
五嶋みどりのバイオリン|1734年製グァルネリ・デル・ジェスと弓4本、代わりのバイオリン3選
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五嶋みどりが長く愛用しているのが、グァルネリ・デル・ジェスが1734年に作ったバイオリン「エクス・フーベルマン」です。
この記事では、このバイオリンの種類・特徴と、値段や手に入れ方について分かっていることを紹介します。これまでに弾いてきたバイオリン、4本の弓、代わりに新品で探せるバイオリン3つも紹介します。
五嶋みどりのバイオリン「エクス・フーベルマン」とは
本人の公式サイトが「愛器」と紹介する1734年製のバイオリン
五嶋みどりの公式サイトのプロフィールには、「愛器はグァルネリ・デル・ジェス「エクス・フーベルマン」(1734年作)。」と書かれています。グァルネリ・デル・ジェスは、イタリアのクレモナでバイオリンを作った職人です(くわしくは下の「特徴」の節で紹介します)。
サントリーホールの公演ページ(2024年11月の公演)にも、「愛器はグァルネリ・デル・ジェス「エクス・フーベルマン」(1734年製)。」と書かれています。
英語のプロフィールでも同じ楽器が紹介されています。シカゴ交響楽団のページには「She plays the 1734 Guarnerius del Gesù, ex-Huberman.」(1734年製のグァルネリウス・デル・ジェス、エクス・フーベルマンを弾いている)と書かれています。アトランタ交響楽団や、五嶋みどりが教えるカーティス音楽院のページにも、ほぼ同じ文があります。
楽器 | 製作年 | 五嶋みどりとの関係(誰がどう紹介しているか) |
|---|---|---|
グァルネリ・デル・ジェスのバイオリン「エクス・フーベルマン」 | 1734年 | 本人の公式サイトとサントリーホール(2024年11月の公演)で「愛器」。シカゴ交響楽団などの英語のプロフィールで「plays」(弾いている)。ソニーミュージックのプロフィール(2009年4月現在)では林原共済会から「終身貸与されている」 |
1/16サイズのバイオリン | 書かれていない | カナダの新聞「The Globe and Mail」によると、3歳のときに初めて手にしたバイオリン |
ストラディバリウスのバイオリン「ジュピター」 | 1722年 | 日本財団図書館の資料で、「For a period of time」(ある期間)五嶋みどりが弾いていたと紹介 |
※本人の公式サイト、サントリーホール、シカゴ交響楽団、ソニーミュージック、The Globe and Mail、日本財団図書館のページをもとに編集部がまとめました。
出典:五嶋みどり公式サイト「プロフィール」/サントリーホール 公演ページ(2024年11月の公演)/Chicago Symphony Orchestra「Midori」/Atlanta Symphony Orchestra「Midori」/Curtis Institute of Music「Midori」
2009年のプロフィールでは林原共済会から「終身貸与」
ソニーミュージックのプロフィール(2009年4月現在)には、「使用楽器はガルネリ・デルジェス「エクス・フーベルマン」(1734年作)で、社団法人林原共済会より終身貸与されている。」と書かれています。終身貸与とは、持ち主から楽器を一生借りて使えるようにすることです。
ただし、今の公式サイトのプロフィールには「愛器」とだけ書かれていて、借りているのか自分のものなのかは書かれていません。弦楽器のオークションを開くTarisioの楽器データベース「Tarisio Cozio Archive」の記録では、この楽器は「1999-2012 Hayashibara Foundation」(1999年から2012年まで林原財団のもと)とされています。続いて「in 2012 Sold by Tarisio Private Sales」(2012年にTarisioの個人間取引で売却)とあり、そのあとは「from 2012 Current owner」(2012年からの今の持ち主)とだけ書かれ、名前は出ていません。今も貸与が続いているかどうかは、この記事で確かめたページからは分かりません。
出典:ソニーミュージック「五嶋みどり プロフィール」/五嶋みどり公式サイト「プロフィール」/Tarisio Cozio Archive「Bartolomeo Giuseppe Guarneri 'del Gesù', Cremona, 1731, the 'Gibson, Huberman'」
2010年には「10年あまり」手元にあると話している
アメリカのウェブメディア「Big Think」のインタビュー(2010年7月9日収録)で、五嶋みどりは自分のバイオリンについて話しています。「My violin was made in 1734.」(私のバイオリンは1734年に作られました)と話し、グァルネリウス・デル・ジェスの作だと紹介しています。そして「And I've had it for a little over ten years now.」(もう10年あまり手元にあります)と話しています。
出典:Big Think「Big Think Interview With Midori Goto」(2010年7月9日収録)
五嶋みどりがこれまでに弾いてきたバイオリン
3歳で手にした1/16サイズのバイオリン
カナダの新聞「The Globe and Mail」は、五嶋みどりが「held her first one-16th-size violin at 3」(3歳で初めての1/16サイズのバイオリンを手にした)と書いています。1/16サイズは、小さな子ども向けのとても小さなバイオリンです。
出典:The Globe and Mail「Surviving prodigy」
1986年のタングルウッドでは弦が2度切れて3挺を弾き継いだ
1986年、14歳の五嶋みどりは、アメリカの音楽祭タングルウッドでバーンスタインの指揮のもと演奏しました。アメリカの新聞「Boston Globe」(2025年11月)によると、演奏中に「the highest string on Midori's smaller-than-normal violin snapped.」(ふつうより小さい五嶋みどりのバイオリンの一番高い弦が切れた)そうです。
Boston Globeによると、五嶋みどりはコンサートマスター(オーケストラのバイオリンのまとめ役)のマルコム・ロウの楽器を借りて弾き続けましたが、その楽器でも同じ弦が切れました。最後はアシスタント・コンサートマスターのマックス・ホバートのバイオリンで弾き終えました。
アメリカの公共ラジオ局WAMC(2018年8月17日)は、借りた楽器を「concertmaster's Stradivarius」(コンサートマスターのストラディバリウス)と書き、切れたのは2度ともE線(いちばん細い弦)だったとしています。
出典:Boston Globe「Seiji Ozawa’s legacy shines on stage at Symphony Hall」(2025年11月の演奏会評)/WAMC「Midori At The Bernstein Centennial Celebration At Tanglewood」(2018年8月17日)
ストラディバリウス「ジュピター」を弾いていた時期もある
日本財団図書館の資料では、1722年製のストラディバリウス「ジュピター」について、「For a period of time, this instrument was performed by the world acclaimed Japanese violinist Midori Goto (1971- ).」(ある期間、世界的に知られる日本のバイオリニスト五嶋みどりがこの楽器を演奏していた)と紹介しています。いつからいつまでだったか、誰から借りていたかは、この資料には書かれていません。
出典:日本財団図書館「EASTER WITH STRADIVARIUS」
エクス・フーベルマンの特徴は約300年の歴史をもつ名器であること
グァルネリ・デル・ジェスはクレモナのバイオリン職人
グァルネリ・デル・ジェスは、イタリアのクレモナで楽器を作った職人です。Tarisioの解説では、残っている楽器は「about 150 instruments extant」(およそ150挺が現存)とされ、「a poor figure compared with Stradivari's production」(ストラディバリの作った数に比べると少ない)と書かれています。
出典:Tarisio Cozio Archive「Guarneri ‘del Gesù’, part 1 (1698–1731)」
フーベルマンやリッチのもとにあったバイオリン
Tarisio Cozio Archiveには、「the 'Gibson, Huberman'」という名前でこの楽器の記録があります。知られている奏者として「Bronislaw Huberman, Midori Goto, Ruggiero Ricci」と書かれています。この記録では製作年が「1731」とされていて、公式サイトの「1734年」とは違います。
この記録の来歴(楽器がだれのもとにあったかの記録)では、「in 1931 and until 1946 Bronislaw Huberman」(1931〜1946年はブロニスワフ・フーベルマンのもと)、「1956-1999 Ruggiero Ricci」(1956〜1999年はルジェーロ・リッチのもと)、「1999-2012 Hayashibara Foundation」と続きます。
なお、Tarisioには同じ「'Gibson, Huberman'」という名前のストラディバリウス(1713年製)の記録も別にあります。五嶋みどりのバイオリンとは別の楽器です。
出典:Tarisio Cozio Archive「Bartolomeo Giuseppe Guarneri 'del Gesù', Cremona, 1731, the 'Gibson, Huberman'」/Tarisio Cozio Archive「Antonio Stradivari, Violin, Cremona, 1713, the 'Gibson, Huberman'」
本人が話すバイオリンの性格
Big Thinkのインタビュー(2010年7月9日収録)で、五嶋みどりはこのバイオリンが「extremely sensitive to humidity and to heat, temperature changes.」(湿気や熱、温度の変化にとても敏感)だと話しています。「It's very, very capricious, it's very temperamental」(とても気まぐれで、気分屋です)とも話しています。それでも「I consider it a partner.」(相棒だと思っています)と話しています。
アメリカ議会図書館の雑誌への寄稿(2023年)では、「It is almost 300 years old, with so much history animating it.」(300年近く前の楽器で、たくさんの歴史が息づいています)と書いています。楽器の手入れでは、「a new bridge is needed, the fingerboard planed」(新しい駒が必要になったり、指板を削ったりする)こともあると書いています。駒は弦を支える小さな木の部品で、指板は弦を押さえる板です。「My violin may be a “diva” (as my luthier calls it)」(私のバイオリンは、楽器職人の言い方では「ディーバ」かもしれない)とも書いています。
出典:Big Think「Sometimes My Violin Gets Grouchy」(2010年7月9日収録)/Big Think「Big Think Interview With Midori Goto」(2010年7月9日収録)/Library of Congress「Timeless」「Midori: Music and the Instrument That Makes It」(2023年4月20日)
五嶋みどりが使う弓はペカットなど4本
弓は、バイオリンの弦をこすって音を出す道具です。シカゴ交響楽団のページには、「She uses four bows, two by Dominique Peccatte, one by François Peccatte and one by Paul Siefried.」(4本の弓を使っている。ドミニク・ペカットの2本、フランソワ・ペカットの1本、ポール・ジーフリートの1本)と書かれています。本人の公式サイトのドイツ語のプロフィールや、五嶋みどりが作った団体「Midori & Friends」のページにも、同じ4本が書かれています。
ロンドンの弦楽器オークション会社イングルス&ヘイデイは、ドミニク・ペカットを「Brother of François」(フランソワの兄弟)で、「born in Mirecourt in 1810」(1810年にフランスのミルクールで生まれた)と紹介しています。
どの弓をどの曲で使うか、弓の製作年は、この記事で確かめたページには書かれていません。
弓の製作者 | 本数 | 誰がどう紹介しているか |
|---|---|---|
ドミニク・ペカット | 2本 | シカゴ交響楽団・Midori & Friendsで「uses」、本人の公式サイト(ドイツ語)で「verwendet」(どちらも「使っている」) |
フランソワ・ペカット | 1本 | 同上 |
ポール・ジーフリート | 1本 | 同上 |
※シカゴ交響楽団、本人の公式サイト(ドイツ語)、Midori & Friendsのページをもとに編集部がまとめました。
出典:Chicago Symphony Orchestra「Midori」/五嶋みどり公式サイト「Biographie」/Midori & Friends「People」/Ingles & Hayday「Peccatte, Dominique」
エクス・フーベルマンの値段は紹介ページに書かれていない
五嶋みどりのバイオリンそのものの値段は、公式サイト・ソニーミュージック・Tarisioなど、この記事で確かめたページには書かれていません。
ほかのグァルネリ・デル・ジェスのバイオリンでは、取引の記録があります。Tarisioの発表(2023年3月17日)によると、1731年ごろに作られたグァルネリ・デル・ジェス「Baltic」が、Tarisioのニューヨークのオークションで「US$9.44 million」(944万アメリカドル)で売れました。弦楽器の専門誌「The Strad」は、この職人の楽器としてオークションで最も高い値段になったと伝えています。
楽器の通販サイトのデジマートで、2026年10月21日にバイオリンのカテゴリで「Guarneri」と検索すると6件が出ましたが、どれもグァルネリ・デル・ジェス本人が作った楽器ではありませんでした。「グァルネリ」で検索すると、出品は見つかりませんでした。
出典:AAP(Tarisioの発表)「THE 'BALTIC', A RARE 292-YEAR-OLD GUARNERI VIOLIN, SOLD FOR $9.44 MILLION AT TARISIO NEW YORK」(2023年3月17日)/The Strad「The violin is now the most expensive instrument by the maker ever to be sold at auction」/デジマートの検索結果(バイオリン「Guarneri」)/デジマートの検索結果(バイオリン「グァルネリ」)
五嶋みどりのバイオリンの代わりに探せるバイオリン3選
グァルネリ・デル・ジェスのバイオリンは手に入れにくいため、新品で探せるバイオリンを3つ紹介します。グァルネリ・デル・ジェスをコピーしたモデル、日本のメーカーの上級モデル、はじめての1本に向いたモデルです。どれも五嶋みどりのモデルではなく、音が同じとは限りません。
バイオリン | 種類 | 特徴 | 値段(税込) | 手に入れ方 |
|---|---|---|---|---|
Henri Delille IV(No.4) | ベルギー製のバイオリンセット | グァルネリ・デル・ジェスをコピーしたモデル | 478,000円(デジマートの島村楽器 アミュプラザ博多店の出品) | 島村楽器の限定モデル。デジマートで新品が出品されている(2026年10月21日時点) |
鈴木バイオリン No.1100 エターナルバイオリン | 日本の鈴木バイオリンのバイオリン | オーケストラの奏者やソリストにすすめられているモデル | 420,800円(島村楽器 SOCOLA南行徳店、2025年9月のページ) | 公式オンラインショップに「再入荷のお知らせを希望する」の表示(2026年10月21日時点)。楽器店で探せる |
Eastman SVL80セット | イーストマンのバイオリンセット | 入門用として紹介されているセット | 84,800円(島村楽器 パークプレイス大分店、2026年2月のページ) | 島村楽器 パークプレイス大分店の在庫ページにのっている(2026年2月11日) |
※デジマート、島村楽器、鈴木バイオリン公式オンラインショップのページをもとに編集部がまとめました。
1. Henri Delille IV(No.4)
種類:ベルギー製のアンリ・デリルのバイオリンセットです。
特徴:デジマートの島村楽器の出品ページは、「当社限定製作のNo4は、オールド名器:ガルネリ・デル・ジェスをコピーした本格的なコピーモデル。」と紹介しています。3本の中で、グァルネリ・デル・ジェスのコピーと紹介されているのはこのモデルだけです。島村楽器 SOCOLA南行徳店のページでは、同じHenri Delille IVの「OleBullSET」を、グァルネリ・デル・ジェスの晩年の作品「Ole Bull(オレ・ブル)」をもとにしたモデルと紹介しています。五嶋みどりの「エクス・フーベルマン」をもとにしたモデルではありません。
値段:デジマートの島村楽器 アミュプラザ博多店の出品(2026年10月6日登録)では、478,000円(税込)です。
手に入れ方:島村楽器の限定モデルです。2026年10月21日時点で、デジマートに島村楽器の店舗から新品が出品されています。
出典:デジマート「Henri Delille IV/AryFrance/Shape」(島村楽器 アミュプラザ博多店)/デジマートの検索結果(バイオリン「Delille」)/島村楽器 SOCOLA南行徳店「【弦楽器】バイオリン価格別オススメブランド紹介♪」(2025年9月2日)
2. 鈴木バイオリン No.1100 エターナルバイオリン
種類:日本の鈴木バイオリンが作るバイオリンです。
特徴:鈴木バイオリンの公式オンラインショップは、「使用する材は、ヨーロッパ原産の十分に枯れたスプルース、メイプルのみを厳選しております。」と紹介しています。「特にオーケストラプレーヤー、ソリストの方にお勧めします。」とも書かれています。
値段:島村楽器 SOCOLA南行徳店のページ(2025年9月2日)では、420,800円(税込)です。鈴木バイオリンの公式オンラインショップでは495,000円と表示されています(税込かどうかは書かれていません)。
手に入れ方:公式オンラインショップに生産完了の表示はありませんが、2026年10月21日時点では「再入荷のお知らせを希望する」の表示が出ています。楽器店でも探してみましょう。
出典:鈴木バイオリン 公式オンラインショップ「No.1100 エターナルバイオリン」/島村楽器 SOCOLA南行徳店「【弦楽器】バイオリン価格別オススメブランド紹介♪」(2025年9月2日)
3. Eastman SVL80セット
種類:イーストマンのバイオリンに、弓・ケース・松脂・肩当てが付いたセットです。松脂は弓の毛に塗る樹脂で、肩当ては楽器を肩にのせやすくする道具です。
特徴:島村楽器 イオンモール福岡店のページは、「入門用バイオリンとして世界中でベストセラーになっているEASTMANの「VL80」セットバイオリン。」と紹介しています。「初心者の方でも調弦しやすいアジャスター内蔵テールピース仕様。」とも書かれています。
値段:島村楽器 パークプレイス大分店のページ(2026年2月11日)では、84,800円(税込)です。
手に入れ方:島村楽器の店舗の在庫一覧にのっています。「ご来店いただいたタイミングによっては完売の場合もございます。」と書かれているので、お店に確かめてみましょう。
出典:島村楽器 イオンモール福岡店「【展示バイオリン紹介】Eastman/SVL80セット」(2025年9月10日)/島村楽器 パークプレイス大分店「【在庫状況】バイオリン 大分店ラインナップ」(2026年2月11日)
五嶋みどりのバイオリンについてよくある質問
五嶋みどりのバイオリンは何?
本人の公式サイトのプロフィールでは、グァルネリ・デル・ジェスのバイオリン「エクス・フーベルマン」(1734年作)が「愛器」と書かれています。
五嶋みどりのバイオリンは借りているもの?
ソニーミュージックのプロフィール(2009年4月現在)では、林原共済会から「終身貸与されている」と書かれています。今の公式サイトのプロフィールには「愛器」とだけ書かれていて、借りているのか自分のものなのかは書かれていません。
五嶋みどりのバイオリンはストラディバリウス?
公式サイトのプロフィールでは、ストラディバリウスではなく、グァルネリ・デル・ジェスのバイオリンと紹介されています。日本財団図書館の資料では、ストラディバリウス「ジュピター」を「For a period of time」(ある期間)弾いていたと紹介されています。
五嶋みどりのバイオリンの値段は?
この記事で確かめたページには、値段は書かれていません。ほかのグァルネリ・デル・ジェスのバイオリン「Baltic」は、2023年3月にTarisioのオークションで「US$9.44 million」で売れています(Tarisioの発表)。
五嶋みどりの弓は?
シカゴ交響楽団のページなどでは、ドミニク・ペカットの2本、フランソワ・ペカットの1本、ポール・ジーフリートの1本の、4本の弓を使っていると書かれています。
五嶋みどりの弦は?
この記事で確かめた公式サイト・オーケストラのプロフィールとインタビューには、弦の銘柄は書かれていません。
出典:五嶋みどり公式サイト「プロフィール」/ソニーミュージック「五嶋みどり プロフィール」/日本財団図書館「EASTER WITH STRADIVARIUS」/AAP(Tarisioの発表)「THE 'BALTIC', A RARE 292-YEAR-OLD GUARNERI VIOLIN, SOLD FOR $9.44 MILLION AT TARISIO NEW YORK」(2023年3月17日)/Chicago Symphony Orchestra「Midori」
まとめ|五嶋みどりのバイオリンは1734年製のグァルネリ・デル・ジェス
本人の公式サイトのプロフィールで五嶋みどりの「愛器」と紹介されているのは、グァルネリ・デル・ジェスのバイオリン「エクス・フーベルマン」(1734年作)です。ソニーミュージックのプロフィール(2009年4月現在)では林原共済会から「終身貸与されている」と書かれていますが、今の公式サイトには借りているのか自分のものなのかは書かれていません。本人は2010年のインタビューで「10年あまり」手元にあると話し、このバイオリンを「partner」(相棒)と呼んでいます。弓はペカットなどの4本です。値段は確かめたページには書かれておらず、デジマートのバイオリンのカテゴリで「Guarneri」「グァルネリ」と検索しても、グァルネリ・デル・ジェス本人の楽器の出品は見つかりませんでした(2026年10月21日時点)。代わりのバイオリンを探すなら、グァルネリ・デル・ジェスのコピーならHenri Delille IV、日本のメーカーの上級モデルなら鈴木バイオリンのNo.1100、はじめての1本ならEastmanのSVL80セットが選ぶ目安です。
※本記事は特定のメーカー・販売店・買取業者との広告提携に基づくものではありません。
サウンドマニア編集部
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