master Proのアンプ・タイプ+ループ内のオーバードライブ2台

切り替え

Free The Tone ARC-4

Tone Master Proのプリセット(楽曲ごとにバンクを作成)

出典

STAGE(2月9日 Zepp DiverCity公演)

ギター・マガジンWEB(8月23日公演)

以下、ギター、アンプとプロセッサー、ペダルボードの順に見ていきます。

使用ギター|シグネチャー・ストラトとテレキャスター

フェンダーとの関係とシグネチャーモデルの系譜

ソニーミュージックの公式プロフィールによれば、春畑は1985年にTUBE(当時のバンド名はザ・チューブ)の「ベストセラー・サマー」でデビューし、1992年には初のソロ・シングルとしてJリーグのオフィシャル・テーマ「J's THEME」をリリースしています。

『STAGE』の2025年2月公演レポートによれば、春畑は2002年にフェンダーと日本人で初めてエンドース契約を結び、その際に故ジョン・イングリッシュがMichiya Haruhata Stratocasterの1号機を製作しました。フェンダー公式の製品ページも、春畑を「日本人として初めてフェンダーからシグネイチャーモデルを輩出した」プレイヤーと紹介しています。

ギター・マガジンWEBのインタビューで春畑は、1954年製と1959年製のストラトキャスターを持っていたこと、ジョン・イングリッシュが作ったギターを弾いて「新品のギターなのにビンテージ・ギターに匹敵する、枯れた憂いのある音色」に驚いたことを語っています。ジョン・イングリッシュが亡くなってからは、弟子のジェイソン・スミスに製作を依頼しています。

モデル

製作・発売

主な特徴

Michiya Haruhata Stratocaster(1号機)

2002年、ジョン・イングリッシュ製作

1号機をベースにしたカスタムショップ製(SN:MH001)は、リバース・ラージヘッド、センターピックアップ用ボリューム、フロントをブレンドできるプッシュ/プッシュ式マスタートーンを備える

Michiya Haruhata BWL Stratocaster

2号機は2005年にジョン・イングリッシュ製作。チームビルド版は60本限定

シルバーアクセサリーブランド「Bill Wall Leather」とのコラボレーション

Michiya Haruhata Stratocaster III

2011年にカスタムショップから発売

アッシュボディにフレイム・メイプル(トランス・ピンク)またはキルテッド・メイプル(カリビアンブルー)のトップ、HSHをボディにダイレクトマウント、フロイド・ローズ

Michiya Haruhata Stratocaster(日本製)

2018年8月22日に予約開始

カスタムショップ製IIIをもとにした日本製

Michiya Haruhata Stratocaster Heavy Relic Masterbuilt by Jason Smith

元になった個体は2020年末に完成。製品は2022年11月発売

SSH、シンクロナイズド・トレモロ、ヘヴィ・レリック

1号機とBWLの記述は『STAGE』、IIIの発売年はデジマート・マガジンとフェンダー公式、Heavy Relicはギター・マガジンWEBと『STAGE』の記述にもとづいています。

Michiya Haruhata Stratocaster III|HSHとフロイド・ローズの3作目

ギター・マガジンWEBは、トランス・ピンクのMichiya Haruhata III Stratocasterを通算3作目のシグネチャー・モデルとし、マスタービルダーのジェイソン・スミスが製作を担当したと紹介しています。ボディはアッシュにフレイム・メイプルのトップ、22フレットのネックはサテン仕上げの1Pメイプルで、25.5インチ・スケールの「Michiya Haruhata Soft V」シェイプです。アーミングを頻繁に行うため、ロック・ナットとフロイド・ローズを搭載しています。

ピックアップはボディにダイレクトマウントされ、フロントがDiMarzio Air Norton、センターがアビゲイル・イバラによるハンド・ワウンドのTexas Special、リアがDiMarzio Fredという構成です。2025年8月の横浜スタジアム公演では、春畑のソロ・コーナーと聖飢魔Ⅱとの「No Shark No Surf – 夏地獄 -」で使われました。

2025年2月のソロツアーでは、ジェイソン・スミス製作のカリビアンブルーの個体(SN:001)が『Wings』『J'S THEME(Jのテーマ)25th ver.』『DRIVIN'』など6曲で使われたと『STAGE』が伝えています。この個体はピックガード付きですが、ピックアップはボディにダイレクトマウントされ、ブリッジはFloyd Rose Originalです。

日本製Michiya Haruhata Stratocaster|カスタムショップ製IIIを再現

デジマート・マガジンの2018年8月22日の製品ニュースによれば、日本製のMichiya Haruhata Stratocasterは、2011年にカスタムショップから発売されたIIIがベースです。手の届きやすい価格帯のモデルを希望していた春畑が、クリス・フレミング監修を経た日本製フェンダーの品質に納得して開発が始まりました。プロトタイプは2018年5月初旬に完成し、TUBEのツアーのリハーサルで試した春畑がそのまま本番で使ったといいます。

項目

仕様(デジマート・マガジン 2018年8月22日掲載の発売時モデル)

ボディ

Quilted Maple Top on Ash(ポリエステル仕上げ)

ネック

メイプル、Michiya Haruhata Soft V

指板

ローズウッド、250mmラジアス、22フレット(ミディアム・ジャンボ)

スケール

25.5インチ(648mm)

ピックアップ

ブリッジ DIMARZIO DP153/ミドル Texas Special/ネック DIMARZIO DP193

ブリッジ・ナット

Double Locking Tremolo System/ロック・ナット

コントロール

Master Volume、Mid Pickup Volume、Master Tone(ネック・ピックアップのON/OFFを切り替えるPush-Pushスイッチ付き)

フェンダー公式ストアでは、Caribbean Blue Transparent(ローズウッド指板)とTransparent Pink(メイプル指板)の2色が掲載されています。Transparent Pinkはフレイム・メイプル・トップのアッシュボディで、指板ラジアスは9.5インチ(241mm)と記載されており、上の表とは仕様が一部異なります。『STAGE』の2025年2月公演レポートでは、トランス・ピンクの日本製(ブリッジはGOTOH製、6弦にD-Tunaを装着)が『Kingdom of the Heavens』でドロップDに切り替えて使われていました。

Heavy Relic|SSHとシンクロナイズド・トレモロ

ギター・マガジンWEBのインタビューによれば、ジェイソン・スミス製作のHeavy Relicは製作に足掛け7年かかり、2020年のクリスマスに届きました。春畑はその時から「レコーディング、ライブ、テレビの収録でも、このギターをメインに使っています」と語っています(2022年12月掲載)。

III がフロイド・ローズとHSHだったのに対し、こちらは「“これぞストラトキャスター”というサウンドを狙った」SSH配列です。フロントとセンターはフェンダー製Vintage Noiseless、リアはDiMarzio DP-155で、ピックアップはボディ直付けにしていません。センターのボリュームをゼロにしたスイッチング奏法、プッシュ/プッシュ式トーンでフロントをブレンドする配線など、春畑モデルのコントロールも受け継いでいます。本人はアームのネジ山に水道用のシーリング・テープを巻き、アームの遊びをなくしています。弦は.010と.009のセットを、ツアーの曲に応じて使い分けるとのことです。

2025年8月のメインはAmerican Ultra Luxe Telecaster

ギター・マガジンWEBによれば、2025年8月23日の横浜スタジアム公演“TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2025 TUBE × 40SUMMERS”でメインに使われたのは、2021年製のFender American Ultra Luxe Telecasterです。2025年に入ってテレキャスターにハマり、トランスペアレント・サーフ・グリーンのカラーに惹かれて同年6月頃に入手しました。アッシュボディ、メイプルネック、22フレットのローズウッド指板で、ピックアップはUltra Noiseless Vintage Tele。ボリューム・ノブのS-1スイッチで2つのピックアップをシリーズ/パラレルに切り替えられます。

春畑はテレキャスターについて「アコギみたいにジャカジャカ弾けるのが良いですね。ダイレクト感があるし、チョーキングをしてもピッチが狂わない」と話し、フローティングしたアームでは1、2弦のピッチが下がることがあると比べています。ピックアップのポジションは「全部使います」とのことです。

そのほかのギター(2025年8月の取材で紹介されたもの)

ギター

位置づけ・仕様

Fender American Ultra Ⅱ Telecaster(2024年製、テキサスティー)

2025年4月に入手。取材日のリハーサルではこちらをメインで使用。斜めに付いたピックアップ・セレクターがお気に入り

Fender American Elite Stratocaster(2016年製)

アーミングを行う楽曲用。ピックアップをハムバッカー(EVH Frankenstein Humbucker)に交換。横浜スタジアムでは使われず、ホール・ツアーで使用

Fender Custom Shop Stratocaster(ネック・プレートにCN93774)

90年代製と思われる個体。22フレット、ロック・ペグ、2点支持ブリッジ、アノダイズド・ピックガード

K.Yairi LO-120C Ltd.(2020年製)

アコースティック・ギター。ソリッド・スプルース・トップ、ソリッド・インディアン・ローズウッドのサイド&バック。ピックアップはL.R.Baggs Element VTC

K.Yairi CE-3(2021年製)

エレガット。Jose Ramirez 2CWEと入れ替わる形で加わった。ホール・ツアーで使われているという

表の内容はいずれもギター・マガジンWEB(2025年9月掲載)の記述にもとづきます。なお2025年2月のソロツアーでは、Heavy Relic(SN:JSO458)、2002年の1号機をもとにしたカスタムショップ製(SN:MH001)、BWL Stratocaster(SN:HARU002-060)も使われていたと『STAGE』が伝えています。BWLは2018年頃にサスティナーの搭載とアームリセス加工を施したもので、『SPEED ST☆R』『JAGUAR'13』で使われました。

アンプとプロセッサー|実機アンプからTone Master Proへ

2025年2月:Divided by 13 FTR37をクリーンで使用

『STAGE』の2025年2月9日公演レポートによれば、アンプはヘッドがDivided by 13 FTR37、キャビネットがCustom Audio Amplifiers 212 Cabinetです。アンプはクリーンにセッティングし、ドライブサウンドはペダルで作るのが春畑流とされています。アンプの上には、Free The Tone CC-1B Crunchy Chime(パッシブイコライザー付きブースター)のプロトタイプが置かれていました。CC-1Bはアンプのサウンドを補正するため、基本的に常時オンで使っているといいます。

2025年8月:Tone Master Proでステージからアンプがなくなった

ギター・マガジンWEBによれば、横浜スタジアム公演では実機のアンプとコンパクト・エフェクター中心のシステムに代わり、Fender Tone Master Proがサウンドメイクの中心になりました。ステージ上からアンプはなくなり、Tone Master Proの音をラインで外音に出しています。普段のライブではモニター用にTone Master FR-12を使いますが、この公演では雨の影響を考えて使われませんでした。

プリセットは楽曲ごとにバンクを作り、クリーンはTwin Reverbのアンプ・タイプ、歪みはおもにSoldano系のアンプ・タイプです。すべてのプリセットの後段にEQ(EQ-5 Graphic)を置き、音量の微調整はEQのGAINで行っています。聖飢魔Ⅱとのコラボ曲ではロータリー(Rotary Speaker 122)を使うとも話しています。

導入のきっかけは、フェンダーを訪れた際にTone Master Proを試したことでした。それでも「アンプを積んでマイクを立ててということを40年もやってきたから」すぐには切り替えず、ファンクラブ・イベントのホールで響きを確かめ、さらにレコーディング・スタジオでアンプとのブラインド・テストまで行ったといいます。エンジニアもどちらがどちらかわからなくなり、ライブへの導入を決めました。横浜スタジアムでは直射日光や水を避けるためにアンプをビニール・テントの中に置いていたものの、「それだけでも音が変になっちゃう」とも振り返っています。

フリーザトーンが2026年6月に公開したホールツアー“TUBE LIVE AROUND 2025-2026 Keep On Sailin'”の機材写真でも、Tone Master Proを中心にしたボードが写っています。

ペダルボード|接続順と各ペダルの使い方

2025年8月:Tone Master Proを軸にした6点のボード

機材

種類

使い方

Free The Tone JB-41S

ジャンクション・ボックス

ワイヤレスからの信号を受けてTone Master Proへ

Fender Tone Master Pro

サウンド・プロセッサー

OUTPUT 1のXLRステレオ・アウトでPAへ

VEMURAM SPIRITONE

オーバードライブ

Loop 1。歪みを控えめにしてブースター的に使用(GAINは10時くらい)

Free The Tone OVERDRIVELAND

オーバードライブ

Loop 2。よりクリーンなサウンドの補強。NORMAL ch、“ROCK”スイッチ、“GLASS”を選択

Fender / Mission Engineering SP1-TMP

エクスプレッション・ペダル

ワウ・ペダルとして使用

Fender Tread-Light Volume/Expression

ボリューム/エクスプレッション・ペダル

ボリューム・ペダルとして使用

ギター・マガジンWEBによれば、接続順はギター→ワイヤレス・システム→JB-41S→Tone Master Proで、SPIRITONEとOVERDRIVELANDはTone Master Proのループに、SP1-TMPとTread-LightはTone Master Proに直接つながっています。

SPIRITONEについて春畑は「Tone Master Pro側のアンプでベースを作って、これで音をより太くしているみたいな感じ」と説明し、Charから譲ってもらったものだと明かしています。OVERDRIVELANDは「クランチとかジャリーンとさせたい時とか、クリア系の音色を補強している感じ」とのことです。また、立ち位置を離れても音を切り替えられるよう、取材時点ではMIDIのシーケンスでプリセットの切り替え情報を送っていると話しています。

2025年2月:Free The Tone製品を中心にした20点のボード

アンプを使っていた2025年2月のソロツアーのボードは、次の20点で構成されていました(『STAGE』掲載の一覧の順)。同誌は前回取材時と比べて、Bananana Effects AuroraとFulltone OCDが新たに加わったと伝えています。

No.

機材

種類

1

BBE Ben Wah

ワウペダル

2

Free The Tone JB-82

ジャンクションボックス

3

Free The Tone ARC-4

プログラマブルスイッチャー

4

Free The Tone EFS-3

フットスイッチ

5

tc electronic Polytune

チューナー

6

Free The Tone OverdriveLand

オーバードライブ

7

Bananana Effects Aurora

ピッチシフト・ディレイ

8

Free The Tone SG-1C Silky Groove

コンプレッサー

9

Strymon Mobius

モジュレーション

10

Fulltone OCD

オーバードライブ

11

Strymon Big Sky

リバーブ

12

Soldano SLO Pedal – Super Lead Overdrive

オーバードライブ

13

Free The Tone DVL-1L Direct Volume

ボリュームペダル

14

Free The Tone FT-1Y Flight Time

ディレイ

15

Free The Tone TA-1H Tri Avatar

コーラス

16

Free The Tone Cosmic Wave

ディレイ

17

Free The Tone Output Driver

-

18

Bogner La Grange

オーバードライブ

19

Free The Tone LB-2

ループボックス

20

Free The Tone PT-5D

パワーサプライ

『STAGE』の一覧に接続順は記載されていません。OverdriveLand(2025年8月の表記はOVERDRIVELAND)は2月と8月の両方のボードに入っており、Tone Master Proへの移行後も残ったペダルです。

春畑モデルの価格と中古を探すときの確認点

日本製のMichiya Haruhata Stratocasterは、発売時の価格が180,000円(税別、デジマート・マガジン 2018年8月22日掲載)でした。フェンダー公式ストアでは、Caribbean Blue TransparentとTransparent Pinkの2色がいずれも250,800円(税込)で掲載されています。

2026年9月26日にデジマートで確認できた日本製の中古の出品は1件で、本記事では実測にもとづく相場レンジを掲載していません。中古で探す場合は、価格よりも次の点を先に確かめると、個体の状態とオリジナル度を判断しやすくなります。

  • ピックアップの構成:日本製はネックDP193、ミドルTexas Special、ブリッジDP153のHSHで、ボディにダイレクトマウントされています

  • コントロール:マスタートーンのPush-Pushでネック・ピックアップのON/OFFが切り替わるか、ミドル専用のボリュームが機能するか

  • ブリッジとナット:日本製の仕様はダブルロッキング・トレモロとロック・ナットです。交換されていないかを確認します

  • カラーと指板の組み合わせ:公式ストアではCaribbean Blue Transparentがローズウッド指板、Transparent Pinkがメイプル指板で掲載されています

カスタムショップ製のHeavy Relicやマスタービルト品は、日本製とは仕様が異なります。モデル名だけで比べず、製作者(マスタービルダー)とシリアルも確認してください。

よくある質問

春畑道哉のメインギターは何ですか?

時期と公演で変わります。2025年8月のTUBE横浜スタジアム公演では2021年製のFender American Ultra Luxe Telecasterがメインでした(ギター・マガジンWEB)。2022年12月のインタビューでは、2020年に届いたHeavy Relicを「レコーディング、ライブ、テレビの収録」でメインに使っていると話しています。2025年2月のソロツアーでは、カリビアンブルーのMichiya Haruhata Stratocaster IIIが最も多くの曲で使われました(STAGE)。

春畑モデルのストラトはどこが普通のストラトと違いますか?

リバースのラージヘッドと、コントロールが特徴です。日本製は、ミドル専用のボリュームと、ネック・ピックアップをON/OFFできるPush-Pushスイッチ付きのマスタートーンを備えています(デジマート・マガジン掲載の仕様)。Heavy Relicも、センター・ピックアップ用のボリュームと、フロントをブレンドできるプッシュ/プッシュ式のマスタートーンを持っています。春畑はリバースヘッドについて、1弦側が短いため「6弦側がルーズな感じで、1~2弦でチョーキングする時はテンションが強くなります」と語っています(ギター・マガジンWEB)。

今はアンプを使っていないのですか?

2025年8月の横浜スタジアム公演では、Tone Master Proの音をラインで出し、ステージ上にアンプはありませんでした。ただし同年2月のソロツアーではDivided by 13 FTR37を使っていたため、公演の形態によって変わる可能性があります。

春畑道哉のエフェクターで共通しているものは?

2025年2月と8月の両方のボードに入っているのはFree The Toneのオーバードライブ OVERDRIVELANDです。8月は“GLASS”を選び、クランチやクリア系の音色を補強する用途で使っています。

まとめ|フェンダーのギターと、時期ごとに変わるアンプまわり

春畑道哉は2002年からフェンダーとエンドース契約を結び、リバースのラージヘッドを特徴とするシグネチャー・ストラトを作り続けてきました。2025年にテレキャスターにハマり、8月の横浜スタジアム公演ではAmerican Ultra Luxe Telecasterをメインに使いました。シグネチャーのIIIは、同公演ではソロ・コーナーと聖飢魔Ⅱとのコラボ曲で使われています。

アンプまわりは、2025年2月にはクリーンのDivided by 13 FTR37とペダルで歪みを作るシステム、8月にはTone Master Proでアンプ・タイプを選び、SPIRITONEとOVERDRIVELANDで太さとクリア系の音色を補うシステムを使っています。どちらの時期も、実機のオーバードライブ・ペダルを組み合わせている点は共通しています。

サウンドマニア編集部

楽器の購入ガイドや基礎知識を発信するサウンドマニア編集部です。ピアノ・ギターをはじめとした楽器選びや、メンテナンス・演奏に関する実用的な情報をわかりやすくお届けします。

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